デッドプール&ウルヴァリンのレビュー・感想・評価
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FOXのお葬式なので、FOX作品のヒーローの名前と顔を覚えてから臨みましょう
2024.7.24 字幕 イオンシネマ四條畷 IMAX Laser
2024年のアメリカ映画(128分、R15+)
マーベルコミック原作を元にFOX時代に作られた『X-MEN』シリーズのウルヴァリンと共闘するデッドプールを描いたアクションコメディ映画
監督はショーン・レビ
脚本はライアン・レイノルズ&レット・リース&ポール・ワーニック&ゼブ・ウェルズ&ショーン・レビ
物語の舞台はマルチバース616&10005
616の世界にて、アベンジャーズの面接を受けているウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)は、ハッピー・ホーガン(ジョン・ファブロー)から断られてしまう
それは彼の志望動機が元カノのヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)に良いところを見せたいと言う私的なもので、アベンジャーズは公的な活動であると断罪されてしまう
その後、10005の世界に戻ったウェイドは、中古車の販売員として同僚のピーター(ロブ・ディレイニー)と働いていたが、彼の元にTVAの連中が押しかけてきて逮捕されてしまう
TVAの幹部ミスター・パラドックス(マシュー・マクファディン)は、時間移動を行なったウェイドを咎めるでもなく、世界の危機にあると説明する
そこでウェイドはアンカーであるウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)を探し出して、世界の崩壊を止めようと考えるのである
という感じの物語で、冒頭はある時間軸にてウルヴァリンを探し出すものの、彼はすでに死んでいて、骨だけになっていたとエピソードになっている
そこにTVAの追跡班が応戦することになり、ウェイドは時空を股にかけて飛び回り、ようやくアンカーであるウルヴァリンを見つけることになった
その世界のウルヴァリンは世界を救えなかったウルヴァリンであり、彼はやぐされて酒まみれのジャンキーになっていた
無論、協力的になることもないのだが、敵の来襲によって、共闘せざるを得なくなるのである
映画は、FOX時代の『X-MEN』を含めた多くのシリーズが登場し、ある意味で「FOX」のお葬式のような作品になっていた
また、マーベルが迷走する原因になったマルチバースを壮絶にディスる内容になっていて、そのあたりのメタ要素が非常に多い作品でもある
FOX制作のヒーロー映画を隈なく観ている人向けの内容で、さらに細かなキャラを記憶していないと厳しい
個人的には「見たことあるような気がするけど、誰?」というキャラが多くて、しかもIMAX Laser 最前列という暴挙で画面点滅しまくり動きすぎで何が何だかわからないまま終わってしまったように思えた
なので、中段くらいのベストポジションで「過去のFOXに出てきたキャラをとりあえずおさらいする」という状況で臨むのが良いのではないだろうか
いずれにせよ、物語は単純で、虚無にいるカサンドラ(エマ・コリン)が虚無以外の世界をぶっ壊したるわという展開で、ミスター・パラドックスが秘密裏に開発していたタイムリッパーを暴走させるのをデッドプールとウルヴァリンが止めるというものである
マルチバースからたくさんのデッドプールが登場するシーンもあるが、どれもこれも映画初出だと思うので、あまり深く突っ込んではいけないように思えた
何を予習したら良いのかのアドバイスは非常に難しいのだが、とりあえずMCUのおさらいよりはFOXヒーロー作品の方だと思うので、盛大なお葬式に参加するつもりで故人を偲べば良いのではないだろうか
観やすい!
下品なジョークよりも、もっと物語を練りましょう‼️
世間では俺ちゃんがMCUを救うとか、マーベルの救世主とか言われてますが、エッ?この程度で救えるの⁉️ハッキリ言ってこの「デッドプール&ウルヴァリン」という作品は一本の映画として見ると、全然大したことのないシロモノです‼️ウェイドが存在する世界を救うため、その時間軸であるウルヴァリンと協力するというストーリーも、あって無いような薄っぺらいもので、マーベルはこのマルチバースサーガで何をやりたいのか、サッパリ分からない‼️どうもマーベルはシネマという一つの作品を我々観客に届けることよりも、サプライズとか、過去の有名キャラクターのカメオ出演とか、豪華クロスオーバーとか、そういうことにばかり力を注いでいるように見える‼️それじゃダメでしょう‼️最近言われているスーパーヒーロー疲れもそこに原因があるんじゃないでしょうか⁉️そんなことだから、某有名映画監督から、「こんなものは映画じゃない」と叩かれるんです‼️肝心の俺ちゃんもディズニーがFOXを買収したとか、やっとアベンジャーズになれるとか、クリスエヴァンスなのに、なぜキャップじゃないの?とか、そんな舞台裏ネタを観客に延々と語りかけるウザいだけのキャラになり下がってしまっている‼️特に冒頭の「ローガン」を冒涜するような乱暴な演出は個人的にかなり不快でした‼️ヒュー・ジャックマンは「ローガン」をあんな風に冒涜されて悔しくなかったのか⁉️そんなウルヴァリンもストーリー的に見て絶対に必要なキャラだったのか大いに疑問ですね‼️結局のところ、この「デッドプール&ウルヴァリン」も見せ場としては過去のマーベル映画のキャラたちのサプライズ登場ですね‼️「スパイダーマンNWH」で3人のスパイダーマンの共演で特大ヒットを飛ばし、味をしめたマーベル‼️今回は「ファンタスティック・フォー」のジョニー・ストーム‼️演じるのはなんとクリス・エバンス‼️それだったらヨアン・グリフィスのMr.ファンタスティックやジェシカ・アルバのインビジブルウーマンも見たかった‼️そしてジェニファー・ガーナーのエレクトラ‼️こちらもベンアフのデアデビルも見たかった‼️そしてウェズリー・スナイプスのブレイド‼️「ブレイドは過去にも未来にもただ一人」というセリフがありますが、マハーシャラ・アリが聞いたら怒るぞ‼️そしてチャニング・テイタムのガンビット‼️これは長い間製作が噂され続けたキャラだけに、チャニング・テイタムも嬉しかったでしょうね‼️そしてローラ‼️X-23ことローラ‼️このローラは「ローガン」のローラがそのまま成長した姿みたいで、「ローガン」を愛する私としては大変嬉しかった‼️ラストの友人達との団欒にウルヴァリンとともに加わってくれているのもイイですね‼️そして多数のデッドプールの変異体たち‼️ドッグプールはキモいし、ライアン・レイノルズが素顔で演じるデッドプールも気色悪いし、多数のデッドプールたちも悪い意味でカオス‼️結局、見せ物小屋的な演出で観てる間は楽しいかもしれないけど、10年後に周りと語り合える映画ではないですね‼️マーベルも一作一作の繋がりにこだわりすぎず、安易なクロスオーバーに頼りすぎずに、「ダークナイト」や「ローガン」のような骨太な傑作に挑戦してほしいですね‼️
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