ルックバックのレビュー・感想・評価
全561件中、41~60件目を表示
1時間に込められた高い表現力と雄弁さ。
直向きな思春期のスピード感と熱量、直向きさ。そしてアニメーション業界のみならず社会を震撼させた、2度とあってはならない事件に対するオマージュ。
たった1時間なのに人生の大切な期間を雄弁に描けるチカラに、実写映画とは違うアニメーションのさらなる可能性を感じられた。
アニメ作品は積極的に観る機会はないものの、エールと良い余韻が残る作品だった。
つん、と立ち昇る女の子の汗感
あるきつづけよう
河合優美
評価の高さが理解できなかった
60分足らずでこんなに中身の濃い作品が出来るとは。
テーマは無難、でも面白い
映画を振り返ると、テーマは王道でそこまで斬新さはないものの、面白いと感じさせられる力強い映画でした。思えば、藤本タツキ先生が描いているチェンソーマンも、あらすじを人に話すと「普通にありきたりだけど、何が面白いの?」と言われてしまうような内容なのに、面白いなと。
そう感じさせるのは、藤本先生や映画スタッフが人を描くのが上手いからなんでしょうね。特に映画でみると、映像の映し方がとても上手だと感じました。また、藤野ちゃんの小学生時代の言動は妙に恥ずかしくなるぐらいリアルで、ここも凄かったです。
一方で、やっぱり無難といえば無難なので、藤本先生とアニメスタッフで次回作を作るなら更にいい作品を期待しちゃいますね。そもそも原作が読み切りだったので、仕方がないですが。
クリエイターへのエールとレクイエム【12月15日追記】
【12月15日レビュー追記】
レビューの文中にある友人の感想は、
「とても良い映画、だけど…人生は厳しくて現実は重いので、映画館は若い男の子が多かったから、もう少し若い時に観たかった」
でした。
原作者からのメッセージは、
「漫画を始め創作に携わる全てのクリエイターへのエールと、京都アニメーション事件へのレクイエム」
だと受け取りました。
京アニ事件の詳細も原作のストーリーも知っている上で、映画を観ました。
それでも映画館で観ていたら、感情移入過多で感動と言うより衝撃で、エンディングですぐに席を立つことができなかったと思います。
✎____________
映画はできれば、初日に映画館で観たいと思っています。
“プラシーボ効果”というマジックが、公開直後の映画館にもあるような気がします。
6月28日劇場公開。何度も映画館に行こうか迷って、どうしても観に行くことができませんでした。
信頼できる映画好きの友達の感想を聞いても、レビューを薄目でのぞいても、重くて残酷な涙の気配がして、映画館で泣くのが怖かったのかもしれません。
11月8日からAmazonPrimeで独占配信。地元のミニシアターではロングラン中で、公開中に配信で観るのは申し訳なくて、終映まで待ってPrimeVideoで観ました。
そして、イマココです↓
ぐちゃぐちゃな感情のぐだぐだな感想を、上手くレビューできません。
どれだけ泣いても笑ってもいいから、サクセスストーリーもハッピーエンディングも無くていいから、興行収入10億円超えも要らないから、どんなアワードにも輝かなくていいから。
“映画”の最後は、ほんの僅かでも希望と共に、そして人生は続く…で終わってほしい。
✎____________
12月3日/12月31日AmazonPrimeVideoで鑑賞
12月3日★★★★★評価
12月3日レビュー投稿
12月15日レビュー追記
★★★★★の作品には、評価とレビューの投稿を最近始めました。
神的に面白い映画
最っ高!!
これは神映画!!
58分という短さでここまで人の心を揺さぶれるのか。
努力、友情、勝利、挑戦、別れ。
もうこれでもかというくらい青春が詰まっている。
眩しすぎて胸が痛い。
人物が所々少しだけ雑に描かれていたり、背景が写真かなと思うくらい繊細に描かれていたり、もしかしたら藤野キョウ先生が描いたのかなとこちら側に想起させるのもすごい。
河合優実は「あんのこと」で知ってたけど、もう一人天才がいたなんて。
わ…私…私、吉田美月喜先生のファンです。
サインください!
もう京本のキャラクターが素敵すぎて、大好きになった。
もちろん藤野も同じくらい好き。
部屋で漫画を描いて、コンビニで漫画の賞の結果を確認して、生クリーム食べに行って、もう思い出しただけで目頭が熱くなる。
最後の「メタルパレード」のネームの回想シーンとかやばすぎ。
本当に素敵な映画です。
たくさんの人に見てほしいな。
胸に突き刺さってきた
アニメーション作品の節目
実写にしても、アニメーションにしても、数年に一度、その後の他作品に大きく影響を与える、革命的映像作品が出てきます。
その節目の作品としてこの作品は間違いなく入ってくるでしょう。
これはアニメーターだけの力ではなく、原作者の藤本タツキ氏の作風やキャラクターデザインの持つ雰囲気も上手くハマった様に思います。
同作者のヒット作『チェンソーマン』のアニメの成功もあるでしょう。
原作の曖昧で独特のニュアンスをうまく汲み取り、アニメ化で作風を確立出来た作品でしょう。
本作もやはり独特の雰囲気を持っており冒頭からその異様さと、圧倒的な作画と世界観の表現で一瞬に没入出来ます。
映像に関して言えば本当凄まじいものがあります。
これだけでも満足度は高いでしょう。
映像だけで最後まで持ちます。
素晴らしい。
そこにストーリーが乗るのですが、タツキ氏のファンの方には申し訳ないですが、ストーリー性に関して言えばそこまで、、と言う感想。
これはアニメーションの話ではなく、原作の話になってしまうのであまり言いませんが、僕の好みでないと言う只々個人的な感想です。
漫画を描く人が画力のある人に嫉妬し努力で成長。
漫画が描ける努力人間
漫画は書けないが画力がある才能人間
互いに依存し合い小さな一歩を掴むが、互いに夢を追いかけ始め分かれ離れに。
そんな中ある事件が起き2度とバディを組めなくなる事実。
もしあの時出会わなければ。
後悔と喪失感。
それでもそれを乗り越え自分のやるべき事をやる。
大雑把にはそんなストーリー
見終わった後の喪失感や感情の揺さぶり方は上手く、十分感動できる。
ただ、感想は『それで?』か『何が言いたいの?』どまりだった。
基本そう言う作品はエンタメ要素を含んだ『芸術性に振った作品』になる。
エンタメ要素と言うのは人々が深層心理的に持つ他人の不幸が見たいと言う好奇心。
ダンサーインザダークなんてまさにそれ。
実は画力の才能がある子より
漫画を描き続けられると言う自分の才能に気付けていない主人公。
素晴らしい作品であることに違いはないが
なんかモヤっとしたどっち付かずの印象。
あくまでも個人的な感想です。
背中を見て背中を押される
そんなに良いかなぁ
全561件中、41~60件目を表示