「泣くのは当然。」ルックバック 0k0さんの映画レビュー(感想・評価)
泣くのは当然。
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原作既読作品。
原作者の連載作品がどうも苦手で(ぶっとんでるところ)あまり触れてこなかったのですが、この読み切りは当時読んだ。毎日読んでたジャンプラで載ったからというのが大いにある。
それで泣いて読んで、こんなのも描けるんですか〜ってなった覚えがある。
泣く作品だったので、映画化と聞いた時も「泣くからなぁ…」と観に行こうとは思ってたなかった。
ただまぁラストにいいか!ムーブオーバーでやってるのも何かの縁!てことで観に行ったんです。
泣いたのは当然です。
線がガサガサ少し乱雑感があるのが、作品と合ってました。
藤野が小学生らしい万能感と無遠慮感で、家人が迎えてこない家に入っていくものだから、笑っちゃいました。田舎だからこそ出来る。そんな藤野が担当編集に電話でアシスタントのことを言葉選んで話してるところで「大人になって…」と感動してましたね、変なところで。
美大に行かなければ、じゃなくて、美大に行ってる京本を救う世界線な辺り、藤野の、京本を思う気持ちを考えてしまった。そんでもってやっぱ漫画に誘うんですよ。二人はそんな二人なんですね、どの世界線でも。
どこかの藤野と京本は幸せでありますように、最後に一人で机に向かう藤野の背中を見て、そう思いました。その世界線がある限り、この藤野も京本も生きていけると思う。
と、浸りました。
長過ぎずちょうど良い映画でした。
来場特典?色紙の二人が可愛かった…
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