劇場公開日 2024年6月28日

ルックバックのレビュー・感想・評価

全556件中、321~340件目を表示

5.0アニメへの見事な昇華

2024年7月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

原作を読んだ上での鑑賞。
漫画原作のアニメ化はイメージが変わってしまうことが多く基本的に好きではないが、本作品では見事に原作のイメージを損なうことなく映像化されており、とても良かった。
アニメならではの表現法を加えながら、漫画の質感を損なわず、生き生きと動くキャラクターの瑞々しさに心打たれ、涙が出た。
必要最低限の脚色で、冗長にならず58分に収めたのも良かった。
アニメーションの良さ、漫画の良さが見事に融合していた作品だった。

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YKKm

5.0改めて映画は長さではなく、感動の質量である

2024年7月13日
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全編に渡り感情の波が押し寄せてくる。

京本との出会いの直後の主人公の田園ランは、単なる喜びではなく、努力してきた成果を実感しながら自尊心を取り戻す凱旋の歩みであり、人間の心を豊かに描いていたと思う。

アニメーターのエモーションを紡ぎ出す力が卓越している。原作からあの脚本にした力もお見事。冒頭を学校ではなく、主人公の後ろ姿にしたこと。描く苦労を見せるところから、始めたのは大正解だと思う。また、お母さんこれ捨てといてのスケッチブックの上にある白紙の四コマ、飛び散るオレンジジュース、原作にないものが付け足されて、エモーションを足している。これぞ、演出だといえるだろう。

と同時に、少女が自分の情熱をこうやって追いかけていいということを現代の少女にこうも伝えられる映画があるということにも感動した。日本の未来は明るいとさえ感じた。

あまり製作陣に下心のない企画だろうけれど、だからこそ、当たり前を問い直して、きちんと登場人物の心情や、観客に伝えたかったものに向き合っている。だから、素晴らしい作品ができたんだと思う。
つくづく、プロデューサーのヒット作への下心が、業界をこれまでダメにしてきたと反例的に証明しているかもしれない。

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赤の他人くん

3.0合わなくて残念だったな

2024年7月13日
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鑑賞方法:映画館

微塵も刺さらなかったのは原作を知らないからなのか、それともあたしが人の心を無くしてしまったからなのか……

とっても繊細な人の気持ちの揺れ動きを捉えて上手に映画に落とし込んでいるな〜とは思ったけど、周りがワンワン号泣してたのにあたしは泣きどころがまったくわからず。

早く人間になりたい……

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らまんば

4.5半分以上泣いていたかも。

2024年7月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

漫画は未読でしたが、前情報で先の展開は何となく知っていたので。あの素晴らし過ぎる手書きのスキップのシーン以降はこれから待ち受ける運命と画のあまりの素晴らしさに延々と泣きっぱなしでした(疲れた)。
背景も含めた作画の力に本当に圧倒されました、書いている人間の気持ちが乗り移った様な画が繊細に動くその様に鳥肌立ち涙目です。
京都アニメーションでの事件の被害者の方々への鎮魂歌であり全ての表現者の方々への応援歌のような作品ですが、特に何か表現している人間では無い自分にも強く伝わる何かが確かにありました。
命かけて本気で誠実に作られた傑作です、観て良かった。

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春

4.0評価が難しい作品

2024年7月12日
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大勢ファンの方がいる漫画だと思うが、原作未見の映画ファンの意見として書く。ストーリーの一番大事な部分は実は私は予告編を見て服装等から気づいてしまっていたが、間違いなく技術的にアニメーション表現として素晴らしく、キャラクターも非常に魅力的だった。私は実写アニメ問わず、映画におけるキャラクターという存在にあまり感情移入しない人間だと思うが、京本という人物をもっと知りたいと思うぐらい、彼女が魅力的に感じた。そのように実際の人物のような存在感がキャラクターに宿っているという事,そしてこの作品のテーマである創作における葛藤の描写だけで、もうこの作品は見る価値があるし、多くの人が共感出来ると思う。

が、それ故に映画と漫画というメディアのテンポの違い、つまり恐らくは同じストーリーを漫画で読んだときには気にならないであろうストーリーの展開の速さがもったいないなと思った。恐らくは漫画に忠実に作った結果なのだろうが、映画というメディアには最低でも90分ぐらいの時間の流れが深く物語に入り込むためには必要だと思う。もちろん作品内容にもよるが、今作のように主人公たちに感情移入する事が重要なドラマ作品なら、シンプルな物語でも、そのぐらいの尺が必要になってくると思う。前半から中盤の二人の関係をもっとゆったりと見せることが出来れば、後半に起こることとのコントラストがより深まり、更に観客の感情に深く残る作品になったのではないだろうか。

つまり、既に完成度は高いのだけど、脚色次第で映画として更に一つ上の傑作になったのでは、という伸びしろが見えるだけに、複雑な気持ちになる作品なのだ。

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moviebuff

5.0創作する人泣くと思う

2024年7月12日
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泣いた。
漫画読んだ時も泣いたけど、
映画、もう序盤から泣きっぱなしだった。
初日に観たけど、
他にも泣いてる人達いて
「だよね〜〜〜〜〜〜‼︎‼︎わかるよぉこんなん泣いちゃうよね‼︎‼︎僕も泣いてます。くるしい」
ってなった。

自分の楽しくて沢山描いてきた記憶とか、
挫折とか、
すげぇって思う人との出会いとか、
逆にそうやって心を寄せてくれた人との出会いとか、
それがすごく楽しかった記憶とか、
ここまでいきたかったとか、
どうしようもなくなった記憶とか、
もう全部しっちゃかめっちゃかになっちゃってウワーとなった。

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餃子

5.0気になるなら絶対に見てください!その先にどう生きるか?

2024年7月12日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

幸せ

まずは気になっているならすぐに見に行きましょう!
料金は1700円と少し高く感じると思います、ですがそんな事どうでもいいと思えるほどの体験ができるはずです。

私はルックバックの前情報を全く知りませんでした、チェーンソーマンのタツキ先生の読み切りという情報くらいで何やら絵を描くのが好きな子供たちのお話かな〜くらいの想像をしていました。

ネタバレせず書くのはおそらく無理ですので、その先はご自分で確かめてください…少しだけ自分が感じた感情を描いてゆくと、こんな感じです

恐らくこの物語は大人になればなるほど共感できてしまう内容になっています、絵を描く、なんの為に、あのときどうしていたら、今何をするべきか
見た方に、これだけの感情を感じさせてくれるタツキ先生の才能に驚かされるし、漫画や絵を描く方なら嫉妬もあるでしょう
絵を描くだけじゃなく何かをするという事に対し、必ず自分より上の技術や才能を持った方に触れた時のエグい感情に溢れていきます
そしてその後の選択の先に後悔をする彼女に共感せずにはいられないはずです、自分は久しぶりに映画館で泣いてしまいました…
先ほど書いた大人であればあるほどこれを感じず生きるのは不可能であり、後悔だけでなくその先にあるものを見なくてはいけないという現実にどう対峙していくのかを見なくてはいけません
絵をあまり描かない自分には、今の自分の状況に釘を差された気分も少しあります
映画館に行ったあとにパチ屋か遊びに行こうと考えていた自分をぶん殴って今やるべき事があるやろ、と再認識させられました

最後に色々な映画を見ますが、楽しい、悲しい、嬉しい、泣ける、とにかく様々なジャンルがあると思います
この中でも、この先の未来に後悔しないために何かをしなければならないと思わされる映画はあまり会う機会はないと思っています
このルックバックは間違いなくそうゆう自分の人生に影響を与えてくれる素晴らしい映画だと思いました

もしかしたらここまで考えてる自分はお門違いの意見かもしれません、本当に絵を描く方たち向けの作品なのかもしれません
ですが私にはこれほどの気持ちと影響を与えてくれました、本当に見に行って良かったと思える作品でした

もし共感してもらえるならいいね、お前の意見は全然違うようでしたらコメントいただければと思います
レビュー見ていただきありがとうございました

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ぱんだほん

4.5中学生の頃を思い出す

2024年7月12日
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鑑賞方法:映画館

原作読んだときにすごく感動したので、映画化の話を聞いたときに絶対に見に行こうと思ってました。
友達と二人で漫画作るのが良いんですよね。
中学生の頃、漫画好きな友達何人かで集まってみんなで書いたりしたのを思い出します。その時はそれぞれが書いてたし、ちゃんと形になった物なんて無いから、この話とは全然違うんですけどね。
やっぱり、上手い、下手があってあいつより上手く書きたいとか、あいつに追いつきたいとか有りましたね。

読み切り作品の映画化なので、コンパクトな上映時間ですが、ほぼ原作通りで上手く映像化していたと思います。
映画化の話聞いてから、映画が楽しみで読み返していないので細かいところはうろ覚えですが。

声優も本職ではない俳優の方ですが、違和感なかったですね。

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すーるしゃーる

4.0何度も見直したい映画です

2024年7月12日
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3時間を超える映画を「長さを感じさせず、あっという間」との誉め言葉がありますが、この作品は「58分という短編なのに3時間映画をみたような満足感」でした。
遠くに山々が見える風景、マンションから見える時間と共に変わっていく空の色、どれをとっても美しく、どんなに人生が変わっていっても世界は回っているんだと語っているかのようでした。

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ちゃろっ子

4.5何故、没頭するのか?

2024年7月11日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

何故、没頭するのかに明瞭な答えを与えてくれた本作。観に行った後、何かを頑張りたくなる勇気を与えてくれる作品であった。
没頭を通じて心の深い部分で通じ合う。生きる意味ですらある幸福を見事に表現していた。
また、時間の経過とそれに付随した心情変化を四季の移り変わりや空の色、鳥の群れなど様々な情景で表現する豊かさに圧倒。
一つ注目をつけるなら、葬式後?主人公が京本の部屋前で「京本、死んだの私のせいだ」と言うが、主人公や性格的にこのようなわかりやすく感情を言葉にするだろうか。その部分だけわかりやすさを先行させた気がして醒めた。

5.0 人生観を変えられる名作、宝物のような映画
4.5 何十回と見返したい傑作、何年経っても思い出せるほどの感銘を受けた映画
4.0 複数回見返したい秀作、自信を持ってお勧めできる映画
3.5 見返すほどではないがとても面白い良作、観る価値がある映画
3.0 所々ツッコミどころはあるが面白い佳作、観ても時間の無駄にはならない映画
2.5 全体として面白くはないが最後まで観れる凡作、暇であれば観る価値のある映画
2.0 頑張ってなんとか最後まで観れる駄作、観ても時間の無駄となる映画
1.5 寝てしまうほどつまらない愚作、作り手を軽蔑する映画
1.0 論外、話すに値しない映画

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おくと

4.0衝撃だった。2人の出会い方と、美大を目指したい気持ち。出会ったから...

2024年7月11日
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衝撃だった。2人の出会い方と、美大を目指したい気持ち。出会ったからこそ描けた人生と出会わず助けれた人生。

四コマ漫画を書いていた時【あ、この子には勝てないな】と思った心情が表されてる主人公

うん。面白かったと感じる映画だった

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ユウキ

5.0なんか、もうっ、観れば、わかる

2024年7月11日
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鑑賞方法:映画館

この気持ちの
語彙が、ない。
星が足りない。
すごいすごい良かった、です。

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ベッラ

4.0原作の空気感が損なわれず、 素晴らしかった、息吹が吹き込まれていた...

tさん
2024年7月10日
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原作の空気感が損なわれず、
素晴らしかった、息吹が吹き込まれていた。

嬉しいのと悔しさと手のひら返した自分とそれがどうでも良くなるくらいの自信と伸びた道。
自分でもからくり人形みたいになってるのはわかってるんだけど体が浮いたみたいに軽い。
決してあるあるではないこの経験の心の臓を握られマッサージされてしまった。(泣いた)

毎度いい映画を観ると余韻と寄り道がセットだけれど、俺は何なんだ何をしているんだという卑下ももれなくプレゼントで付いてくる。
そうかこれが向上心か。

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t

5.0原作越え

2024年7月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

前半のシークエンス、
主人公が思わず走り出す、
まず、そこで涙がこぼれました。
原作はもちろん漫画としてガッツリ伝わりましたが
その場面のアニメーション表現に身震いしました。
凄い、すごい映画、

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フジケン

4.5最高でした。

2024年7月10日
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最高でした。

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つね

5.0藤野も京本も選択は間違えていない

2024年7月10日
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アニメを観る機会は少ないが、うちの娘が一足先に観ており超絶賛してるし、キネノートの最新ランキングはダントツの1位。これは何かあるな、と思い観にきました。
わずか58分の中編にもかかわらず、私の中に感動の嵐が押し寄せてきて、結果、今年のNo.1の邦画に推すことにしました!
藤野と京本は学校新聞の4コマ漫画が縁で友だちになり、小学校卒業から高校まで漫画の共同作業を寝食を忘れるほど一生懸命に取り組み、遂に世の中に認められる。最初にもらった賞金を使い(結局5000円だけだった)普通の女子高生のように街に繰り出し遊んでるシーン。京本が美大に行きたいと藤野に懇願するシーン。何もかも打ち砕く大事件(明らかに京アニ事件を彷彿させる)。そして、藤野が京本を引き篭もりから抜け出させたことへの後悔とタイムパラドックスのような「もしも」の話、。

「藤野キョウ」これからもずっと漫画を描き続けてくれるよね、。
大丈夫だよ。京本もずっと見守ってくれるからね、。

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アベちゃん

4.0面白いが、、、評価されすぎな気も…

2024年7月10日
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1時間の映画で、そもそもが原作を読んでいて、藤本タツキ先生のことが好きなファンが見に来る印象です。だからこそ評価が高すぎる気も…

内容は凄く良かったです。特に表情の機微や動きが細かく表現されていて漫画以上にキャラクターの感情が伝わりやすく感情移入しやすいです。

ただ短い!58分は映画として短い!!!おー感動してきたなと思ったらいつの間にか終わってる

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Karin

1.0年ワースト暫定。その理由。

2024年7月10日
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非支持。
凡庸、想定内、ご都合主義。
劇伴の大音量で泣かそうとする回数多過ぎ。
結果、登場人物が物語を進める為の装置の域を出ない。
画が綺麗ゆえ、ぽい、けども。
これは駄目だ。要はツマラン。

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きねまっきい

5.02度目の鑑賞

2024年7月10日
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鑑賞方法:映画館

58分という時間なのに、とてつもなく凝縮された想いと濃密な時間✨
長く感じて飽きたとかではなくてストーリーが濃密!それなのに、あっという間💦なんとも不思議な作品🤔
誰しも経験した事あるような思春期の思い出をとても共感性のあるストーリーで綴りつつも、ある展開からびっくりしたが、その着地も見事。とんでもない事を描いて、ともすれば批判されかねない内容をちゃんと誠実に描いた。大好きな作品です( *˙-˙* )

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映画大好き神谷さん

3.5美大に行ってたからか

2024年7月10日
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鑑賞方法:映画館

小学生が描くマンガって、なんであんなに目がデカいのか…!幼い頃の自分と藤野が重なるし、自信満々だったところも重なって、山形の狭いコミュニティで親友を見つけられた幸運からの若いが故のお互いの人生の岐路の枝分かれ、不運な事件による藤野の後悔。
卒業式に藤野が京本を部屋から出しても出さなくても、2人は巡りあって、一緒に漫画を描いたんだろうね。

美術科の高校、美大受験の画塾の先生、ぜーーーーいんから「とにかく描け!!」って言われてたのでド頭でギュッと学生時代に連れ戻された。

周りは泣いたって言う人多かったけど、全然泣くタイミングない。美大生でクリエイターにならなかった人間はみんなギュッとなってしまうと思う。
この気持ちは、ハヤカワ五味さんがXで言語化してくれてた。

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soleil