ルックバックのレビュー・感想・評価
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心が揺さぶられて‼️❓肌が泡立ち‼️❓感動に咽せた‼️❓
一生懸命生きたいな
描くと言う事
鬼才、藤本タツキの作品はチェンソーマン(第1部のみ)を読了。また曲者の作者が出てきたなあ〜と思ってました。
本作の原作本は、無料公開してたのも知らず、気になって内容も知らず衝動買い。
なのに封を切らず寝かしてた。
その後アニメ化を知ってどうせなら、映画見てから読もうと寝かし続けた。
良い映画で、良い原作でした。
観る前に泣かせる話なのだと勝手に思ってたので、劇場で号泣してやると、
腕ブンブン回して臨んだんだけど、泣く事は無かった。
まあ、泣かそうとしてる感じも無かったけど。
大筋としてマンガ創作で出会った2人のバディ物で、出会いと創作欲求の違いから袂を分ける事、その後永遠の別れと存在の確認という、
それほど珍しくない話ではある。
ただその間に描かれた才能に対する嫉妬や憧れ、独善的な考えや、従属的な部分、他者の才能に巻き込まれたり、自分の才能で人を巻き込んだりする様子、単純に褒められた時の高揚感などなど、かつて美大生の端くれだった者には、刺さりまくりでした。
本作は基本的に原作をトレースしたかのような映像化ではありましたが、
表現方法としてマンガとその映像化は、
相反する部分があってマンガは切取り、省略、枠の拡大やレイアウトで語り、映像化は間を埋める作業となる上で、読み手個人の持つリズムと映像化のリズムが合わないと、印象が変わってしまうと思います。
そう言う意味では、私は少し違和感を感じるシーンもありました。(主に台詞のない同じ大きさのコマの止め絵の連続のシーンの映像化)
ただ藤野が京本に褒められた帰りの雨の中、歩きからスキップし、踊り出すシーンは映像化で高揚感が増してました。(原作の3コマ+見開き、計3ページも素晴らしいけど)
原作の持つ細かい描写も網羅しようとしている姿勢は好感が持てて、ずぶ濡れのまま藤野が机に向かう廊下の足跡など、きっちり再現されてました。
そして原作の魂を受けて足された細かいマンガには無い描写、夕暮れの光の反射を受けて走る電車とか、引きこもりだった京本のドアを描いた絵画の色だとか、とても素晴らしかったです。
少し不満だったのは、町に繰り出し手を繋いではしゃぐ2人の手をアップで映し、袂を分つ時に手を離す描写を入れた事、結局2人は手を離す事なく繋がっていたのだから、この描写は少しくどいと思いました。
とはいえ、京本不在の部屋の机の読者アンケートで泣きそうになったので、本当に良い原作だし、映画だと思います。
最後に、この原作の発表時からの実際の事件を下敷きにしている点の賛否について触れるとしたら、私見としては表現者が現実の事象に対してのリアクションとして、表現するのは当然であるし、それが表現者の責務とさえ思う部分もあります。
今までも小説や映画、舞台等で現実の事件は表現されてきた事です。
ただ、それを行うには並大抵では無い勇気と思慮が必要です。
私にはこの作品を藤本タツキ氏が描くにあたり、その勇気と思慮深さを感じました。
描かずにはいられない叫びを感じ感銘を受けました。
長々とレビューと言えない感想文、失礼致しました。
アニメーションの力を感じる
原作発表の時点で物語については優れた考察や意見が多数出ているので、敢えて内容の詳細には触れない。アニメーションになったことで、もともとの素晴らしい内容がさらに素晴らしくなった。
背景の描写が素晴らしく、私が東北出身ということもあるだろうが、舞台となった東北(山形)の小都市の雰囲気がよく出ている。そのことにより、作品の没入感やリアリティが一層に増した。
また、京本の話し方に訛りを強調したことで、キャラクターがさらに生き生きと存在するように思えた。
わずか1時間の映像だが、多重にもわたるテーマは創作や年齢に関わらずに心を揺さぶるものだったので、是非多くの人に見て欲しいアニメだ。
個人的に大事な一本
子供が美大出身で、絵師として活動していることもあり、終始自分の子供を観ているようで個人的に大事な一本になりました。机でひたすら漫画を描く後ろ姿のカットが印象的ですが、絵を描くのが好きな人は本当にあんな感じで、起きてから寝るまでずっと描いている感じ。描く=生きるなんでしょうね、本当にうらやましい。寝食忘れ没頭できるものがあるというのは本当に素晴らしい才能だと思います。
そんな子供も就職で家を出て、いつも絵を描いていた机はぽっかりと空いています。映画を観終わって、ついLINEしてしまいました。たまには帰っておいで。
上映時間が短いこともあってか、映画が終わっても余韻に浸っていたい感じでなかなか席が立てなかった。幸せな時間でした。
うまく言葉にできないけど
音楽がとても良い
病み上がりの後の第1作目は
キングダムにするかこちらにするか迷ったけど
なやみに悩んでこちらにしたしだい。
原作未読。
デデデデストラクションと同じで、
全くチェックしていないし、
原作者も知らない。
でも皆様のレビューを拝見していると
行かなくてはと思い、
土砂降りの8:15朝イチから行って来ました
30人程の入り。
けっこう入っている。
カップルの何人かはポップコーン🍿あり。
1時間で朝から食べられるのと
余計な心配。
内容はレビュー通り良かったです。
短い時間で良くまとめられたかなと。
途中から涙腺緩みっぱなしでした。
それは音楽がけっこう場面に合っており
盛り上げ方が良い感じでした。
ラストは前向きに又漫画を書いて行くのだろうど思いますが、
パラレルワールドの2人も幸せになって欲しいです。
秀作
素直に感動したものの客観的評価はちょっと弱い
友達に誘われて鑑賞。特に原作、監督については何も知らないで見ました。若干、ファンの方々がたくさん見ている印象です。
ストーリーは切ないお話。恋愛ではなく、友情の話です。
田舎を舞台としているので、ジブリ、細川作品、新海作品のような日常が好きな方と相性はいいと思います。
逆に自分はそれらが苦手よりでしたが、恋愛要素がないためか、なかなか楽しめました。
ご家族で見に行くのも問題ないと思いますが、ちょっと切なさがショッキングになる可能性も。
おデートにも問題ないです。
さて客観的な評価ですが、ストーリーに関しては共感する、しないは別れるのはどんな作品でも一部仕方ないことでしょう。
しかし、そういう経験のない人たち、共感しないであろう人たちを巻き込む引力があったかというと、かなり弱いと感じました。
これは単純に、アニメーションとしての出来がちょっと目につくところが多かったからです。
例えば、音楽の面。
かなり似た雰囲気の音楽を多用し、食傷気味になります。抑揚が少なく、ひたすら感動しろと言わんばかりに感動的なメロディのパターンを連発するので、ひたすら甘い物を食べまくる感覚です。
カット、コマ割り、つまり絵コンテ、演出が関わる部分に関してもかなり手数が少ないです。間を保てず一定のテンポですぐに切り替わってしまうところ、定番無難であろう手法の多用、さほど効果的と思えない小手先の技術はある意味原作(特典でもらった漫画)を忠実にしているのかもしれませんが、これがかなり気になりました。カメラアングルも、似たアングルが多いので、この辺に気づくと入り込めなくなる要因に繋がってきます。(これらは原作の方でも言えるところがあります。)
だからか、名言と思い込めるシーン、名シーンの印象がかなり弱いです。
対して、作画、一枚絵に関してはかなりこだわりを感じ、心情を表すであろう空気感や、背景と人物のギャップにはこの作品の世界の人が描いているかのような感覚を味わえるのはなかなか良い世界感を出してくれます。
ストーリーについてはさほど斬新とは感じないのですが、作者の経験にもとづいているという点やリアルさがすごくぐっときました。クリエイターの苦悩も感じます。
チェンソーマンを見ている方、田舎系の空気感が好きな方には相性はいいと思うのですが、そういうコンテキスト(見る人の価値観、前提、文化)に依存するところは多く、ジブリ作品等のように海外、時代を超えるかというと怪しいラインの作品。駄作ではないですが、至高の作品とまでは届かないライン。
でも、原作者の方のマインドに関しては上昇志向があると作品から伝わってきますので、きっとまだまだ伸びると思います!
逆に監督の方は監督よりも作画担当の方がいいかもしれない、描くのも相当な枚数頑張ったと聞いていますので
じゃあ藤野ちゃんは、なんで描いてるの?
1時間に満たない映画で、ここまで心揺さぶられるとは思わなかった。頭っから、丁寧に作り上げられていることが伝わってきた。キャラの細かい動きも、感情を絶妙に表す間も、キャラと一体の声も、場面転換のテンポも、細部にまで行き届いた背景画も、鎮魂歌のような音楽も。すぐあとに別の映画を観ていてもずっと京本の声が耳から離れず、観ている映画そっちのけで途中で引き上げ、もう一回観だした。同日に二回みた映画なんて今までなかった。
この映画は、喪失と成長の物語。成功者が必ず一度は通るであろう、挫折と敗北感と反骨と努力が藤野を駆り立てる。いや、その努力は藤野にとっては苦労というより喜びかも知れない。そして京本というかけがえのない友の存在も喜びだ。照れ屋な彼女は素直な態度こそ見せないが、京本という友の存在すべてが藤野にとってかけがえのないものだ。
京本にとっても、藤野は特別。なにより藤野がいたからこそ外の世界に飛び出すことができた。藤野は、京本にとってヒロインなのだ。そのヒロインのためなら労を惜しまない気持ちは、アイドルとファンの関係性にも似ているな。一回目では、本棚に同じ巻が何巻もある理由に気付かなかったが、そうかアンケートを何枚を書いていたのかとハッとし、進む道が別々になっても支え続けているんだなと胸が熱くなった。だいたい京本にとっては、別の道を行っているつもりはないのだろう。美大進学はもっと絵が上手くなる手段で、また藤野の背景を描くつもりだと思うからだ。だから、藤野が「京本を部屋から出さなけりゃ死ぬことはなかった」と泣き崩れても、京本本人はその短い人生が不幸だと思ってないと思う。死んでよかったという意味ではけしてないが、部屋から出してくれたことに感謝こそすれ、後悔はないと思うのだ。(劇中、京本の"京"は京アニを匂わせているのか?とドキリとした)
ある考察動画で、京本は藤野にとってイマジナリーフレンドだと言っていた。例えれば、のび太にとってのドラえもん。ドラえもん最終話『電池切れ説』のような、京本の喪失による藤野の成長という側面。だけど、そうなるとあくまで藤野が主人公で京本がサブキャラとなってしまう。たしかに物語は藤野主観で進むのだけど、二人は同列でいて欲しいと願う気持ちがあるので、それを京本が死んでしまう理由にしてほしくはないかな。それよりも、そもそも京本という存在が藤野の想像の世界の人間だった(それではまるで『ぼくは麻理のなか』のようになってしまうが)という仮定のほうが、個人的にはしっくり想像ができた。
ラスト、悲しみに立ち向かうように、そして亡き友に捧げるように、窓に張り付けた4コマ漫画をお守りにして机に向かう藤野の背中が勇敢にも見えた。何度も見せてきた藤野の背中。そう、Look Back!!と訴えているかのような藤野の背中。いつまでも京本に自分の背中を見せるように。この先も京本に恥ずかしくない漫画を描き続ける決意をにじませて。
そして最後に。エンドロールにずらずらっと流れる個人名やスタジオの名前。この誰にも人生がある。この映画に行きつくまでの日々と努力がある。彼ら彼女らの一人一人が藤野たちのように天才と言われ努力を重ねてエンドロールに名を連ねていることに、今更ながら敬意を持った。これだけ多くの情熱が集まって作られた映画なんだなって思えて胸熱になった。
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