雪の花 ともに在りてのレビュー・感想・評価
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知らなかった感動秘話
まさか江戸時代にワクチンやってたとは、勉強不足でした~😅
凄い感動的な映画でした、
主役もぴったり、役所さんは当然の事、妻役の芳根さんもハマってましたね~👏
最後の芳根さんの男之助、太鼓最高でした、
いい映画観せてもらいました、有り難うやんした~☺️
疑問点がいっぱい
いい歴史ですね
医者とはこうあって欲しい
江戸末期、天然痘の予防のために奔走する姿は、あの時代の大変さ、人の噂の真偽、徒歩での移動の距離や雪の山越の難しさを感じながら鑑賞させていただきました
美容整形を選ぶお医者様が増えていると聞きます。
主人公のようなお医者様が沢山いてくれる事を祈ります
⭐︎3.6 / 5.0
とてもいい話なのだが、期待し過ぎてしまった。
江戸時代にこんないい話があったのかと勉強になったが、主人公が何度も困難に立ち向かうがみんな簡単に解決してしまい、物語に重みがなかった。
出演者が豪華なので期待し過ぎて逆効果だったと思う。
少し地味かな…⭐︎
福井藩に実在したとされた医師の物語。
江戸末期に流行した疱瘡(天然痘)の予防法に命懸けで奔走する医師・笠原良策を
松坂桃李が演じる。
彼の凛とした姿勢の良さが余計に笠原のまっすぐに医療に打ち込む生き様を引き立てる。
脇を固める妻役の芳根京子、三浦貴大、吉岡秀隆そして役所広司と贅沢な配役で、物語
自体が派手な場面なく展開していくがそれなりに最後まで見せる。
見せ場は後半の峠越えになるのかもしれないけどあまり盛り上がりなく物語は終わりを
迎えてしまう。
事実に基づいたとのことなので確かにそんなに派手な事件は起こらないのだろうが少し
地味な印象になってしまった。
絶滅危惧種の時代劇でこれだけの役者さんを揃えながら少し残念。
観客も日曜日なのに年配の方ばかりだった。
「侍タイムスリッパー」のような作品ばかりになってもつまらないし、時代劇は
これからも難しい…。
福井の美しい風景
紅葉や渓流の流れなど、福井の美しい風景が印象的。
お金や名誉ではなく、ただ病人を直したいの一念で困難に立ち向かう一人の医者の物語。
いくら実績があるといっても、病気の牛の種を体に植え付けられるのは・・・
いやがらせしなくても拒否する人は多かったのでは。
清々しい幕末医療人の生涯
吉村昭の「日本医家伝」の笠原良作の冒頭は次のように始まる。
「嘉永2年(1849年)11月19日、寒気のきびしい京都から大津方面に向かう奇妙な旅人の一団があった。
男5人、女4人計9名が4人の小児を背負い、あわただしく街道を東へと急いでいく。」
この一行の役割は、福井藩に痘苗(種痘の接種材料)を運ぶことである。
当時の確実な種痘の方法は、接種した小児の紅点を他の児童に植え付けることであった。ところが紅点は7日で消えてしまう。そこで福井へ向かう途中で他の児童に植え付けることにした。
京都から福井へ行くには難所の峠を越えなければならないが、既に雪の冬を迎えていた。
果たして痘苗は福井に辿りつけるか。映画はクライマックスを迎える。
幕府がお玉が池に「種痘所」を設置したのは9年も後の1858年である。(東京大学医学部の前身)
福井の町医者笠原良作の無私の心意気は多くの人に知ってもらいたい。
映像は美しく加古隆の音楽も印象的である・
授業
いまさらながらの歴史授業のような映画。
だが改めてあの時代からワクチンってあったのね。
と改めて気づかせてくれた良作だとは思います。
中高の歴史授業で見せたらいいんじゃないかな?
でも当時も今も民衆は同じなんだなと気づいた(笑)
紙芝居みたいでした
実話なんだろうか?
美しい映像と人々の物語
自分の利益も名声も求めず、ただ幼い命を守りたいという思いで、命がけで種痘を広めた医師の物語。実在した人物の話だからか、きれいにまとめすぎの感じがする。効果がわからない種痘の接種に我が子を差し出すか。雪の中の峠越えは、遭難してもおかしくなかった。それでも金を受け取らない人間がいるのだろうか。
芳根京子の太鼓のシーンは、入れなくても良かったのではないか。
スカスカのあらすじしかない映画
かなり期待したのだが、正直ガッカリだった。これ、時代劇としての体をなしていないんじゃないか?
セットでの画面の素晴らしさ、ロケの絵の色調の素晴らしさは特筆ものだし、よくロケ地を見つけて来たものだと関心する絵の良さだった。しかしそれ以外はペラッペラの作品。現代文のセリフといい役者のぎこちなさといい一体どうしてしまったのだろう?あたかもリハーサルを撮ったのではないかと思うほどだった。演出も冴えないのだが、何より脚本が酷い。吉村昭に申し訳ないのではないか?書き直し必至とみた。なんの感情移入もできない上っ面だけのあらすじを追うのみの映画でした。音楽もよいのにほんとに勿体ない。半分くらいで飽きて出ようかと思う薄っぺらさでした。残念。
心が清らかに
支えあう夫婦
希望の苗~意気天を衝く志
通常スクリーンで鑑賞。
原作は未読。
日本で初めて種痘を広めた医師・笠原良策の「意気天を衝く志」を描く。小泉堯史監督の前作「峠 最後のサムライ」がイマイチだったので心配したが杞憂に終わる面白さだった。
慣習に囚われず新知識を取り入れ、無私の心で邁進する姿に感銘を受けた。松坂桃李の眼差しが役に説得力を齎している。
旧態然とした意識を変えるのは難しい。新しい試みは必ず反発を生む。しかし歩みを止めなかった良策の働きはすごい。
困難に立ち向かう良策を支えた妻役の芳根京子のチャーミングな演技が良かった。太鼓を打つ姿も様になっていた。
命をかけたリレー
音楽が素晴らしかった。特に冒頭から流れる(EDでも。恐らくメインテーマ)曲は綺麗な旋律で自然の奥ゆかしさを感じる。
が、その中に当時の疱瘡(天然痘)の恐ろしさや対する主人公の無力感・焦燥感、切なさを孕んでいてそれが最後まで効いている。
笠原良策(主人公)の真っ直ぐで清廉なキャラクターが松坂桃李にベストマッチしていて素晴らしかった。
というかキャスティングが全般的にハマっていて違和感のある人は特段無かった。
疱瘡を前に何も出来ず医者として無力さを感じていた主人公。劇中でも描かれていた様に、当時はその知恵自体にアクセスすることすら大きな労力、価値観の転換が必要とされる。
その知恵を身につけたあともその対処法を実行に移すことは権力構造上さらに無理難題に近いことだった。
どこまで史実に忠実か不明だが、当時懸命に動いた方々に拍手。
当然だが近年流行している感染症に関連付けざるを得ない。
それを踏まえ、疱瘡の予防(種痘)を人生の使命と覚悟を決めて懸命に取り組む姿を描いたこの作品は、医学を目指す人またその他全ての大人が初心に立ち返るために見る価値がある。
全体的に非常に分かりやすく、またむしろわざとらしく勧善懲悪的尚且つ登場人物のキャラクター的な描写もあり、他のレビューにも書いてあるように子供達にも情操教育としても見ていただきたいと思える作品だった。
気になった点
・台詞回しの一言が長い。長ければ長いほど会話に違和感が生まれるし、演技の技量が顕著に現れてくる。誰とは言わないが乗り切れていないというか、荷が重い演技をさせられていると感じるキャラクターがいた。
・酷なことをいうが種痘の際は肌に傷をつけるはずで、大きい子はまだしも赤ん坊が泣き出さずケロンとしているのは無理があるのでは。ただ、なんとかタイミングを見て撮影するというのも難しいか。
・妻の夫には隠しているキャラクター性。先に挙げた様に子供達が見る前提であれば大正解に思えるけども。
文字通り「子供たちの命をかけた」リレー。物語ではあるが無事成功してくれて良かった。
あと、安易に「藩主の松平春嶽が出てこない」というのが主人公を英雄として過剰に祭り上げることはせず、作り物感を抑えられることで
逆にそれがリアリティを生み、主人公の功績を感じることができたので良かった。
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