ルックバックのレビュー・感想・評価
全720件中、141~160件目を表示
この上映時間でこの完成度…!
前情報ほぼなく話題になっていたのは知ってたレベルで観ました。
この上映時間でこの完成度と満足感はえぐいと思います。
でも正直こういう展開になるとは思っておらず、何ならハッピーハートフルなストーリーだと勝手に思ってて、気軽な気持ちで観たのでその分倍心抉られすぎて二度と見返すことはないでしょう泣笑
泣く展開になるとは…!
本当に個人的な問題だけど悲しい展開は苦手で…!!
私が観た時は私と同じように前情報なしで気軽に見に来てた人が多かったのか、終わった後はマジでお通夜の空気感でした笑
主人公が再び描き続ける道を歩む選択をしたことが唯一の救いだけどそれじゃ浮上しきれないところまで落とされる!
火垂るの墓とはまた違った次元に落とされました。日本に住んでいる身としては戦争よりもより現実的に想像出来る悲劇だったのがごっそり抉られた要因でしょうね。
映画館を出た後私はメンタルケアの為に某アニメショップに行って無意味に店内を徘徊し、お気に入りのたい焼きを買って帰る必要がありました。。
気分が落ちやすい人には安易におすすめ出来ない映画だと思います…!
裏を返せば映画の完成度がそれだけ高いってことなんですけどね泣
願わくば、パラレルワールドでの京本さんと藤野さんがあの後コンビで漫画家デビューして二人手を取り合ってその道を歩み、決してその手を離すことなく揃って長生きしますように…!!良い子は長生きしろ〜!!!泣
2回目レビュー 幸福な1時間でした
上映終了間近と聞いたから、もう一度観に行ってきました。2回目のレビューです。58分間視聴しているその間だけは、ルックバックの世界に存在させてもらえるから。
視聴した人は皆、藤野や京本に対して自分自身の過去の姿を、これまでの生き様を重ね合わせて観るのだろうと思います。クリエイターのための映画、と評価されているけれど、もっと広いレンジの作品で。真摯に何かに取り組むことの大切さ、打算なき努力、そうした生きることへの熱に、強さに、どのような立場の人であっても打たれるんじゃないかと思います。
そしてそのような努力も、情熱も、事件が起きたり、災害が起きたりして、残酷に潰されてしまうこともあって。でもこの作品は、並行世界の希望を一瞬垣間見せてくれたあと、再び立ち上がる藤野の姿で締めくくられます。
どのようなことがあっても、人は立ち上がり、歩んでいける。その姿を、ピュアに、どこまでも優しく描いてくれるから、大好きなんだと思います。
生きることは辛く苦しいけれど、本当に尊いものなのだと、改めて感じさせてもらいました。ありがとう。本当に、見られてよかったです。
↓1回目レビュー
…………………………
本日レイトショーでみてきました。めちゃくちゃ良かったです。
最後にif世界が描かれ、でもそれは綺麗な夢のようなもので、日々は冷徹に続いていく。藤野が再び立ち上がり、歩き出し、背中を映す描写で幕は閉じていく。
原作に忠実でしたが、繊細で演出と、叙情的で心洗われる音楽によって、美しく映画作品として昇華されていました。創作し続けるのは、本当に綺麗で素晴らしいことだと感じました。
京アニの事件も下敷きにはなっていますが、作品を通して伝えたいのはその恨みや後悔ではなく、人は傷ついても立ち上がることができる。そして創作は素晴らしいことだ、と真摯に訴えかける人間讃歌なのだと感じました。
すべてのクリエイターの方に見ていただきたいです。この映画が見られて本当によかったです。
⭐︎3.8 / 5.0
9月20日(金) @映画館
ルックバック
---
振り返ると、背中を押してくれるあなたがいて
「漫画を描いた」 後悔と悦びを胸に、再び前を向いて歩き始める
---
#movie 🎬2024
#備忘録
#ルックバック
#映画
#映画鑑賞
#映画レビュー
#映画好き
#映画好きと繋がりたい
#映画好きな人と繋がりたい
描き続ける先生
印象的な瞳の描き方、東北地方らしい地域の風景(吹雪の中のコンビニエンスストア、雪が残るアスファルト)、田植えの風景、仕事場のグラスウォールの向こうで朝焼けから夜に移る光景など。背中を丸め、机に向かい漫画を描く後ろ姿。襲撃シーンは怖かったな、真に迫ってて。でも、机に向かって漫画を描き続けるのだ。
法に捉われない根性
短尺のアニメ映画。
2人の少女がタッグで漫画家を目指す。
ストーリーも作画も悪くはないが、短尺のぶん優れているかというとそうでもなく、単に鑑賞料が時間の割に高いというものである。無駄に長尺の作品よりはましであるが。
良い点
・展開、感動的
悪い点
・曲が大げさで浮いている
・一部棒読み
・四コマ漫画に写実的な絵をのせる。内容が無い。
・不法侵入、家族は
作品への愛を感じる出来
原作未読での視聴。
公開終了が近付いていたため劇場へ駆け込んだ形だったが、足を運ぼうと決心した数時間前の自分を褒めたい程の名作だった。
前編通して美しいアニメーションを始め、見終わった後の余韻でなんとなく足がふわふわしているような満足感を感じられる。
もう少し尺使ってちょっとあった方が…
原作昔に読んでからの鑑賞
アニメになると読者に任す(それがいい部分でもある)ではなくストレートにわかりやすく表現が伝わっていいなと改めて感じる
でももう少し創作活動の中での深掘りが欲しい
結局静止画で回想になっちゃってるし
それがあれば別れる時の重さ、失った時の感情、次に向かうイメージの起伏でもっと心揺さぶられたのに
主演の二人マジ素晴らしい、河合優実こんなんもできんのかーいい女優さんなんやなよ改めて思った
作り手に刺さるんだろうと思われる映画
上映時間が約1時間の作品。タイパのご時世に習って興行的には上場らしい。
作品としても良い映画だなと思う。この作品に関しては、主役のふたりが填まっていると感じた。そういう作りを意図した作品のようなので、これは監督の目論見がうまくいった例なのだろうと思う。
作品としてはほぼ原作をそのまま踏襲しているので、原作を読んでいる人間としては、話に注目するよりも絵作りに注目するような見方になってしまう。逆にこの作品、原作のマンガを読んでいないで観たときに、すんなり腹落ちするのかなというのは少し気になるところ。途中に挟まれる、藤野と京本が出会わなかったらのIFのシーンとかは、初見だとちょっと戸惑う人もいるかもしれない。原作のマンガでもこのシーンはどういう意図なのか、というところは明確にはなっていなかったように思うし。
感想のタイトルの通り、この作品は、創作的な仕事に就いている人にこそ刺さる映画なのではないかと思う。どんな仕事にもそれなりにクリエイティブな側面はあると思うが、芸術や娯楽などの、生活や、現代社会を成り立たせるのに必要なものではないけれど、それに触れることで心を豊かにする、楽しくするような、そういうものを作っている仕事に就いている人たちには、「わかる!」と感じるような内容の映画なのだろうなと思う。
そういう事を感じさせるという意味で、監督の試みは十分に成功している映画なのではないだろうか。
素晴らしい。最高の映画
一つのことに費やす情熱の凄み、出会いのすばらしさ、いのちの儚さ・大切さ、その一つ一つは言葉にすると軽くなるけど、こうやって映画として真正面から見せられると、本当にそれを実感する。
素晴らしい映画でした。
藤野は!京本の!どんだけ光なのよ…!!
光なの…!!
それはそうとして、エンディングクレジットで編集者が「原作担当プロデューサー」みたいな肩書きで流れてて、なにその表記??と思いました。「編集」じゃアカンのかったの??
編集ってほんとなんなの??
「編集」の肩書きじゃダメなら、それはなんでなの??
ちょ………っともやりました。
お互いを認め合ったかけがえのない友達との話
学級新聞を通じて知り合ったクラスメイトとの友情を描いた作品でした。
ネタばれになるので詳細は割愛しますが
本当に悲しくて綺麗なお話でした。
終盤の映像で
「主人公は一緒にいるのが楽しかったんだな」
「友人は誰よりも主人公を認めて応援してくれてたんだな」
というのを見せつけられて心を打たれました。
繊細な感情描写
作画のクオリティが素晴らしくキャラクターの表情から、背景まで作品への思い入れを感じられる作品でした👏🏻✨
久々、心が浄化されるような映画で、1時間とは思えないほどの満足感でした。
ドアを通じて別の世界線もある描写は、人によって様々な解釈も出来るのでおもしろいと思いました!
ニコイチ
漫画をきっかけに無二の親友となった藤野と京本。藤野は京本に触発されて画力を磨いた。京本にとっては藤野と同じ学年新聞に漫画を連載することで社会との接点が持てた。
偶然が彼らを引き合わせたが、出会った二人が共同作業で作品を作り上げるようになったのは必然だった。
13歳という若さでデビューを果たした彼らに編集者も注目する。たぐいまれな才能、高校卒業を機会に連載の話が持ち上がる。
藤野はこれからも京本と共に漫画を描いていけると思っていた。しかし京本の気持ちは違った。彼女は藤野と出会い本当に絵を描くことが好きになっていた。今までは引きこもりでほかにやることがないから描いていたが自分の絵が商業誌に掲載され、憧れの藤野の役に立てたことで本格的に絵を描くことに目覚めたのだ。
美大に通いたいという京本。引きこもりだった彼女にしたら大きな進歩だ、そして彼女をそうさせたのは誰でもない藤野だった。皮肉にも藤野はそれで無二のパートナーを失う。連載は順調ながらもやはり京本に代わる良きアシスタントはなかなか見つからない。
そんな時に訃報が飛び込んでくる。美大で起きた無差別殺人事件で京本が犠牲になってしまったのだ。
自分が引きこもりから抜け出させたせいで京本は殺された。こんなことなら部屋から出さなければ良かった。
そんな藤野の願望がかなえられたのか、藤野と京本が出会わなかった別の世界からまるで時空の扉の隙間をすり抜けてきたかのように四コマ漫画が藤野の元へ。そこには「背中を見ろ」の文字が。振り向いた藤野の目に飛び込んできたのは藤野が漫画家として初めて自分の熱烈なファンに向けてサインをしたはんてんであった。
ただ日々の締め切りに追われて描くことに苦痛を感じていた藤野。このまま連載を続けることはできないかも。そんな挫折しそうな彼女はまたしても京本に背中を押される。小学生のころ京本にかなわないと漫画をあきらめかけた時、自分のファンだとサインをねだった京本にあの時も背中を押された。今の自分があるのは京本のおかげだ。そして京本もたとえひと時ではあっても、藤野との出会いで自分の人生を謳歌することが出来た。
再び一人原稿に向かう藤野の背中がそこにはあった。これからも藤野は漫画を描き続けるだろう。その藤野の心の中にはいつも京本がいて、二人はこれからも共同作業を続けていく。彼らは二人で一つ、ニコイチの関係なのだ。
本作は理不尽な暴力によって命を奪われた犠牲者たちへの作者の藤本氏なりの哀悼の意を込めた作品なのだろう。自分と同じクリエイターたちが不条理にも命を奪われなければならなかったことへの悲しみ、理不尽な暴力への憤りが本作を通して感じられた。
あの事件で亡くなった犠牲者は作者の藤本氏にしてみれば同じ志をもって創作活動していた同志ともいえる存在。藤野にとっての京本だったのだろう。
ズシンと重い一撃を食らわせてくる青春映画
原作漫画の発表当時、かなり話題になっていたのを覚えています。
原作漫画はジャンプ+で読んでいたため、ストーリーは知っている状態での鑑賞です。
本作を鑑賞した結論ですが、今映画館で一番観るべき傑作映画だったと思います。
上映時間が58分と非常に短いのに鑑賞料金が一律1700円(各種割引対象外)という映画の内容と関係ないところで正直不満がありますが、内容に関しては文句のつけようがないほどに素晴らしかったです。余計なオリジナル展開を追加したりせず、原作に忠実に58分で描き切ったことは評価したい部分ですね。
・・・・・・・・・・・・・・
絵が得意な小学4年生の藤野(河合優実)は学校で配布される学年新聞で4コマ漫画を連載させてもらっていた。同級生たちからの評判も良く、鼻高々だった藤野だったが、ある日担任の教師から「不登校の京本(吉田美月喜)にも4コマ漫画を一本描かせてもいいか?」と聞かれる。数日後に配布された学年新聞には藤野と京本の4コマ漫画が並んで掲載されたが、京本のプロ並みの画力の隣では藤野の絵はひどく貧相に見えた。プライドを打ち砕かれた藤野はその日から、一心不乱に絵の勉強と練習に取り掛かる。
・・・・・・・・・・・・・・
何か一つのことに一心不乱に取り組んだことがある人なら、藤野が痛感した劣等感と、血のにじむ努力と、圧倒的才能を前にして燃え尽きたように一気にその熱が冷めてしまうような感覚に共感できるんじゃないかと思います。
原作が有名なこともあって色んな方が本作を鑑賞し、感想を述べています。人によって刺さったシーンが違うことも興味深いですね。シンガーソングライターのオーイシマサヨシさんも本作を鑑賞し、「映画館の店員さんに心配されるくらい号泣した」とおっしゃっていました。オーイシさんも音楽という芸術に向き合ってきた方なので共感する部分も多かったそうです。そういう方の感想を観るのも非常に面白いですね。
『ルックバック』というタイトルも様々な意味をくみ取ることができて面白いですね。
京本が漫画の背景描写を担当しているので「背景を見て」という意味。藤野が京本の背中にサインを書いたのが映画後半の印象的なシーンにつながり「背中を見て」という意味にもなる。個人的にはラストシーンで窓際の席で一心不乱に漫画を描き続ける藤野の描写で、窓の外の背景が刻々と移り変わっていくのが非常に印象的で、これから初めて映画を観る方がいるのであれば、「ラストシーンの背景を見て」と伝えたいです。
本当に面白い映画でした。言葉では説明できない映像の美しさも魅力の作品なので、原作漫画を見てストーリー知っているという方でも、ぜひ映像でご覧になっていただきたいです。オススメです!!!
描くことの友情と鎮魂の物語
泣きはしなかった、が、泣けないのは私が日頃漫画を読んだり映画のアニメをそれほど好まないせであり、そうでなければ絶対に涙が止まらない物語なんだろうなと強く強く思った。漫画を描くことの挫折や大変さはもちろんだがそれ以上に熱さや喜びの表現が素晴らしく清々しかった。それだけに不幸な事件が現実の事件と重なり不気味で恐ろしかった。ルックバックして分岐点を修正して違う未来があったことを想像しても、人は今に立ち戻りそこからの未来を続けていくんだという強いメッセージを感じた。haruka nakamura さんの音楽も感動的
全ての表現者に捧ぐ
月に8回ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好き。
なので専門的過ぎないライトな紹介を心掛けています。
====================
上手く言葉にならないので覚書として投稿します。
漫画家だけで無く全ての表現者、
努力だけでは形にならない道を志した人々への共感とエール。
数知れない挫折や嫉妬、
時に認められる大きな喜び。
更に、狭き門を通り抜けて形になっても
それを続けて行く終わりなき道の厳しさ。
青春の眩い瞬間。
己の進む道との出会い。
そんな、真摯に全力で生きる営みが
突如断ち切られる人生の理不尽さ。
そんなものが全部詰まってて、
泣けた〜〜。
一つだけ文句がある!
かなり手間のかかったアニメだと言うことは
アニメテクニックに疎い私でも解るけど
こんなに若者に刺さる内容の映像作品なのだから
大人も子供一律料金て言うのは〜〜
何か大きな「大人の事情」があるのかもしれないが
折角の作品の内容に反して、
志が低い!!
こう言う作品こそ、
学生や子供をもっと観やすい価格に
するべきでは無いのか?!
まだ公開してます。
見逃した方はぜひ劇場で!!
良かった。ちょっと藤野が好きになった。
知り合いに勧められ、調べたところ1700円一律特別鑑賞料金ということでどんな割引も効かない映画であると判明。しかも時間が短い映画…う~ん…物価高騰してる中…短い映画に1700円どうなの~??
と渋っていた自分にあほ~と言いたいですね(見終わった自分が)
もうすぐ上映が終わるかもと思いやっと意気込んで向かったわけです。
結論として大変良かったです。
見てよかった映画だと思います。
1700円の価値は十分にあります。
短いなんてなんのその。
いま時代として長時間拘束されるほうが嫌煙される時代。
ネトフリも1.5倍速で映画見ちゃう時代。
映画が好きでいっぱい見ちゃうって言ったら
友人は何時間も映画見るの疲れない?自分は無理~なんて言ってました。
短い方が気軽に見れて集中力も途切れず時代にあっているのかもしれません。
長ければいい映画なんてきまりはない。
主に藤野と京本の2人の世界で話がすすむのですが、そのままお泊り、夜も家にずっといる。
おやごさん心配じゃない?中学生なら親の介入やおうち帰る描写があっていいと思う。
主人公藤野の性格はまあ嫌なやつなんですけど、どこか憎めないんです。
自分の都合のいいように考えちゃって、ちょっとプライドが高い。
でも、なんだか、愛せるキャラだと思います。
映画の途中、起承転結の転の部分で、
もしも、の世界が見れるのですが、
それは、藤野の都合のいいように考えた世界で、でも、なんか、それが救いになって、よかったです。
でもまた、現実に帰ってきてしまうのですが、
私は、藤野が好きで、そんなif(もしも)がいいと思い、泣いてしまいました。
創作意欲を掻き立てられる映画であると聞いていたのですが、
今、頑張っているものがあるがちょっと立ち止まっちゃった人、
短い映画なので気軽に見てほしい。
また、前向きに歩き出す力を藤野と京本がくれると思います。
全720件中、141~160件目を表示