劇場公開日 2025年1月17日

「大迫力のアクションにも緻密な演技が光る傑作」室町無頼 ゆーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5大迫力のアクションにも緻密な演技が光る傑作

2025年1月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

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興奮

悪政の世をを憂い時代を変えようと動く主人公を軸に見るもよし、才蔵という一人のか弱き少年の成長物語として楽しむもよし!何度も見たくなるVFXを駆使した大迫力アクションがとにかく凄い!!テンポよく話が展開していき飽きさせないがアクションばかりで疲れるということもない素晴らしい脚本。構想8年との事だが本当によくできている。
アクションばかりで大味になるかと思いきや、セリフのないシーンでも大写しになる瞳の表情や、風を使って感情の動きを表現するなど緻密な演技も光っている。特に大泉洋さん演じる兵衛と、堤真一さん演じる道賢については二人の関係性を示す感情の表現が素晴らしい。長尾謙杜さん演じる才蔵については圧巻のアクションも去ることながら短期間で演じているとは思えない顔つきの変化や目の演技が印象的だった。
あえて懐かしさを憶える劇中音楽が時々浮いてしまっていると感じる場面があったので☆-0.5。時々クスッと笑える場面もあり、感情を揺さぶられ涙するシーンもあり、見終わってすぐ「あのシーンもう一度みたい!」と思えるシーンがいくつもありリピートしたい大満足の作品でした!

ゆー