「期待度○鑑賞後の満足度◎ 思いもかけぬ拾い物。『見える子ちゃん』といい最近メイドインジャパンコメディは佳作揃いだな。予想外の純愛物語。そこらの男女恋愛物より余程胸キュンでウルウルする。」ババンババンバンバンパイア もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
期待度○鑑賞後の満足度◎ 思いもかけぬ拾い物。『見える子ちゃん』といい最近メイドインジャパンコメディは佳作揃いだな。予想外の純愛物語。そこらの男女恋愛物より余程胸キュンでウルウルする。
①ヴァンバイア物の肝心な点は押さえているし、逆スーパーマン楽屋オチもあって楽しい。何よりお馴染みの展開を辿りながらも、それが全てプラス面に作用しているのが本作の強みだろう。
②吉沢亮は『国宝』以上の好演かも。本作の方が『国宝』より後に製作されたそうだから役者として一回り大きくなったか。
③惜しむらくは蘭丸が固執する程の魅力が李仁役の若手俳優から感じられない。どっちか言うとチンチクリンだし、『陰陽師0』『ブルーピリオド』『八犬伝』『働く細胞』と全て観ているけれどもこの人の印象まるで無し。蘭丸の想いは全て吉沢亮の芝居が産み出したものである
眞栄田郷敦も本作のヴィラン役としては存在感もスケールも足りない。吉沢亮の方が兄さんと言われても不思議でない感じ。
④逆に原菜之華ちゃんは『ミステリーと言う勿れ』『恋わずらいのエリー』などでは芋ねぇちゃんポカッたのに、『あんぱん』『見える子ちゃん』とここのところみるみる魅力的になってきている。これからが楽しみ。
堤真一はほぼただ一人シリアスな芝居をしているし出番も少ないがさすがの存在感。織田信長役も全くの違和感なし。
⑤しかし、娯楽映画でこれだけB/L風と言うか、ホモセクシャルな匂いを漂わせても色物感やキワモノ感なく自然な映画に仕上がっているのは、日本映画もそれだけ成熟してきたのかと少し嬉しい。
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