ハロルド・フライのまさかの旅立ちのレビュー・感想・評価
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すごく良かったです!いい映画でした。
かつての同僚が末期癌と聞いて800マイルを歩いて会いに行く。SNSで話題となり一緒に歩く人が増えて来る。こんな予告編を見て想像していたのとは全く違う映画だった。彼には行かなければならない理由があった。突然夫に置き去りにされた妻はとても怒るのだが彼女にも秘密があり…。 ハロルドの贖罪の旅であり家族の物語でもあった。 観る前は同僚は死にかけてるのに歩いて行って間に合うのか?とか思ったけど歩いていかなければ行けない理由もちゃんとあってすごく納得の行く終わり方だった。 映画館を出た時、爽やかな気分で前を向いて歩きたくなる映画だった。
おじいちゃん頑張った
ストーリーはわかるけど、まあ辛そうだったね。
白人さんの年の取り方が微妙なため、回想シーンが25年も前の話とはわからず、いろいろな時間軸が判明するのが本当の後半で。
最後になってそういう話なんかあという印象。
歩くことが生きる励みに。それだけじゃあないけれど
遅刻につき、スタンドのシーンから鑑賞。反省。。
800kmの距離なんて、ゴールはあれど意志がないと辿り着けないしバンバン差し込まれてくる家族の長い過去もけして明るい話ではない。このポップカラーなキービジュアルにはない複雑な色合いが視界をじわじわ浸透する。
地方の広く続いていくのどかな自然風景や一期一会、登場人物それぞれの溜まっていた想いが浄化されていく道程を只々見守っていた。責めるのは簡単だが、赦し合うは時間が要る。思いがはけて良かったな。迫る波音と共にラストのクリスタルが照らす光の先に希望をみた。
パンフレットを入手しイギリス縦断のポイント旅マップと日本地図での広さを目にし距離感納得。ハロルドさん、健脚。。
じわじわと涙が
シナリオの作りが非常に上手い。旅先で会う人々と過去の回想を上手く織り交ぜていてしかも見やすい。
本筋も時間を追うごとに明確になり良い。
ラストのオチも納得いく感じだし、人は死ぬのは当たり前で、しかしそれでも一筋の光があれば生きていけるし死んでいける深い話になっている。
古い知人から届いた一通の手紙。それが心の奥底に刺さった古いトゲに触れた時、主人公は抱え込んできた悔恨の念を抱えて人生を精算する旅に出ます。
原作があるようですが、全く知りませんでした。 ・_・;
どんなストーリーかと紹介文を読んでみると、手紙を出そう
とした主人公が投函せずに、結局は自分で手紙を手渡そうと
そのまま歩き始めてしまう というお話らしい。
その内容で、いったいどんな物語が描かれるものかととても
気になってしまい、鑑賞してみることに。 ・_・シマシタ
◇
古い知人(クイーニー)からの手紙がハロルドに届く。
その手紙は、その知人がホスピスに入っていること、そして
人生の最期を迎えつつあることを知らせるものだった。
手紙の返事をしたためてポストへと向かう。
当たり障りのない返事を書いたのだ。躊躇う事は無いのだが
何故かハロルドは投函ができない。 …んむむ
次のポストまで歩いて、そこで入れよう。次だ次。
ところが次のポストでも、また投函ができない。
次こそは。次の郵便局では…と。
やがて彼は、ある事を決意する。
” そうだ やはり本人に会って直接伝えよう ”
そう心に決め、ハロルドはクイーニーに合う為に歩き出す。
目指すは800マイル先の北の町だ。 1280㎞ (えっ)
ふらっ と出かけてきたその足で。果たして大丈夫なのか?
財布はあるが携帯電話を持ってない。(連絡取れない)
荷物を入れて歩く為のカバンもない。(荷物持てない)
ウォーキングシューズも履いてない。(長く歩けない)
何より今の本人の生活、歩く習慣が全く無い。
運動しない人 車までしか歩かない人 …と奥さんの弁。
ほぼ毎日、歩かずに生活してきた人間なのだ。
果たして。
途中で靴が破れ、足にマメが出来て、潰れる。(痛そう)
歩けなくなるハロルド。 もうダメだ。 (…だから)
通りがかった車の女性に助けられ、手当てを受ける。
実は移民で医師で、パートナーに去られたという彼女から
手当てを受け、一晩の休息をとる。
何とかまた歩けそうだ。
もう要らないという靴や、歩き続けるのに必要なものを
分けてもらい、再び歩きだすハロルド。
歩きながら、ハロルドはある言葉を口にする。
” 君は 死なない 死なせない ”
このコトバを呪文のように唱えながら歩き続ける。
その言葉が、800マイル先に届くことを念じているのか
もしくは、自分自身を奮い立たせるためなのか。
それともその両方なのか。
途中、ハロルドの歩く目的を知った人物が、ハロルドの事を
記事にして新聞に載せる。気付かないうちに有名人。
顔が知られ、ハロルドに同行する人も出てくる。
食料の差し入れをする人もいれば、
揃いのTシャツを作ってみんなで着て歩いたり。
ハロルドの旅が思わぬ方向に変わりかけてしまう。
一日に歩く距離も極端に短くなってしまった…。
” これは …違う ”
夜中にこっそり、一人で旅立つハロルド。
一人に戻って黙々と歩き続ける。
◆
歩くシーンの途中に、回想のシーンが入る。
ハロルドの息子が出てくる。奥さんもだ。
息子の成績が良いことを喜ぶハロルド。
大学に進学した後は思うように成績があがらず悩む息子。
次第に生活が荒んでいきクスリにも手を出してしまい…。
変わっていく息子を止められず、ただ見ているハロルド。
回想シーンが描かれるにつれ、ホスピスに入っている知人
との過去のいきさつも次第に分かってくるようになる。
息子の事で自暴自棄になり、勤め先の工場の商品をダメに
してしまうが、それを「自分がやった」と身代わりになり
勤務先をクビになったのがクイーニーだったのだ。…なんと
ハロルドの奥さんも、ハロルドとクイーニーの間にもしや
何かあったのでは と勘繰ってしまう。 (… 気持ちは分かる)
クイーニーが遠くの町に移り住む事を告げにやって来て
” 気にしないで とハロルドに伝えて ” と頼まれた伝言を
奥さんはハロルドに伝えなかった。 (…気持ちは分かる)
奥様もまた、知人と夫との間にあった「何か」に対して恐れ
怯え、長いこと心を痛めてもいたようだ。
◆
無事にハロルドは知人の元に辿り着けるのか。
知人の命有るうちに尋ねていけるのか。 という
ハロルドの旅を、最後まで見届けるお話です。
予告を見て、そして紹介文を読んで感じたよりも
かなり濃厚なテーマをもった作品でした。 ・_・ハイ
思った以上に心に沁みました。
※年齢を重ねた、過去に心の痛む経験をしてきた人ほど
心に刺さりそうな作品という気がします。
◇最後に
「走れ メロス」ならぬ「歩け メロス」 だなぁ と思えてきました。
途中で一度、もう無理だ歩けないと、諦めかけるのも含めて。
体はボロボロになり、ホームレスに間違われながら。
最後、命尽きる前の知人に再会することができました。
手紙を書いた日、余命が何日残っていたのか分かりません。
手紙の内容も、ただ別れを告げるものだったかもしれません。
それが、歩くことで知人の命が長らえるとハロルドは信じて
知人はハロルドが来ることを信じて、それまでは生き続けよ
うと力を振り絞りました。
ハロルドは辿り着きます。途中心が折れそうになりながら。
知人も、ハロルドが到着するまで生き続けました。
ハロルドにとって人生の総決算とも言える旅は、巡礼の旅の
ようなものだったのでしょうか。
そう思ってタイトルを良く見ると、原題には ” 巡礼 ” の文字が。
邦題ではワザとその二文字を抜いたのかも とも推測。。
ストーリーの先が読めてしまいそうですから。
※ 原題 The Unlikely Pilgrimage of Harold Fry
翻訳 ハロルド・フライの意外な巡礼(グーグル翻訳先生)
◇おまけ(蛇足?)
旅の途中過程が世間の話題になってしまう辺りは
「進め電波少年」のヒッチハイクの旅を思い出しました。
猿岩石、ドロンズ、パンヤオ。遠い目。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
無理しなくても・・
見終わって冷静に考えると・・そんな無理しなくても・・と考えがまとまってしまった・・。ホスピスに入所して余命いくばくもない、ましてや大事な人なら1分たりとも早く行ってその人との時間を多くとってあげた方がいいように思うが・・。1ヶ月以上かけて歩いて家庭や他人に迷惑かけてしまったり、有名になって想いと違う方向に向かってしまったり・・。人生の中でこれまで成し遂げた事がないからといっても・・多分フライは生き方の下手な人生を送ってきたのだろう。あれこれ考えてこの結論に至った私もあまり生き方が上手い方ではないのだが・・本当に「まさか」の内容でした。
ガラス玉
泣いた
去年観た「アフター・サン」は号泣したが、同じくらい泣いた
予告映像の段階では、まぁジーサンが頑張ってイギリスを縦断する感動話だろ~とナメタ感じだったが…
人間、歳をとると誰でも後悔の一つや二つあるもので、一見普通の老夫婦だが、彼等にも消化しきれないある思いが…
とりあえず、今年一番泣きました
オワリ
哲学的……よね?違う?
ひと昔前なら先回りして号泣しちゃうほど涙脆かったはずの自分が最近だとどんな映画を観ても全然涙が出なくなってしまったことに気が付いてしまった…。 『泣けたよ』と聞いたのであわよくば涙活を💕というわけで、泣きたい女の泣けるかチャレンジ🍀
【結果】撃沈(泣けませんでした💦)
映画について箇条書き👇
・とってもとっても哲学的な作品に感じた。
・人ひとりの人生がなんたるかをハロルドの道中で表現してるよぉな。
・人は一人では生きていけない。
・でも時として他人は居ても邪魔なだけ。
・思い悩んだり、振り切ったり、それを繰り返し『終着』まで進んでいく。
・ほう!ダウントンアビーのイザベルばあちゃんが奥さん!
と、そんな風に見えたのだけど、そんな堅苦しいこと考えなくてもただただイギリスのrural areaの雄大な景色を見ているだけでも気持ちが良い。
同じ日の直前に観た『東京カウボーイ』も雄大な自然が心地よかったけど、アメリカとイギリスとでは分かりやすく全然違っていたのが印象的な作品。
たまたまだけど、同じ日に観てよかったなー✨✨
犬🐶がついていった女性は❔
まずは後ろのジジイが何度も私の席に蹴り👣💨をいれてきたことに… ま、ボケて日本語も読めない聞き取れないんだろう…席選びには後ろにも気つけんと…
内容は単純で、昔(ハロルドが息子のことで荒れてたころ)ハロルドをかばって仕事をやめさせられた女性(ホスピスにいる)に、ハロルドが歩いて会いにゆく話 なぜに徒歩🚶なのか?自転車や交通機関では❔自分を戒める為なんだろうが、無神論者のハロルドが…
ハロルドにとっては賢い息子にコンプレックスとギルト及び配偶者からのスラングのリベレーションが🚶♂️こと及びベネファクターへ感謝を伝えることだったのかも…
でもだから❔と思ってしまうダメな私でした…
大変上質なロードムービー。
定年退職して夫婦で穏やかに暮らす老人男性のもとに以前共にビール工場で勤めていた女性から手紙が1通届く。
どうやら手紙では女性は残り僅かの命であるという。
男は返事を書いて近くのポストまで足を運ぶが、投函する気になれず郵便局まで歩を進める。
途中立ち寄ったガソリンスタンドのレジの女性との会話をきっかけに、そのまま800kmも離れた女性がいる施設までなんと歩いていくという物語。
まず設定が今までになく斬新で、自分勝手ですごく気持ちがいいと思った。
途中出会う人たちのストーリーや、イギリスの豊かな自然とリアルな街並みにはとても心が惹かれた。
何かを信じて理屈を抜きにして主人公の取った選択にはメッセージ性を感じた。
今年観た映画の中でトップクラスに小気味の良い名作。
希望の力
希望を持つ、約束だから頑張れなど人の心による良い面と過去の後悔と懺悔に心が揺れました。
だけども途中からハロルドとともに歩き出す人々に関しては文化の違いかもわかりませんが理解できず困惑を感じえず何がしたいのか分からない違和感というか言語化しにくいものを感じてしまいました
24-061
年老いて最後にやり残した事を考える時、人は何を思うのだろうか❓
謝罪、泣き言、強がり、愚痴。
できるならば、誰かに感謝の言葉を伝えたい。当たり前にある存在に感謝したい。
ハロルドの旅は、モーリーンの旅でもあったんですねぇ。
「ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅」、原題の方がしっくりくる。
邦題ってなぜいつもピントがズレるのだろうか🤔
主人公はハロルドなのか?ハロルドの行為で起こる事
ハロルドおじいちゃんが、死を間近にした友達に会うために800キロの道をひたすら歩くロードムービー。
ハロルドは歩きながら、今まで一度も向き合って来なかった自分の人生について初めて向き合う事になる。
まずは、そんなに感動して涙するようなストーリーでは無い。
この映画の主人公はハロルドなのか?
ハロルドの行為はハロルド以外の人にとっても、今までの人生を突き付けられる行為でもあった。
鑑賞後はとても良いものを観たな…という気分になる。
心に深い傷を負った孤独な老男性の物語
老後と言われる来るべきとき、いつか誰にも訪れる日々。人生の後悔や残務に解放された余りある時間をいかに充てていき、最期の時間を過ごすのか。心に深い傷を負った孤独な老男性の物語。でも自分はまだまだ現役でやりたいこともある、共感はできなかくてこの作品には響かなかった。
何かを成し遂げる事
主人公ハロルドが800km歩いてイギリス縦断してかつての同僚に手紙を手渡すロードムービー
明るい作品かと思っていたらこれがなかなか重め
ポストに投函するはずの手紙をふと思い立った感じで妻にも言わず歩き出すハロルド
妻からしたらかなりショック
でも何も持たずひたすら歩くハロルド
道中いろんな出会いもあるけど、歩く事が今まで自分がずっと抱えてきた後悔と向き合う時間になったようでした
「自分は何も成し遂げていない」、そんなふうに思う人は多いのかもしれません
やりたい事、やらなければいけないと思う事
それをやろうとチャレンジするのはとっても大切だし、私も何か成し遂げたい
重い作品ではあったけど、暖かい気持ちになるラストに涙、カフェでのハロルドの気持ちが溢れたシーンは本当に切なくて涙ポロポロ
ハロルドとモーリーン夫妻を演じられたお二人、すごく良い感じに歳を重ねられた感じで演技もナチュラルで素晴らしい俳優さんでした
キラキラした光、イギリスの田舎の街並み、ステキでした
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