「傑作!米国アカデミー賞のアカデミー外国語映画賞に日本から出品してほしい」正体 山川夏子さんの映画レビュー(感想・評価)
傑作!米国アカデミー賞のアカデミー外国語映画賞に日本から出品してほしい
日本アカデミー賞にノミネートされているので、賞の結果が出る前に急ぎ鑑賞しました。
傑作!
シナリオも役者陣も、すべてが素晴らしい。
最初から最後まで、ずっとスクリーンから目が離せませんでした。
逃亡犯の鏑木君を演じた横浜流星さん、最高の演技をされてました。
唇に逃亡生活の疲れと、悔しさをかみしめて生きるしかない逃亡犯の極限状態が出ていて、
それだけでなく、胸がパンパンになってしまいました。
刑事・又貫を演じた山田孝之さん、終始重くて、すばらしかったです。雑誌記者・沙耶香を演じた吉岡里穂さんもはまり役だったと思います。
家でネットフリックスで見てたんですけど、画質がわるくて「昭和か?!」と言いながら、何度もリロードして、それで最初の部分集中力がそがれてしまったので、これ画質、あえて昭和みたいな画質の粗さにしてただのでしょうか? 結局、画質が治らなかったので。
でも、内容は最高!
このまま米国アカデミー賞国際長編映画賞に日本からノミネートで出した方がいいと思います。出してほしい。日本映画、この作品で世界に勝負してほしい。出してください、お願いします! この作品、世界中の人に知ってほしいです!
一緒にみたうちの者が途中から泣いていて、鼻をグスグスして大変でした。
すごかった!!
逃亡犯というと、オウムの特別手配犯や英国人女性を殺害して逃亡していた若い殺人犯などは、よくテレビ局や雑誌で追跡記事が出ていて、懸賞金がついたり、というのを実際に見ながら生きてきましたけれども、この作品はリアリティがあって、ゾワゾワしました。
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