Cloud クラウドのレビュー・感想・評価
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軽薄…
何だこれ?転売ヤーという仕事は冒頭分かったけど、途中からホラー?オカルト?サスペンス?なのかと疑いだしながらも、吉井を狙う何者かがいることが分かる。分かってからはだるだるな素人の殺し屋達との追いかけっこが始まる。アシスタント佐野の玄人ぶりも不明だし、その使命も不明。そもそも転売ヤーが命を狙われるまでに恨みを買うのが想像できず。狙われる側、狙う側とも感情が薄く、全く共感できず、夢オチかと思うほど、よく分からなかった。
ネット社会の匿名の闇があっという間にドンパチ映画に転落するガッカリ映画
黒沢清映画はM・ナイト・シャマラン作品に似ている。毎回、何が始まるんだという期待感で始まり、意外な展開にワクワクさせられ、そしてそのまま見事に裏切られ、あっという間に転落していくガッカリ感が、実によく似ていると思う。
今回は転売ヤーたちを主人公に、匿名でネット社会にたかる犯罪スレスレの人々、リアル社会に対する彼らのズレた価値観、それに対し被害者たちや正義を気取る者たち、さらに単なる鬱憤晴らしをしたがっているだけの人々がやはり匿名の仮面の下、ネットで群がってきて、中世の魔女狩りよろしく主人公を襲う有様までは、大変興味深い。
ところが、その後は黒沢映画お得意の退屈極まるドンパチ映画に一変し、あーあ、またまた『蛇の道』の繰り返しかとウンザリさせられるのである。ネット社会に巣くう者の悪事とか、その後ろめたさとか、彼らを襲う匿名で無関係な者たちの心の闇とかは、その時点で全部消え去ってしまう。やれやれ、これもガッカリ映画の代表作ではあったw
役者さんオファー受ける時、内容確認しなかったのか!?
自宅レイトショー『クラウド』#Amazonプライムビデオ
公開時に菅田将暉主演で転売ヤーの話って事で気になってましたが・・・
レビュー見てスルーしてまましたが、早々にアマプラで観れたので鑑賞
しかしこの作品の出演者がヤバイくらい豪華!!
序盤は面白い感じでしたが、中盤から何を見せれられてんだ状態@@
役者さんオファー受ける時、内容確認しなかったのか!?
今回の出演者で別の作品撮って欲しい
カメオ役者が1番印象的というね
この脚本でよく映画を撮ろうと思ったね。そして監督には誰も何も言えない。という環境で出来上がった作品なんだろう。おまえらはこんな感じが好きなんやろ?ほれ。今ビビったんちゃう?というような、観客を小馬鹿にして作ったのは明らかだ。劇中の音楽は皆無で観る側への心理誘導もなく淡々と進み、非現実な絵空事を積みに積み重ねて整合性をまるで無視した物語の中の薄っぺらい人物像を自分達なりに消化して演じた才能ある役者達が気の毒になった。んで急に銃撃戦?この監督ファブルとかみてないのかね?刑事ドラマでもやらんようなダサいガンプレイだし。まぁ監督の脳が80年代あたりで止まっているんだろうね。
カメオ出演した松重さんが唯一この映画の世界観の中で奥行きのある人物像を醸し出していた。さすがだ。そこしか良いところはない。実は監督、内心は佐野くん主演のヒットマン映画が撮りたかったんだろうな。彼だけやけにカッコよく撮っているからすぐわかる。まぁクソ映画に変わりはないけど。
不気味が残る
職人技
黒澤清とジャンル映画の距離感が面白かった。
湖畔の屋敷といえばサスペンスもの。停電したり不気味な人影はホラーもの。銃でバンバン人が死ぬのは西部劇かアクションもの、そしてラストはやくざもの。
ジャンル映画には観客と監督との間に約束のような暗黙の了解があるから、観客は安心して楽しめる。
ジャンル映画特有のマジックによって、観客はこの時ばかりと単調な日常生活から逃れ、スクリーンの映像とストーリーを満喫するのだ。
面白い映画は、こうしたジャンル映画にその時々の社会状況やテーマを織り交ぜて巻き直すことで、観客に新鮮な感覚を与える。
本作も、転売ヤー、闇サイト、嫉妬やマウント、晒し上げ、無敵の人などなど、現代の問題をきちんと切り取りつつ、無意識な悪が絶対的な悪の手中に落ちる奇妙な物語を提示してくれた。
ショットとショットのつなぎなんか最高にワクワクしたし、銃の音とか、闇バイトが落ち合うレトロなゲームセンターとか、随所に職人技を感じた。
ラストは空飛ぶ車であちらの世界(地獄)に行ってしまった主人公。〝Cure〟でも役所広司が空飛ぶバスであちら側へ行ってたよね。
黒澤清らしさで締めてくれたのがまた安心感があって最高だった。
ホラー映画の枠には収まらない自由さ
Amazon primeにて鑑賞。
社会問題となっている転売ヤーの末路、的なものを描いたホラーなのかと思いきや全然違う。
前半はJホラー特有の湿った雰囲気で、ゾクっとさせるところがとても良い。
菅田将暉と窪田正孝の男同士の虚栄の張り合いも、目がバッキバキで見どころのあるシーンだった。素晴らしい。役者同士の演技による殴り合い。どちらも負けてない。
しかし鑑賞した人達のレビューを見ると、後半の展開に納得がいかない人が多い様子。
確かに、会社の元上司はなんでそこまでする?とか、殺し屋みたいな青年はなんなんだ!?とか。意味がわからん。
誰にも感情移入できないし、リアリティもない。なんだこれ?
といった風に、低評価をした人は登場人物達が自分たちと同じ人間だと思っているからそう感じでしまうんだろうと思う。
だけどよく考えると、彼らは人間の形をした世の中にある感情の集合体であるので、個人の感情の機微は描かれない。そう考えれば辻褄が合うように思う。
元上司は世の中の理不尽、恋人は空っぽな人間、襲いかかる集団は悪意、主人公は欲望。
殺し屋の青年は主人公を導く悪魔とか?
最後の車が走っている背景も、リアリティからかけ離れた演出だし。
もしかして、このあと2人は悪事を繰り広げて裏社会を渡り歩くアクション映画になるのか?みたいな終わり方が面白かった。
後半のドンパチも全く別の映画になってるし、かなり狂った展開。
いろんな味が楽しめるバラエティパック仕様。
ホラー映画は終わり方が難しいジャンルだと思う。その中で、こんな着地をするとは思いもせず、裏切られ感がよかった。
総じて、とても楽しめた映画だった。
なんでそう…なるのっ‼︎
前半すごい面白かった。
転売ヤーとしての矜持とも言える
菅田将暉の演技が素晴らしかった。
人をなんとも思わない一方で
精神的には常に不安に晒されて
虚無を見つめるようにパソコンの前に座る。
これから彼がどう言う人生を辿るのかワクワクして観てたのだけど、
後半の展開は、嘘だろ?って感じで、
前半あれだけ面白そうになるフリをしておきながら、
チープにまとめたなと言う印象でした。
安く買い叩かれた夫婦、
転売ヤーの先輩、
なんかきな臭い彼女、
工場の上司、
騙された客、
フィギュアを全部買われたおじさん、
怪しいアシスタント、
めちゃくちゃ面白そうだったのに…
なんとなく転売ヤーとして生きて、最後彼がどうなるか?
と言うリアリティーのある話だと思ってたので、
見方を間違えてしまったな…と言う感じでした。
奥平大兼が全部持って行く
とにかく 今、旬の役者が勢揃い。
しかも 奥平君なんか格好良くなっとるし。
転売ヤーは存在そのものが嫌いだし(中国人のはなお嫌いだが)
因果応報としてみればなるほど なんだが。
この作品について 意味不明とか 成り行きが陳腐という意見を見たが、そもそもこういうきっかけで殺人とか あるのが最近なんだよなあ。
強奪金額が数千円で殺してるニュースを見て、こんな事で人生棒に振って 何してるか自分でわかってるんだろうか? と他人事ながら 心配になる事もある。
なんか腹立つ。
無視された。
馬鹿にした目でみられて気に食わない。
居留守使われた。俺を差し置いて金が儲かってそう。
たったそういう事だけで残虐な殺戮に走る。たぶん暇潰しを兼ねて。
最初の医療機器を買い叩かれた親父が 考えれば思考は一番マトモ。
「俺の事は覚えてるか?忘れてるか?だけど俺は忘れないよ、一生忘れない」
と言ったって、それを捌ききれない側も十分に無能なのよね。
彼らの思考回路がなんだかわからない と言う人は 登場人物に自分を投影しようとし過ぎてるのかもしれない。
彼らの行動の意味がわからないくらい 思考が 年代格差であったり知識格差だったり、、、、
と言った感じがよく描かれていた。hvk
普通がわからなくなる。
期待していなかった作品だけど面白かった!やっぱり黒沢監督の作品が好みなのだなと改めて思いました。登場人物がみんな普通じゃないという…唯一普通に思えたのは三宅(岡山天音)だけ。あり得んだろうという狂気的な内容で展開されていきます。途中で真面目に見るというより世界観を楽しむ映画だなと切り替えるとすごく面白かったです。
転売屋といのはこういうことをするのですね。想像つく範囲ではあるけど考えたことがなかったです。顔が見えない世界でこそ色々と駆け引きが行われているのだと思うとお互い様的な感じもあるのかも、、と思ったり。とにかく人生が上手く行かない人たちが、これだけ奪い奪われを繰り返して行けばもう他力本願から抜けられなくなりますね。
俳優さんでは奥平大兼さんが新鮮で素敵でした。有望な若手なのかもしれない。他の作品も見てみたいな。窪田さんはやっぱり上手いですね。良い感じにヒリヒリしました。
何が問題なのでしょう。
菅田将暉、窪田正孝、岡山天音、荒川良々
キャスト陣を見るだけでも期待値積むのに…。
転売ヤー殺人事件という小説を読んだ時にも
思ったけれど、転売を生業とする人達への
憎悪たるや恐ろしい。
確かに悪いことをしているんだけど
東京でしか販売されないフィギュアとか
地方の人間は絶対買えないじゃん。
不公平じゃん。とかも思ったりしちゃって…。
まぁ、正規の金額の10倍とかありえないけど
実際それでもお金出して買う人もいて
売る側だけが責められるのもなぁとか
思ってしまう部分もあったりなかったり…。
それにしても、菅田将暉の脱力感。
そんな下手くそやったっけ?って思うほど
わざとあんな演技をしたのであれば
それはそれであっぱれ。
滝本(荒川良々)はなんでそうなった?
そして滝本の憎悪は何故、吉井にむくの?
秋子(古川琴音)気持ち悪っ←
あの湖の近くに家を借りたあたりまでは
ゾワゾワして面白かったんだけどなぁ。
残念。
珍味
僕が考えた悪者退治。
ラーテルは本当に有能な後輩
主人公は転売屋をやりながら工場勤務。
そのどちらの先輩、上司にも無関心、少し心の奥ではバカにしてたのかな。
めちゃくちゃ嫌われて執着されるのも自業自得か。独立してから転落人生、、なわけだから実際は有能なわけではなかった。
脇役かと思っていたアシスタントが超有能で助けられてよかったねと思いつつ心中の敗北感はすごかっただろうなー。本当に怖い映画でした。
それにしても居留守だけであれとは。
居留守するのはやめよっと。
言ってることがわからない
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