「歌舞伎のシーンがかなり多いので、事前に演目の解説を見ていった方が良いと思います。。」国宝 はりー・ばーんずさんの映画レビュー(感想・評価)
歌舞伎のシーンがかなり多いので、事前に演目の解説を見ていった方が良いと思います。。
歌舞伎の世界を描いた映画。
歌舞伎のシーンが全体の半分ちかくあったんじゃないでしょうか?
演目は、「二人藤娘」「二人道成寺」「曽根崎心中」「鷺娘」など。
これらの演目については公式サイトで解説があるらしい。。
私は何も調べずに見に行ってしまった。
特に「曽根崎心中」は内容を見ていった方が良いと思います。
地方に住んでいる私は歌舞伎は見た事がありません。
2年ほど前に映画館でシネマ歌舞伎を見ただけ。
だから、歌舞伎の知識はほとんど無かった。
映画の中の歌舞伎シーンは、なんとなく演技は素晴らしいのだろうと感じたけど、あまり分からずイマイチ感動が薄くなってしまったかな。
歌舞伎のシーンは時間を掛けて撮ったのが分かる感じの重厚なシーンばかり。
吉沢亮と横浜流星の二人もかなり練習したのでしょう。
血と芸の実力。
どっちも大事なのが歌舞伎の世界なんだという事がよくわかりました。
上映時間は3時間近くの大作。
李相日監督は『悪人』、『怒り』など重い映画を作る人というイメージ。
子供時代から老人になるまでの壮大な歌舞伎役者としての人生が描かれていました。
描いた期間が長いので、詳しい説明が無いまま通り過ぎていく話も多々あった。
歌舞伎のシーンが全てという感じの映画。
吉沢亮と横浜流星の二人は、おそらく、厳しい演出で知られる李相日監督から散々ダメ出しされながらの撮影だったのだろう。
この二人には拍手を送りたい気持ちになる映画でした。
飲酒トラブルもあったけど、吉沢亮には頑張ってほしい。
昨年見た彼が出ている『ぼくが生きてる、ふたつの世界』は、私の中では2024邦画No1でした。
(ちなみに全体1位は『きっと、それは愛じゃない』、私の劇場鑑賞映画67本の中からです。)
また、シネマ歌舞伎を見に行ってみるかな。
シネマ歌舞伎を見る上でのアドバイスがあります。
アプリを事前にダウンロードしておくと上映中に解説を聞く事が出来ます。
事前にアプリをスマホに入れて、イヤホンを持っていくと分かりやすく見れるんです。
行く方は事前に調べてみてください。
歌舞伎初心者の方は絶対に解説を聞きながらの方が良いと思う。
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