ザ・ウォッチャーズのレビュー・感想・評価
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夜に家では電気を点けるべき
一応、ゆるいシャマラニストとしてはシャマ娘の監督デビュー作を見逃すわけにはいかない。ドローンでの森の空撮はシャイニングっぽさを思わせつつ、なんでそうなっちゃうの?なところには父の遺伝子を感じなくもないが、シチュエーションスリラーかと思いきや話が進むにつれてファウンドフッテージ要素が入ったり、進撃の巨人っぽかったり(見た目だけ)、いろいろと思わぬ展開が…。
予告の謳い文句の通りたしかに予測不能っちゃそうなんだけど、いろいろ入れた一つひとつが薄味で、少ない登場人物の関係性も浅く、理屈をつけてるわりに納得感がない。人の真似をするってだけでオウムも役不足だし。熟女感の出てきた主演のダコタ・ファニング(まだ30歳でした、失礼!)が最後に能町みね子になるぐらいの突拍子のなさを次作には期待したい(さすがに無茶)。
ちょうど良い怖さかも
楽しい覗き
観終わった後あぁ、あれは伏線というか、匂わせ的なやーつか。
きちんと回収されてて纏まってたのでは。
別人になるミア、白鳥の湖、言葉を真似る鳥、鏡に映るミアなどなど。
カゴから出られない人間と森から出られないウォッチャーズ。
囚われ人達の中に待望の鳥を持って颯爽と現れるミア。
鳥の名前はダーウィンだ!
唯一映る番組がリアリティーショーなのも良かったな〜
覗きって楽しいけど趣味わるいよね。
あれ観てて脱出できるのは2人だ!って思ったけど。
しかし、あの中で毎日毎日観られてたら精神病むし炎上もするよ。
主人公が出た途端、ルールが破られ地下施設が発見されとご都合主義ではあるがそれはいたしかたなし。
脱出できた時、もっと喜ぼうぜ!とか思ったけど。
バスに乗れたあとも変な顔してたから、実は乗客みんなウォッチャーズでしたとか期待してました。
まぁ、ウォッチャーズ紛れてましたけど(マデリン)
前半と後半でスタンスが変わってくる作品は好きなので、ミアが真実を暴きマデリンと対峙する展開はとても興奮した。
実は1番ゾワっとしたのは3人が声を合わせて「ルール」を言うところとこ。
人間の外側だけ真似てもだめなんだよね。
マデリンがんばれ。
赤い髪の少女、これから何をしてくれるのか楽しみなホラーらしい終わり方。
あの施設を観たら結構な人数の方々があのエロい号を連想したんだろうな〜とか思うけど海外の方々にはそれはないと思うのであれは日本の文化なのかな。文化なのか?
久々シャマラン風味は嫌いじゃない
ネタバレなしの口コミだけは見ていたため、1番のがっかりポイントらしき「それ」の正体についてはある程度分かった上で鑑賞し、どうやって脱出するのか?にフォーカスできたのでそれなりに予想外展開もあってドキドキ見ることができた。
娘シャマランさんの処女作らしい、とはいえパパMナイトシャマランの名前も製作にあったので最初は共同作品なのかな。一応小説原作らしいけど。
フェアリーと言うと、どうしてもティンカーベルのようなちっちゃな美少女に羽が生えてるイメージだが、アイルランドのフェアリーやチェンジリングはトロールとか妖怪よりらしい。老婆の精霊っぽい画像もでてたのでアイルランドの文化・伝承を踏まえた上での映画なんだなと納得。日本であれば人間に一方的に地下に追いやられた妖怪たちが人間に化けて人間界に紛れ込もうとする?みたいな物語と思えばいいのかな。。
森の中の不思議な出来事や矛盾はすべて「幻影」でごまかすパターンと理解しました。
鳥のダーウィンが繰り返す「Try not to die」 がなかなかいい味だしてた、もっと後半も使えばいいのに。
<気になったところ>
-ハーフの方は教授の子どもなのかしら。。?
-何ヶ月も暗闇を恐れる生活してて、なぜ夜にでかける!しばらくは24時間電気つけて生活するでしょうよ!
-誰でも自分の中に悪い部分を半分もっている、それを認めるということが最後のオチなのか?
-仲間を見つけてみよう、という提案に納得したとして殺すのやめるほどなのかな?
-鏡に背を向けてはいけない、のにソファで寝るのはよいの。。?
-鳥が道を示す、とはいえなぜダーウィンがいきなり道案内できる前提なの。。?邪悪から逃げる本能?
-腐った木の中なら気づかれないかも設定はなぜ最初に教えてあげないの!これもハーフの力?
-あの恋愛リアリティーショーみたいなのの意味は。。?
-冒頭で白鳥の湖が出てきたけど、流れる曲はサンサーンスの白鳥、なんか意味あるのかな。
-動物園どうなった。
今後の活躍に期待
夏になったので涼味を求めてホラー映画を鑑賞。
双子の姉に生まれたが、幼いころから周囲に反抗的だった「ミナ」(ダコタ・ファニング)。
ドライヴ中に母親の言いつけに逆らって車窓を開け、それに気を取られた母親が運転を誤り、母親は死亡、妹も重傷を負ったというトラウマを抱えている。
28歳になってペットショップで働いているが、自己嫌悪に苛まれ、別人格に化けて酒場で男を引っかけるというような危なっかしい日々を送っている。
ある日店主からオウムを顧客に届けるよう依頼され、カーナヴィを頼りにアイルランド西部の樹海に分け入る。だが、林道で車が故障し、携帯の電波も入らず、助けを求めて鳥籠を持って車を離れる。
異形の気配を感じて引き返すが、車が見当たらない。深い森の中を逃げまどい、「引き返し不能地点」という謎の標識を通り過ぎ、60代の「マデリン」(オルウェン・フエレ)、20代の「キアラ」(ジョージナ・キャンベル)、19歳の「ダニエル」(オリバー・フィネガン)と遭遇。助かりたかったらついてこいと言われ、森の中に建つコンクリート製の箱のような一軒家に逃げ込む。
建物は一方の面がマジック・ミラーになっており、一番古株のマデリンが言うことには、森の異形が中の人間を観察しているのだという。マデリンたちは異形を「ウォッチャー」と呼んでいた。
キアラはもともと夫婦者だが、夫「ジョン」(アリスター・ブラマー)は数日前助けを求めて出ていったまま帰らず――といったストーリー。
前半はウォッチャーが正体を見せないのでゾワゾワするような恐怖感があるが、後半はシルエットながら姿を現し、それがいかにもという造形なのでちょっと拍子抜けしてしまう。
ウォッチャーは妖精と呼ばれた種族の成れの果てなのだが、であれば、見た目は可愛らしいのに心性は邪悪というようなキャラ設定もできたのではないかな。
ウォッチャーは人間を観察し、人間に成りすまして樹海を抜け出そうとしている。己を偽って別人に化けるミラは、なにか通い合うものをウォッチャーに感じるらしいのだが、残念ながら観客はそこまで共感を抱けない。イシャナ・ナイト・シャマラン監督は、『シックス・センス』で父親が見せたような境地にはまだ至っていないようだ。
どんなどんでん返しが…
シャマランの名を見て映画ファンならば誰しもがそう思うだろう。それだけのイメージを与えているのだから彼は本当に凄い人なんだと思う。本作ではシャマラン作品で第2班監督を務めていた過去のある実娘のイシャナ・ナイト・シャマランがメガホンを取る。デビュー作で大手スタジオ、製作にはもちろん父のシャマラン。なんとも贅沢なデビューだろう。親の七光りなんて言葉があるが、割と演出力等には高評価が目立ち、デビューとしては華々しいものではないか。
マジックミラーの様になっている建物をあの樹海に建てたのは中々至難の業だと思うが、ウォッチャーズの存在や、森に侵蝕されていく人の怖さ等は十分に描けている。やや人物描写が薄く、何ヶ月も閉ざされた環境にいるのであればもう少し掘り下げてほしい気もするが、上映時間等の関係から致し方ない事だろう。サスペンス色が強いが、ホラーとしてのポイントは押さえており、油断しているとドキッとする描写もある。だが流血シーン等のバイオレンス描写は薄く、直球でこの不思議な世界を表現している。
父シャマランの得意技とも言えるどんでん返し手法を取るのかと思いきや、それを踏襲しつつ希望を交えたラストになっており、上手く落ち着かせた様に思える。次回はどんな作品が登場するのか、楽しみに待っているとしよう。
安心して見られるホラー
ストーリーは、予告で想像していたものと少し違いましたが、楽しめました。
ホラー好きな人には褒め言葉じゃないかもしれないですが、暴力的な表現も目を覆いたくなるような残酷な表現も入れようと思えばいくらでも入れられる中ほぼ無く、ずっとスクリーンを見ていられたのもよかったです。
怖くはない
あ~はん…なるほどね、って感じで感情はあまり起伏しなかったです。
出られない森に謎の生き物と顔の怖いおばちゃんがいる状況は怖いはずなんですが、皆がもうここで彼らと共に生きることを受け入れているし、主人公は心折られずに森の探求してるし、洋服は汚れないしお互い臭いですねとかないし男の子がハーレムじゃん!とか興奮しないし殺し合わないし、心理的に観客までも追い詰められるような作りではない。
………いやそんなまさか…そうなれと思いながら見てたわけじゃ…
まあこれで終わらんやろからのネタばらしも想像はつくしまさかのハートフル説得で「それで引いてくれるのかベイビー…」ってなったね。かわいいやつ。
あと最後の赤毛の女の子の顔が一番怖いのどうにかなんないのか。あそこがハイライトだったのか、そうなのか、シャマラン???
盛りだくさん過ぎのホラーファンタジー
面白いと思うが、要素が盛り沢山すぎてどれも浅くなってしまっている。
特に中盤までのホラー展開から後半急に英国ゴシックファンタジー的な展開になり、まるで途中から別の映画のよう。
しかも、1時間40分ほどの尺なので深掘りできず浅くなってしまっている。
配信ドラマで10話ほどでじっくり描く内容のような気がする。
孤独なアーティストミナ(ダコタ・ファニング)はオウムを届けるために指定の場所に向かうが途中森に迷い込んでしまう。
車もなぜか動かなくなり、助けを求め外に出るが車を見失ってしまう。そしてたどり着いたのがガラス張りの部屋でそこには3人の男女がいた。
彼らが話すには、謎の存在が監視しており、日が暮れたら外に出てはいけない事など破ってはいけないルールがあるという。
隔離された部屋に男女が生活するという、いわゆる恋愛観察リアリティショーのスタイルとホラーを融合したアイディアは面白い。
ただ、設定は雑で、誰がなぜこのような建物をどうやって建てたのか(のちに明らかにされるが・・)、森で狩りをして食物を得るシーンはあるものの、さすがに飢えるのではないか、などリアリティに欠け、ストーリーに入り込めない。
冒頭で森林破壊の話やミナの過去の事故の贖罪を背負って生きている事などの伏線があるのでそうしたことが根底のテーマなのだという事が示される。
しかし中盤までは放置され、後半一気にストーリーが動くので消化不良に陥る。
奇想天外な映画を得意とするM・ナイト・シャラマンの娘、イシャナ・ナイト・シャラマンの初監督作で父が製作ということでシャラマン映画にはなっている。
24歳でこの作品を撮ってしまうのは才能はあるのだろう。
もう少しテーマを絞り込んで、次回作に期待しよう。
やっぱそっち系
森から回帰不能とは?
山越えドライブしていたら何故か深い森に迷い込む。
その森に入ると回帰不能?
この森は何なのだ。
このガラスの建物は何なのだ。
このガラスの鑑賞者は何者だ。
答えは,妖精だそうだ。
腰が抜けるほど面白い設定だ。
だが、その妖精の姿を見ると彫刻家ジャコメッティの針金人間のようだ。
残念ながらティンカーベルのような可愛い妖精ではなくて,人間に恨みを持ち自分達に同化させ不死となるゾンビのようだ。
そして、このガラスの建物は、ある目的のため、この妖精を観察するために作られた研究室なのだが、
妖精が危険すぎて研究室から日中出歩ける境界域が決まってくる。それが回帰不能点。
つまり、鑑賞されるのではなく、妖精を観察する建物だったのだが、敢えて監禁状態となり観察される立場に身を置いたのだが、
誰が何のためにこんなことを始めたのか?
そしてその結果、
その成果によりハーフ妖精人が誕生し、
封印された妖精が,ウォッチャーからストーカーに進化し、森の境界域を超えて再び人間界にハーフ妖精人が戻ってきたと言う警鐘と聞こえる。
ホビット好きには、
続きが楽しみなのですが…
( ^ω^ )
ザ・ウォッチャーズ
M・ナイト・シャマラン製作のもと、娘のイシャナ・ナイト・シャマランが長編監督デビューを果たしたホラー映画。
A・M・シャインが2021年に出版した同名小説を原作に、謎の監視者の恐怖を描き出す。
28歳の孤独なアーティストのミナは、鳥籠に入った鳥を指定の場所へ届けに行く途中で、地図にない不気味な森に迷い込む。
スマホやラジオが突然壊れ、車も動かなくなったため助けを求めようと車外に出るが、乗ってきた車が消えてしまう。
森の中にこつ然と現れたガラス張りの部屋に避難したミナは、そこにいた60代のマデリンと20代のシアラ、19歳のダニエルと出会う。
彼らは毎晩訪れる“何か”に監視されているという。そして彼らには、「監視者に背を向けてはいけない」「決してドアを開けてはいけない」「常に光の中にいろ」という、破ると殺されてしまう3つのルールが課せられていた。
ダコタ・ファニングが主人公ミナ、
「マンディ 地獄のロード・ウォリアー」のオルウェン・フエレがマデリン、
「バーバリアン」のジョージナ・キャンベルがシアラを演じた。
ザ・ウォッチャーズ
劇場公開日:2024年6月21日 102分
気味悪い
一応、説明もしてくれるのでウォッチャーズとは何なのか判明します。
そこまでホラー?要素はないので苦手な人でも気軽に見れると思います。
終始、「ふーん?」という感じ。
最後主人公はなんか納得して受け入れている感じでしたが、正直自分なら姿形を変えられる不思議な生命体に生涯監視されるなんて嫌すぎる!
暇つぶしなホラー?
少し物足りない
森の中に迷い込んだ主人公が、箱のような家、通称鳥かごの中で
マジックミラー越しに謎の存在『ウォッチャーズ』に監視されながら生活を送る、
というサスペンスホラー作品。
つまらなくも退屈でもない。
①夜は外に出ずドアを開けない②森にある穴には近づかない③光を常に浴びる④鏡に背を向けない。
これらのルールを強いられる生活は話を引っ張る謎に満ちており、
また人間関係の悪化や周囲の森の探索などで緊張感を煽り常に飽きさせないよう工夫している。
ただ、少し物足りない。
ホラーサスペンスとして見た場合、
怪異は謎に満ちている方が怖いのが定番だがウォッチャーズは見た目すら出てこない為、
集団のリーダー格に守らされる決まり事がピンと来なくなっている節がある。
なので色々可能性を見ながら吟味するのだが…
例えばドアがけたたましく叩かれても、これは主人公をハメる壮大なドッキリなのでは?
などと意識してしまうとどうにも怪異の緊張感がボヤけてしまうのだ。
決まりを破ってウォッチャーズに捕まったらどうなるか分からないのも緊張感が出なかった一因だと思う。
死ぬことは示唆されるがそもそも怪異の目的が分からないが前提の作品なので、
本当に死ぬのかどうかさえ分からない。
怪異が実在するかさえ怪しいでは、決まりを守る・破ることに緊張感が見いだせない。
恋愛リアリティーショーを作中で見ているのはテレビ番組であることを示唆しているのか?
などという説が終盤まで捨てられなかった。
捕まったらテレビ局のスタジオで、司会者が現れ残念でしたーと笑うのかなーとか。
(これは自分の深読みしすぎが悪かったとも思う)
また張られた伏線を回収する手腕に唸る作品かというと、
未回収なのか、自分が見逃しただけか分からないが、
あの伏線らしきものなんだったんだろうが散見される。
(例えば上記の恋愛リアリティーショーがそれ。内容はどうでもよくて教授の名前出したかっただけだろうか?
実はあれが奥さんとの出会いの馴れ初めだったりする?)
主人公には『罪』があるのだが今回の一件と無関係に勝手に納得して解決?するのもいただけない。
(今回の一件を通して何か気づきを得て解決、というプロセスが欲しかった。
これもまた自分が見逃しただけかも知れないが…)
そして最後、森を脱出してハッピーエンド、後はエピローグ…
というところでまた話がひっくり返るのだが、この作品はここで
驚愕出来るか、前も似たようなの見たことある、と感じるかで評価が一変するだろう。
私は残念ながら後者だった。
怪異達は何者なのか? というでっかい謎が提示されるので
ついつい考えたくなるが、あまりゴチャゴチャ考えずに見た方がいい映画であり、
そこがこの作品最大のミスマッチなのではないだろうか。
カメラワークや話運びのおかげで一定の緊張感は出せているし、
仕込まれたどんでん返しもバレバレでつまらないほどではなく、
キャラ造形やそれに伴う各人の心理描写はむしろたくみな方だと思う。
主人公達への感情移入なども難しくないので最後まで楽しんで見られる。
ただ総じてあともう少し話全体が推敲できていれば化けたと思うもったいない作品だった。
ゲゲゲのミーナ
闇の世界から邪悪な妖精を人間界に連れて来てしまったけど人知れず窮地から救ったのね。
物語の展開は予想外で面白かったです。
クリーチャーのデザインが不気味で、鳴き声が低い唸り声で、何故そんなに攻撃的なのか不満でした。
例えば目的が同じであっても人間に友好的で好感の持てる姿の方が良かったのにと残念でした。
日本のスタッフで作ったら森羅万象的なより神秘的なキャラクターになるだろうなと思います。
まぁ無理もない、仕方ない事ですけどね。
日本の妖怪は魅力的だよ
しかしあの広大な森林に迷い込んだらとても生きて抜け出せる気がしない。あぁ恐ろしい。
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