35年目のラブレターのレビュー・感想・評価
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鶴瓶は演技していないように鶴瓶のままでした
何度も『くすっ』と笑わせ、最後に泣かせる吉本新喜劇的要素のある奈良県舞台の人情ドラマでした。ボロ泣きしてしまいました。
鶴瓶は素のまま、衣装も含めて、演技していないように鶴瓶のままでした。
気になったのは、婚姻届をどのようにしてだしたのでしょうか?
他にも色々ありますが、
細かいところに突っ込まず、素直に観るべき映画ですね!
キャスティングが素晴らしい
キャスティング◎
事実を元にされているのですね
予告からだいたいストーリーが予想できます。鑑賞しながら、展開もたぶんこうなのだろうと予想できます。
その予想の範囲内ではありますが、結局泣けました。
字が読み書きできるベースで見てしまいますが、そう言われればそうなのかと気が付かされました。
若い時の重岡大毅さんと上白石萌音さんも良かったし、鶴瓶さんと原田知世さんも良かった。
冒頭、原田さんが「お父さん」と呼ぶので、鶴瓶さんは旦那さんではなくてお父さんなのだと思ってしまった。
それぞれ、適役だと思いますがさすがに歳が離れすぎですかね。
最後の方は、感動演出がちょっとやりすぎ感を感じてしまいました。創作にしてはやりすぎと想ってしまいましたが、事実を元にしているとの事なので、本当なのかもしれませんが。
観終わると自分の心がキレイになった気がする
あかんこんなん泣くしかないわ
勇気と愛で心を満たしてくれる最高な作品に出会えた👍
定期的に泣ける映画を観るようにしているが、
定期的に泣ける映画を観るようにしている。号泣すると脳がデトックスされ、アクション映画を観る3倍(※当社比)はスッキリするから。
「この題名で泣けないなんてことないだろ」と事前情報なく観劇…泣き所はなかなかやって来ない。それは最終盤に固め打たれ「そうきたか」展開もあり、仕立てとして泣ける構造ではある。ただ要所での演出意図がわかりにくく・鶴瓶さんの訥々とした演技・更には原田知世さんの抑制された演技で号泣までは至らず、私はやや泣きであった。もちろん気持ちよく号泣された方もおられることと思う。ストーリーはすごく良かったが演出にやや難ありで粗が目立ってしまった気がする。
例えば。主人公は夜間中学に20年間通学するのだが、月日の経過を示す演出が希薄でかつ定年退職後の夫婦の風体がぼぼ(というか全く)変わらないため時間を圧縮して見せられたような感じがした。教師(安田顕)が主人公に無駄な努力などないと言い聞かせるシーンがあるが、やや取ってつけたように感ずる。演劇の台本ならそれでもいいが、映画なのだからそこはセリフに頼るのではなく演出で時間経過とそれに伴う喜怒哀楽を表すべきではなかったか。
さて、本作品は実話を元に制作されている。ネットで西畑さん御本人のインタビュー記事を読むことができるが、驚くことに殆どの設定・エピソードが実話の通りなのだ。もちろんそのままだと尺が足りないので膨らませた部分はあるだろうが。塚本監督(脚本)の、西畑さんと皎子さんの生き様をまんま切り抜きたいという想いが伝わってきた。そのうえで、その志と映画作品としての出来栄えの両立で悩まれた点は多かったのだろうと推察。
ノンフィクションだから仕方ないのか・・?
正直言いますと、あんま面白くなかった。ノンフィクションに面白さ求めるのはダメなのかもしれないけど。見終わった後にノンフィクションだと知りました。この作品を見るにあたり「ノンフィクション」であるということは頭に入れておくべきですね。それをわかっていれば異なる視点で見ることができたかもしれない。
あと、たぶん誰もが疑問に思ったと思うけど、自分の名前や住所ぐらいは機械的に書けるようにする事はできないものなの?不便でしょ!!例えば、私はアラビア語わからないけど、もし必須になった場合は自分の名前や住所ぐらいなら書けるようにするかな~。
でも、そもそもそうやってうまくやってた人は映画化されないのでしょう。特殊事例だからこそ映画化されるのであって。
温かい映画です
せっかくなので舞台挨拶付きの回を鑑賞。
俳優さん含め登壇者の皆さんが温かい方々ばかりで、それぞれ作品愛に満ちていた。
鑑賞後だったのもあり、いい映画になるはずだと納得。
泣いて笑ってまた泣いて泣いて。
映画館でこんなに泣いたのは初めて。
まさに老若男女に溢れた館内から聞こえる啜り泣きや漏れ聞こえる笑い声。
若き保を演じる重岡くんの苦悩や葛藤が痛いほど伝わり、読み書き出来ないと打ち明けるシーンで涙。
優しさと芯の強さを感じさせる萌音ちゃんは終始愛らしく、夜間中学で起きる良い変化も鶴瓶さんが演じてこそ不自然さが全くない。
ラスト皎子さんのラブレターで涙が溢れて止まらず。知世さんの声が本当に美しい。
あえてなのか、手書きではなくタイプライターの文字なのが余計に涙を誘う。
親代わりのお姉さんからもらった大切なタイプライター。
手書きじゃなくてもいいんだよ。どんな形であれ伝えたい気持ちを手紙にしたらいいんじゃないかな、と優しく背中を押された気持ちになった。
それでも尚大切な人に手紙を書きたいなと思えた。読み書きが出来ることに感謝しながら。
秦さんの曲も映画と合っていて、とても温かいいい映画でした。
読み書きできない日本人って結構居たんだ
笑福亭鶴瓶演じる65歳の西畑保は小さい頃から学校に行けず読み書きできないまま大人になり一流の寿司職人として働いていた。実際にそんな人いたのかなぁ?信じられないわ。だって、書いた文字を読んでもらえばすぐ覚えられるはず。原田知世演じる皎子とは結婚して35年、とても仲良し夫婦だわ。結婚したての若い頃、保は重岡大毅、皎子は上白石萌音が演じていた。旦那が読み書きできない事を知ったが、嫌いにはならなかったね。定年退職となった保は、妻に感謝の気持ちを伝える為に読み書き出来るようになろうと、夜間中学生となる。えっ!?年齢関係なしで中学生になれるなんて知らなかった。安田顕演じる先生の谷山、とても楽しかったです。
役者のみんなが、ハマっててとても楽しいと思っていたら、最後の方で涙が止まらないくらい泣けちゃった。笑って泣いてめっちゃ楽しめました。
良い映画です!
まさか20年通うとは
一番印象的だったのは、新妻の書くラブレターを読めない夫が握り締め隠れて泣いてしまうシーン。
学校は学び方を学習する場所だと思ってずっと小学校教員をやってきた。現場の教員でもないのにこの言葉を教師役に喋らせる脚本家はどれだけ取材したんだろう。そして実話と聞いたが、本当にこれを教員が言ってて保さんがそれを覚えていたのなら、それも凄い。
夜間中学を20年も通い続けて、その間に支え続けた妻も亡くなった。でも映画の最後に残ったのは彼の笑顔。
折れない彼の心。でもそうなるにはきっとそれまでに色々あった。あくまでも人として、でも勁い心。
4人でキラキラと水面の光る湖の畔に座る。やがて1人に。でもきっと4人だと思った。
映画を見るまでは感想やコメント読んでもふ〜んて感じだったが、見た後はストレートに響いた。きっとそれは実話を映画にしてたから。真実はストレートに響く。
泣けた……
筋書きどおり
清々しいほど、思った通りのストーリーでした
それが、イヤでは無かった
きれいで、しっかりした奥さん
嫁が亡くなっても、温かく支えてくれる
娘夫婦や孫たち
世の中の、おじいちゃん達の理想を
絵に描いたような話で
キレイゴト満載ではありますが
学ぶことの大切さや
家族を大切にする気持ちを
思い出させてくれる作品でした
鶴瓶の背中が絶妙
自分にはどうも合わなかった…
※批判的な表現を含むレビューです。
・本題のラブレターはとてもよかったと思う。
映画館でも結構泣いている方が目立ちました。
ただ、それ一本で丸々2時間はきつかったかも。
序盤やラスト付近は良かったけども、中〜終盤はかなり飽きてしまった。
若い頃の話があるとはいえ、ほぼ夫婦二人の物語でそれ以外はモブ…。
肝心の夫婦の話も実話を元にしているからか、どうにも物語として薄味で意外性に欠ける。
これが完全なフィクションだったらもっと色々付け足せたんだろうけど…。
・二人の関係や、若い頃の苦労の掘り下げの分領に対して、勉強や学校の掘り下げがなさすぎる。
ダイジェストの勉強シーンはあったが、勉強に対する辛さ、しんどさ、楽しさのような主人公の感情があんまり伝わってこなくて残念。
LDなどの発達障害がもしあるならその辺りも描写してほしかった。(これはなければないでいいが)
また、授業中にカーテンで自分を全て覆うほど人に注目されたくない少年や不登校の少女が出てきたが、次の瞬間には主人公と仲良くなって解決していてあまりにもエピソードとして薄い。
この辺りをもっと深掘りしてほしかった。
・原田さんが若すぎて鶴瓶さんと夫婦である設定少し違和感を覚えてしまった。
元々実話のこのお話がテレビで取り上げられた時に仰天ニュースでも放送されたようで、その縁もあって鶴瓶さんが主演となったようだ。
鶴瓶さんのキャラクターが強すぎて、映画や、主人公という人間に没入しにくかった。
もちろんこう思うのは私だけかもしれないが…。
こきおろしてしまったが、総じてこの映画は悪い作品ではないと思う。
だけど自分には合わなかったな…。
ファストフードを食べに来たら、減塩オーガニックな手料理だったような感じ…。
本筋であるラブレターの描き方はよかっただけに、私としては架空でもいいから深掘りしたエピソードを入れてくれたらよかったと思う。
元になった実話があるとはいえども、映画にしている時点で創作なのだから。
主題歌も映画に沿ったものでなかなかよかった。
鶴瓶師匠であるワケ
実話を基にした映画。主人公「保」を演じるのは笑福亭鶴瓶師匠。プロの俳優ではないけど、噺家は仕事柄、演技もうまい。ただ、なんでプロの俳優を選ばなかったのだろうと思って観ながら、他の役者さんだったら、、、、と考えても結局、思いつかなかった。
若き頃を演じる重岡君もそうなんだけど、この役の大きなポイントの1つは、「染み付いた関西弁」が喋れること。アクセントやイントネーションが合っているだけではだめで、ベタベタの関西人にしか出せない「間」や「空気間」が必要。
また、もう一人の主人公である「皎子」を演じる原田知世さんとその若き頃の上白石萌音ちゃんは、一見おとなしそうで、実は芯がしっかりしている妻をしっかり演じていた。重岡君や鶴瓶師匠はかなり感情を出した芝居をしていたけど、萌音ちゃんや知世さんは抑制したお芝居が光っていた。いや、実際の「人間の生活」にそんなに感情のジェットコースターみたいなのはないでしょう。
夜間学校のシーンでは、どこか、夜間高校を舞台にしたNHKの「宙わたる教室」を彷彿させた。いろいろな事情で学べなかった人が、学び直す。人目が気になる病気の男の子が一番に打ち解けるのが、鶴瓶師匠演じる保なのは、いくらなんでも都合良すぎる(心の病はそんなに簡単じゃない)とも思ったけど、鶴瓶師匠ならそんなファンタジーもアリかと思った。
笑福亭鶴瓶師匠は舞台挨拶で仰っていたとおり、本格的に落語を始めたのは50を超えてから。落語家に入門したのは若い頃だったけど、関西のバラエティー番組や深夜放送ばかり。その深夜放送でも、いきなり深夜の街に出て、ぶらぶら歩きながら若者に話しかけるなど、某国営放送のテレビ番組のハシリのような事をやっていた。また、その某国営放送の番組に知り合いが出たので聞いたら、「ホントに突然来る」、「後で鶴瓶本人からお礼の電話がかかってきた」と言う。マネージャーが礼状を打って、本人がサインするくらいの対応でも感激するのに、本人が直接電話かけてくるのはなかなか。
そんなにじみ出るものを持っているので、監督もほぼアテ書きだったんだろうな。と想像しながら劇場を後にしました。
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