「過去から現在へ共に生きた証の手紙」35年目のラブレター makotoさんの映画レビュー(感想・評価)
過去から現在へ共に生きた証の手紙
過去から現在へ共に生きた証の手紙
戦時中の生まれで、十分な教育をうけることができず、文字の読み書きができない65歳の西畑保と、いつも彼のそばにいる妻・皎子。出会いから結婚、出産。子育てに追われながらも、幸せな日々を過ごしていた。
しかし文字の読み書きが出来ない保が、人生最大のコンプレックスを克服しようと、夜間学校へ入学、そして妻へのラブレターを書くことを目標にする。
苦しみやコンプレックスをなんとか解消しようと奮闘する姿に生きる力と、その原動力となるのが、妻である皎子への感謝と愛情。そして保を優しく見守る娘や周囲の人々。
若き日の皎子を演じた上白石萌音と現在の皎子を演じた原田知世の、保を支える凛とした優しさが印象的だった。
35年目のラブレターは、優しさに満ち溢れる人生を包括していた。
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