ハロルド・フライのまさかの旅立ちのレビュー・感想・評価
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おじいちゃんのホッコリ映画じゃない! (1200文字)
着の身着のままで家を出たハロルド。
800キロというと、東京から札幌や広島くらいの距離で、おじいちゃんだから…ともっと近いイメージでいた私は後から調べてびっくりしました。
それは何週間もかかりますね。
最初はクイーニーに会いに行くことで彼女に希望を与えたいという動機があったものの、歩みを進めるうちにハロルドの心に変化が表れます。
ホスピスへの旅は、次第に息子が生まれてから亡くなるまでをたどる、彼の追想の旅に置き換わっていくのです。
ドラッグにより病んでいく息子を救うことができなかったという自責の念や、そこから25年にわたる妻との心の隔たりなど、これまで心の底に沈めていたさまざまな思いが浮かび上がってきます。
ナメていたわけではないのですが、この映画がおじいちゃんのホッコリ映画でないことが分かってくると、こちらも急に真剣味が増してきました。
ハロルドの妻、モーリーンの様子が多く出てくるのは、この映画に夫婦の絆の再構築という要素があるからです。
母親であれば、父親と同じかそれ以上に、息子のことで心を痛めていたはず。
「ハロルドばかり慰められ、注目され、褒められ…自分だって苦しんでいるのに!」という辛さは、ごく自然なものに感じました。
隣家の妻を亡くした黒人男性に心を開いて癒やされ、ハロルドの元へ足を運んでボロボロの姿に対峙し、彼女は彼女で夫への負の感情を乗り越えることが必要だったのですね。
ハロルドの亡くなった息子デイヴィッドを演じているのが、アール・ケイブという若い俳優さん。
もしや…と思ったら、ミュージシャンのニック・ケイブの息子さんでした。角度によってはお父さんにすごく似ています。
ドラッグに依存して病んでいる感じが妙に生々しく、真に迫っていて、上手いのか天然(!?)なのか分かりませんが、とても良かったです。
息子デイヴィッドの幻影を人混みの中に見て、それを妻に報告するシーンは、夫婦がこれまでの悲しみを共有する、切ないながらもあたたかい場面でした。
当初の目的クイーニーとの再会は、彼女がもうろうとしていたため、たいして感動もなく、道連れの青年も、犬も、応援の団体も、みんないなくなり、最後はハロルドひとりとなります。
そこへモーリーンが迎えに来るラスト、これはずるい…(涙)
息子へのつぐない、夫婦の絆の再構築には、ハロルドが長い道のりを歩く必要があったのです。
道中で出会った女性が印象的な話をしていました。
「基本的なことが意外と難しい、歩くことや寝ること、食べること、子育ても…」
確かにそうだわと、ハッとしました。
生きていれば、必要なことは何でもうまくできるかといえば、そうでもないのです。
ハロルドみたいに、近道をせず、不器用に愚直に、試行錯誤していくことが大切なのでしょうね。
ありふれた展開かと思いきや、厳しく深い話で、とても良かったです。
長文お読みいただき、ありがとうございました!
巡礼の旅
思ったより、宗教的なイメージを強く感じました。
といっても、ストーリーにそういう要素がたくさん入ってるというのではなく。
途中で世間からも「巡礼の旅」と扱われるのだけど、それよりもずっと、ハロルド自身の姿勢が、巡礼者のそれになっていると思いました。
その描かれ方は、真面目で、深いものでした。
正直もう少しハートウォーミングでほっこりする感じを想像してたのですが(見に行く人は概ねそうだと思うんだけど)そういうものとは少し違いましたね。
結末もそうなんですけど、やりとげて良かった、みたいに安易に言えるようなものではなくて。
旅の終わりに、主人公は灰色の海を見つめて、顔には笑顔もない。
旅はただ終わって、何が得られたわけでもなかった、と彼は言います。
そんなことない、あなたはやり遂げたんだ、それには意味があるんだと必死に諭す妻の言葉にも、表情が緩むことはない。
でもなんだか、その彼の険しい表情の中にこそ、言葉にならない答があるような気がしました。
厳しくも暖かく、誠実さを感じる終わり方だったと思います。
途中世間に注目されるくだりの都合よさとか、回想シーンが親子というより祖父母と孫にしか見えなかったりとか、いろいろ気になるところはあったのですが、、予想とは違う、静謐な余韻の残る良作でした。
最後の、登場人物たちが様々な形で、揺れ動く光に照らされる場面を見て思ったのですが、、神は気まぐれにこの世界のところどころに光を投げかけて、それに照らされることも照らされないこともある。
その見えざる意図を知ろうとして、もしくはそこに導きがあるのを信じて、人は巡礼の旅に出る。
その先にそれぞれが得る答こそが、例え望んだとおりのものでなくても、それこそが神の恩寵と言えるものなのかもしれない。
そんなことを思いました。
老域の心の在り方を描く
観る前は、昨年観た『君を想い、バスに乗る』の徒歩版で「初恋の人に会うために徒歩の旅なのかな?」みたいに想像していたのですが、全然違いました。
末期がんの友人に会うのがゴールではなかった。
極めて内面的な心の在り方を描く映画でした。
神に祈るのではなく、友人の無事を祈る旅。
その中で自分と向き合う旅。
まさに巡礼。
前へ向かって歩きながら、旅の途中で知り合った人と話す中で過去へと記憶を遡っていく。
過去の自分の過ちに向き合い、友人や妻、息子への悔恨と贖罪。
そのうえで、夫婦にできた心の傷と溝を見つめて、悲しみに止まっていた時間を改めて動かす決意をし、夫婦の在り方や自分の生き方を考える旅であったことが分かる仕組み。
友人が死に瀕し、自らも死を意識する年齢に達したことに気づき、目を背けたままでいいのかと自らに問う。
重い哲学的な話だった。
面白いと一括りに評することはできないが、いろいろ考えさせられる作品でした。
主人公が特定の宗教に関わらず、無宗教だったのもよかった。
500マイル歩き通す「動機」が重すぎて…
監督:へティ・マクドナルド
原作・脚本:レイチェル・ジョイス
原題は『The Unlikely Pilgrimage of Harold Fry』、
俳優として活躍していたレイチェル・ジョイスが、2012年に発売した小説処女作『ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅』が、世界600万部を超えるベストセラーとなった。
今回、映画化に合わせタイトルを『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』に改題して再販するという。
いうなれば、老いらくのロードムービーだ。
デビッド・リンチの『ストレイト・ストーリー』を思い出す。
妻とふたり、静かな老後を過ごすハロルド・フライは、元同僚のクイーニーから手紙を受け取る。
彼女はホスピスで終末医療を受けていて、別れを告げる内容だった。
ハロルドは返事を書いて投函しに出掛けたその足で、
クイーニーがいる病院まで800km(500マイル)の道のりを歩いていくことを決意する。
なぜ、歩きでいくの?
映画の中で明快な説明はなかったが、
歩いてくるハロルドを待つことで少しでも長生きして欲しかったのか?
あるいは、歩く(苦難を選ぶ)ことがクイーニーへの罪滅ぼしになると考えたからか?
ロードムービーならではの、
「一期一会」や「人との触れ合い」が豊富に用意されている。
出演しているキャストがみなさん、なかなか個性的で魅力的だ。
◆向かいに住む妻を亡くしたレックス
◆ガソリンスタンドの若いレジ係(なかなか重要)
◆駅で朝食を共にするゲイのビジネスマン
◆農道でクルマに乗るか声をかけてくる女性
◆スロバキアから来た女医
◆妻モーリーが相談にいく医師
◆カフェで相席した中年
◆ホスピスのシスター
◆記念に写真を撮るヒゲ面(たぶん記者?)
◆カフェのウェイトレス(2か所)
◆巡礼グループのリーダー格・ケイト
道行きのウィルフに一人息子・デヴィッドを重ねるハロルド。
クイーニーへの想いで始めた旅は、
日が経つに連れ、デヴィッドへの想いがまさりはじめる。
新聞に美談として紹介されたハロルドには、
多くの人々が連れ立って移動するようになる。
このあたりは、『フォレスト・ガンプ』だ(笑)。
冗談はさておき、
老人を800km歩かせるには、「強い動機」が必要だった。
本作は、良くも悪くもこれに尽きる。
旅の途中の人々との出会いを、すごくチャーミングに表現できていただけに、
この「強い動機」がリアルに強すぎて、
すべてを覆い尽くしてしまった。
「そっちなんだ〜」となってしまったので、☆3.0
ゆっくり時間を掛けて歩くのも良い旅
小説は面白そう
800km
高校の頃、隣の県のいとこの家まで歩いて行ったことがある。220km。たしか5日かかったと思う。
この映画は800kmだからその4倍。いくらなんでも2カ月はかかりすぎだ。
所持金は少なかったので野宿したが、途中、お寺に泊まった。軒先を借りようと思って声をかけたら、なんと、本堂を使ってよいという。だだっ広い本堂に寝袋を広げていると、「夕御飯を食べなさい」との声。厚かましくごちそうになってると「お風呂に入りなさい」と風呂に入れてくれた。明朝、起きて出かけようとすると、「朝御飯を食べていきなさい」。図々しくごちそうになり、今度こそ出かけようとすると、なんとおにぎりを持たせてくれた。
私は、それまで、近所のおばちゃんが飴をくれようとすると、遠慮して断るような子どもだった。この旅以降、間違いなく、私は変わった。
帰りはヒッチハイクで他県を経由して帰った。距離は何倍にもなったが、歩く距離が短くなった分、逆に楽だった。
そんなことを思い出しながら見た。
歩いての旅というのは、人生を変える力がある。もちろんハロルドも。
可愛いおじいちゃんが
友達に会いに何百キロも歩き人気者になっていく話かと思ったけれどテーマはとても重くて無力感もあるけれどそれでも何かをすること動くことは無駄ではないと思いたい。
英国にて。 ある老人、余命わずかの旧友に会いに、遠い街からホスピス...
大盛り上がりの感動作品ってわけではありませんが。
予告編を見たイメージで観覧すると肩透かしな
感じを受けるかもしれません。
静かに登場人物たちの心の内を描いている作品
なのです。決してゴールすることが目的の物語
ではないのです。
原題で使われている言葉は「旅立ち」ではなく
「巡礼」。確かに突然始まる旅であり、大義名分は
「人の為」であったものが、日常を離れ一人で道程を
進むことで主人公にとっての意味が変わってくる展開は
非常に意外なものであり、かつ「巡礼」という言葉
がしっくりくるのです。
巡礼の意味とは・・・様々な説明がネットにありますが
「聖地や霊場を順に参拝して信仰を深め,
心身のよみがえりと新生の体験また利益(りやく)を
得るための宗教行為。」
この作品の展開に最も近しい気がする説明でした。
決して宗教的な物語ではありませんが、日常を離れ
自身、自身の過去に向きあい受け入れることが
次への一歩につながるのだと確信できる物語です。
過去に縛られとどまらず、歩み続けること、
一歩踏み出すことが人生で必要あり、かつそれが
人生なんだと、じーんとしました。
すごく良かったです!いい映画でした。
かつての同僚が末期癌と聞いて800マイルを歩いて会いに行く。SNSで話題となり一緒に歩く人が増えて来る。こんな予告編を見て想像していたのとは全く違う映画だった。彼には行かなければならない理由があった。突然夫に置き去りにされた妻はとても怒るのだが彼女にも秘密があり…。 ハロルドの贖罪の旅であり家族の物語でもあった。 観る前は同僚は死にかけてるのに歩いて行って間に合うのか?とか思ったけど歩いていかなければ行けない理由もちゃんとあってすごく納得の行く終わり方だった。 映画館を出た時、爽やかな気分で前を向いて歩きたくなる映画だった。
おじいちゃん頑張った
歩くことが生きる励みに。それだけじゃあないけれど
遅刻につき、スタンドのシーンから鑑賞。反省。。
800kmの距離なんて、ゴールはあれど意志がないと辿り着けないしバンバン差し込まれてくる家族の長い過去もけして明るい話ではない。このポップカラーなキービジュアルにはない複雑な色合いが視界をじわじわ浸透する。
地方の広く続いていくのどかな自然風景や一期一会、登場人物それぞれの溜まっていた想いが浄化されていく道程を只々見守っていた。責めるのは簡単だが、赦し合うは時間が要る。思いがはけて良かったな。迫る波音と共にラストのクリスタルが照らす光の先に希望をみた。
パンフレットを入手しイギリス縦断のポイント旅マップと日本地図での広さを目にし距離感納得。ハロルドさん、健脚。。
じわじわと涙が
古い知人から届いた一通の手紙。それが心の奥底に刺さった古いトゲに触れた時、主人公は抱え込んできた悔恨の念を抱えて人生を精算する旅に出ます。
原作があるようですが、全く知りませんでした。 ・_・;
どんなストーリーかと紹介文を読んでみると、手紙を出そう
とした主人公が投函せずに、結局は自分で手紙を手渡そうと
そのまま歩き始めてしまう というお話らしい。
その内容で、いったいどんな物語が描かれるものかととても
気になってしまい、鑑賞してみることに。 ・_・シマシタ
◇
古い知人(クイーニー)からの手紙がハロルドに届く。
その手紙は、その知人がホスピスに入っていること、そして
人生の最期を迎えつつあることを知らせるものだった。
手紙の返事をしたためてポストへと向かう。
当たり障りのない返事を書いたのだ。躊躇う事は無いのだが
何故かハロルドは投函ができない。 …んむむ
次のポストまで歩いて、そこで入れよう。次だ次。
ところが次のポストでも、また投函ができない。
次こそは。次の郵便局では…と。
やがて彼は、ある事を決意する。
” そうだ やはり本人に会って直接伝えよう ”
そう心に決め、ハロルドはクイーニーに合う為に歩き出す。
目指すは800マイル先の北の町だ。 1280㎞ (えっ)
ふらっ と出かけてきたその足で。果たして大丈夫なのか?
財布はあるが携帯電話を持ってない。(連絡取れない)
荷物を入れて歩く為のカバンもない。(荷物持てない)
ウォーキングシューズも履いてない。(長く歩けない)
何より今の本人の生活、歩く習慣が全く無い。
運動しない人 車までしか歩かない人 …と奥さんの弁。
ほぼ毎日、歩かずに生活してきた人間なのだ。
果たして。
途中で靴が破れ、足にマメが出来て、潰れる。(痛そう)
歩けなくなるハロルド。 もうダメだ。 (…だから)
通りがかった車の女性に助けられ、手当てを受ける。
実は移民で医師で、パートナーに去られたという彼女から
手当てを受け、一晩の休息をとる。
何とかまた歩けそうだ。
もう要らないという靴や、歩き続けるのに必要なものを
分けてもらい、再び歩きだすハロルド。
歩きながら、ハロルドはある言葉を口にする。
” 君は 死なない 死なせない ”
このコトバを呪文のように唱えながら歩き続ける。
その言葉が、800マイル先に届くことを念じているのか
もしくは、自分自身を奮い立たせるためなのか。
それともその両方なのか。
途中、ハロルドの歩く目的を知った人物が、ハロルドの事を
記事にして新聞に載せる。気付かないうちに有名人。
顔が知られ、ハロルドに同行する人も出てくる。
食料の差し入れをする人もいれば、
揃いのTシャツを作ってみんなで着て歩いたり。
ハロルドの旅が思わぬ方向に変わりかけてしまう。
一日に歩く距離も極端に短くなってしまった…。
” これは …違う ”
夜中にこっそり、一人で旅立つハロルド。
一人に戻って黙々と歩き続ける。
◆
歩くシーンの途中に、回想のシーンが入る。
ハロルドの息子が出てくる。奥さんもだ。
息子の成績が良いことを喜ぶハロルド。
大学に進学した後は思うように成績があがらず悩む息子。
次第に生活が荒んでいきクスリにも手を出してしまい…。
変わっていく息子を止められず、ただ見ているハロルド。
回想シーンが描かれるにつれ、ホスピスに入っている知人
との過去のいきさつも次第に分かってくるようになる。
息子の事で自暴自棄になり、勤め先の工場の商品をダメに
してしまうが、それを「自分がやった」と身代わりになり
勤務先をクビになったのがクイーニーだったのだ。…なんと
ハロルドの奥さんも、ハロルドとクイーニーの間にもしや
何かあったのでは と勘繰ってしまう。 (… 気持ちは分かる)
クイーニーが遠くの町に移り住む事を告げにやって来て
” 気にしないで とハロルドに伝えて ” と頼まれた伝言を
奥さんはハロルドに伝えなかった。 (…気持ちは分かる)
奥様もまた、知人と夫との間にあった「何か」に対して恐れ
怯え、長いこと心を痛めてもいたようだ。
◆
無事にハロルドは知人の元に辿り着けるのか。
知人の命有るうちに尋ねていけるのか。 という
ハロルドの旅を、最後まで見届けるお話です。
予告を見て、そして紹介文を読んで感じたよりも
かなり濃厚なテーマをもった作品でした。 ・_・ハイ
思った以上に心に沁みました。
※年齢を重ねた、過去に心の痛む経験をしてきた人ほど
心に刺さりそうな作品という気がします。
◇最後に
「走れ メロス」ならぬ「歩け メロス」 だなぁ と思えてきました。
途中で一度、もう無理だ歩けないと、諦めかけるのも含めて。
体はボロボロになり、ホームレスに間違われながら。
最後、命尽きる前の知人に再会することができました。
手紙を書いた日、余命が何日残っていたのか分かりません。
手紙の内容も、ただ別れを告げるものだったかもしれません。
それが、歩くことで知人の命が長らえるとハロルドは信じて
知人はハロルドが来ることを信じて、それまでは生き続けよ
うと力を振り絞りました。
ハロルドは辿り着きます。途中心が折れそうになりながら。
知人も、ハロルドが到着するまで生き続けました。
ハロルドにとって人生の総決算とも言える旅は、巡礼の旅の
ようなものだったのでしょうか。
そう思ってタイトルを良く見ると、原題には ” 巡礼 ” の文字が。
邦題ではワザとその二文字を抜いたのかも とも推測。。
ストーリーの先が読めてしまいそうですから。
※ 原題 The Unlikely Pilgrimage of Harold Fry
翻訳 ハロルド・フライの意外な巡礼(グーグル翻訳先生)
◇おまけ(蛇足?)
旅の途中過程が世間の話題になってしまう辺りは
「進め電波少年」のヒッチハイクの旅を思い出しました。
猿岩石、ドロンズ、パンヤオ。遠い目。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
無理しなくても・・
ガラス玉
哲学的……よね?違う?
ひと昔前なら先回りして号泣しちゃうほど涙脆かったはずの自分が最近だとどんな映画を観ても全然涙が出なくなってしまったことに気が付いてしまった…。 『泣けたよ』と聞いたのであわよくば涙活を💕というわけで、泣きたい女の泣けるかチャレンジ🍀
【結果】撃沈(泣けませんでした💦)
映画について箇条書き👇
・とってもとっても哲学的な作品に感じた。
・人ひとりの人生がなんたるかをハロルドの道中で表現してるよぉな。
・人は一人では生きていけない。
・でも時として他人は居ても邪魔なだけ。
・思い悩んだり、振り切ったり、それを繰り返し『終着』まで進んでいく。
・ほう!ダウントンアビーのイザベルばあちゃんが奥さん!
と、そんな風に見えたのだけど、そんな堅苦しいこと考えなくてもただただイギリスのrural areaの雄大な景色を見ているだけでも気持ちが良い。
同じ日の直前に観た『東京カウボーイ』も雄大な自然が心地よかったけど、アメリカとイギリスとでは分かりやすく全然違っていたのが印象的な作品。
たまたまだけど、同じ日に観てよかったなー✨✨
全96件中、41~60件目を表示