ルックバックのレビュー・感想・評価
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漫画家達へのRequiem
冒頭からのカメラアングル、音楽に魅力されました 原作はもちろん良いのですが 動く彼女たちはとても可愛らしく、面白い。 引きこもった廊下に山積みにされたスケッチブック、人生を捧げた漫画家さん達の苦労や報われなさを身近な過去として感じました。 自分も小学生低学年頃までは 夢中で絵を描き、褒められ嬉しかったのに、いつからか描かなくなっていった過去を思い出させてくれました。 漫画を書く方々の動機も背景も様々だと思いますが 描く楽しさ、辛さ、 多くの悲惨な事件が起こる世界で 描いて何になるのか?という無力さ、 そんな中でも 大勢の人を感動させ、作品達は未来に残る そして後世への希望に繋がる クリエイター達の気持ちをたくさん載せた素晴らしい作品でした この作品を観て、 多くの報われなかった方々のRequiemになりますように。 勝手にそう感じました。 ありがとうございました
良い映画だが、違和感も残る
原作未読だったが、予告を前に見てからずっと楽しみにしていた。 そして、予想通りすごく良い作品だった。 漫画の絵がそのまま動いている感じがして、序盤から作品の世界に引き込まれた。 そして何よりも、儚い二人のエピソードが1時間の中に凝縮されていたように思う。 藤野が描き続ける理由に涙する映画。 雨の中で妙な走り方をするシーンは、いつか真似してみたい。 ずっとライバルだと思ってた京本にあんなこと言われたら、そりゃスキップしちゃうよね。 ひたすら京本に会いたくなる映画だった。 ただ、何とも言えない違和感は残った。 理由は京アニの事件をモチーフにしている点である。 果たしてその必要があったのだろうか? 普通に、京本が不慮の事故にあってしまう展開で十分だったのでは? あの犯人の動機を聞く限り間違いなく京アニの事件を元にしているはずだ。 その必要性が感じられず、単純に実際の事件を消費エンタメにしているだけなのではないだろうか。 そこだけは非常に残念な作品だった。
こんな瑞々しい青春物語をあのチェンソーマンの作者が描いたことに驚く...
こんな瑞々しい青春物語をあのチェンソーマンの作者が描いたことに驚く。 誰しもが経験する、あの頃の過信と痛々しさ、そして絶対的自信を打ち砕かれる瞬間。 周りからの評価であったり、上回る才能を目の当たりにした時…あの時の藤野の苦しみは誰もが共感できるだろう。 そこで悔しがってさらに努力できるのはそれも才能で凄い。自分はできなかった人間。 一度は諦めた道を再び歩き始める際のステップ、アニメだから時間をかけて表現できることで喜びが伝わってきた。 この先は漫画でも読んだことなかったから、まさかの展開に口をあんぐり。 変わらない関係性は無い切なさ、でも芯の部分は変わらない…これは大傑作!
藤本タツキの作品の中でも異色
2024年劇場鑑賞161本目。 原作読んでいましたがえらいもんで全く記憶から抜け落ちていました(笑) ファイアパンチの頃から読んでいましたが残酷なまでの過酷な展開が多く、正直読んでてキツいことが多いのですが、この作品だけは何か明るいものを感じました。
背中は語る
四コマ漫画で世界を変える話 原作の感動をそのままにアニメとしての動きや音楽によってよりすばらしい作品へと進化! 原作は発売当時に読んでいたが、かなりの完成度に驚いたのを覚えている。 藤本タツキ氏が映画好きなのは他作品を読んでも伝わってきていたが、本作「ルックバック」は構図もストーリーも単館系映画の雰囲気がめちゃくちゃ入っている気がする。そんな今作が映画化したらそりゃいいものが出来上がるとわ思っていたけれど、文句なくいい作品でしたね。 癖のあるキャラクターデザインも忠実だし背景も綺麗、ほんとに漫画がそのままアニメ映画になったって感じで素晴らしい。 絵をかくのが好きと言う共通点以外は真逆の2人だけれど、仲良くて、ライバルで、最高に尊かった・・・。 声優さんの演技よかったですね、藤野の自信家な感じ、京本のコミュ障な感じ、表現力によってキャラクターの存在感がより引きっ立ってましたね。 終盤の出来事は現実の事件を思い返されて胸が苦しくなりましたが、本作品によって事件の事をより考える切っ掛けになった気がします。 悲劇が起きて怒りや後悔が残るけれど。 想像力は希望のある方へ向けることで残された人の生きる糧になるんだなぁ。 エンディング曲の透明感と美しさに鑑賞後は心に悲しみだけが残るのではなく少し晴れやかになれた気もします。 ------------------------------------------------------------------------ 劇中セリフより 「おうち買えちゃうよ…」 初めての賞金で見たことない金額を手にした2人、もはや大人の仲間入りですが、いっぱい遊んだのに5000円しか使ってないのもかわいいですな。 自分がバイトの初任給で買ったのってなんだっけな?
熱量高く秘めたるものがある女子たちの漫画にかける青春を、背景の描き込みを含め味わう
原作は未読。 本作では、声優として俳優二名(河合優実・吉田美月喜)に配することの意味を存分に味わえた。 それぞれのキャラに思い入れのある両名が表情豊かで特徴ある話し口のアニメ上の人物を「生きて」いるのに引き込まれ、独特の絵柄と背景の書き込みぶりに見入ってしまう。 協力としてクレジットされている作画の強力な布陣には恐れ入った。そりゃあれほどの躍動感ある画が生まれるわけである。 因みに、劇中劇・アニメでは本職声優(こちらも推し含む)も豪華さに彩り加えていた。 熱量ある青春劇として、昔観た「バクマン」を少し思い出しもした。
息を呑む1時間
涙が溢れて声が出そうなのを
抑えるのに必死でした。
原作未読です。
もう一つの世界線が真実であれば良いのに、と
心から思いました。
帰宅して入場者特典を読み、
また涙が溢れました。
もう一度見に行こうと思います。
描くしかないよね
それぞれの心理描写、子供時代に感じた事のある嫉妬や憧れの表現が本当に上手く、マンガを通して繋がり想い離れていく2人の人生に引き込まれました。
作中事件とその結果も不条理で理不尽極まりないが、残された人達は紡ぎ生きるしかないのかな、また描くことを選んだ藤野先生の背中がとてもたくましく見えた。
エンドロールで席を立てなくなる傑作!
魂が揺さぶられるくらいの傑作です! 最近は劇場版、テレビ版含めて日本のアニメ作品の中には世界に胸を張って自慢したくなる素晴らしいものが多々あります。 秀作、快作、時に傑作・・・目白押しで感覚がおかしくなってますけど、そういうの抜きにしても本作は一段も二段も高みにある大傑作でしょう。 幼い頃から漫画を描くのが上手で周囲から褒められてきた小学4年生の藤野。学級新聞に自身の4コマ漫画の連載枠があり周囲に自慢しつつ鼻高々な状況です。 ある日担任の先生から、同じく漫画好きで自身の作品の掲載を望んでいる京本という不登校の生徒が居り彼女の4コマ作品を同時掲載したいとの要望を受け、気軽にそれを許諾する藤野。 そして自身の4コマと並んで掲載された京本の4コマを見て藤野は衝撃を受けます。背景だけではありますが絵のうまさ、つまり画力の点で間違いなくその比ではないくらい京本は彼女の上をいっていたからです。 そこで挫けないのが藤野の負けん気の強いところで、独学ではありますが漫画の研鑽に努め、まだ見ぬ孤高のライバルに負けじと食い下がります。漫画制作に没頭し学生生活、勉学、小学生らしい交友さえ犠牲にしつつある藤野。 しかしその血の滲む努力も虚しく京本との実力差は埋まらず、6年の途中で漫画を描くこと自体、すっぱり諦める決断をした藤野。 卒業式終了後、担任に先生から結局、その後も不登校だった京本の家に卒業証書を届ける様に依頼されいやいやながらそれを受け・・・京本自宅で本人とばったり出会うことで運命の歯車は音をたてながら大きく動き出します。 まず、原作は精緻な筆致でかつダイナミックな動きで描かれているようなんですが、アニメではその行間を埋めるだけに留まらず、作品を深く理解した上で演出、音楽、脚本で適切で控えめなブーストをかけて映像化していると感じました。見方によってはまあまあ信じられないくらいのサクセスストーリーですが、それらの精緻な積み重ねにより、よりストーリーの信憑性、共感性が増していると思います。 しかし、心地よい幸福な期間の共有の後、物語終盤、状況は急転直下します。詳しくは書きませんが、心情的シンクロ率100パーセントからのこの仕打ちは本当に精神的にきつかったですね。 エンドロールはストーリーと地続きになっていて、いろんな複雑な感情があっちこちから湧き上がり、そしてなにより魂が救われていく感覚が強く胸がいっぱいになって涙がとめどなく流れました。 こんなシンプルな絵面で感情が大きく揺り動かされたのは初めての経験です。 鑑賞しないと一生の損レベルの作品です。 では。
藤野と共に振り返る~、もしも そこに彼女がまだ居てくれたらと!
本編58分、一律料金で公開と成った
「ルックバック」を早速見ました。
緑色の入場者付録本貰いましたよ。ヘ(^o^)/ ゲットゲット!
場内は 良い感じにお客様が埋まってましたね。
関心の高さは感じました。
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一番引込まれたのは、小学校の時、人間関係で引き籠もりになってしまった京本が、藤野の描く4コマ漫画でその殻を自ら打ち破った所でしょうか。
殻に籠もった部屋のドア前で 藤野の描いた4コマが、ドア下の隙間から向こうに入ってしまって。 これって お互いがメッチャ ドキドキしたと思うのよ。
コノ後どうなるのかって。そこは凄く表現良かった。そして 京本が玄関を後にする藤野を必死に それは何かに引き付けられる様に追いかけてきて。凄い東北弁訛りが 好感でしたね。”藤野先生” この言葉。 何て言うのかと思ったけど、彼女の人としての表れがここの場面全てにあったと感じました。
そんな 彼女(最初男の子かと思ってたけど)藤野と二人で一緒に漫画を書き始めて。京本の親から見たら これ程良かったと思える事は無かったことでしょう。
そして 山形の美大に行きたいと 自ら決めて。コンビ漫画は解消されるけど。
京本が部屋を出て、ここまで来れたのは藤野の存在が有ってこそ。高校の時 二人でお金握って豪遊(5千円)して楽しんだ思い出。
自分も絵の勉強がちゃんとしたいと、今よりも もっと前へ進もうとした彼女が居た訳で。 その思いは観ていて ”がんばれ~”って心の声がしたかな。
そして、・・・ 事件の訃報が。
京本が亡くなった事を訊いて 一瞬、藤野の脳裏に現れた
彼女との思い出。 その流れはリアルな表現だったと感じます。
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原作:藤本タツキ氏
----CV----
藤野:河合優実さん
京本:吉田美月喜さん
ココでも河合さんの活躍でちょいとビックリ。
広範囲を攻めてますね。
若い作家が必死に漫画描いて、時間も殆どそれに費やしていて。
編集部の人も売る為に必死だとは思うけど、
若い子達が本来獲ているべき自由な時間をやっぱり搾取している構図ってのが、透けて見えてくるね。
某大学の未解決学生殺人事件や、京アニ放火事件も絡んだ感じに思えました。
ラストの窓に京本の4コマをお札の様に貼って、
ずっと漫画描いてる藤野の後ろ姿が、とても淋しいものを感じます。
きっと、京本の姿はもう無いけど彼女はずっと背中を推していると思う。
興味ある方は
今の内に 劇場へ。
ありがちな話だけど面白い。
『チェンソーマン』は結構突飛な作品でしたが、あの作品は一部批判もありつつも、それなりに話題になりウケた作品です。そんな人気マンガ家の読み切り作品の劇場版アニメ作品とのこと、入場特典で配られた本がソレかな? で、コレも『数分間のエールを』同様、劇場アニメとしては短尺です。コチラは小一時間なので更に短いワリに、全然物足りない感じも尺不足な感じもありません。チョッと時間が開いたので〜、的に見るには最適ではないでしょうか。 本作は序盤や各要所はストーリー展開しますが、雰囲気の描写も多く綴られて全体の調和を維持しています。その辺りは脚本や演出などのアニメ作品を創造する技量で勝負してきた感があり、そしてそれはかなり巧く行ってると思います。尺稼ぎとか間延びとかの印象(単語)とは全く無縁です。 ネタ自体は特に真新しい訳でもなく、お涙系に良くある変哲もない普通のお話ですが、ソレをこのビジュアルと表現でシッカリ掴んだ良作に仕上がったと思います。 そして後半の、降って湧いた様な突然の展開にはチョッと驚かされました。でも実際世の中って先の事は解りませんからあり得る話。2019年7月の事件を思い起こさせます。 そう言えば、あの4コマ漫画がドアの下をすり抜けるシーン。後の2回目の方ですが実はあの時、自分はあのドアを隔てて藤野と京本の並行世界が繋がっているんだと勘違いしました。あの展開は単なる “たられば” のイメージだったのでしょうか? 逆に、並行世界の扱いで、京本にとっての藤野と藤野にとっての京本の2つの世界の連結部分的な仕立てになってても面白そうかな‥‥ さて一方、中の人は正直 “並” の演技でしたが空気感は損なっていないので良しです。ただ電話の会話のシーンは巧かったですねw 日常体験を日常風に演じるのは女優さんには朝飯前でしょう。 持論ですが 『素』 の演技には長けても、アニメは『記号的(デフォルメ)』な演技が少なからず必要です。その辺を理解せずとも、本作は結果的に何となく仕上がったのではと思われます。 これまで人気タレントやアイドル、女優俳優に更にはお笑い芸人なども声優に起用され、結局どんよりと茶が濁る結果になるのは、この辺の理解がないからと考えています。舞台俳優や歌舞伎役者は、感覚が多少似てる様に思えますが‥‥ 更に余談ですが、本作冒頭の藤野は、なんだか昔の自分を見てる様で複雑な気分でした。自分は当時の『勘違い』が今の『無様』に繋がっています。もっとも自分の場合は藤野&京本の様な成功に結びつくどころか、出鼻を折られた挙げ句の今に至りますw
中身がなく、作画を楽しむための映画
漫画に色をつけてそのまま映画にしたような、綺麗な作画でした。主人公と友達がとにかくかわいい。 特に主人公の声優さん、リアリティがあってすごく良かった。 ただ、肝心の内容はと言うと、こういうふたりがいました、おしまい、みたいな話でした。作中にオチがない四コマが出てきますが、それに合わせてるのかも?だいぶ物足りないです。 どうも最近の流行りは中身がなく考えないですむ映画かなと。 あと、服の影はわざと付けてないのか、ベッタベタに塗られているのがところどころ気になりました。
ジブリって超えられるんだ
と思ったらポノックが絡んでました。藤本タツキが動くのが凄い。藤野ちゃんのサインまでタツキスタイル。間違いなく今年一番です。見なければ後悔する一本です。 あと、河合優実ちゃんと、吉田美月喜ちゃんは、最大功労者です。奥行きを広げてくれました。キャスティングを含めてありがとうです
評価高過ぎ
絶賛レビューにつられました。まず漫画を読んで良さが理解できなかったので、映画ならわかるかもと期待MAXで行きましたが全く私にはささらず。学校での出来事は妙に細かい割に家庭の描写がなく、リアリティがない。卒業証書を届けさせたのは何か意図があったのか。勝手に家に上がって適当に書いた紙切れが偶然隙間に入る?偶然襲われただけなのにそんなに主人公は責任感じる?タラレバ妄想描写そんなに必要?とか不自然に感じる点が多々ありモヤモヤ。私の理解力のなさのためか流行りに乗れず残念でした。映像はきれいで好きでした。河合優実もよかったです。
館内すすり泣きが多数聞こえる
原作を読み衝撃を受け 映画を楽しみにしていました。 実際視聴して 改めて漫画のすごさを再発見しました。 この作品に関しては特に すでに漫画が映画のようなコマ割りなので 映像が漫画の忠実なトレースに近い感覚 そんな感覚になる漫画はたぶん ルックバックだけだと思います。 丁寧に作られた作画 声優さんの演技も違和感なく没入でき最高でした。 原作ファンも納得のいく仕上がりだと思います。 映画館内は終始静かで 終盤は特にすすり泣きが聞こえ 当の私も 冒頭から涙を流しっぱなしでした。
私の人生を変えた藤本先生・押山監督に心からの感謝を
なんで絵を描くんでしょうね。描きたいから描くんです。京本も藤野も、違う人生を歩んだとしても、やっぱり描いてしまうんです。
そういう風にプログラミングされて生まれたのかもしれません。そのせいで悲しくも苦しくもなるけど、何かを成したい、諦めたくても諦められない衝動というのは、呪いではなく宝なのだと、30を過ぎた頃から思えるようになりました。
押山監督は舞台挨拶で、人生讃歌の物語だと思うとおっしゃっていました。創作を愛する人に特に刺さる物語だと思いますが、そうでない人にもそれが伝わるといいな。
ジャンプ+でルックバックが発表された年、押山式作画術を読みました。翌年の2022年、私は諦めたはずだった絵を仕事にしました。細々とですが今日までやっております。
この2つの本がなければ、私は今も諦めた夢に胸を焦がしていたと思います。
そして2024年、まさか押山監督によるアニメを見ることができるとは。運命的だと感じてしまいました。
完全な漫画が完全なアニメになっていました。
ひょっとしたら漫画の青さを、不完全な部分を不完全なままアニメにしてくれていたと言った方がふさわしいのかもしれません。
鑑賞後、拍手をしたいと強く思いました。誰かが手を叩いてくれたので、私もそれに続くことができました。最初に拍手をする勇気はないのに、拍手をせずに席を立てない、そんな気分でした。
舞台挨拶で押山監督がタイタニックをずっと流しながら、特に最後の楽団のシーンを見て作業をされていたとおっしゃっていましたが、私はルックバックを流しながら作業することなるでしょう。
流石に漫画を読みながら絵は描けませんので、アニメにしていただけて良かったなと思いました。
これからずっと私を励ましてくれる映画です。
藤本先生、アニメに携わったみなさま、本当にありがとうございます。
予告で気になったら見に行った方が良い
原作未読、とあるゲームの漫画でネタにされておりタイトルのみ知っていました。 予告を見た時に少し気なったため観賞。 序盤は思春期らしい表現をしており、題材である『漫画』について予告で見た流れがどのように繋がっていくのかをワクワクしながら見る事が出来ました。 大人になっていくにつれての展開も、お互いにどんな感情を持ってのセリフなのかを考えながら見ていく事も出来ました。 見終わった時には確かにタイトル通りの内容だったと凄く思える作品でした。 個人的には二回見た方がより感動出来る気がします。 『藤野』や『京本』の独特な性格から、あの時のセリフは…とか振り返って見ると違う印象に感じたシーンもありました。 音楽や効果音もとても良かったです。 無音になるシーン含めて、色々なシーンが映像と相まって引き込まれていきました。 まるで実写かの様な音響表現にも思えました。 一点のみ気になってしまったのは、『藤野』が主人公のため、どうしても『京本』の色々な部分で足りない部分がありました。 やり過ぎても間延びしてしまうため、どこまで補足するのかは難しい表現かとは思います。 少しでもセリフとかで補足があれば…とは思いました。 ポップコーンはSサイズでも余ってしまう様な感じです。 予告から食べ始めて見入ってしまうシーンの前に食べきれなければ、そのまま終盤まで残ってしまう様な感じです。 芋臭い展開がダメな人はSサイズ余裕かと思います、「ふーん」って思いながら完食出来ると思います。
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