「人々の繋がりと才蔵の成長に胸を打たれる作品」室町無頼 ゆかさんの映画レビュー(感想・評価)
人々の繋がりと才蔵の成長に胸を打たれる作品
先行上映で鑑賞しました。
現代社会にも繋がる目を瞑りたくなるような社会問題がリアルに描かれて、そんな社会を変えようと団結して闘う人々の姿に終始圧倒されました。
兵衛と蔵の師弟関係、またその2人に救われた人々が身をもって恩を返そうとする姿、一揆での民衆の団結
からわかる人の人の繋がりの強さは現代人が思い起こすべきものだと感じた。
特に、はじめに生きる希望を持たない死んだような目で汚れていた才蔵が、過酷な修行シーンからラストの一揆のシーンでは1人の少年が人の優しさに触れて強い青年に成長していく様子がたった2時間少しの作品の中で描かれていた。何年も時間が経過したように感じさせる成長ぶりでした。長尾謙杜さんの今後の俳優活動にも注目したいと思える作品でした。
劇場で何度観ても見応えが作品だと思う。
本作品公開後、また観に行きます!
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