「経世済民」室町無頼 ランタイガさんの映画レビュー(感想・評価)
経世済民
松竹と東映を続けて見たので、なんとまぁ会社の特徴を表現しているものだと感心しました。
東映お得意の痛快娯楽時代劇、特撮ヒーロー物ですね。
火薬爆破はお手の物、ベスト・キッドのごとく師匠から修行、特訓を課せられ体得して武芸者として成長する、ダルタニャンと三銃士をモチーフにしたような仲間が加わり、経世済民、苦しむ民を救う為に立ち上がる、相手はかつて同じ志を持った友だが今や立場が違ってしまった。
話は解かり易いが室町幕府と言う時代に馴染みが薄いのは否めません。でも平安鎌倉、戦国江戸では無く室町時代でなければこの物語は成り立たないでしょうね。
クライマックスで才蔵の目を見張る活躍があり、そのシーンのカメラワークがとても良かったです。スマホでの撮影でしょうか?
才蔵の視線で敵の中に斬り込んで行く様子が体験出来ます。
洛中のシーンは良いのですが、集落や関所のロケ地が些か不満です。まさに戦隊物が戦う石切場の様な場所で時代に合わない様な気がします。
音楽は「ドラマ・相棒」の池頼広さん
ストリングスやトランペット、口笛など時代劇らしからぬ音楽で作品を盛り上げます。
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