劇場公開日 2024年9月13日

ぼくのお日さまのレビュー・感想・評価

全247件中、201~220件目を表示

4.0リンク上の師弟三人が織りなす透明な世界

2024年9月15日
iPhoneアプリから投稿

全くノーマークだったけど、小品ながらとても心が浮き立つような作品でした。吃音の小6の男の子が、フィギュアのコーチと出会い、中学生の女の子とアイスダンス大会を目指すストーリーです。二人がコーチとじゃれ合うようにしながらスケートの表現がグングン上達していくのが微笑ましく、主役の男の子と女の子への作り手の暖かい視線が感じられるようでした。二人がリンクを滑るのをカメラマンが一緒に滑りながら撮影しているため、見ていて何か保護者みたいに応援したくなってきます。ところが、後半になってコーチの性的指向が3人の関係に影を落とす展開となり、今までのふんわりとした流れから変わってしまうのが痛し痒し、この展開必要だったのかな?役者では、池松壮亮が淡々とした台詞回しが上手くハマって、コーチと言うより子供達のちょっと歳が離れたお兄さん的な感じがよかったです。子役二人もよかったけど、中西希亜良ちゃんが正統派美少女で笑顔が魅力的でした。

コメントする 3件)
共感した! 23件)
シネマディクト

4.0なんと、まさかの。

2024年9月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 7件)
共感した! 47件)
ノブ様

5.0エンドロールがMVみたい

2024年9月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ひと冬の出来ごと

純粋な想いが繋がっていって
ただ楽しい時間が
ふとしたきっかけて
それがプツンと切れる

人は出会ったり別れたりするし
その都度優しくなれるし
傷ついたりもする
当たり前の時間だけど
3人それぞれの目線での切り取りが
美しくてちょっと怖い

ハンバートハンバートのぼくのお日さま
久しぶりに聞いて映像と曲が繋がって
思わずもう一回観たくなる
エンドロールがMVみたいで
最後まで目が離せません

あと、なぜか池松壮亮と若葉竜也って
つい劇場で観たくなりますよねー

コメントする (0件)
共感した! 9件)
imaikiteru

5.0切なさと哀しみ

2024年9月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

楽しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 4件)
共感した! 12件)
太陽傅

5.0映画芸術が爆発している

2024年9月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

北の国での点と点が一瞬線になってまた点と点に帰っていくが、確実に苦さを背負って次のステージにいく。つまりみんな大人になっていく。

意識してしまったがゆえに始まった幸せと、不幸せを、めちゃくちゃかわいくチャーミングな世界観の中で、しかも言葉でなく身体で、しかも北国の唯一の娯楽のようにみもみえるスポーツ施設の中での教え、教わるという設定の中に封じ込めて90分で描き切る。

徹底的な説話と台詞の引き算と身体描写と風景描写。映画的感性を持った人間がこの競技をやっているとこのような映画が生まれるのだな、と思いながら、これを20代で、かつ、脚本や編集だけでなく撮影までこなして、さらに滑りながらのオペレーションまでこなして成立させるなんてまたなんという才能だ。この映画は宝物のような輝きを放っているけれど、奥山大史という監督そのものもまた日本映画の宝物だろう。そしてやっぱり20代だからこその鮮度を持った題材だとも思う。

子どもたちも池松壮亮も若葉竜也とみんな素晴らしく、途中もうどうしようもなく美しく、また、思わず拝みたくもなる(笑)尊いカットが連続するが、もちろんさらっと撮れてるものであるはずがなく、単にかわいくみえるそれを狙いに狙って撮りにいく狂気を感じる。この映画はそんな一瞬で過ぎ去ってしまう輝きをテーマにしたものでもあり、確実にその輝きを捉え、残酷に突き放しもし、次の輝きに向かう「光」や「輝き」をテーマにしてるのだと思った。

コメントする (0件)
共感した! 9件)
ONI

4.0子役たちの快演

2024年9月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 5件)
おでん

4.0スケート

2024年9月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

タクヤがフィギュアスケート始めた。

上手になった。

さくらと二人でスケート。

さくら来なかった、なぜ?

ラストなぜ無言?

コメントする (0件)
共感した! 6件)
完

4.5優しい光と切ない光

2024年9月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 10件)
まこやん

4.0淡々と美しい映画

2024年9月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

 映画の前半は、固定カメラのロング・ショットを多用し客観性と同時にタクヤの感情の平坦さを表しています。タクヤが荒川からフィギュアを習い始めるとカメラは雄弁に動き回り、タクヤが味わう喜びの感情を躍動的に見せていきます。ほぼ正方形のスクリーンと練られた構図、日に褪せたフィルムの色調、スケートリンクに差し込む日光の表現。美しい映画だと思いました。楽しく充実していたかに見えた日々。タクヤにとってのお日さま。荒川にとってのお日さま。残念ながらさくらにとってそこにお日さまはありませんでした。だから「ぼくの」なんですね。
 観終えるとタイトルはダブルミーニングだったことが分かります。視聴時は前提知識がなくタクヤが主演だと思っていたのですが、荒川が主演なのですね。なるほどこれは荒川のロードムービーなのだと思いました。カメラワークの躍動は荒川の感情の発露でもあったのです。荒川はタクヤに自分の成し得なかった可能性を重ねていたように思います。さくらは女子ゆえのカンの良さで違和感を感じ結果として荒川を誤解し離れてしまいます。
エンドロールはコケティッシュな感じで良かったです。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
Japanese_Idiot

4.5エンディングロールまで最高"Even the ending credits were outstanding."

2024年9月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

幸せ

ひと冬の物語。

タクヤと、さくら、コーチの荒川の物語が
リンクに残るスケートの跡のように交差する。

誰にも悪気はないけれど、
色んなことが起こってしまう。
描かれる日常は、
とてもリアルで、
この世界のどこかで
起こってるかもしれないな
と感じさせてくれた。

映像が美しいのだけれど
その美しさが、演出と完全に噛み合っていて、
使われる音楽も、物語の一部になっていた。

大人と子供の交流がありつつ
その背景にそれぞれの事情があり
子供はその事情を理解しないけれど、
終わりへと流れていく。

子供は未経験ゆえ
大人の気持ちが見えない描写に
唸ってしまった。

エンディングロールまで最高で、
ハンバート ハンバートの曲は
てっきり書き下ろしかと思ってたら
パンフを見て驚いた。

この後、少し成長してからの
主人公タクヤの心情を
歌ったものにしか聞こえなかったけれど
2014年の曲だと?

とにかく驚かされっぱなしだ。
邦画の未来は明るい。

観終わった後に、
竹内結子さんがヒロインをやっていた
「サイドカーに犬」(2007)を思い出した。
これは、ひと夏の物語。
もし良ければ。

“A Winter’s Tale”

The story of Takuya, Sakura, and Coach Arakawa intersects like the trails left behind on the skating rink.

No one means any harm, yet so many things happen. The daily life depicted feels so real that it makes you think, “This could be happening somewhere in this world.”

The visuals are beautiful, but what makes it special is how perfectly the beauty meshes with the direction, and even the music used becomes a part of the story.

There is interaction between adults and children, and behind that, each has their own circumstances. The children don’t understand these circumstances, yet the story flows toward its conclusion.

I was amazed by how the children, in their inexperience, couldn’t grasp the adults’ feelings, but the portrayal was spot on.

Even the ending credits were superb, and Humbert Humbert’s song—I thought for sure it was written just for the film, but I was shocked when I saw the pamphlet.

It sounded like it was about Takuya’s feelings after he’d grown up a bit, yet it was actually a song from 2014?

I was constantly surprised. The future of Japanese cinema looks bright.

After watching this, I remembered “A Dog in the Sidecar” (2007), where Yuko Takeuchi played the heroine. That was a summer’s tale. If you’re interested.

コメントする (0件)
共感した! 10件)
新米エヴァンゲリスト

4.5全てが泣きそうに美しい映画

2024年9月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

夜明けのすべてに続き、今年観てよかった映画。静謐なストーリーに合わせたように縦横比率がほぼ同じミニマムな画面サイズで、セリフも最小限、登場人物も多くなく、ひと冬という限られた期間スケートリンクでの小さな物語。

ホッケーから転向したタクヤがフィギュアを習得していく過程、アイスダンスのバッチテストへ2人が練習を重ねる過程が丁寧に納められた全てのカット・シーンがとにかく美しい。屋外の池(?)での3人のシーンは幸せすぎて涙が出てしまった。

子役2人の瑞々しい演技が良かったのはもちろん、池松壮亮が素晴らしかった。
子役からのキャリア、アウトローやエキセントリックな役などを経て、原点回帰のような役を気負いなく若手に背中を見せるように演じていたのが印象的だった。

タクヤとさくらの淡い恋心と、若く眩しい2人への荒川の羨ましさ。ただ噛み合わなかっただけ。胸がギュッとなったけれど、季節が巡ることでそれぞれが一歩踏み出すラストは希望があった。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
may 929

3.0失われてしまった子供時代の繊細な感性を思い出した。

2024年9月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

69歳になってしまった私には、懐かしい感情を動きを感じた。この歳になっても心の奥に潜んでいるのだろう。

時代設定が今ではなく、1980年代だろうか。懐かしい風景と映像美だった。

運動音痴で吃音癖がある少年の初恋を描いている。アイスダンスで自信を持って行く過程は微笑ましい。普通なら、いじめの対象だ。アイスダンスのコンビ解消の原因が同性愛になっている。薄々は感じていたが、私には残念だった。

コメントする 2件)
共感した! 9件)
いなかびと

4.0優しさと切なさの狭間

2024年9月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

とても素敵な作品でした。
優しさと切なさがサクラとタツヤ
その狭間にいる池松壮亮
3人の孤独とそれでも生き抜く姿に
胸がいっぱいになりました。
初見ですがサクラ役の中西希亜良さん、スケートのシーンが
素晴らしかったです。
タツヤ役の越山敬達さんも、キャッチボールのシーンがとても素敵でした。
日本映画の素晴らしさを堪能した作品でした

コメントする (0件)
共感した! 9件)
makoto

3.5ほろ苦い

2024年9月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

光が美しかった。自然光なんだろうか?
ひたすら「天気待ち」してたのかなと思わせる。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
aruma-wark

3.0ほのかな恋

2024年9月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

アイスホッケーが上手くないきつ音の少年タクヤは、フィギュアスケートの練習をしていた少女さくらに惹かれていた。ある日、さくらのコーチで元フィギュアスケート選手だった荒川は、タクヤがホッケー靴のままフィギュアのステップを真似してるのを見た。タクヤがさくらに恋してるのを知り、タクヤを応援しようと、荒川は彼にフィギュア用のスケート靴を貸してあげ、練習につきあうことになった。やがて荒川の提案で、タクヤとさくらはペアでアイスダンスの練習を始めることになったのだが・・・さてどうなる、という話。

さくらは荒川コーチが好きだったからタクヤの相手をしてただけなのに、荒川はBLで男と仲良くしてるからコーチをやめてもらった、という事なんだろう。
で、タクヤのほのかな恋も終わり、荒川は生徒が居ないから別の場所へ移っていった、というストーリーなんだろうけど、まぁ普通かなぁ。
特に刺さる所がなかった。
さくら役の中西希亜良のスケートは経験者らしく綺麗だった。

コメントする (0件)
共感した! 18件)
りあの

4.5ふわり、ひと冬の思ひ出。雪の結晶のように儚く繋がる心は、溶けてなお何を残す。

2024年9月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

萌える

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 2件)
共感した! 49件)
おひさまマジック

5.0ハンバート・ハンバートで落涙

2024年9月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

景色や演技はどこか懐かしい、良い映画。

性的マイノリティの理解は進んできたとはいえ、子どもたちに理解を求める方法も意識も足りてないってことを実感。

池松、若葉の手だれを食う子役2人の好演。

まあ、いい映画だったなと油断したとこでハンバート・ハンバート。

落涙。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
バビ

5.0カップラーメンが食べたくなる

2024年9月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

男とか女とか、大人とか子どもとか、そういうの関係なく、相手を好きになる気持ちや、尊敬する気持ちや、大切にする気持ちが、人を成長させるのかもしれないなと思いました。

北国の、あたたかな日差しを感じる映像、zombiesの音楽、切ないけど、優しい映画でした。

池松くんはいつもの?演技だけど、なんか、こう、脱力系で、優しくて、ちょっと悲しい演技がピカイチですね。若葉くんも、素敵でした🔰

タクヤとさくら、とってもみずみずしくて、キラキラしてた。タクヤのお友達が、とっても可愛かった^_^

コメントする 2件)
共感した! 28件)
Sakiko

3.5期待してたんですが。

2024年9月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

評判がいいので、見ました。悪くはないですが、期待するとって感じがする。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
junjun

5.0キラキラ

2024年9月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

もやのかかったような淡い映像にピアノ主体で大きな音のない穏やかな映画。
差し込む光、雪や氷の粒、純粋なタクヤとさくらがキラキラして優しい気持ちになる。
湖のシーンはロケーションがとても美しく、楽しそうな3人の関係が眩しいくらい素晴らしかった。
中盤までは予告編で期待した通りの好きな映画ではあったけど、まさかそういう展開ですか。

なんとなくうっすらそうなんだろうなとは思ったけれど、別にさくらに思わせぶりな態度だったわけでもなく、ただスケート指導をしていただけなのに、勝手に好きになって勝手に失恋したんじゃん、とも思ってしまう。さくらのどうにもならないもどかしさや苛立ちも分かるのだけど。
しかし、アレで察してしまうさくらもなかなか。

みんな帰った後の試験会場にポツンと立つタクヤの一言がおじさんには泣けてくる、変声期前であろう声だから余計に。
アイスダンス始めてからタクヤは自信もついただろうし、成長が見えるラストの表情が良かった。

予告編にもあった、1曲終わった後に友達が拍手をするシーン。冷やかすでもなく笑顔でパチパチ、すごく好き。

タクヤ役の子、キレイな顔立ちだなぁと思ったらスタダなのか、納得。

コメントする (0件)
共感した! 14件)
コビトカバ