「シリーズ史上」デッドプール&ウルヴァリン TWDeraさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0シリーズ史上

2024年7月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

少し前までの私、「シリーズ物」はその作品の公開までに前作や関連作の予習復習を欠かさなかったのですが、このところすっかり熱が冷めてしまって直前作すらうろ覚えのまま劇場に向かう体たらく。今回も気にしつつも気が付けば上映当日となり、公開初日のTOHOシネマズ日本橋へ。ちなみに、一般的に公開初日は金曜が通例ですが、本作は注目作品と言うこともあってか(?)多くの劇場がサービスデイに設定する水曜に繰り上げ公開です。なお、チケット予約時にドルビーシネマやIMAXなどのアップグレード上映での鑑賞も考えましたが、本作についてはその必要性も低いだろうと通常上映版を選択。客入りはやはり平日午前中でも結構入っていました。
さて、いつにも増して「ネタバレ」注意な本作ですが、おそらくシリーズ史上最高に下品です。勿論、デッドプールに対してこの言葉は高評価を意味しており、R15+のレイティングで好き勝手やっています。また、アメコミ作品に有りがちな「皆さんご存じ」前提のキャラクターやエピソードを特に説明なく登場させ、勿論、デッドプールですからそれをギャグとして乱れ撃ち状態の連続で、知識がないまま観るとそのパンチラインを理解できないことが往々にしてあるという意味でもシリーズ史上最難関です。
そもそも『ローガン』で最期を迎えたはずのローガン/ウルヴァリンが本作で復活するのは、例の「設定」があってのことなのですが、そのことすらガッツリ別の作品とのクロスオーバー。台詞で「シーズン2の5話」とかって、もう開き直り方が大胆すぎで苦笑します。さらには、もはやディズニー/20世紀スタジオですらない配給会社の結構な新作をネタにしたりやりたい放題です。
と言うことで、それなりに楽しめる部分はあったのですが、ストーリーとしては薄くて面白みに欠ける印象。シーンによっては冗長に感じるところもあって個人的には高い評価は付けにくい出来です。作品内でウェイド(ライアン・レイノルズ)自身が例の「設定」について言及したり、「デッドプール、ウルヴァリンと(ある曲/アーティスト)が揃えばアガらざるをえない」と「自作いじり」をするところなどは確かに「本作っぽさ」ではありますが、残念ながら自虐というより「それ以上でもそれ以下でもない」かな、と。期待度はそれほど高く設定してなかったはずなのですけどね。。ファンの方すみません。

TWDera
トミーさんのコメント
2024年7月24日

結局は、二人で何とか破滅を食い止めた! のいつものパターンでした、仕方ないんですかね。

トミー