知らないカノジョのレビュー・感想・評価
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自分の周りの人をより愛おしく感じ大事にしたくなる作品
三木監督の恋愛映画は間違いないと言われていますが、ほんとうにそう思いました。
終わった後の余韻がものすごい
日常に追われて雑になってしまって居るけど、愛おしい人達どの時間をもっと大切にして生きていきたいと思いました
中島健人さん、主人公リクは自分勝手だったり情けなかったりするのだけど、彼が演じると一生懸命な姿を応援したくなりました。彼の涙を見ると気持ちが重なり自然と涙が溢れて来ました
miletさん演じるミナミ、今年の女優賞は彼女です。あんな演技が上手いと思わなかった。そして歌声は圧巻。切ないし、包まれて居るようにも懐かしくもある、映画を観た後からは初めの歌詞が流れて来るだけで涙出て来ます。彼女の歌と中島健人さんの涙がこの映画の鍵を握っていると思いました。
そして桐谷健太さん、言わずと知れた名優ですが、笑わせてもらったし、泣かせてもらった。こんなに振り幅ある感情を一つのストーリーでもらえるとは。一つだけ残念があるならば、彼の現実世界でのラストも見たかったな。名脇役であり、主役でもあったと思います。
自然とほんわか優しく軽くなる
偏見なく観るべき映画
観る前は主演の二人がどうなのかな…と多少心配もありましたが、いやいやそんなの偏見でした誠に申し訳ない。
ミナミ役のmiletさんの自然な演技(そしてとてもかわいい)が素晴らしい。リク役の中島健人さんは傲慢さと純粋さをあわせ持つ役柄を嫌みなく演じていてまた素晴らしい(そしてへこんだ顔がかわいい)。
最後の方のリクの選択はmiletさんの歌唱力なくして説得力がなかったので配役の勝利かなと思います。
また途中の自転車を2人乗りをするシーン、かつてのもう二度とは会えない人との思い出を思い出させられて涙してしまいました。
とはいいつつ泣かせよう!という押し付けも全くなく、ただただ人を愛すことの美しさ(これは友情も含みます)をストレートに描いている作品でした。
この世界でできることをして、この世界で生きていくしかない
実写版SF恋愛ものという苦手なジャンルを克服できた良作品!
ライトノベルが原作だったりアニメ作品だった場合は、脳内バイアスがかかって荒唐無稽な作品でも許容できますよね。でもこれが実写版だと脚本作りも難しくなるし、何よりもキャストの資質も作品の評価に大きく関わってきますね。
で、この作品の原作なのですが、観た後に後味の悪さで観客を鬱にすることで有名なフランスの映画なんです。そんなこともあって観に行くかどうか逡巡していたのですが、地元横浜が主なロケ地だという事と、miletの楽曲を含む劇中の音楽の出来が良いとのうわさを聞いたので、思い切って観て来ました。
やはりmiletの歌声が作品にピッタリはまっていて良かったです。たぶんCGで観客を作っているんだと思いますが、横浜アリーナでのコンサートの映像のリアリティーが圧巻でした。ストーリーの展開もテンポが良くてグングン引き込まれます。元ジャニーズの呪縛から、役者としてはハンデのある中島健人も、大学生から社会人までを実に器用に演じていました。
中島健人とmiletの関係を元の世界に戻す重要な役に、コミカルな好演をしていた桐谷健太もこの作品には外せない適役でした。ちょっと残念だったのは、新人作家の役を上手く演じていた中村ゆりかが、あっという間に悪役になって簡単にストーリーから消えてしまったことです。121分という尺なので仕方がないと思いますが・・・
どうしても無理やり感が気になる
よかった。
パラレルワールドもの。順調に行っていた生活から突然違うルートの世界に飛ばされてしまう。なかなか過酷な展開だが、なぜか懐かしさや喪失感を感じられる不思議な作品。最後がどうなるかはちょっとドキドキした。田所マネージャー、ちょっと敵役風の立ち位置だけど、週刊誌に書かれたり嘘の企画でも一応聞いてくれたり、自分のタレントを部屋に連れ込まれたりしても冷静に対応してくれてすごくいい人じゃない?梶先輩に至っては聖人みたいなレベル。ラストはちょっと反則的な展開。思わず涙が出た。
都合が良すぎるぐらいのハッピーエンド!
今作はmlietさん目当てで見に行ったので彼女の自然な演技や可愛いさを見れた時点でもう及第点は超えていたのですが、ラストはやや強引にハッピーエンドに持っていってしまったなぁと、少し腑に落ちない感がありました。
自分の夢を叶えたリク、夢を諦めてリクを支えるミナミがいる世界線から夢を叶えたミナミ、そして自分は夢を叶えておらずミナミの一ファンとなってしまった世界線に飛ばされ、最初は是が非でも元の世界に戻ろうとするリクでしたが、それはこの世界線の成功しているミナミを壊すことになるのでは?と一概に戻る事が良いとは言えない状況の中、物語をどうやって着地するのか気になって2時間退屈することはなかったです。今作の伝えたいメッセージはややありふれたものではありますが「身近な人を思い遣って大切にしよう」という事なのだったと思います。
milet可愛すぎ
ハッピーエンドでまとめたのは良かった
友人と観に行きました。
私一人だけでは観に行く事のないジャンルなのですが、良かった。
miletさん、私は音楽関連に疎いので、この映画で初めて知りましたが、映画初出演とは思えないくらいの演技力。
丸眼鏡が似合って、可愛らしかった。
中村ゆりかさん、“広瀬すずもどき”に観えてしまったけど、これまた可愛らしかった。
桐谷健太さん、何を演じても桐谷健太さんにしか思えなかったけど、良いところでグッとくる存在感だった。
ストーリーについては、観ているこっちが恥ずかしくなるだけの要素(記憶障害で片付けられるのかや、控えめの警察沙汰)があったけど、ハッピーエンドにまとめたのは素晴らしい。
主人公がパラレルワールド(?)に迷い込むまで、パラレルワールドの人達の記憶にある主人公はどうなったのかが気になってしまったけど。
それと、取ってつけたような性加害の件はなんだったのかね。
【”どんなに仕事が忙しくても、いつも僕を支えてくれる妻にはキチンと感謝の心を持とう。でないと・・。”今作は、随所で心に沁みるファンタジックパラレルワールドラブストーリーの逸品である。】
ー エンドロールでも出るが、今作はフランス映画の「ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから」のリメイクである。偶々、私はこの作品を映画館で観ていた事と、監督が恋愛映画の名手、三木孝浩さんである事で観賞した。
驚いたのは、洋楽しか聴かないので申し訳ない限りだが、全く知らなかったW主演のmiletさんの映画初出演とは思えない自然な演技と、伸びやかな歌声が実に魅力的だった事である。この作品が随所で心に沁みた恋愛映画になったのは、この方の存在が大いなる要素である事は、間違いがないであろう。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・リク(中島健人)が、大学時代から書いていた”蒼龍戦記”を出版し、ベストセラー作家になり、大学時代に出会ったミナミ(milet)と結婚し、幸せな生活をするも、徐々にリクの仕事が忙しくなり、すれ違いの生活になって行くシーンは、”妻帯者あるある”で、可なり反省しながら鑑賞する。
ー ”書き上げたら、一番に読ませてね!”と言っていたミナミに対し、素っ気ない返事をするリク。ミナミが一生懸命に作った夕食にも手を付けないで、パソコンに向かい原稿を書く姿。ミナミの寂しそうな顔が哀しい。ー
・リクは”蒼龍戦記”の男女の戦士”ガロアスとシャドウ”(原作映画では、”ゾルタンとシャドウ”である。)のシャドウを物語に転機を与えるために殺してしまう。ここは原作に忠実であり、この男女の二人の戦士はリクとミナミを表しているのは明らかである。
■今作で良いと思ったキャラと演じた俳優さんは、リクの大学の先輩であり、リクが編集者の世界に来た時にも編集者の先輩の梶原であり、彼を演じた桐谷健太さんである。リクとミナミの恋を成就させた立役者であり、パラレルワールドに来たリクの窮地を度々救う、明るい男である。
その梶原が、大学時代の同級生と結婚していながら、事故で失っていた事が明らかになるシーンは、涙が出そうになってしまった。桐谷健太さんは、明るいキャラを演じさせたら天下一品の俳優さんであると思っている。もっと、映画に出て欲しいなあ。
私が勤務する会社のCMにも可なり過去に一度出演して頂いた事が有り、ご本人もとても明るい爽やかな方であったので、好きなのである。
・リクが自分が犯した過ちに気付き、自分の事を知らない大スターのミナミに梶原や、ミナミの育ての親の和江(風吹ジュン)の支援もあり接点を持ち、仲が縮まって行くシーンも良かったな。矢張り、二人は相性が良いんだよなあ。そして、このシーンでのいつもは格好良い役ばかりの中島健人さんが、ちょっと情けなくても、必死になって編集者として頑張る姿も新鮮で良かったし、この方が若き大スターである事が納得出来たのである。
ー リクがミナミを料理上手と思っていたが、実はリクの為に一生懸命に野菜を刻む姿や、ミナミも歌手になる夢を持ちながらポストの前まで行ってデモテープを投函する事を断念する姿は、切なかったな。あとは、不思議な縁結びの人和江を演じた風吹ジュンさんも良かったな。あの人はホントは誰なのかな・・。-
・ミナミがリクと出会い、且つ夢であった大学のホールでコンサートをするシーンの、ミナミの演奏を聴きながら涙を流すリクの表情や、途中で席を立った彼の前にミナミが現れるシーン。
ー 今作のクライマックスであろうなあ。リクはミナミのコンサート前に書き上げたシャドウを殺さずに生き返らせるラストに改編した”蒼龍戦記”のゲラを読ませるが、開幕の時間になりミナミは途中で読むのを中断しコンサートへ。リクはゲラをゴミ箱に捨てるのだが・・。-
<そして、リクが再びベッドで目を覚ますとイキナリ枕が飛んでくる。投げたのはミュージシャンとしても忙しいミナミ。二人は”交代で朝食を作るお互いに遣りたかった事を生業とする”夫婦になっていたのである。
今作は、随所で心に沁みるファンタジックパラレルワールドラブストーリーの逸品なのである。三木孝浩監督の「ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから」を見事にアレンジした手腕にも唸った作品でもある。>
そばにいる人を大切に
中島健人さんが色んな番組にでて宣伝していたので
気になって鑑賞。
大学時代の一目惚れ同士が結婚し、
リクは作家として大成したものの、
その多忙さから支えてくれていたミナミを
邪険に扱う。
ある日目覚めたら、リクは作家ではなく
文芸編集員に、ミナミは天才シンガーソングライターとして別の人生を生きていた...
miletさん、申し訳ないけど名は聞いたことあったけど
全く知らなかった。
でも笑顔がよく、演技も自然で素敵な人!
興味持ちました。
今度じっくり曲を聞いてみよう。
失って気づく大切な存在。
そばにいすぎて当たり前すぎて
人はそのことを忘れてしまう。
自分にも置き換えてみて、
初心に戻って、そばにいて支えてくれている人を
大切にしないとな、と思わせてくれる良き作品でした。
前半期待させるも、中盤以降微妙!!
大切な誰かあっての"自分"
思いのほか良作
miletの透明感と桐谷健太の熱い友情が素晴らしすぎる
率直に申し上げてストーリー(オリジナル映画あり)はご都合主義で展開し、
『ファーストキス』を彷彿とするところもあり、多少なりとも既視感はあったものの
結末は気になったし、鑑賞後感も良かった。
刺さったのはmiletの透明感と演奏&歌唱シーン。まさに圧巻。
この体験価値は劇場でないと得られないと思う。
ミナミがmiletである必要性を大いに感じた、ハマり役であろうと思う。
それから梶原を演じる桐谷健太が実に熱い。
なんたる友情の厚さ・深さだろうか。
こういう人がいてくれるだけで、生きる勇気をもらえる気がした。
一方、リクを演じた中島健人は、あまり引っかかるところがなく、
共演者に恵まれたと思う。
※田所を演じた眞島秀和は憎たらしさたっぷりで実にうまかった
リクの厚顔不遜さ招いたリク自身及びミナミの不幸を、
リクが違う世界線に行き、大いに反省、思考・行動のあらためることで、
ハッピーエンドになるというのが大筋であるが、
リクにはある意味、私は感情移入してしまって、泣けた。
先週から今週にかけて、私にも思い当たる節があり、まさにリクの反省した心持ちで
いろんなことに臨んでいたからだ。
というわけで、フィジカルにエンターテインしたことと
milet&桐谷健太の魅力で、この評価とした。
それにしてもmiletはデビュー時から楽曲を聴いているが、
本当にスターになっちゃったなぁ。
うれしくもあり、ちょっぴりさみしさもある。
が、今後とも応援していきたいと思う。
80〜90年代の古き良き洋画ラブストーリー感
CMで見た感じでは重いラブストーリーなのかと思ったのですが、良い意味で軽いテンポと軽いタッチで進んでいくカジュアルな感じのラブストーリーでした。気軽に観てみて思ったよりも内容が刺さる感じがオススメです。
音楽の入れ方や会話や想い出シーンの挿入の仕方は、80〜90年代の古き良き洋画ラブストーリーを彷彿とさせます。三木監督が好きな世界観なんだろうと思いました。
milletさん初演技との事ですが、撮り方や脚本もそこを生かしてて、milletさんがとても可愛らしくて魅力的でした。
中島健人さんは意外と地味でダメな感じの役を演じるのが上手いと思ってますが、今回も自然にリクとして楽しめました。
残念だったのはCMかな。小洒落た感じがあまり伝わらないかも。そのGAPが少し残念でした。
ラストはカジさんを描いて欲しかったです!どうなったのか気になります!
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