化け猫あんずちゃんのレビュー・感想・評価
全106件中、81~100件目を表示
猫バスならぬバイクに鬼バス
田舎のヤンキーみたいな、ゆる~いキャラに起きていることを全て何の疑いもなく受け入れる人達+妖怪 不思議な方達でしたが、絵柄が可愛くてとても癒されました あんずちゃんのかつてフツーに猫だった頃キュートだし、オッサン妖怪になっても憎めないキャラ 和尚さんの円らな瞳もかわいらしい なんとなく線が粗いので海外のアニメだなとは思ったよ
めんどくさ〜なかりんちゃんにはちとイラッとしてしまいましたが、夏休み、そろそろお盆のお墓参りにピッタリなストーリー
貧乏神は貧乏神なだけに忘れ去られてる?
地獄は六道らしいですがオカンはあれは何道だったんだろう?
ありがとまんにゃ
基本的には良心的な作品だと思う。
ロトスコ手法のリアルさと、ポップな絵柄とをうまく調和させた新しい手法。
話はそんなに面白くなかったけど、とにかく画面が素晴らしい。色、構図、演技、絵のやわらかさが日本の劇場アニメの中でもトップレベルだと思う。
ただこれ、まずプロの俳優で実写パートを撮影し、それをあくまで下書きとして上からリライトしてるわけだから、めちゃくちゃ贅沢な作り方ではある。時間もコストもかかるはず。
そうまでする必要があったのかどうか…? 正直微妙だと思った。
たとえば技術的に未熟なスタッフでもかなりリアルなキャラ&芝居が描ける、とかいうメリットは、ことこの作品に関しては無縁じゃなかろうか。このスタッフで普通に一から作ってもかなりレベルの高いアニメになってそうな予感。
よりネガティブに捉えると、本来プロのアニメーターが想像力を凝らす部分を実写監督とプロ俳優の演技によって手を抜くことが可能になったと(宮崎駿の罵声とともに)言うこともできる。
しかも実際には、本作の手法自体が高度な技術で、上手い人が処理しただろう部分とそうでもない部分との差を感じるなど、現実には未熟なスタッフでも人海戦術でどうにかなるものではなかった気がする。
ただひとつ、キャラクターごとに担当者が決まっていることで芝居のトーンを統一できる、キャラクターの一貫性を保てる、というメリットはあるのかも知れない。
声もほとんどは本人がやってるので、演技がズレたりすることはない。
ただ労力(持続可能性)を考えると、そこまで将来有望なテクニックではないような。
あと録音が微妙。セリフの声がこもって聴こえた部分と、あんずちゃんの足音が靴を履いてるように聞こえたのがマイナスかな。
ゆる〜い気持ちで。
ロトスコープによる奇妙な世界観
ロトスコープを使った作品。「白雪姫」の時代からロトスコープは実写映像をアニメに置き換えることによってリアリティのズレというか揺らぎというか奇妙な効果を生み出してきた。
本作では、人間(かりん、哲也、住職、井上、林など)はそのままダイレクトのアニメで表現し、キャラクターはロトスコープで再現しているようだ。ただし、すべてのキャラクターにロトスコープを使ったのではなく雑魚キャラ(カエルくん一味や鬼ども)はダイレクトアニメなのだろう。ロトスコープで表現されたキャラクターはあんずちゃん、カエルくん、貧乏神そして閻魔大王あたりか。いずれも面白い出来上がりだが、なかでも閻魔大王はパイロットフィルムで演じたのは宇野祥平であり特に存在感が強かった。
普通のアニメキャラクターにロトスコープのキャラクターが混ざると、言ってみれば満員電車の中にゆるキャラが居るような感じになる。通常の生活空間を描いた映画であってもこれは面白いと思うけど、この映画の設定はお盆あたり(かりんの母親の命日ではあるが)での地獄巡り。いわば彼岸と此岸が交錯する物語なのである。それだけにロトスコープのもたらす奇妙な感じが効果を出している。
話は変わるが、森山未來っていう役者さんは、先日は「大いなる不在」をみたばかりなのだけど、製作者の意図を理解して協力してくれる実にありがたい存在なんでしょうね。
正直モヤモヤ感が...
主人公である小学5年のかりんちゃんのお父さんの哲也はクズで、クズに育てられたかりんちゃんも顔はかわいいけれど裏表があるクセのある子。哲也の実家である南伊豆のお寺にお母さんの命日までと預けられたかりんちゃんはカブに乗ったあんずちゃんと出会う。
おしょーさんに言われてかりんちゃんの面倒を見ようとするあんずちゃんと反発するかりんちゃん。南伊豆の池照町はあんずちゃんだけでなくいろんな妖怪が住んでいて、人間よりも情が厚い妖怪達。お母さんに命日にお母さんに会いたいと駄々をこねるかりんちゃんに貧乏神から地獄へ案内してもらい地獄で働いてるお母さんと出会う..って、現世ではクズの夫に迷惑かけられて死んでも地獄ってとことんついていないお母さんが可哀そうに思う。
あんずちゃんとかりんちゃんとお母さんの3人で地獄から抜け出し、エンマ大王と鬼たちを振り切って靖国神社の盆踊り大会会場まで逃げる3人。助けに来た池照町の妖怪達は鬼にまるで歯が立たない。結局、お母さんはえんま大王から「覚悟はできているな」と地獄へ連れ戻されその後の様子は分からずにエンディング、嘘だろぉ!かりんちゃんのお母さん、娘の我が儘につきあわされた上に今後どんな厳しい罰が下されているのか全く分からずモヤモヤ感をもって劇場から出てきました。
あんずちゃんの森山未來さんは中年化け猫ばっちりであんずちゃんの声もばっちり、作画も良かっただけに自分の中では決してハッピーエンドではない結末にすごく残念。
アニメーションはロトスコープ手法という実写からアニメーションにするやり方らしいけれど、正直、このモヤモヤ感解消には何の役にも立ちませんでした。
キャラデザは最高
イロイロ引く程の生々しさ
本作はマンガ原作で、掲載はガンダムなどロボ作品でアレな『コミックボンボン』の末期作品。ウィキナントカによると当時は青年マンガ家を多数起用してて、当原作者はその1人。ですが実際、児童マンガ誌として青年マンガ家の作品がウケたのかは不明です(直後に廃刊)。
本作は特筆点が2つ、1つは『ロトスコープ』制作。見ていて全くその気配がなく、普通にアニメに仕上がっています。そこに、細かい人間的描写に拘ったんだなぁ感が出ていて、この辺りは非常に興味深いものがあり、見どころと言えばこの点です。
もう1つは、フランスの制作会社との合作。コチラは非常に謎で、この作品のどこにもフランス感がありません。ホントに制作だけに関わっただけの様です。ただその甲斐あってか、アヌシー映画祭出品となっています。
ところで、良かった作品は『良かった』『面白かった』で充分伝わるので、自分のインプレはマイナス点が中心ですが、本作は★2.5と言う辛辣さ。つまり上記の特徴は作品の良し悪しとは一切関係ありません。
大きなマイナス点は、表現が生々しい事。色々デフォルメした表現手法としてのアニメであるという持論(記号)から、本作は見た目意外のキャラや話の根本がかなりリアル寄りです。
まず、あんずちゃんが下賎で可愛くない、同じく可愛くないかりんちゃん(舌打ち連発)、ソレこそ生々しくて微妙な可愛くない周辺の小学生たち、悪い意味で田舎モン風情の大人たち。ロトスコで幾ら表現をリアルにしても、リアルの意図を履き違えた感すら滲んでいます。
また、地獄の鬼たちとの逃走劇とそのオチが???な事。あの一連のシーンは意味不明で一体何だったのかがサッパリです。
マイナス点2つ目は、ノリと趣味が『昭和のセンス』であり、今現在のアニメ作品を好む人にソレがウケるかどうかは疑問です。冒頭の親子(家族)の掛け合いがワリと胸糞で、しかも『中の人』の真骨頂とも言えるリアルさが災いし、ココで「シマッタ‥‥」と思いました。それに道路交通法違反やパチンコの件など、食事中の●とか最悪。集団で一方的にボコボコ暴行するなど、正直アニメの見せ方ではないかと。てか整体師の仕事は冒頭だけ?
極めつけは、全体的に音声・会話劇が淀んでいて、ボサーーーッとしててメリハリがなく、そのクセかりんちゃんのキレシーンだけは突然に空気をエグるので、むしろ不快が増してしまいます。その諸悪の根源は『制作首脳陣が理解してくれない』事、まァいつもの事です‥‥
文句ばかりと思われそうなので、チョッと面白かった部分は、村の妖怪たちの暮らしぶりでしょうか。何だか『水木しげる』をイメージさせられますが、微妙に『夏目』な隠し味も。でもソコにも昭和感の搭載。ソレさえなければ‥‥
と言う訳で、原作を知らなかったせいもありますが、本作は期待を真っ向から裏切られた感が強い後味でした。
あんずちゃんの尊い御姿が拝めます!
父娘の二人家族が、夏休みに父親の実家のお寺に10数年ぶり(娘にとっては初めて)に里帰りをする話・・・なんですけど、父親はまともな定職ついてる感じではなく、とりあえず闇金から逃げて存命の彼の父親にお金の無心するのが主目的の様です。
娘のかりんちゃんは、見た目はお母さん似の美少女の小学5年生。里帰りはイヤイヤなのが手にとる様で終始不機嫌ですが、それは今に始まったことではなさそう。
気に入らないことがあるとことあるごとに舌打ちし、可愛い容姿と捻くれた醜い性格が見事にアンマッチしつつ同居する、これはこれで興味深い個性です。まあ母親を早くなくし、ひとでなしの父親に育てられたらこうなるのも仕方ないかもしれません。
この登場人物並べただけで何が起こるか分からない不穏な雰囲気に紛れ・・・シュールに原付バイクで登場するのが「化け猫あんずちゃん」です!
しかし、唐突に登場する割になぜか初対面のかりんちゃんでさえ彼が化け猫=妖怪であることを認知しギリ存在自体は受け入れている様子。
正直、一瞬、脳がバグりましたが徐々に、この日本によく似た世界(笑)は、妖怪が誰の目からも可視化され一定の市民権?さえ与えられた状況にある、というのがストーリーが展開するにつれ感覚的に把握できました。
お金の無心に失敗したろくでなしの父親がかりんちゃんを残しいろいろ理由をつけて出て行ってしまいます。孫であるかりんちゃんを哀れに思った住職さんは、化け猫あんずちゃんにかりんちゃんの面倒をみてもらう様に頼むのですが、見た目可愛いかりんちゃんを全く特別扱いしません。
あんずちゃんは、かりんちゃんに対しなんだったらそこらのガキンチョと同じ程度のフラットな対応しかしないことが人を選んで色目使いぎみの彼女にとっては気に入らなくて、終始棘の有る態度、発言で反発します。
そんなの意に介さないあんずちゃんですが、「人間として生きていく上ですべきでないこと」を、化け猫の流儀でかなり変なタイミングで歯に衣着せぬ物言いで、ズバッと伝えるところが本当に爽快でした!
思うに、「自分だけの利益のため」に
・人を騙してはいけない。
・人のものを盗んではいけない。
・他人のテリトリーに入ったら現地のルールを守る。
・・・というのがちょっとディフォルメされつつも丁寧に語られていて良かったと思います。
そして「仲間を守るために体を張る時は」
上記の禁則をニャーニャー笑いながら破って奮闘する、あんずちゃんとその仲間たちの姿が矛盾をしつつもとても尊くて、お釈迦様やら観音様の化身かと思いましたよ。
小さな子供からご老人まで受け取るべきことは違うし、もしかしたらその感性が無い方もいらっしゃると思いますが、間違いなく素晴らしい作品と考えますので是非、夏休みに家族揃ってご鑑賞ください。
では。
あんずちゃんの台詞に思わずクスッと
鬼たちに追いかけられるところは茶番?
借金でヤバい人に追いかけられているお父さんが
かりんちゃんをお寺に預けて
そこで37年生きて化け猫になったあんずちゃんとの日常が始まる
日常的な動作は細かい
アニメ映画だが背景はリアル
あんずちゃんは日常に溶け込んでいて
基本的にだれもツッコまない
警察だって無免許運転を普通に注意するだけ
そういう日常が前半は続く
かりんちゃんは普段はネコをかぶっているみたいだけど
父親が問題があるからあまりそうは感じなかった
中盤あたりから
妖怪たちが普通に日常にでている感じがする
なぜか貧乏神だけは人間には見えないという
帰ってこないお父さんを探すために
東京に行くが結局見つからず
東京で貧乏神と再会をして
そこからお母さんと会うために地獄への行くことになる
なぜお母さんが地獄にいるのかは不明
地獄ではあんずちゃんが化け猫から普通の猫にもどったけど
とくにストーリー的に意味はなかった
地獄から戻ってきてからの
鬼たちのカーチェイスとかは
なんとなく茶番っぽかった
なぜか閻魔大王がヤクザの組長っぽい
妖怪たちが加勢に来てくれるが速攻でやれらてしまい
お母さんも簡単に地獄に戻される
ゴキブリたちが連絡するシーンは凝ってたので肩透かしをくらう
お母さんは逃げたペナルティがありそうだと思ったけど
そのことは特に描写はなかった
お父さんは死に掛けたが借金を返せたみたい
どうやったのか不明
妖怪の宝くじで当たったお金で借金返済するかと思ったがそんなことはなかった
絵がアレなのにリアル
リアルな咀嚼音と生活音と動きでリアルに見えてくる。
化け猫だけど、ああいうオッサンにもみえる。
カエル君たちとの宴会で何気にグーパーしてるの可愛い。
やっぱ猫なんだ。
東京での男の子は初恋の相手かな。
興味は受験の事のみ。会話が噛み合わず彼の心を知る。
全く頼りにならなくてガッカリ。
地獄でのドタバタ。
閻魔様ってヤクザの親分?
カエル君たちカッコイイ車で颯爽と現れたけど、、。
何のために来たの??
死んだ人間を連れ戻す事なんて出来ない。
わかっていない筈はない。
自分がしたことで母親を更に苦しめる事になるかもしれないのに。
そのあたりがちょっとモヤモヤ。
最終的に死なないあんずちゃんと生きる事を選ぶ。
死なない化け猫ってなんだろう?
日本のアニメってどこまで行くんだろう?
死神には気をつけろ
ほっこり ユルイキャラ 夏の日の思い出 好作品 俺的には良かった。
だが地獄の概念が❓
個々のキャラは 面白いですね。俺的には ピーピーちゃん と 貧乏神に取り憑かれた よっちゃん がツボ
原作にはない 11歳の少女かりんちゃんの 一夏の 成長というか素直さのものがたり
基本的に タイトルどおり 森山未來さんが実写を演じた 化け猫あんずちゃんが 拠り所
基本 実写を元に アニメ化 ロトスコープ
有料🈶パンフに 簡単にその行程の説明載っているので よろしく
まあ 有料🈶パンフは 結構 視覚的 なので 親切な部類
ただ有料🈶パンフ無くても誰でも理解できるよ。
W監督であるが カラオケ行こ❗️ 1秒先の彼 の山下敦弘監督が 元の実写
新鋭 久野遥子監督が アニメ過程 担当
アニメの制作行程には フランス🇫🇷会社が噛んでて 取りまとめは お馴染み シンエイ動画の模様
実写ベースだから 『衣装担当』がいるのがミソ
あの りんたろうさん が有料🈶パンフに寄稿 幻魔大戦
原作 いましろ さん 脚本 いまおか さんが紛らわしいがな
化け猫でありながら 確かに 普通の猫 だから気まま ただ気持ちはある
背景も素晴らしいが 各キャラが ほっこりキャラで 千と千尋の神隠し 的に感じた
奇想天外➕ほっこり ユルユル その感じを感じる映画
かりんちゃんはまさに 現代っ子
化け猫あんずちゃんの 押し付けがましくない『距離感』が良い
昔のガキの頃の夏休み☀️思い出した。
でも 地獄の閻魔大王システムがよくわからなかった。全員行くの❓
ロトスコープ は音楽とかダンス躍動場面で使われてて コレほど全面的は稀有とのこと
鑑賞前に作品HPのイントロダクションを(より楽しめます)
この映画はアニメ映画です(笑)
ある程度事前の情報(監督が何故2人なのか等)があった方が楽しめると思います
なので(ネタバレNGの方も)鑑賞前に作品HPの「イントロダクション」を読むことをおすすめします
大好きな母を亡くしダメ父に育てられた少女(かりんちゃん)の一夏?の成長の物語です
彼女は少し問題児なのですが何故か周りの人達(あんずちゃんやら妖怪達も)に可愛いがられる魅力的な少女です
化け猫(あんずちゃん)が主役なので当然ファンタジー要素はありますがあっさり?した感じかもです
それでもラストあんずちゃんの元へ走るかりんちゃんにはジーンときます
アニメなのに途中から登場人物の声の俳優さんが動いているように感じられて(実写を観ているような)不思議な感覚で楽しめました
もちろん知らない俳優さんは無理ですが🙇♂️
特に閻魔大王(宇野祥平さん)母(市川実和子さん)はそのまんま動いている感じがしました
(どうでもいいけど疑問)
かりんちゃんのお母さん
とても優しくていい感じなのに何故地獄にいたのか?(悪女?)
化け猫あんずちゃんと「かりん」の成長物語
全106件中、81~100件目を表示