ザ・ウォッチャーズのレビュー・感想・評価
全61件中、41~60件目を表示
マデリンの正体が妖精と人間のハーフでそれは教授が捕まえたウォッチャ...
マデリンの正体が妖精と人間のハーフでそれは教授が捕まえたウォッチャーズがもともとハーフだったと理解しましたが、捕まえたのがオリジナルのウォッチャーズで教授との間に子が生まれ、それがマデリンになったという解釈も可能でしょうか?
Year! めっちゃシャマラン
もはやジャンルの一つとして認めたい、シャマラン作品をカテゴリー化したいのだが何と呼べばいいのかをずっと考えていた。
黒澤映画と聞けば、あの脈々たる名作の風景が浮かんでくるし、ジブリ映画と聞くとトトロやらもののけやらがサッと脳裏に浮かぶ。ヒッチコックはサスペンスの巨匠。スピルバーグは既にスピルバーグという名前そのものが形容詞か。
まてよ、そうか。映画監督の名前を形容詞として扱ってみて、腹落ち感というか、人々がそれをイメージできるようになったら殿堂入りということか。
だとするなら、「~的」なんていう言い方、形容動詞化してみたとき、問題なく使用できればその監督の作品ジャンルは殿堂入りできるという、フィルタリング方法はどうだろう。
クロサワ的な映画。
ハヤオ的な映画。ふむふむ。
ヒッチコック的な映画。
スピルバーグ的な映画。
シャマラン的な映画。おー!
別に無理やりカテゴリ名を作らずとも、シャマラン映画はその名で既に形容できる文化へと昇華しているようだ。
パパシャマランでも、ママシャマランでも、ムスメシャマランでも、シャマラン作と聞いただけで、あの何か「謎」仕掛けがありそうで鑑賞後の帰り道でガッカリしたり仲間とツッコミどころを言い合ったりできるスリラー・ホラー映画。それをみんな想像しちゃう感じだ。
本作「ザ・ウォッチャーズ」の鑑賞前の期待感と、鑑賞後のモヤ残り感は、ムスメシャマランでもシャマラン100%の味わい。そこまで食べたい気はしないのだけど、口に入れたら結構美味しいから手が進んでしまうものの、次の日にそれを食べたことや味を忘れていそうな感じ。まるで居酒屋の突き出し料理のように。突き出しにはこんなにツッコミどころはありませんけどね。
沢山ありすぎて疲れるので、ツッコミどころを書くのはやめておこう。それに、ツッコミどころにいちいちツッコんでいくのは正しいシャマランの食べ方とは言えないのだ。激辛ラーメン店で激辛ラーメンを食べて出てくる汗に文句を言うようなものである。そのツッコミどころを全無視して、作品の美味しさだけを味わい切るのが正しいシャマランの食べ方なのだ。
今回のシャマランはメインのストーリーに加えて、デザートとしてエピローグまで付いてくるというお得感あふれる内容。やっぱりデザートは別腹というか、そのあたりはムスメシャマランの「やっぱりデザートつけようよー」的なこだわりが有ったのではなかろうか。そしてデザートは確かに有ったほうが良かったように思えた。
・・・。
ツッコミどころを書かないと言ったが、そしたら書くことが無くなっちゃた。
美味しかったなあ。
シャマランの次回作、パパシャマランによるコンサート会場スリラーも、今から楽しみなのである。
イニシェリン島の、、
シャマラン親子ということでホラーの構えで見ましたが、自然の美しいアイルランドのゴールウェイとアイルランドのどこかの森が舞台ということで、私はイニシェリン島の精霊をやや思い出しました。
調べてみると、イニシェリン島の精霊の舞台であるアラン諸島とゴールウェイは近い場所で、妖精の神話というのはこの地方では割と根付いている話なのかもしれない。
民俗学という観点から見ればファンタジーとしてまあまあおもろいかなというくらいでした。
ダコタ・ファニング目当て
で映画館いきました。
相変わらずかわいいですね。歳をかさねても、スクリーンの中で汚れていても素敵でした。
アイルランドと妖精って日本人でもなんとなくノルウェーとならんで密接な感じすると
思っているもんですから、まったく違和感なくストーリーに没入していきました。
舞台自体が深~い森ですし、湖とか川にかかる橋とかの雰囲気、そして知っている土地の
名前がでてきたりしたので最後まで
ぶれないというか、これで宇宙人だったら怒るよ~とか思いつつ楽しみました。
原作マンガとアニメの印象がごっちゃですけど、デビルマンを想起させてくれました。
古文書(?)みたいな絵の中では、白くて羽の翼があって、人間と共生しているときは
天使みたいにみえました。でも人間にだまされて地下に閉じ込められて、黒くて異形にかわった後は
悪魔ぽく見えます。マデリンが正体を現すとき、台所に虫がうごめいたりしているシーンは
ほかの映画だと悪魔や死霊がでてくるときの前触れな気がしますし。
デビルマンは悪魔(デーモン族でしたっけ)の力を身につけた人間の
葛藤の物語です。人間を守ろうともするんですが、人間も悪魔より業が深いので、、、
ダニエルやキアラやミナを守ろうとした時、ひび割れた鏡の壁の前のマデリンはデビルマンだったなーと
真相がわかった後にはさみこまれた回想シーンから想い起こしてしまいました。
デビルマンもハーフでしたから。氷河期に氷に閉じ込められたデーモン族も悪役にしては征服のモチベが
しっかりしてますしね。
鑑賞後ですけど、
氷河といえば、太古のばい菌やらウイルスやら生物が温暖化でどんどん溶けて復活するなんて記事を
観てたので、森林も伐採をつづけると変な穴ぼこを発見したり、パンドラのハコの蓋をあけちゃうんだろうな、
と想像しました。
この監督・脚本さん、原作の方の映画はまた観たいです!
シャマランブランド無くて良かったのかも
だいぶ覚悟して、ハードル下げて見ましたが意外と良かったです。
なんで?なんで?は沢山ありますが、この程度ならトークトウミーとかと同じようなレベルだと思いました。シャマランブランド無くても、無い方が正当に評価されたかも。
妖精の成れの果てというのも、そう来たか!と。これが宇宙人や、モンスターだったら寝てました。個人的な感想です。
あの小屋どうやって作った?あの説明じゃなぁ。なんで実在の人に化けたがる?化けなかったらバレないのに。化けるために毎晩見てた?やっばシャマランブランドでしたね。
鳥の飛び去る方へ。
地図には載ってない森に迷い込んだミナの話。
職場のペットショップから動物園に鳥を届けてくれと頼まれたミナ、鳥籠に鳥を入れ車である森へ入っていったがスマホにノイズと車の故障で足止めに…、助けを求め車外に出ると森の中を走り去る白髪女性の姿が、その女性を追うと鉄の扉を開けた白髪女性が「助かりたければ入れ」と始まる。
鳥籠と呼ぶ建物に住むマデリン、キアラ、ダニエルとその森での三つの掟、「監視者に背を向けない」「常に光のあたるところ」「ドアを開けてはいけない」…、建物の一部の壁がマジックミラーの様になってて、夜はその森に住むウォッチャーズと呼ばれる者に自分の姿を見せると…、もとネタはMM号?何ておふざけをいれながらも、その森に住む何かが中々姿を見せず、最初は恐怖からの被害妄想か何かなんて思ったけど…。
結局この細長い人ってハーフだったんですね、見た目は怖くなかったけど音で少し驚かされた感、怖さとしては個人的にはもの足らなかった。ミナ演じたダコタ・ファニングさんは最近またよく作品で見掛けますね~素敵!
人間の完コピは難しい
Mナイト・シャマランの娘さんが監督という事でどんでん返しを期待したが、なるほどという感じで悪くはなかった。
長い間虐げられ?表に出て来れなかったモノ達が虎視眈々と人間との入れ替わりを狙う、という大きな筋としてはなんとなくジョーダン・ピールの「アス」を思わせる。
監視される側のルールも面白く、毎日全身を見せ、時にはダンスを踊るなどはコピーを完全なものにするためのものだったという発想は面白かったし、混血の存在など興味をそそる設定も秀逸だった。
教授の研究室にある資料や写真を見て状況が明らかになって行くのだが、それまでとは明らかにテンポが早くなるのでまだ何かあるのかなと思ってしまった。
森を出てからたたみかける様なバタバタした感じがもうちょっとだった。(バスでも何か怖いことがあると思ったしw)
妖精?を閉じ込めてる蓋みたいなのはご当地マンホールみたいで可愛かった。
主演のダコタ・ファニングは子供の頃の印象が強く、成人してからもそれなりに活躍してはいるがかつて美少女だった面影が無くなっているのが残念だった。
(妹のエルの方がビジュアル的評価は高いですね)
世界観は最高だが、、、
オープニングからの不穏さは、この先の展開が
楽しみになる良い引き込みでした。
中盤少し超えるあたりまで、
ウォッチャーズが謎の存在でありながらも、
姿形が少しずつハッキリしてきたり、と
少しずつ解明されていくあたりは、
スリラーのみならず、ミステリー要素も強く
大変面白かったです。
ただ、籠の地下で全貌が明るみに出て、
そこからの妖精🧚と人間の太古の時代からの
共生的な流れは、現代の多様性重視にもつながると
思いましたし、俄然雰囲気が変わったなと感じました。
私としては一貫して不条理スリラーだと
より楽しめましたかなと思います。
私は、ウォッチャーズ=宇宙人との仮説を
予告を見て立てていたのですが、
全然違いました(笑)
主演のダコタ・ファニングは良かったです!
エルのお姉さんですが、姉妹ともファンです。
次回作にも期待しています。
妖精怪奇譚
シャマラン娘の作品なら観てみようかと…
まあ、おおよその想像通り得体の知れない妖精か何かの怪異を描いた、文字通りやたら薄暗いダークホラーですかね。
映像や音楽など父親譲り?の仕上がりに感じましたし、思ったより観れたのですが…
個人的にはモンスター?の容姿や描写などがもう無理…既視感しかありません。
どうして海外モノは同じ様なもんなんでしょう?
バカの一つ覚えみたくすぐに「キシャーッ!」と大口開けて叫ぶし…ホンマ好きですねぇこんなの。
この辺りがマイナス。
父よりは話をきちんとまとめているが、突っ込みどころ満載は伝統芸のような気がする
2024.6.22 字幕 イオンシネマ久御山
2024年のアメリカ映画(102分、G)
原作はA・M・シャインの『The Watchers』
森の中の奇妙な小屋に迷い込んだ女性を描いたスリラー映画
監督&脚本はイシャナ・ナイト・シャマラン
原題の「The Watchers」は「観察者たち」という意味
物語の舞台は、アイルランド西方に位置するとある田舎町
そこでペットショップの店員として働いているミナ(ダコタ・ファニング、幼少期:Hannah Dargan)は、店主バーク(アンソニー・モリス)に頼まれて、インコをベルファストの顧客のところに届けるように言われた
彼女は幼少期に母親(Siobhan Hewlett)を事故で亡くしていて、双子の姉のルーシー(ダコタ・ファニング、幼少期:Emily Dargan)とは疎遠になっていた
翌日、ベルファストに向けて出発したミナは、奥深い森を突っ切ることになったが、その途中で車の故障に見舞われてしまう
助けを探しに付近を捜索すると、今度は車が消えてしまった
森には「回帰不能点」と書かれた奇妙な看板があるものの、それ以外には何もない
しばらくして、人影をみつけたミナはその人物を追う
その人物は、ある小屋に彼女を誘導し、中へと招き入れた
その人物はマデリン(オルウェン・フエレ)という老女で、小屋にはキアラ(ジョージナ・キャンベル)という若い女と、ダニエル(オリバー・フィネガン)という若い男がいた
そしてその小屋は、一面が鏡のようになっていたが、外からは中が見えるようになっていて、夜になると「ウォッチャーズ」という謎の存在が、自分たちを観察しているというのである
映画は、この小屋の存在やウォッチャーズと呼ばれる謎の存在を紐解く流れになっている
あっさりと、ウォッチャーズは人外の何かであることがわかり、小屋に関しても設立した教授(ジョン・リンチ)の存在が暴露される
そして、教授はウォッチャーズ(=妖精)の存在を研究していて、多大な犠牲のもとに、この小屋を作ったということがわかる
これ以上は完全ネタバレになるので避けるが、この「妖精」と人間の関係と歴史、そして「もうひとつの存在の意味」について暴露されるのが後半になっている
数々の疑問が浮かぶが、一応はまとまっているようには思える
とは言え、それじゃあマデリン自由やんという突っ込みが入ってしまうので、その事実自体もマデリンは知らされていなかったと解釈するしかないのかは微妙なところになっている
マデリンは自分を外に出してくれる存在を探していたことになるのだが、ぶっちゃけると自分で勝手に出られたのではないか、と思ってしまうので、このあたりを突っ込んではいけないのかな、と感じた
いずれにせよ、プロデューサーに父親が入っているためか、作風も似ている感じがした
謎の物体の正体もそっち系ですかという感じになっていて、おそらくはアイルランドの伝承などががベースになっているようも思えた
このあたりは調べこんでいけばわかると思うが、ざっくりとそんな話がありそうだよね、で終わらせても問題ないのだろう
シャマラン先生の娘さんが監督デビュー作ですがつい最近まで先生本人の...
シャマラン先生の娘さんが監督デビュー作ですがつい最近まで先生本人の新作だと思ってました。
それにしても世に出た頃から知ってるような映画監督の子供が映画監督デビューするなんて自分も年とったなと痛感させられたわけですが、『シックス・センス』も26年前ということで別に驚くような事でもないかもしれませんが。
以下ネタバレになるかもしれない感想
どんでん返しがありそうでない、そのまんまな落ちやないかいと思いましたが、シャマラン一族ということでこっちが勝手に期待してたというか、それを見越して裏をかいたのかもしれませんが、オヤジさんだったらバス乗ったところで他の乗客だけど挙動不審で実は・・・、て感じで終わらしてたかもしれません。乗客がジロジロ見てたのは風呂入ってないから臭かったんでしょうね。
あと地下室にあったMacが2009年に持ち込んだものにしては明らかにPowerPcでOs 7.5.1て古すぎるだろ、日本なら漢字talkの時代のヤツじゃんと思いましたが、スタンドアローンで運用してるならありかなと思い直しました。
上映時間を100分くらいに収めてきたのは父親譲りですね。
お父さんも2時間前後までいったのは『スプリット』と『ミスター・ガラス』ぐらいですかね。
SNSみてると長い映画嫌いな人多いからみんなもっとシャマラン(親子)の映画観ればいいのに。
細長〜い
アイルランド最大の妖精の森に迷い込み何者かに捕らわれる女性とそこで出会った先に捕らわれていた人達の話。
ペットショップで働く女性がベルファストの動物園へインコを届ける為に通りかかった森の林道で、車が突然故障して助けを求めようと車から離れたら車も見失いというストーリーだけど…なんでわざわざ林道に入った?
夜になると現れるウォッチャーズの恐怖と対峙するけれど、怖さを語られるばかりで見せられる訳ではないからあまり怖くないし、ウォッチャーズの設定がそもそもあまり面白くないし、人間の醜さ云々というより、ただダニエルがアホなだけみたいだし…。
研究室で少し面白くなりそうだったけれど、結局出られなかった理由も、出られた理由も、出なかった理由も、なり変わろうとする理由も、苦しんで諦めた理由も全然わからず。
なんだか色々練って面倒臭い感じにし過ぎて曖昧にしないと成り立たなくなってしまった感じですかね…。
そんな大風呂敷広げてラストどうすんの?と、、、
思いましたよ!しゃまらん、だもの。
そりゃあ、正体不明は怖いよ。でも隠してる間はいいけど、どう種明かしするのさ?という心配。まさか、宇宙人?ミュータント?そのくらいしかないじゃん。
小屋があって観察するってことは、人為的な手がはいってるってことだし、知能があるってことでしょ?
あれ?大暴投でなげっぱなし?勘弁してよ、、、
と思ったら、あら?まあ、無難な着地点かな?でも結構あっさり脱出成功!まだ、時間あるでしょ?え?そこから、もう一度捻る?や、やりすぎだよぉ。
と思ったら、最初から大暴投だからそこから余計な捻りを入れたら、なんとかゴールにたどり着けましたって感じかな。
でもさ、封印されてるマンホールみたいな蓋の図形がちょっと手抜きくさいなあ。いくら地下に封印されたとはいえ、「妖精」とまで言われた存在があんな動物的な悲鳴をあげるかね?昔の「ディセント」に出てきた地底人思い出したよ。シェイプシフターにしてももう少し知能が感じられないとなあ。最初は正体不明だからいいけど種明かししていく流れでやはり、齟齬が出るよね。
まあ、でも腰砕けにはならず鑑賞できたのでよしとしましょう。んー、主人公の家族の話し、いらないよね。そういうヒューマン要素ねじ込むの良くないなあ
割と好き!
シャマラン監督の娘さん作品!シャマラン監督自身が当たり外れ激しいからなあと思いつつ、鑑賞🎬余談やけど、やっとコロナ治って久々の映画館。嬉しい🙌
あら?なんだか案外あっさりそんな感じ?と思いきや、一捻り加えるのがシャマランっぽい。
マデリンは演技でやってた部分もあるやろうけど、あの3人に対して人間の情とかそういったものもあったんやないかな?と思った。
キアラの夫が外に出ようとしたのを止めないのは意外やけど…ボートの話知らんかったら外出るの無理やよね。時間的に。
一応、ハッピーエンドな感じやけど、ずっと監視されてるのは嫌やなあ😅
今回、恒例の監督出演で、シャマラン監督は出演はしなかったんかな?さすがに娘さんの作品やから出てへんか!
追記 他の方のレビューを読んでいてシャラマンじゃなくて、シャマランやったのか!!と知り訂正。ずっと間違えて覚えてた😭ごめんなさい、監督🙏
見てたらそれになれるバケモノなんですね‼️❓
結論からゆうと、鏡越しに見る必要も無く、捕まえて観察してたらそれになれる、昔の妖精と呼ばれた生物の物語なんですね、人間と交尾して子孫作れるから人間もどきとゆうか、それなら混血多いよね、破綻してるよね、ストーリーとして。
何か、シャラマンみたいなどんでん返しよ期待してたが皆無でした。
欧米では羽生えた妖精伝説あるだろうけど、日本人には本気で見たらしらけるでしょ、まあ、みんな演技が良いので見応えありましたよ。
ダコタが出てるんだから期待するでしょ、まあ、演技は素晴らしい。
森も湖も綺麗でした環境保護映画でしょうか、そんな胡散臭さも感じました。
でも二時間楽しめました、ありがとうございました😊
【”"鳥籠、そして回帰不能点。”謎の生き物が、夜の帳が訪れるとガラス張りの部屋の中に逃げ込んだ”人間”達を覗いていた訳。”今作は北欧の民間伝承をベースにした如き、ダークテイスト漂う作品なのである。】
■”前半の”登場人物は、籠の中の鳥を届けるためにアイルランドの北にある奥深い森に踏み込んだ、主人公ミナ(ダコタ・ファニング)と彼女が逃げ込んだ森の中の全面ガラス張りの一面と他面はコンクリート打ちっぱなしの建物の中で避難しつつ暮らす初老で白髪の女性マデリン、夫ジョンと森に迷い込んだキアラ、そして情緒不安定な青年ダニエルのみである。
冒頭、ジョンは逃げ道を探すために必死に森の中を走るが、方向を失い”謎の生き物”に襲われ”穴”に引きずり込まれるシーンから物語は始まる。
陰鬱な森。嫌な声を上げ群れを成して飛ぶ鳥の群れ。
ダークな雰囲気が横溢している・・。
◆感想
・ミナが逃げ込んだ建物には、上記4名のうち行方不明になったジョンを除いた3名が暮らしている。中でもマデリンは幾つかのルールを3名に課している。
1.日が暮れたら外に出ない
2.”謎の生き物”が毎晩覗きに来るが、背を向けてはイケナイ etc.
・だが、ミナは幼い頃からの無鉄砲さで、ダニエルと森の”穴”にロープで懸垂下降で入って行く。
そこで見つけた古い自転車、ビデオカメラ。穴の奥からは不気味な声が聞こえて来て、間一髪彼女は、ダニエルに引き上げられる。
・ミナの行為が”謎の生き物”の怒りを買ったのか、夜になると”謎の生き物”は強化ガラスに体当たりをし、行方不明になったジョンの声色でキアラに扉を開けさせようとする。
■この物語は、ここから一気に面白怖くなっていくのである。
・”謎の生き物”達の攻撃に、身の危険を感じた彼ら。だが、その時に部屋のカーペットの下に鉄の扉がある事に気付き、彼らは取り付けられた梯子を使って地下の広大な部屋に下りる。
そこは、建物を作らせた北欧伝承を研究していたキルマーティン教授の研究室であった。
その部屋に有ったパソコンを起動させると、日々の博士の研究の様子が映し出される。徐々に見ていくと、博士が地下牢に”背の高いクリーチャー”を捕らえている光景が映される。そして、研究300日目の映像を見ると、そこには憔悴し切った博士の表情が・・。
博士は”もしこれを見ている者がいたなら・・。”と言い森からの脱出ルートを話し、”アイツを殺して・・。”と言う言葉と共に、梯子を上がって行く姿と乾いた拳銃の音が二発鳴る。
ー 博士が、憔悴していた理由は明らかである。”背の高いクリーチャー”は、博士の妻に擬態していったのであろう。-
・博士の言葉通りに森を抜け、湖に出ると言葉通りに舟が一艘浮いている。だが、彼らを追って来た”背の高いクリーチャー”達が、徐々に人型に変わって行きダニエルは、ジョンの姿をした男を助けようとするが、その男の手は人間のモノではなく、彼は喉を掻き切られ絶命する。そして、ミナとキアラとマデリンは脱出する。
・ミナはキルマーティン教授の大学の部屋を訪れ、教授の研究していた資料を持ってキアラの部屋を訪れる。その資料の中の写真にはマデリンが映っている。
彼女はキルマーティン教授の妻であり、その写真を見た瞬間に観る側は、”背の高いクリーチャー”が擬態をする”古代の種族”であり、教授の資料からその種族は且つては人間と共生していた“妖精”であったが、人間に地下深く閉じこめられた事を知るのである。
・ここ迄来ると、彼らと過ごしていたマデリンが、実は”古代の種族”が擬態したモノであり、彼らと共に逃げた意味が分かるのである。
キルマーティン教授の大学の部屋を訪れ資料を集めた後に、最初にミナが会いに行ったキアラも擬態した”古代の種族”であり、マデリンに変容し、何処ともなく飛び去るのである。
<今作は、劇中印象的なシーンである全面ガラス張りの一面と他面はコンクリート打ちっぱなしの建物の中でガラスの内側に貼られた鏡に自身の姿を映した双子の様なミナの姿が暗喩していたように、登場人物達に擬態していく”古代の種族”の姿や、ラスト、幼き自分が冒した母を事故死させたトラウマを、双子の姉と出会う事で克服するミナの姿が印象的な、北欧ホラーテイスト溢れる作品なのである。>
突然閉じ込められて、得体のしれない聴衆に夜毎見守られる…という...
突然閉じ込められて、得体のしれない聴衆に夜毎見守られる…という初期設定はミステリアスで魅力的なのだが、その後は仲間割れ、謎の地下室の発見、脱出、主人公のトラウマ克服に最後の大立ち回り…と随分オーソドックス、というより平凡な道を辿る。「ウォッチャーズ」の正体も早めに見せすぎ(立ち上がると異常に背が伸びるビジュアルは印象的だが)かも?なによりこのアーサー・マッケン風設定をほぼ台詞できっちり説明されてしまうのはかなり興ざめ。主人公の双子設定やアイデンティティを偽る悪癖などをもっと深掘りすればもう数段面白くなったと思う。結末と題名のダブル・ミーニングは悪くないだけに。父シャマランよりギレルモ・デル・トロ寄りの作風か?
おもしろかった。
展開がいくつもあってとにかく飽きなかった。
見入ってしまった。。。
森を出るのが意外とあっさりしてて、抜けたあとも数年まともに風呂に入って無い割には?綺麗だったのはやっぱり映画あるあるだなーと。
ミストや約束のネバーランドみたいだなーと思い、終盤はアスっぽさを感じ、
締めはファンタジー?で色んな要素を詰め込んでいて私的には満足できた映画だった。
AIの怖さを感じさせられた。
母ちゃんが死んだ原因、やんちゃな子供だった主人公、だけどストーリーとの繋がりはよくわからなかった。
ラストのお姉さんは、最初から双子だったということでよろしんだよね?笑
ホラーですが怖くはありません
登場人物が少ないのでほとんど死にません。
サスペンスとかスリラーとかの方がしっくりくるかもしれません。
ウォッチャーズさんの正体はすんなり受け入れられましたが、自力で森から出られなかったのは受け入れられず。
全員かなりの方向音痴だったのかしら。
ダコタさんと監督の次作に期待して、ちょっと甘めな採点です。
つまらない
つまらなくてウトウトした。主人公が魅力のないもっさりした女性で無名の人を低予算で使っているのかと思ったらダコタ・ファ二ングだったので驚いた。妖精だかなんだか、あの連中、人間になりすますのに別に入れ替わる必要ないし、戸籍でも欲しいのか。本当につまらない。
主人公がジムニーに乗っていたけど、結局車は戻らないのだろうか。もったいない。
全61件中、41~60件目を表示