「30歳間近のアーティスト、ミナ(ダコタ・ファニング)。 友人から1...」ザ・ウォッチャーズ りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)
30歳間近のアーティスト、ミナ(ダコタ・ファニング)。 友人から1...
クリックして本文を読む
30歳間近のアーティスト、ミナ(ダコタ・ファニング)。
友人から1羽のオウムを動物園に届けてほしいと依頼される。
車で出かけたが、途中、カーナビの故障なのか、森の小道に迷い込んでしまう。
スマホも効かず、車も故障。
助けを求めて、籠の鳥とともに森をさまよううちに夕暮れ近くになってしまう。
と、見知らぬ女性(オルウェン・フエレ)が、「早く逃げ込まなければ!」と、ミナを奇妙な建物に押し込めてしまう。
そこは、一方の壁面がマジックミラーになっており、夜な夜な「ザ・ウォッチャーズ」と呼んでいる生き物がやって来ては、中にいる人々を監視しているのだった・・・
といったところからはじまる物語。
父親譲りの奇妙な設定の映画を撮った娘シャマラン監督。
これは小さい時分から父の映画を観、同趣向の作品が好きなんだろうなぁと推察したが、原作があるんですね。
ま、この手の話を選ぶのは当然かもしれませんが。
原作があるせいか、予想していたほどの破綻はない。
奇妙な監視施設の建築とか、どうやったんだろうなぁ、みたいな疑問はあっても。
「ザ・ウォッチャーズ」の正体もフォークロア、民俗学の領域に踏み込んでいて、英国版『妖怪ハンター ヒルコ』ね、と納得したした次第。
人間vsウォッチャーズの構図に持ち込まないあたりが、非常に好ましい。
結構、好きです、この作品。
ダコタ・ファニングが少々太りじしになっており、その肉体的存在感が映画にリアリティを与えていました。
コメントする