劇場公開日 2024年6月7日

「実話っぽいフィクション」ハロルド・フライのまさかの旅立ち コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0実話っぽいフィクション

2024年6月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

『君を想い、バスに乗る』では、バスを乗り継いでの旅だったけれど、今度は徒歩。
イギリスの爺さん元気で無謀。

『あんのこと』を観た直後だったけど、こちらもなにやら大変。ホスピスにいるクイーニーを応援したいだけではなく、ハロルド自身のケジメの旅でもあった。
ロードムービーにはつきものの出会いも、わりと現代的。
スロバキアのお医者さん、ぶっきらぼうな出会いだったけど、すごく魅力的なキャラクター。
ガソリンスタンドの子や、スニーカーおじさんも、ハロルドに会って変わっていく。なんかみんな幸せになってほしい人たち。
水晶をはじめ、それぞれのキラキラがとっても印象的。

大部分はとっても好きなのだけど、『君を想い、バスに乗る』でも同様、SNSを使ったエピソードは、現代の象徴的なものではあるけど、お祭り的に便乗してきた人たちのプラカードとか、変なシュプレヒコール的なものは要らないので減点。

いつも思うけど、イギリスの田舎町の景色はホント美しい。

コビトカバ
Mさんのコメント
2024年6月19日

確かにクイーニーのための旅であると同時に、自分自身のための旅でしたね。

M