「賛否両論になるべき作品かもしれない」ルックバック(2024) KIDOLOHKENさんの映画レビュー(感想・評価)
賛否両論になるべき作品かもしれない
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この作品は実話でない。なら何の意味もない。
作者が体験した実話だったら「友に送る」という感じで、とても意味のある作品だったと思うけどね。
話の中半以降がまったくいただけない。
ストーリーが行き詰まってきたので、登場人物に死んでもらっただけ。自分が作品を書いてると、よく、そういうことがあるんですよ。ここからどうしようかな・・そうだ、死んで貰おう。そして、タイムループ。何遍タイムループの物語見てきたことか。もう飽きたわ。ってか、友達の死亡とかタイムループとか、いかにも雑誌の編集者が「こういうのがウケるから」と言って漫画家に描かせそうな内容だなと思った。
評価が高いのは音楽に心を揺すられる人が多いからだと思われる。
…前半はバツグンに良かった。
前半のクライマックスには感動を覚えた。だから、本当に力のある作家だったらあそこで終わらせて短編オムニバス映画が作れたと思う。「短編は編集者に介入されずに書き上げられるのでテーマがキチっと伝えられる」と、手塚治虫も言っているし。
尺の長さについては。これで劇場公開というのはありと思うが、やはり料金を安くするべきだと思う。
チャップリンの「キッド」と「サーカス」。古い映画で「私の殺した男」などは、この職でも素晴らしいからね。この長さの映画を作る価値はあると思います。
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