ザ・ウォッチャーズのレビュー・感想・評価
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少し物足りない
森の中に迷い込んだ主人公が、箱のような家、通称鳥かごの中で
マジックミラー越しに謎の存在『ウォッチャーズ』に監視されながら生活を送る、
というサスペンスホラー作品。
つまらなくも退屈でもない。
①夜は外に出ずドアを開けない②森にある穴には近づかない③光を常に浴びる④鏡に背を向けない。
これらのルールを強いられる生活は話を引っ張る謎に満ちており、
また人間関係の悪化や周囲の森の探索などで緊張感を煽り常に飽きさせないよう工夫している。
ただ、少し物足りない。
ホラーサスペンスとして見た場合、
怪異は謎に満ちている方が怖いのが定番だがウォッチャーズは見た目すら出てこない為、
集団のリーダー格に守らされる決まり事がピンと来なくなっている節がある。
なので色々可能性を見ながら吟味するのだが…
例えばドアがけたたましく叩かれても、これは主人公をハメる壮大なドッキリなのでは?
などと意識してしまうとどうにも怪異の緊張感がボヤけてしまうのだ。
決まりを破ってウォッチャーズに捕まったらどうなるか分からないのも緊張感が出なかった一因だと思う。
死ぬことは示唆されるがそもそも怪異の目的が分からないが前提の作品なので、
本当に死ぬのかどうかさえ分からない。
怪異が実在するかさえ怪しいでは、決まりを守る・破ることに緊張感が見いだせない。
恋愛リアリティーショーを作中で見ているのはテレビ番組であることを示唆しているのか?
などという説が終盤まで捨てられなかった。
捕まったらテレビ局のスタジオで、司会者が現れ残念でしたーと笑うのかなーとか。
(これは自分の深読みしすぎが悪かったとも思う)
また張られた伏線を回収する手腕に唸る作品かというと、
未回収なのか、自分が見逃しただけか分からないが、
あの伏線らしきものなんだったんだろうが散見される。
(例えば上記の恋愛リアリティーショーがそれ。内容はどうでもよくて教授の名前出したかっただけだろうか?
実はあれが奥さんとの出会いの馴れ初めだったりする?)
主人公には『罪』があるのだが今回の一件と無関係に勝手に納得して解決?するのもいただけない。
(今回の一件を通して何か気づきを得て解決、というプロセスが欲しかった。
これもまた自分が見逃しただけかも知れないが…)
そして最後、森を脱出してハッピーエンド、後はエピローグ…
というところでまた話がひっくり返るのだが、この作品はここで
驚愕出来るか、前も似たようなの見たことある、と感じるかで評価が一変するだろう。
私は残念ながら後者だった。
怪異達は何者なのか? というでっかい謎が提示されるので
ついつい考えたくなるが、あまりゴチャゴチャ考えずに見た方がいい映画であり、
そこがこの作品最大のミスマッチなのではないだろうか。
カメラワークや話運びのおかげで一定の緊張感は出せているし、
仕込まれたどんでん返しもバレバレでつまらないほどではなく、
キャラ造形やそれに伴う各人の心理描写はむしろたくみな方だと思う。
主人公達への感情移入なども難しくないので最後まで楽しんで見られる。
ただ総じてあともう少し話全体が推敲できていれば化けたと思うもったいない作品だった。
ゲゲゲのミーナ
闇の世界から邪悪な妖精を人間界に連れて来てしまったけど人知れず窮地から救ったのね。
物語の展開は予想外で面白かったです。
クリーチャーのデザインが不気味で、鳴き声が低い唸り声で、何故そんなに攻撃的なのか不満でした。
例えば目的が同じであっても人間に友好的で好感の持てる姿の方が良かったのにと残念でした。
日本のスタッフで作ったら森羅万象的なより神秘的なキャラクターになるだろうなと思います。
まぁ無理もない、仕方ない事ですけどね。
日本の妖怪は魅力的だよ
しかしあの広大な森林に迷い込んだらとても生きて抜け出せる気がしない。あぁ恐ろしい。
構えず、期待せず、ウォッチ
ネタバレ サイトを見て、
作品に興味をもったので鑑賞。
内容を何となく分かっていたので、
大どんでん返しを期待せず、
鑑賞できました。
この作品、シャマラン DNA を感じさせながらも、
物語や心理描写を大事にする繊細さもあるように感じました。
スリラー、ホラー、サスペンスというよりも
民間伝承、言い伝え、妖怪、お化け的なジャンルとして、
観たほうが良いかもしれません。
分からないこと、回収されないことも多々あるが、
自分を見る。ことをテーマにしていると感じられると、
あまり、気にならないはず。
鏡を通して見る描写を多く出し、
その印象を植え付けた上での、
ラストの姉妹の会話シーン。
ニヤっとしてしまった。
そして、全体的にダコタさんが素晴らしかった。
もっと怖さが欲しければ、
遊星から来た物体X系のウォッチをお薦めします。
鑑賞動機:予告5割、あらすじ4割、シャマランの呪縛1割
パッと連想したのは『ミサゴの森』。いやもっと的確なのあると思うけど、あまりそっち方面知らないから。
なので、ホラー/スリラー風でないほうがあってたのではないかとは思った。ルールみたいなことよりも、終盤にもっとフォーカス当てて欲しかった。
途中のあのバスが全部アレなのではと妄想したがそんなわけなかった。
こうゆう出会いがあるから映画鑑賞はやめられない。
傑作でした。
何者かに監視されるという恐怖の中にあって、ラストのシーンは感動的。
泣けるホラーが大好きな私にとってはドストライクでした。
感想一言一言がネタバレに通ずる恐れありの今年1番のホラー系の傑作。
どうやってあの建物を建てたんだよ?
クリーチャーの目的が分からない。
更に分からないのは、迷いの森の中にあの建造物をどうやって建てられたんだろうか?
舞台装置からして腑に落ちないのは如何なもんか。
森の妖精がクリーチャーで、彼らは擬態を得意とするようで、かつては人間と共存していて神とまで崇められていたらしい。
その妖精達が巣食う、帰らずの森。
彼らの目的は人間を観察し、自分達が人間と入れ替わろうとしているのだとか。でも、日光の下を歩けないし森からはまだ出られない。
で、観察対象の人間を館に閉じ込めるわけなのだけど…だったら殺さなくてもよかないか?
ルールという名の約束を反故にされた戒めなのだろうか?とするなら、殺したい程憎い人間を観察せねばならない腹立たしさがあるんだろうか。
どうにも怖くない。
ホラーテイストの哲学を語られてるみたいだ。
森から脱出して、さぁ種明かしになっても怖くない。
妖精的には異形のハーフリングが一匹だけ人間界に放たれたらしいのだけど、だから?って感じで…結末もなんだか明るそうだし。
その個体が原因であろう現存する怪事件とか、未解決事件とかに紐付けて空想すれば楽しいのかもしれないけれど、復讐なり憎しみに囚われてる風でもなかった。
シャラマン好きなら、色々と考察もできるんだろうなぁと思う作品。そうでもない俺には、鏡に映る絵が楽しいだけの作品だったなぁ。
物語が展開する地下室への扉にしたって、おかしい。教授的にはPCのメッセージを見せたかったはずだ。なのに鉄板でコーティングしてある。
誰が何の目的でそんな事したんだ?
教授じゃなければマデリン(仮)なのだけど…意図が分からん。
あまりに設定がお粗末過ぎやしませんか?
親の七光+親バカの発露って事なのかしらね。
まさかの顛末
森で迷子になった
電波が全く届かない
車も故障してしまった
誰かに助けてもらわねばから
物語は改めてスタートする
エンドロールがまさかの展開
ありがちなと見せかけての…
には驚いた😳
フェアリーが出てきた
人間と親しくなるに連れ
子供を授かるようになった
わかりやすくいうなら半妖?
あからさまにしてほしくない
人間の都合により閉じ込めらた結果
人間を恨みそして人間に対し憧れるようになる
顛末が読めないから
最後まで楽しく観れた
ストーリーは何と言っても
🦜が大活躍
動物園に返す約束は?
もうあげるってことになったのか(汗)
完全にペットじゃん
森を脱出し何とか市街地へ戻るも
お話はこれで終わりじゃない😝
まさかのマデリンの正体に愕然
迷い込んだのではなく
蘇生したモンスターだった…
本当に良い捻りが随所に
ラストの結末は騙された(笑)
ストーリーの構成もネタの伏線の回収も
凄く良く出来ている👏
森
それは【ずっと】見られている
主人公は禁断の森に迷い込んでしまった
夜の訪問者に監視される
【訪問者】の正体は?
オチがファンタジー物として
「ヴィレッジ」や「アンブレイカブル」みたいな
感動がありました
初長編監督として
素晴らしい作品でした
良くも悪くもB級映画の範疇に収まる作品
原作未読、M・ナイト・シャマラン監督作品未鑑賞な上での感想なのであまり参考にならないかもです。
予告見て気になったので、通常上映にて鑑賞。
そもそもハードルを上げずに観ることができたので、思ったより楽しめたかなという印象です。
ホラー×ファンタジーという謎ジャンルでツッコミどころ満載でしたが、娘さんの初監督作品という立ち位置では良かったのではないでしょうか。
しかし、映像も音響も世界観も既視感は拭えず、あまり設定を生かした怖がらせ方も観られなかったため、良作とは言えなかったです。
尖った部分がなく、全体的に丸いので刺激や緩急が好きな方は寝てしまうかも…。
ホラーが苦手な人でも観られる大衆向けB級映画の作品という感じでした。
親子でありつつ、違うシャマラン味あり
M・ナイト・シャマランの娘が父と同じく監督として、しかもスリラー作品でデビュー。
デビュー作なので、期待し過ぎるのはどうかと思うが、それでも楽しみにしていた一作。
主に森の中と、森の外2段階の展開。
森に迷い込み、姿が見れない相手に惑わされながらも、何とか外に出ようとルールを破るミナ。
ミナが来たことで少しずつ状況が変わり、ダニエルも状況を変えようと対立してたマデリンを閉め出す。
日が暮れ、奴らが来るので部屋の外で、一時的に身を隠すことで初めてウォッチャーズを目撃する。
その姿は四足歩行の様な動物に見えるが、部屋の前に集まり立ちがっていく。
決して全身が見えるまでは行かないが、逆に見せないからチープさが出ず、不気味さが維持出来てかと。
(全身はほぼ人間の形に変化した状態でしか出てなかったかと。)
そこからはバタバタと急展開。
部屋の下にハッチがあったことを発見(何故今まで誰も気付かなかったんだ)、下に降りて教授の記録を発見。どうやら奴らの異形を捕まえ交流をしてたよう(ハッチ内にいる可能性があるのかと、1人でヒヤヒヤ)。愛する人の為に〜と分かりやすいフラグ。脱出用にボートがあるとしり、翌日には脱出を実行。
脱出してからも解決したと思いきや、もう1展開。
個人的には監督デビュー作としては大満足!父親が名前があるから、まぁまぁ大きな規模で製作されているが新人監督でこの出来は素晴らしいのではないか。
父親のシャマラン味の良い不穏さを匂わせつつ、違うなと思ったのは、森に出てからも展開を広げたこと。(恐らく父親であればハッチ〜妖精との対峙をもっと盛り上げそうと妄想)
アインリクタンに寄り添い折合いを付けた展開、それが形は色々あれど女性同志のキャラクターであったこと、ハッピーエンドだったことは、1つの話としてまとまりがあったしファンタジーが強かったように感じる。
ただの怖さだけで終わらず鏡の部屋・惑わせる森でミナが過去のトラウマと向き合い、そこから立ち直る姿がメインであって、後半も描きたかったのかと。
いつか、この話がシャマラン監督の『アンブレイカブル』のように何十年後とかにイシャナ監督の他の映画と繋がったら胸熱と想い馳せながら、今後に是非期待。(もしかしたら次はスリラーではなく、ファンタジーさが強くなるかもしれないですね)
あとダーウィン🦜がとても可愛かった。
死ななくて良かった。
前半ホラー風、後半は…
ホラーを堪能できるかと思い鑑賞。
前半は暗い森が舞台なので、全体的に見えにくく分かりにくい。
後半になり、森に潜むウォッチャーズの謎が解かれ始めるにつれ、ホラー要素は薄くなる。というか、なくなる。
最後、ウォッチャーがヒロインの言葉をすんなり信じるあたり、妖精でもあり、人間でもあるんだなぁと感じる。人間を信じる心を捨てられないのかなぁと。
ラストがあっけないと言えばそれまでだけど、ほっこり終わるホラーもいいと思った。
森の奥にある秘密の部屋で・・・
「シックス・センス」で一世を風靡したM・ナイト・シャマラン監督、今度はどんなどんでん返しを見せてくれるのかと思ったら、娘さんのイシャナ・ナイト・シャマラン監督のデビュー作だそうで・・・
このレビューを書くまで知らなくて、ずっとM・ナイト・シャマラン監督の作品だと思ってました。
どうしても、どんでん返しに期待がいくので、そういう見方をしちゃってました。
迷い込んだら脱け出すことができない森の中に、見つめられるための部屋があるという、なんとも不思議なシチュエーションの話です。
この奇妙な設定の割には、それほど入り込めなかった自分がいます。
妖精?ナイトウォーカー?得たいの知れないモノが出てくる映画は、好きなジャンルでそれなりに楽しませてもらえましたが、あくまでそれなりです。
最後も、それほどの衝撃はなかったかな。
期待が大きすぎたってところもあるのでしょうが・・・
なんかこう違和感が残る
良いところ
話が二転三転して予想を違えてくる
?なところ
結構長い時間居たはずなのに確かめるべきところを放置してる違和感
超常的な存在なのだろうけど、なぜか物理的範囲の動きしかしないから、所詮淘汰される存在でしかないな。詰まる所知られてないからこその価値。まあ、知られたら碌でもない実験に使われて終わり。んなもんで見終わった後の絶望感はあんまりないな、続編があるとすればそこら辺かな。
そもそもの話だけど、なんであんだけ長く居たのにお互いの状況確認してないんだよ、というのが違和感ある。真っ先に色々試してそうなのに地下室見つけるのはギリギリだし不自然さがあちこち。気になると気になる。
なんか作中年月が曖昧なんだけど、仲良くなって擬態させて交尾して子供もうけて射殺したのか?それで三百日は無理じゃないけど、なんか日数が合わん気がする。それとも十月十日ではないのかな?
Gene
シャマランの娘さんの長編映画デビュー作ということで、父親のDNAが全開なのか、はたまた違うアプローチで攻めてくるのか…そういう期待と不安も込めつつ鑑賞。
割としっかりしたミステリアスな作品で、父と似通っている部分もあれば、自分の色を出しているところあってクセはあれど楽しめました。
森の中の一軒家に迷い込んだミナが、その家にいる3人と共にウォッチャーズに監視される日々を送る中での脱出を目論む…といった感じで、序盤の男性が襲われるシーン然り、情報が開示されない序盤の不気味さは中々に秀逸でした。
劇中で流れている恋愛リアリティショー、普段全然目にしないジャンルですし、付き合ったのに別れました〜みたいなノリ(出演者たちが気の毒でもある)をよく目にするので興味のないものですが、今作では良い味を出していました。
恋愛リアリティショーを観る視聴者はやんややんや言い放題ですし、それこそ今作のウォッチャーズと一緒だよなとなって面白いメタファーだなぁと感心しながら観ていました。
今作のウォッチャーズの正体は教授が蘇らせた妖精で、その妖精は色々な人物に変化できますし、家来的なやつは謎にスレンダーマン風味があって造形は良かったです。
ただスレンダーマンはむっちゃ獰猛な事以外は、こちらを見ている状態でそこまででしたし、もっと襲ってくれたら見せ場もあったのになと思いました。
ルールを破ったもの(というか破らせようとした)は殺されて、ルールを守ったもの(もしくは巻き込まれそうになった)は無事生還できるといった感じで、森の中全力疾走からの、湖に出てからの、スレンダーマンもとい妖精たちに1人ぶっ殺されーの、オンボロボートでの脱出で街まで生還とサラッとしていましたが、無事帰れて良かったけどこれで終わったら消化不良すぎるよなー、あらあっさり脱出できちゃった…と思ったらそこからもう一捻りあるので、父の遺伝子が突然変異してくれていて、ちょっとだけお得感がありました。
教授の真の目的は妻を甦らせる事。
それで妖精を呼び出してしまったがために殺されて体を乗っ取られて、妖精は太陽を浴びれないという弱点をハーフリング(妖精と人間ががーっちゃんこ)で補って、人間の世界で生きていくという一気にファンタジーに飛躍した瞬間は驚きましたが、それ相応の理由がしっかり提示されたタイミングでなぞに納得できるものがありました。
羽でバッサバッサ飛んでいくところだけは違和感満載でしたが笑
ツッコミどころはたっぷりありまして、なぜ森に一直線で向かってしまったのか、床下の扉になぜ気づかなかったのか、ルール破りまくりだけど大丈夫なのか、
ホラーとして観るとインパクト不足ですが、怪しげなファンタジーとして観たら結構楽しめました。
粗っぽい部分やホラーテイストがどう改善されていくのかも見ものですし、ここから父親と一緒に映画を作るか、それとも1人で新たな道を切り開くのか、イシャナ監督の次回作に期待しています。
鑑賞日 6/23
鑑賞時間 18:40〜20:35
座席 H-15
親の七光り~長編監督本格デビュ-じゃったが 蛍の光に終わる!
とーちゃんを超えるんだぁ~イシャナ。
シックスセンスをも遙かに凌ぐ、(´-ω-`)
「ザ・ウォッチャーズ」を今日は見ましたよん。
監督は、あの”シックスセンス”を手掛けたM・ナイト・シャマランさんの娘である
イシャナ・ナイト・シャマランさんだぁ。
きゃ、きゃ、脚本も手掛けて居られるのだぞぅ。
皆の者 頭が高-い。m(_ _)m
折角の長編デビュ-作ですが、すみませんが 回れ右で元へ戻って下さい。
余りの詰まらなさ過ぎて ★2個程度ですよ。(´・ω・`)
なんやてぇ~・・・声が本人から聞こえて来そうやけども、
詰まらんモノはツマらんのよ。
森の中で遭難は良いけど、急に現れるシェルタ-施設。
昼間 御日様に当たる所の森に居るのは良いが、
夜はこの家の中に居ないとダメ。
その条件はいい。まだ理解できる。
外になんか居るのも分かった。古くからいるソレ(妖精ね)。
それも 一応理解できる。
分らん疑問羅列すると。
・なぜ大きい1枚板のミラ-ガラスが有るのか。
・夜に姿を森の連中に見える様にしなきゃならんのか。
・何年もココに居たの?日頃何喰ってるのか。
・トイレ・バスルームは何処に。
・ベットは基本無いのか。
・えっTV? ラジオ? 電波あるの?携帯電話は無理?
・ビデオ見てた訳ね。繰り返しね。まさかレンタルじゃ無いよね。
・家電に、照明機器あるなら電気は来てるんだ。電線何処から来てるの?
・えっ高性能ソーラ-パネルの設定? でも映って無かったけど。
・そもそも 太陽光が森に強く差し込まないけど、発電は無理では?
・最初にココにやって来た白髪の老女。 実は人と妖精との間の子。
ココから連れ出される計画。人が多い街へ行って人喰う?狙い。
聞いてて だっせぇ計画だなぁ と真摯に思う。
・森から色んな方向に看板と番号が。なんかウケる。
そこを超えると元には戻れないらしい。調べた奴、超暇人。
・夜に家の外に老婆と居て、妖精らしき正体を見る。
背がやたらと高い黒い影の存在。何で襲われないのか。
それは 逃されるため?だったのか。
・妖精は池?川? 水は苦手なの?
・妖精が次々と人に変化。都合のいい変化。
・防犯カメラへの映り場面、中々面白かったけども。
・地下穴に居たのは誰?関係性なし?
・博士遺言、博士の大学で何かを壊せと。
・最後展開は、人間とのハーフ妖精に目覚めで、森に帰るのかな?
親の七光り 不思議ちゃん光線でまくりの
展開映画でしたわ。
イシャナさん、ドンマイドンマイですよ。
次回作は、今より輝いた作品を期待しております。
変わりモノホラ-好きな方は
劇場へ。
監禁、監視する者たちの正体とは? ただのサプライズネタもの映画ではなかった
広大な森林の奥深く、ガラス張りの小屋に捕らわれた4人。
彼らを監禁し、監視する者たちの正体は…。
この手の映画では、謎の正体が解明され、脱出できたところで終わることが多いが、本作はそこからが結構長い。
「シックス・センス」のM・ナイト・シャマラン製作ということで、どうしてもラストのどんでん返しやタネ明かしを売りに宣伝されがちですが、本作は、伝承・神話が背景にあることと、彼らの存在と人々とのかかわりあいの方に重点があって、面白い。
監視は、人になりすます擬態のため、と思っていたが、実はそれはすでに完成していたのだ。
オウムの鳥かごが、ガラス張りの小屋を思わせる。
かごの中のオウムが脱出で大きな役目を担っていた。
ミナには双子の姉妹がいて、ガラス張りの小屋の壁が夜は鏡のようになり、自分が映る合わせ鏡になることにも通じている。
ダコダ・ファニングがいい。
湖のシーンの彼らのCGが、のっぺりしていかにもCGで、安っぽいカットがあったのは残念でした。
私が 私を 見つめてました
とりあえず、街から街へ移動する中で迷い込むような森なら、普通に地図に載せよう。
そして行方不明者多数なら封鎖しよう。
定番ではあるけど、近道しようとした主人公が出来心で入っちゃった、でいいじゃん。
それはさておき、人物描写が薄すぎる。
4人の関係性もまともに描けてないのに、モノローグで「揉め事が増えた」みたいに言われても…
ダニエルは取ってつけたように唐突に自分語りしだし、これまた急に未亡人キアラとロマンスを匂わせ。
この手の作品でそれは当然フラグなわけで、あっさり回収という情緒のなさ。
“鳥籠”での生活描写も足りておらず、何となく出来事だけ並べて数ヶ月経ったが、恐怖も疲弊も感じない。
一度も水場が映らなかったのもどうかと思う。
あの建物は鬼畜教授が建てたのだろうが、だったら何故あんなにウォッチャーズに都合のいい構造なのか。
教授はビデオを回しっぱなしで殺されたのに、300日目の動画は誰が保存したのか。
マデリンが教授の捕らえてたハーフリングなら、地下の存在知ってるハズでは。
主人公の特技(?)が脱出の鍵になるわけだが、絵を描くのとマッピングはまったく別物だよ。
結局あの真相だと車が消えた説明はつかないし、ウォッチャーズが森から出られない理由も不明。
などなどモヤモヤしながら鑑賞。
そこから太古の種族だの過去との対峙だの特殊な存在だの共存の未来だのと広げられても…
途中から、鳥籠の中身が鴉夜さまで持っているのが津軽だったら…なんて関係ないこと考えてた。
ジョン以外のウォッチャーズも服を着てください。
★2024年劇場鑑賞52★
やはりこういうのは何も情報を入れないに限る。
おもしろかった。ん?って思うところはあれど面白い
途中のミナが外側から見るシーンは進撃の巨人に見えてしまった
あと最後がああいう終わりならばダニエルを殺さなくても良かったのになぁ。
ダニエル殺すなら皆殺しエンドの方が面白かったかも。
まあ直近で胸騒ぎを見たからそんなことを思うのかもですけど笑
もののけ姫
面白かった。ホラーとファンタジーの融合みたいな。
設定やストーリーに多くの暗喩が込められているように思う。
森、闇、異類婚姻譚、鏡、双子、自然の征服・環境問題、地下、インコ、鳥籠…。
この辺がキーワードだろうか。
主人公は自分のせいで母親を殺してしまい、自分の双子の姉妹の顔に一生消えない傷をつけてしまったトラウマを抱えており、そのことに正面から向き合えないでいる。
このことと、人類が自然の象徴である森を破壊してしまい、人類と自然が調和していない状態であることが重ね合わされている。
①主人公(人類)と母親(森・自然)はかつて幸せな関係を築いていた
②主人公(人類)の愚かな行為により、母親(森・自然)を殺してしまい、そのトラウマが主人公を苦しめている
したがってこの物語は、森の人格的表現である妖精との和解を通して、主人公が母親のトラウマを克服する話だということになる。
<妖精が象徴するもの>
妖精というと小人に透明な羽をはやした無害な存在のイメージがあるが、アイルランドの民話などに出てくる妖精は日本でいう妖怪や鬼のような恐ろしい存在。妖精と結婚するという民話や神話(異類婚姻譚)が存在するところも、日本の妖怪と似ている。異類婚姻譚というのは、人間が自然を畏怖し、またその恵みに感謝していた時代の自然信仰的感覚が反映されている。人間が自然とコミュニケーションをとる方法として、動物や妖怪・妖精が人語を話す、という話が日本にもアイルランドにもある。たとえば日本には「おいてけ堀」のような、人外の者が魚や動物の捕りすぎを戒める話がたくさん残っている。
<3つのルールが象徴するもの>
主人公の思い込みや恐怖を象徴しているのではないか。
ルールを守っていれば安全、ルールを破れば危険、というのは、この映画の前半部が「安全な世界と危険な世界」という2つの世界を前提としており、ルールを破ることは2つの世界の境界をおかすことを意味する。
・都市(人間の世界)と森(自然の世界)
・人間と妖精
・光と闇
・昼と夜
・地上と地下
・「鳥籠」の中と外
ルールを守っている限りは安全だが、問題に対する根本的な解決はできない。物語はこの二分法的世界観の緊張をどう解消するか、ということがテーマになる。
そしてこの2つの世界は主人公の「顕在意識」と「無意識」でもあり、「無意識」にひそんでいるトラウマに主人公が向き合えない状況を表している。
2つの世界は相対的なものではなく、後者「観る側」が前者「観られる側」を支配し、主導権をにぎっている。
<鏡・人間に擬態する妖精・双子が象徴するもの>
灯りをつけたガラス張りの部屋が、外からは中が丸見えになり、中からは外が鏡になる、というのはうまい仕掛けだと思った。
主人公がガラスに映った自分自身の姿を見つめるシーンがとても印象的だが、つまり主人公が怖れているのは自分自身だ、ということだ。
そしてそれは環境破壊を重ねる人類全体についてもいえる。自然の姿は人間のありかたを反映する。自然を守ろうと思えば恵みを、ないがしろにすれば牙をむく。
<地下に脱出のヒントがある>
この物語の世界では、単にルールを守るだけでは状況を変えることができない。この世界に変化をもたらした主人公の行動は2つあり、どちらも「地下に行く」ことだったのが興味深い。はじめに地下に行ったときの結果は失敗に終わった。二番目に行ったときは成功した。何が違っていたのだろう?
<なぜ主人公のトラウマは克服されたか>
主人公の再生のプロセスが丁寧に描写されている。まずは、他人のトラウマ(罪、自分が悪人であると認めること)を聞くことにより、苦しんでいるのが自分だけではないことに気づくとともに、自分自身の状況を客観視する。次に、避けていた自分の過去(罪)を直視する。次に、他人に自分の罪を告白し、自己開示する。そして最後に、主人公の双子の姉妹に会うこと。顔に傷をつけてしまった姉妹は、今は子供をもち幸せに暮らしている。過去の罪にばかりとらわれていたが、現在の幸せに目を向けることができた。
このプロセスがうまく人間と妖精(自然)との和解と対応している。
①何を考えているか分からない、恐ろしいだけの存在
②かつては人間と幸せな関係を築いていた神のような存在だったが、人間によりその力を奪われた被害者
③人間と混血し、生き延びて人間社会で暮らしている子孫もいる
②を主人公が知ることは、妖精の正体を知り、人類の罪を認めることを意味する。
③は、主人公が妖精は一方的な被害者というだけではないことに気づき、和解の可能性を見出すことを意味する。
ここで、妖精が「自由」の象徴である「翼」を回復したことに重要な意味があると思う。
この辺の展開に何か既視感があるな、と思ったが、これはまさに「もののけ姫」とテーマと同じだ、と気づいた。人間がシシ神を殺してしまったことで、自然が神としてあがめられていた時代は終わり(原生林は破壊され)、そのあと、人はシシ神の首を返すことで森は復活したが、かつての森は永久に失われ、人工林となってしまった。しかし自然と人間は対立しつつも一緒に歩むしかない(「だが共に生きることはできる」)。
<インコが意味するもの>
二つの世界をつなぐアイコンではないか。
インコを追って異世界から脱出するというのは、非常に神話的だ。
人間が「鳥籠」から出ることと、インコが鳥籠から出ることが同時に起こっている。
「鳥籠から出る」のは、二分法の世界の解消を象徴している。
ペットは人間に飼われている動物なので、人間と動物を仲介する存在である。
また、インコは人間の言葉を話す動物でもある。
さらに、「ダーウィン」という名前。
「ダーウィンの進化論」は、人間と動物は分けられた存在ではなく、連続したものであることを示した説である。
「死んじゃダメ」というセリフも、「死にたい」と思っている人間には不吉な皮肉に聞こえ、「生きたい」と思っている人間にははげましに聞こえるという意味で面白い。
全61件中、21~40件目を表示