「 原作の完成度が高すぎる分、このアニメ化に対してはかなり懐疑的だっ...」ルックバック sugsyuさんの映画レビュー(感想・評価)
原作の完成度が高すぎる分、このアニメ化に対してはかなり懐疑的だっ...
原作の完成度が高すぎる分、このアニメ化に対してはかなり懐疑的だった。元が120点のものから大勢の才能と労力費やして精々100点にして出力することになんの意義が…と。また、個人的には別媒体にするなら相応のアレンジがあって然るべきで、なんでも原作通りに作るべし、という昨今の風潮は疑問に思っている。ところが本作は…本当に原作そのままに、動きと色彩と音を付けただけ(!?)、のようでありながら、120点の漫画をそのまま120点のアニメに変換することに成功している。しかもその過程で、物凄く豊穣なナニモノカが産みだされている!なんだこれ!禁欲的、職人的、あるいは変態的!?例えば「チェンソーマン」や「鬼滅の刃」のアニメ化(どちらも現代最高峰のアニメ化ではある)とは根本的に作り方が違うように見える。押山清高(監督・脚本・キャラデザ)恐るべし。みんな、見ようフリップフラッパーズ!(追記:例外的に原作ママでないが印象に残ったシーン…少年ジャンプのページめくりの重量感、大学前の雪の解け残った道路)
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