室町無頼のレビュー・感想・評価
全390件中、301~320件目を表示
わかりやすい展開だが意味わかんないところも多々あり
どうせならもっとわかりやすくしてほしかったな。少年漫画展開なんだから。
主人公のオッサンの友達?のイケメンおっさんの立場がよくわからん。
それぞれの行動原理もよくわからん。主人公のオッサンは情に熱いというのはわかったが、大金を人にあげたりとか欲が無さ過ぎてわからん。最後の一揆で夜襲かけたあといきなり場面が明るくなってから戦いが始まるのもわからん。酔ってるアホ殿様(?)もわからん。
でも、戦国モノにしては面白かったので★3
無頼
なかなか良い!
原作小説が面白くてたまらなかったので、期待して見に行きました。本日一般公開初日。
大泉洋は原作小説の蓮田兵衛のイメージとは程遠くて、どうなのかなぁ〜と、半信半疑でしたが、いやぁ〜やられましたね。
これはこれでしっかり世界があって、感動しました。
大泉洋の作る「間」は舞台で鍛えたもの?
それとも生まれつき持ってる才能?
最後のシーンでは、次の言葉が出てくる前に、この「間」で泣けてきました。
大泉洋で泣くなんて、不覚です。
殺陣のスピード感はハンパないです。このカメラマン、パルクール選手なの?って思うくらいカメラワークは縦横無尽。刀、槍の刃をかいくぐって目線が戦いのまっ只中を進んでいく。
屋根を飛び伝う戦闘シーンもまるでムササビ。
棒術シーンも最初からスタントなしだそうで、俳優長尾謙杜の若くてしなやかな身体能力の高さにも驚きました。
エキストラの数がものすごく多くて、京の路地を埋めつくす一揆のシーンでは、北海道のどっかの町ひとつ分いるんじゃないかというくらい老若男女さまざまな人、人、人。
それがどんどん切られ突かれて、死んでいきます。
そのシーンの残忍さを和らげるためなのか、当ててある音楽が妙に軽快で、ちょい違和感。
しかし堤真一さんの男気と哀愁ある姿も必見です。
北村一輝さんのだらしない死に方も逆にかっこいい。
応仁の乱の少し前の、市井の人々が重税に苦しんでいる時代の話です。
▪️大泉洋
道民にとっては、頼りになりそうで頼りにならないお兄ちゃん、もしくは何だか心配でいつまでも目を離せない長男って感じなんですよねー
正義感が あふれていましたね。y(~_~)y
惜しい。
アクションシーンが爽快
良くある時代劇ではなかった
役者は頑張ってるのに音楽だけが残念
垣根涼介の原作は未読である。1462 年に発生した寛正の土一揆の首魁が蓮田兵衛で、室町期に発生した徳政一揆の指導者として、武士が一揆を指導したことで特に名が知られる人物である。「新撰長禄寛正記」に名前が記されている実在の人物で、史書に表れているのはそれが唯一である。対戦する骨皮道賢も同様で、史書での記述は極めて少ない。
室町時代は飢饉が頻発した上に、無能な支配層は収益減を恐れて税率を無計画に引き上げたため、払えない庶民は有力者から借金をする以外に生き延びる方法がなく、多額の借金の返済のために娘や妻を売りに出す者が後を絶たなかった。無能な岸田やゲルのせいで税額が上がり続けている昨今の状況に酷似している。そもそも、借金の原因は支配層の収入確保のための税率の高騰なのであるから、一種のバブルであって、回収できなかったとしても貸した側が首をくくるようなことにはならなかった。
衆生の救済が最大の存在意義であるはずの寺社も高利貸しをしており、取り立てのために女を連れ去るなどということを平気でやっていたのだから酷い話である。このため、一揆を起こして支配層に借金の帳消しをさせる徳政令を出させようという騒動が頻発した。大概は農民が主体であり、武装も農機具等の貧弱なものであったため、支配層が子飼いの武士集団を繰り出せばほぼ一方的に鎮圧できた。
ところが、寛正の土一揆は武士である蓮田兵衛が首魁となって数千人の一揆を指導しており、一揆勢を組織的に活動させて京への出入り口を封鎖し、東寺を制圧した後に糺の森に進出して相国寺東門を攻撃し、幕府(花の御所)にまで侵入するかの勢いを見せた。二条にあった高利貸し街に放火して借金の証文を焼き払い、一揆に参加した者らの借金を帳消しにしてやったのである。
幕府は侍所所司代や在京大名に鎮圧を命じ、兵衛は土豪百姓を糾合して一度は幕府勢の攻撃を退けたものの、再度の攻勢によってついに敗走した。史書に書かれているのはそうした概要だけであり、その他の人物や出来事は作家の自由な想像力によって創作されたものであるが、実に魅力的な人物が多く登場していた。
飢饉や疫病に苦しむ庶民を救済もせず、ただおのれらの利益ばかり追求する支配層や僧侶どもは、まさに現代の増税ばかりの有害な役人どもを彷彿とさせた。限界まで湧き上がった民衆の怒りは察するに余りある。だが、一揆は鎮圧されなければ世の中の秩序は守られない。史実での蓮田兵衛は捕縛されて処刑されるのだが、映画の結末とは違っている。
大泉洋の存在感は抜群で、殺陣の動作もキレキレだった。才蔵役の若い役者もそれは同様で見応えがあった。松本若菜の美しさは大変な目の保養だった。ただ、音楽は「相棒」シリーズの全作品を手掛けている人だったが、この映画の音楽は非常に不釣り合いだった。緊張感が必要な場面でも腑抜けのような曲が流れて雰囲気を台無しにしていた。こんな曲なら流さない方がマシだと思った。猛省を求めたい。
垣根涼介の作品がこれほど見事に映像化できるのであれば、宇喜多直家を描いた「涅槃」も是非お願いしたいものである。
(映像5+脚本4+役者5+音楽1+演出4)×4= 76 点。
無頼の意味が良く分からない…
新しい時代劇?
最初の方で時代劇に合わないようなBGMに戸惑いはありましたが、途中からは慣れてきた。というかむしろ良いとまで感じられるようになった。
基本のストーリー自体はシリアスだと思うがキャラや演出、音楽などの影響で重たくはなりすぎて無くて自分は好きかも
○蓮田兵衛(大泉洋)がとにかく良い
○才蔵(長尾謙杜)の成長も良かったかな。演技というか喋りがあんまりだったけど
○骨皮道賢は堤真一ってだけで無条件で好きになる
○全体的にメリハリがあって良かった
○エキストラというか飢えてる人々の描写のがんばりに
✕全体的に暗いから分かりづらい
✕一揆側の主要キャラ死ななさすぎる(もっと見せ場を)
✕悪党の見せ方が弱い
✕蓮田兵衛の一揆起こすまでの過程というか心情の描写が欲しい
✕喋りが重なるところや叫び声が多く聞き取りにくい(柄本明は素で聞き取りにくい)
✕蓮田兵衛と骨皮道賢のラストのBGMは好みだったがやり合わなくて蓮田兵衛が切られに行くみたいのを求めた
あと2人の過去の描写とかも
✕才蔵のその後がオリジナル演出として後々の〇〇になる。みたいなのが欲しかったしラストシーンで才蔵の姿をハッキリ見せて欲しくなかった(松本若菜が気付いて無音のまま才蔵の棒と兵衛の酒入れ?を映して終わりに)
全体的には好みな作品だっただけに注文つけたくなりました
でも鑑賞後、何だか清々しい気持ちにもなりました
まあ、所謂チャンバラ映画です
原作は6年も前に読んでいたのでストーリーは記憶になくて蓮田兵衛(大泉洋)が弟子となった才蔵を琵琶湖畔に住む師匠のところで鍛練するところで思い出しました。
応仁の乱の京都が舞台で大飢饉の室町幕府を転覆させようと一揆を起こす物語です。
京都を守る骨川道賢(堤真一)の絡みも面白かったのですが、個人的には最近お気に入りの松本若菜が演じる白拍子?が良かった。
まあ、殺しあい、死闘の連続でもう少し時代背景等々を丁寧に描いて欲しかった。
期待ハズレだった・・・
応仁の乱直前の京が舞台の垣根涼介著歴史小説「室町無頼」が原作。主人公「蓮田兵衛」=大泉洋と、「骨皮道賢」=堤真一、棒術の名手になる「才蔵」、京一番の遊女として知られる「芳王子」・・・。入江悠の監督・脚本作品。
先行上映されたIMAXGTスクリーンで観たが、IMAXでなくてもよかったかな。評価は★3.5。少々期待ハズレだった。原作は読んでないが、原作の方が面白いのかもしれない。
昨今の政治状況とどこか似てなくもない、室町中期。政治の退廃と重税。もうちょっと、悪い奴らを懲らしめる、スカッとした映画を期待したけどね。やはり邦画は力不足だな。遊女もなあ(>_<)・・・大活劇映画って評判の割りには戦闘シーンも、いまいちだった。残念。
最高
普通の時代劇だった○○◎○○
大泉洋は意外にも時代劇がよく合う
IMAX先行上映に出動したぜ!
この映画の良いところは、背景や小物、人物に至るまで徹底的に作り込み、映るか映らないかの人や物に手を抜いていないところだと思う。この辺は未見だが「SOHGUN」で散々言われているところに通じるのかな?
賀茂川に死体を大量に遺棄する凄惨な場面も、地獄のような庶民の生活が実感できる。したがって子供には見せられないなあ。「アマデウス」で、コレラで死んだ人々を葬儀が終わるとひとつの穴に痛いだけ投棄てるシーンがあって一瞬とはいえショックだったが、この映画では至る所に餓死した人が転がっている。まさに「羅生門」の世界だ。
主人公兵衛(大泉洋)は武芸者として名を成しているせいもあり金も着るものにも不自由はしていないが、ひとりやふたりを助けたところでどうにもならないのは自明。
最近、地獄のような庶民生活をレミゼでも見たばかりだが、レ・ミゼラブルの庶民は服を着ているだけマシか?
いずれの世も庶民と特権階級との差は甚だしく、庶民は虫けら以下の扱いだ。レ・ミゼラブルの方は警官という正義がいるが、室町時代は💪✨と💰こそが命。人命はその辺の畜生と同じ軽さで、金にならないなら死んですら価値がない。
大名は金をむしり取ることしか考えず、贅沢な暮らしをしている。クーデターが起きるのも当然だ。
さて、映画はこのように時代を描写することにかなりのエネルギーを割いているがキャストも素晴らしい。大泉洋が時代を駆け抜ける剣客。堤真一が袂を分かった元盟友。ベスト・キッドの師匠みたいな汚ったないジジイが柄本明。美しい娼婦が松本若菜。いずれもセリフがよく響き、実に好演。残念なのは長尾謙杜。原作では主人公の才蔵役なのだが、とにかく喚いているだけで滑舌が絶望的。しかし、殺陣はスタントマンなのかなあ素晴らしくキレがいい。そこはいいところ。
この映画の後、応仁の乱が起き時代は戦国時代になだれ込む。そりゃそうだなあ。まさに、奢れるものは久しからず。
楽しい映画でした。
全390件中、301~320件目を表示