「最後の40分がダメ」ランド・オブ・バッド 水原秀策さんの映画レビュー(感想・評価)
最後の40分がダメ
途中まで面白く見てた。
しかし第二幕の終わりのあたりで話が急におかしなことに。とにかく「なんで?」という展開が多すぎた。
① あの場所にあのタイミングで仲間が助けにくるのはどういうわけ? 偶然ってこと? ご都合主義の極みだ。
② 助けられた主人公が躊躇なく救出に向かうのも変だ。今回初めて会った兵士だろう? 逃げようとするのが普通だ。前半で死にそうなピンチを救ってくれたというようなのがないと不自然だ。
③ ラストはいくらなんでも作戦が荒すぎる。もう少し勝算ありそうな作戦を立ててくれないと。あんなの失敗するに決まってる
④ 一発目の爆弾はいつ落ちたんだ? というか一度落ちたならなんで敵は二発目がくるという主人公の訴えを笑うんだ?
⑤ 二発目であっさり相手は壊滅してしまう。あれだけわらわらといたはずなのに。
こういう「穴」が一つだけならまだしもこんなにあってはこちらも呑み込めない。繰り返すが、途中までは結構面白かったんだよね。
なので第三幕の脚本をブラッシュアップしてもう一度撮り直してはもらえないだろうか。
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