「見終わった後多幸感に溢れます。」知らないカノジョ ミンメイさんの映画レビュー(感想・評価)
見終わった後多幸感に溢れます。
公開日に早速鑑賞させて頂きました。
見終わった後、心がホッコリ幸せな暖かい気持ちで映画館を出ました。
何より、場面場面の映像がとても美しく綺麗で、
大学キャンパス内の景色や、公園等の夕景やレストラン照明など、光の使い方が素晴らしく、キャストの方々がより美しく彩られていました。
リクとミナミは、それぞれナチュラルな演技のお陰で、本当にそこに存在している様に感じられて。終始可愛らしく微笑ましくて…
特にリク演じる健人君の、表情豊かでナチュラルな演技に共感し、一挙手一投足に一緒に喜んだり切なくなったり涙したり。
観ている私も肩に力が入ってしまいました。また、ミナミを演じたmiletちゃんは、とても初めての演技とは思えないほど、自然な演技に驚くばかりで。長台詞も難なくこなしていて、ifの世界の前と後での演じ分けも素晴らしかったです。
梶原先輩演じる桐谷さんはもう、圧倒的な存在感で、その暖かくリクを包み込み様な演技に、思わず『リクの側にいてくれて本当にありがとう』と言わずにはいられなかったです。なので、最後、車で大学まで送り届けた後のリクとのお別れのシーンは思わず涙涙でした。
クライマックスの歌唱シーンでは、リクとミナミの想いのタケが溢れ出ており、健人くんのナチュラルな涙に誘われて、もう何度も訪れていた涙腺崩壊が更に加速し大号泣せずにはいられなかったです。
それぞれがそれぞれの大切な人を思いやる心を忘れずに、何気ない日常が普通に過ごせている事に慣れず、大切な人には感謝の気持ちをキチンと言葉で伝えなくてはいけないなぁと
この映画で教えて貰った気がします。改めて痛感。
三木監督の世界感、本当に素敵でした。
今度は大切な還暦の主人を連れて観に行きたいと思います。