劇場公開日 2024年7月5日

「何を述べたいのかわかりにくいところが難しい」Shirley シャーリイ yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5何を述べたいのかわかりにくいところが難しい

2024年7月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年241本目(合計1,333本目/今月(2024年7月度)4本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。

(前の作品 「ベイビー・ドライバー」→この作品「Shirley シャーリイ」→次の作品「」)

 こちらの作品です。
原作小説・伝記があるため、それを無視することはできない状況です。

 とはいえ、かなり昔の作品を参考にしたのか、字幕や展開がわかりにくいところがあったり、フィルム飛び?と思えるシーンがあるのが厳しく、典型的に二回以上見ることが想定されているシーンがある(1回見ただけでは4割理解できるか)というのが厳しいところです。

 また、映画の作品としてはPG12の扱いで一部のアダルト的描写がひっかかったものと思いますが、序盤そうそう、電車(地下鉄?)の中で行為に及んだりと、PG12で大丈夫なんかいな…という展開に飛ぶところも精神的ダメージがあって厳しいところです。

 典型的に原作(小説・伝記?)を知らないとまるで???な展開になるのがどうかな、厳しいかな…といったところです。あまりにも突拍子のない発言を次々する上に字幕も読みづらいため(後述)、はじめて見た場合でも4割理解できれば…といったところです。ここではPG12扱いのようですが、カップルで見に行くと凍るんじゃないかなぁという印象です。

 躓きやすいところもあるので採点で補足します。

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 (減点0.3/「鳥肌が立つ」)

 日本語では誤用扱いされるのが普通なので、この字幕は補ってみるしかないところです(誤った用法で用いられている)

 (減点0.2/「善意で…」)

 法律用語では、あることを「知らない」ことを善意、「知っている」ことを悪意といいますが、日常用語では普通の意味(国語辞典的な意味)が普通にのっているかと思いますが、展開を見るとどうも法律的な意味で用いている(そのあと、善きサマリヤ人がどうこう(日本民法では697条)の語が出る(Samaritan thing (「困っている人を助けること」←日本の民法の事務管理のこと。聞き取りが必要だが、ここで善意悪意の話が出る)のも極端に厳しく、一度で字幕を理解しきるのは相当難しいんじゃないかなといった印象です。
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yukispica