蛇の道のレビュー・感想・評価
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復讐の果てにあるものは・・・
ファンの人には申し訳ありませんが、この作品、自分には合いませんでした。
柴咲さんの全編フランス語の演技とか、頑張っているのは素晴らしいと思いますが・・・
黒沢監督が自分の作品をセルフ・リメイクしたようです。
復讐劇の脚本が素晴らしく、限られた人しか見ないVシネマではもったいないと言うことで、世界に向けたフランス語のリメイクらしいですが・・・
そんなに面白いかな?
リベンジものは、大好きなジャンルなんで、期待してたんだけど・・・大きすぎたかな?
思った程じゃなくてガッカリでした。
【ネタバレ】
気になった所を幾つか・・・
ホラー大好き親父としては、拷問からドぎついスプラッターを期待してたんだけど、それは無かった。ただ、食事を目の前でバラけたり、そのままで排泄させたりと、尊厳をおとしめるえげつなさは、あった。見た目じゃ面白味が、よくわからないけど。
拉致の仕方が雑すぎる。ばれたらどうするの?
武装集団に素人が拳銃一丁で挑む?
あれだけ銃声が響いているのに、誰も気づかない?
子供たちの様子も気になる。なんか信頼しきってないかな。(「約束のネバーランド」みたいにまんまと騙してるってことか?)
柴咲さんが、復讐の手伝いをする振りをして、実は自分の復讐を実行していた真相には、満足でしたが・・・それまでがね~。
あまりにも淡々とし過ぎて、面白味がなかった。
柴咲さんの怖さは、十分に感じられた一本でした。
アクション?シーンに失笑
個人的には全員フランス人でリメイクでもよかったような
Vシネのほうも観ている。観てると確かに比較したくなる。なるべくそこに引っかからないように物を言うとすると、若干長いな、ということ。なんだか背景もみんな丁寧に見える。丁寧に見える分だけ長いのか。いやどうしても比較しちゃうな。
まずはネタが国際的にもSNSで問題にもなったりしたのにも直結するネタでよくよく考えたら今日的であった。そしていわゆる復讐ではあるが、復讐する側が何を考えてるかわからない危険な奴らというのはやはり変な話。しかもダブルで。
個人的には日常の中にぶっ込まれる非日常としてのダークワールド(監禁&拷問)が面白いと思う中で、ドラマとして中心にいるのが女性でもいいのだけど、もちろん日本人であるのもいいのだけど、個人的にはそれが非日常に見えてしまい、ついでに患者で出てくる西島秀俊もあわせると、これ全部フランス人で観たかった感が強い。もちろん柴咲コウは悪くない。
それと、やっぱり黒沢清は拷問道具と拷問シーンになると画面が生き生きするなぁ、と思った。
柴咲コウが、いいね。
セルフリメイクらしいが、オリジナルは知らない。フランシスが舞台だ。なぜ、こうなったのかは、わからない。SAWみたいな感じもする。残酷だね。西島秀俊や青木崇高らもちょい役でした。柴咲コウも、復讐にクールに挑む感じが良かった。
拷問かましてよかですか?サヴァ?
2024年映画館鑑賞54作品目
6月23日(日)シネマ・リオーネ古川
通常料金1900円
監督と脚本は『地獄の警備員』『蛇の道(1998)』『散歩する侵略者』『旅のおわり世界のはじまり』『スパイの妻 劇場版』の黒沢清
舞台をフランスに移したセルフリメイク
1998年版は未鑑賞
半年かけて勉強した成果が出たのか柴咲コウのフランス語は上手
まあ僕はフランス語に詳しくないのでよくわからないけどフランス語が母国語ではない外国人だと思えば上出来の方ではないか
小夜子とアルベールはコンビを組んで組織の一員だった連中を拉致し拷問を加え復讐する話
2人は組織によって子供を殺されている
謎の組織が子供の人身売買や臓器売買に関わっている
金持ちに売れなかった子供は生きながら解体されるようだ
話としては残虐だが映像としてはかなり配慮されている
それを退屈と判断するか良識的と判断するかは人それぞれ
柴咲コウの芝居がアクション以外は単調すぎる
そういうキャラなのかもしれないが欠伸が出る
配役
パリ在住の心療内科医師の新島小夜子に柴咲コウ
8歳の娘を惨殺されたアルベール・バシュレにダミアン・ボナール
既に解体されたミナール財団の元会計係のティボー・ラヴァルにマチュー・アマルリック
ミナール財団のボスだったピエール・ゲランにグレゴワール・コラン
小夜子の患者の吉村に西島秀俊
日本に住む小夜子の夫の宗一郎に青木崇高
柴咲コウ
久々の柴咲コウの作品で楽しみにしてました! 驚いたのが周りが外国人...
猟奇的な彼女
サスペンス復讐劇
名作Vシネのセルフリメイク
98年の方より長いのに何だか説明が無い疑問がいっぱい
星はいつも三つです。
黒沢清監督『蛇の道』
娘を惨殺されて復讐に燃えるフランス人の男と彼を助ける日本人女医の柴咲コウ。
黒沢監督が以前に発表した映画のリメイク。
製作のいきさつは知らないが、監督はフランス語を操って活躍する柴咲コウを撮りたかったからリメイクしたのかと思えるほど、綺麗で格好いい。
復讐のためターゲットを次々に拉致する手口は笑ってしまうくらい乱暴。遺体搬送用の黒袋にターゲットを押し込め、男と柴咲コウがずるずると引きずっていく。運ばれる奴はコメディ映画みたいに頭をガンガンといろんなところに打ち付けられながら拉致されていく。残酷残虐を想起させる場面がずっと続くが、捉えられて屈辱的な排便を強いられた男がホースで水をかけられながら尻を洗って欲しいといわんばかりに四つ這いの
格好になるところや、だんだん増えていく死体の間抜けな顔とか、ところどころ笑ってしまう。このように笑っていいのかわからんが笑ってしまう瞬間が、ところどころに仕掛けられている。
また立ち回りで投げ飛ばされまくる柴咲コウ。細身の身体には傷もアザもできていないが、映画だからそれでいいのだ。
異郷のパリで心身を失調させてしまって診察を受ける西島秀俊が不気味。
異郷でのよるべなさ、というトーンも見え隠れする。
監督はパリでよほど心細く暮らした経験があるのだろうか。
柴咲コウは一貫してほとんど表情を変えない。監督も全編を通して広めのサイズで撮っているから、俳優も顔だけで演技をするような小手先芝居は許されない。だいたい顔だけの演技などだれでもできる。こうでなければ。
見終わったあとプロダクションノートなどがないかなあと思ってスマホで公式サイトを調べたところ、予告動画と上映劇場一覧しか見当たらない。動画はあるが、監督やスタッフ、俳優のプロフィールもない。公式サイトには基本のデータは文字でちゃんと記載してもらいたいです。
蛇のような目つき
黒沢清監督が、舞台をフランスに、主人公を女性に変えて、自作をリメイクしたもの。元作品を観ていないので比較できないが、心のうちが窺い知れない柴咲コウの姿と、パリの街並みが合わさって、硬質な感じでオリジナリティはある。
最初の男を倉庫でいたぶるあたりまでは、訳のわからなさもあって、面白い。しかし、追求が進むに従って、だんだんとパターンが読めて、トーンダウンしてくる。クライマックスとなるべきシーンでの緊張感のなさは、一体どうしたものか。
最後に柴咲コウが復讐を手助けした理由が明かされるが、取ってつけたような感じ。実は彼女自身がシリアルキラーだった、とかの方が面白かったような…
タイトルは、ポスターにも使われている寝袋を引きずるビジュアルから付けたわけではないだろうが、柴咲コウの蛇のような目つきは強く印象に残った。
まあ、雰囲気映画
まさに蛇の道
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