劇場公開日 2024年9月27日

Cloud クラウドのレビュー・感想・評価

全235件中、61~80件目を表示

3.5黒沢清監督らしい居心地の悪さ

2024年10月6日
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鑑賞方法:映画館

想像していた映画とはかなり違った。
黒沢清監督による不穏と悪意に満ちた、初期のVシネ時代を思い出させる快作!
#cloud

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naichin

1.0残念

2024年10月5日
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鑑賞方法:映画館

菅田さん、窪田さんが出演したのに、なんだかつまんない。脚本や内容が悪いんだな。画面は暗いし。お二人はよくこんな映画に出演したなと、思いました。役者さんてお金さえもらえれば、どんな作品でもでるのか?って思うぐらい内容がない、訴えるものがない映画でした。残念!

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れい

3.0ちょっと残念すぎる中盤以降

2024年10月5日
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鑑賞方法:映画館

いや、序盤もリアリティに欠けるな、とは思ってはいたのですが、それでもテーマ設定や菅田将暉・古川琴音の怪しい関係は楽しめてたんですよ。

しかし、中盤から終盤にかけては非現実かつスケールの小さい話に落ち着いてしまって、作品への期待は失われてしまいました。
それでも黒沢監督だけに集中力が切れることなく、(かつ古川琴音さんの妖艶な魅力で)最後まで夢中に鑑賞させていただきました。

ただ、疑問が二つ。
菅田将暉がもっと儲かってるように見えないと、この話自体が成り立たないこと。そして、奥平大兼のバックボーンって後輩ボコってたあそこだけ?

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よして

3.5転売はダメ!

2024年10月5日
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鑑賞方法:映画館

怖い

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ゆうと

3.0セリフ

2024年10月5日
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鑑賞方法:映画館

怖い

セリフの口調が今時のしゃべり方でないのが気になった。ラストシーンがとってつけたよう

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おきん

4.0Boy Fearless

2024年10月5日
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ブレミン

3.0疲れた

2024年10月5日
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鑑賞方法:映画館

黒沢清監督の「スパイの妻」が面白かったので観に行きました。
最初から暗くミステリーらしい展開で、三分の二は興味深く見ていたけれど、後半三分の一ほどから、なんとなく現実感が薄れてしまい「落としどころは何処なんだろう」と考えて、没入しきれませんでした。
観終わった後は体が疲れていました。
その疲れが何処から来ているのか分かりませんが・・・

窪田君の目、凄みがありました。
琴音ちゃん、こういう役をやらせたら天下一品ではないかしら。

「クラウド」と「アナログ」は同じステージに在るのだな~
と感じました。

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Jo

3.5転売屋の横流しにはお気をつけて…

2024年10月5日
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悲しい

怖い

興奮

『クリーピー』や『リアル』、最近では『散歩する侵略者』等、独特の世界観で楽しませてくれている黒沢清監督が、菅田将暉を主演に迎えて描いたサスペンス・スリラー。今や生活の一部となったネット・ビジネスを背景に、それを悪用し、不正な転売によって一攫千金を企む一人の男・吉井。吉井によって騙された者達が、憎悪と怒りを渦巻いて、吉井を吊るし上げようとする恐怖を描いている。

黒沢作品らしく、相変わらず何処で仕入れたのかライフルや拳銃でのドンパチ合戦。次々と銃弾の餌食となっていき、最後も救われないイヤミスの内容。ネット・ビジネスによる転売に着目したのは面白いし、前半の吉井の仕事振りによる掴みも流石だと思った。決してグロさは感じないが、後半は、日本には馴染まない派手な撃ち合いを繰り広げる。しかし、ここまでカモられた男に執着する、被害者たちによる集団心理といのも、動機としてはやや弱さを感じた。

クリーニング工場で働く吉井は、先輩から転売屋の極意を教えられ、犯罪ギリギリのグレーゾーンでの転売を日々繰り返していた。ある日、医療機器の転売で大儲けをした吉井は、クリーニング工場を退社し、恋人の秋子と共に、人里離れた湖畔の家に移り住んだ。そこで、地元の青年・佐野を雇って、転売業を広く手掛けて成功を収め、新生活をスタートさせた。

そんな矢先に、吉井の周りで、夜中にガラスが割られたり、自分の仕事が警察にも知られていたり、不穏な出来事が起き始める、そしてネットでは、吉井の父性転売のによって地獄を見た者達による吉井への誹謗中傷が炎上し、その果てに、『吉井狩り』という猟奇的な集団心理を煽動していった。ターゲットとなった吉井の新生活は、根底から崩れ落ちていく…。

主役の吉井を演じた菅田将暉は、次第に追い詰められて、引き金を引くまでに堕ちていく役柄を、存在感ある演技で魅了している。また吉井の先輩役の窪田正孝の狂気に満ちた表情も、不気味さと怖さを湛えていた。その他にも、恋人役の古川琴音、吉井を狙う役の荒川良々、岡山天音等も、泥臭い演技で個性ある役を演じていた。そして、本作のキーパーソンとなる、佐野を演じた奥平大兼は、表情を崩さない淡々とした演技が却って不気味さを煽る。何を考えてるのか、最後までその存在も目的も謎につつまれままエンドロールを迎えてしまったのが消化不良だった。

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bunmei21

3.0意味のわからなさ含めて最高!

2024年10月5日
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怖い

興奮

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邦画野郎

3.0すでに世界はそうなっている

2024年10月5日
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黒沢監督の映画は好きなのも多いのですが、この作品は(も?)「もっとそこはわかりやすく語ってしまっていいのでは?」と思える脚本でした。

しかしラストは映画の中の人物だけでなく観客も「地獄へ道連れ」といった黒沢流の演出で嫌いじゃないです。もうとっくに世界はそうなっているんですね。

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Pocaris

2.5まぁ なんかね

2024年10月5日
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怖い

単純

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ライトオ

3.0まさかの展開にツッコミどころも多いけど…

2024年10月5日
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てっきり、慈悲の無い嫌われ者の転売ヤーが謎の集団に追い詰めれれていく…そんなサスペンスストーリーかと勝手に思っていましたが、銃撃戦に突入していったのには驚いた。

凄く期待してたり何かのテーマを求めて見に行ってたら悪い意味で衝撃を受けたかもしれないです。
あまり深く考えないで観てたせいか、これはこれで面白かった。

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もやすけ

1.0映画名を変える

2024年10月4日
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笑える

難しい

寝られる

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エフエフエフ

5.0怖い思いをした体験が、よみがえりました。

2024年10月4日
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怖い

2017年に、この映画の内容と似た体験をした事があります。この映画を見て、その時の怖い体験がよみがえりました。
2017年まで、アメーバとX(ツイッター)をしていました。怖い体験をしたきっかけは、アメーバとXに、某有名人を悪く言う内容を書き込みした事と、考えます。某有名人とは、テレビアニメ『名探偵コナン』の主題歌を歌っている、超有名な女性歌手の事です。
一人でアパートの部屋を借りて、住んでいた時に、黒い服装をして顔を白い面で隠した人間に、窓から覗き見されました。その後、私が一人で車に乗って運転する度に、暴走族に取り囲まれる事が、頻繁にありました。
極め付けは、『名探偵コナン』に登場する「黒の組織」の様な黒ずくめの人間達が、黒いセダンに乗って職場の側に来た事でした。それが最後の嫌がらせだったのか、その後は私の周辺で何も起こらなくなりました。

現在では、実家も住む家も引越しした事もあり、暴走族に囲まれる事も、黒ずくめの人間達が来る事も、全く無くなりました。SNSも、アメーバとXはアカウントを閉鎖して、二度としていません。

品物の転売や、SNSでの他人の悪口を書き込む事は、とても危険である事を、思い知らされました。
皆さんも、充分気をつけてください!

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kiragucchi

3.5物語ではなく〝行為‘’でシーンをつないでいって映画を成立させている...

2024年10月4日
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物語ではなく〝行為‘’でシーンをつないでいって映画を成立させているような印象。控えめな菅田将暉がなかなかよく、普通ってことを描くとこんな感じになるんだなと。乾いた銃声が響きわたるシーンは、物語の必然ではなく、ただただこのシーンがやりたかったんだと思わせる。それでいい。

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ghostdog_tbs

3.5老若男女が楽しめるエンタメ映画になっているが…

2024年10月4日
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Rosalind

5.0高濃度の黒沢清ワールド

2024年10月4日
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笑える

楽しい

怖い

まず演者としての菅田将暉が非常に素晴らしく、普通に見えるが少しズレた若者を好演していた。

また、ジェットコースターのように進むギャグ感満載の物語とホラーテイストの演出は唯一無二かと思う。

黒沢清監督作品「復讐」や「カリスマ」に似たロケーションやガンアクションも必見。
好き嫌いの分かれる作品であるが、これぞ黒沢清といった映画となっている。

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bono

0.5怒りすら湧いてくる

2024年10月3日
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泣ける

とにかくずっと面白くない。何が伝えたいのかわからない。奥平さんの演技は唯一よかった。逃走中が今年一のクソ映画かと思っていたが、全然張れるレベル。むしろ勝ってる。世界情勢、大国の横暴それこそ発展途上国への買い叩き、それに対する抵抗なんかを描いているのかとも捉えられたが、それにしても酷い。映画中ずっと興味が湧かなかった。

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lili

3.0集団狂気のリアルゲーム

2024年10月3日
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怖い

難しい

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まこやん

3.5黒沢ワールドではなかった

2024年10月3日
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黒沢清監督のサスペンス作品といえば、
独特の雰囲気とサスペンス要素が特徴的な【黒沢サスペンスワールド】が想起される。

しかし、本作においては、
その概念を覆すような異質(一般的にはノーマル)な世界観が展開されている。

どこが変わったのか?

従来の黒沢作品では、観客を不気味な空間に引き込み、
予測不能な展開で翻弄することが特徴であった。

しかし本作では、舞台となる主人公のアパート、
工場や警察署など、極めて現実的な空間が丁寧に描かれている。

エキストラの多さや、セット、ロケセットの緻密さなど、
リアリティを追求した作り込みは、
これまでの黒沢作品とは一線を画すものと言える。

このリアリティの追求は、
一見すると黒沢作品らしからぬアプローチのように思える。

しかし、よく考えてみると、このリアリティこそが、
本作における新たなエンターテインメント的な恐怖を生み出す要因となっているのではないだろうか。

黒沢監督のスタイルとは?

私は、黒沢監督の作品に二作品で携わる機会を得たが、
監督の最も特徴的な点は、
観客の予測を裏切る巧妙な手法にあると感じる。

シナリオ、演出、撮影、美術など、あらゆる要素を駆使して、
【論理的な世界観の中にわずかなズレ】を生み出す。

このズレは、観客の意識下で徐々に大きくなり、
最終的には強烈な恐怖感へと繋がっていく。

例えば、ある場面では、論理的に説明がつくはずの出来事が、
わずかに不自然な形で描かれる。

このわずかな違和感こそが、観客の不安を煽り、不気味な雰囲気を作り出す。
リアリティを追求した舞台設定の中に、
わずかな非現実的な要素を散りばめることで、
観客を困惑させ、不安感をあおる。

観客は何かがおかしいと気づいたときには、黒沢沼にはまっている証拠だ。

この作品における恐怖は、
単に怖い映像を見せることによって生み出されているのではない。

それは、【観客の論理的な思考と、映像によって提示される非論理的な要素との間のギャップ】から生まれる。

このギャップが、観客の不安を煽り、恐怖感を増幅させる。

まとめると、

本作は、黒沢清監督が新たな境地を開拓した作品と言えなくもない。

今までの作品のような異質な空間の設定ではなく、
リアリティを追求した舞台設定と、
わずかな非現実的な要素を組み合わせることで、
観客に異様な恐怖感を与える。

この作品は、従来の黒沢作品とは異なる魅力を持っている、
新たな黒沢エンタメワールドの始まりなのかもしれない。

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蛇足軒妖瀬布