「吉岡里帆素敵すぎです!」正体 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)
吉岡里帆素敵すぎです!
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人間の正体とはいかなるものか?私たちの周りにいる人でさえ、出会う場所や状況によって、さまざまな面を見せてきます。また一人一宇宙ですから、自身が見る世界はその人が持つ印象でしかないと言えます。よって一人の人間に対して何十億人もの見方があると言えるかもしれません。この作品では5つの顔を持つ男が登場してきますが、横浜流星はそれぞれの役にハマって見事に演じていると思います(いろんな仕事に就職していきますが、どうやって入り込めたのかと突っ込みどころもあり笑)。しかして横浜流星の正体は優しい善人?一家殺人事件の犯人の汚名を着せられた横浜流星が逃げて逃げて逃げまくりますが、それは自身の無罪を証明したいがための逃避旅です。敵は誤認逮捕をした警察権力です(松重豊がボス)。内容は違えども、袴田事件を彷彿とさせるような印象もありました。そして、素晴らしいことにこの冤罪を白日の元に晒して、社会の支援に結びつけた原動力は、図らずもSNSの存在でした。昭和世代には考えられないことです。また、ラストに見事に冤罪が晴れた時、吉岡の美しい豊な顔の表情に心が持っていかれました(裁判所内が無音になります。抜群のセンス)。泣けるシーンは、横浜流星の無罪を信じて活動をする人々が続々と集まってくるシーンでしょうか。さらに横浜流星が生きる素晴らしさを訴えた時にもジーンときました。
追記 森本慎太郎と山田杏奈の二人の役者もいい味出してました笑。
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