「実話っぽいフィクション」ハロルド・フライのまさかの旅立ち コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)
実話っぽいフィクション
『君を想い、バスに乗る』では、バスを乗り継いでの旅だったけれど、今度は徒歩。
イギリスの爺さん元気で無謀。
『あんのこと』を観た直後だったけど、こちらもなにやら大変。ホスピスにいるクイーニーを応援したいだけではなく、ハロルド自身のケジメの旅でもあった。
ロードムービーにはつきものの出会いも、わりと現代的。
スロバキアのお医者さん、ぶっきらぼうな出会いだったけど、すごく魅力的なキャラクター。
ガソリンスタンドの子や、スニーカーおじさんも、ハロルドに会って変わっていく。なんかみんな幸せになってほしい人たち。
水晶をはじめ、それぞれのキラキラがとっても印象的。
大部分はとっても好きなのだけど、『君を想い、バスに乗る』でも同様、SNSを使ったエピソードは、現代の象徴的なものではあるけど、お祭り的に便乗してきた人たちのプラカードとか、変なシュプレヒコール的なものは要らないので減点。
いつも思うけど、イギリスの田舎町の景色はホント美しい。
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