劇場公開日 2024年9月27日

Cloud クラウドのレビュー・感想・評価

全235件中、21~40件目を表示

4.0さあゲームの始まりです

2024年10月17日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

2024年映画館鑑賞95作品目
10月13日(日)イオンシネマ新利府
ハッピーナイト1300円

監督と脚本は『スウィートホーム』『地獄の警備員』『蛇の道(1998)』『ドッペルゲンガー(2003)』『贖罪』
『散歩する侵略者』『スパイの妻 劇場版』
『旅のおわり世界のはじまり』『蛇の道(2024)』『chime』の黒沢清

粗筋
転売ヤー吉井良介を恨む男たち6人は(三宅赤堀矢部井上滝本村岡)吉井を誘拐し殺そうとしていた
そこに現れた救世主は吉井からクビを宣告されたバイトの佐野だった

警察でもないヤクザでもない猟師でもない素人のドンパチを只々描きたかっただけの娯楽作品
アメリカならともかく日本ではリアルじゃない
安倍元総理暗殺でさえ拳銃ではなかった
手製の爆弾とかネットを参考に工学部出身じゃなくても容易に制作できるかもしれないが拳銃はなかなか手に入る代物ではない

佐野の人物像が全く見えてこない
そこまでして吉井を守る理由がわからない
『蛇の道』のように吉井が拷問され殺される展開を予想していたが今回は違った

しかしそれら細かいことは黒沢清にとってどうでもいいことなのだ

殺し合いの馬鹿馬鹿しさではなぜか『昭和歌謡大全集』を彷彿させた
襲撃メンバーの方が一方的に殺されたわけだけど

転売そのものは悪くはないが商売にも仁義というものがある
受け取るカネも重要だが顧客満足度の方が大切
たしかに彼らは人生の落伍者だが恨みを買うような商売はなるべく避けよう

まぁ面白かったのは事実
映画鑑賞は粗探しが目的じゃない
監督の意図になるべく寄り添って楽しむのが1番

あと役柄として今回も心配された荒川良々だが彼も芸歴長い50歳
白髪も目立ち始めた
北野武作品に続き良かったよ
こんなやつにも妻子がいるのかよと思う人もいるだろう
でもわりと世の中いるんだなあ

配役
「ラーテル」のハンドルネームで稼いでいる転売ヤーだが本業に専念するため勤めていた工場を辞めた吉井良介に菅田将暉
吉井の恋人の藤田秋子に古川琴音
吉井に雇われたバイトの佐野ふとしに奥平大兼
転売に失敗し吉井を恨むネットカフェ難民の三宅達也に岡山天音
吉井に自社商品の医療機器を安く買い叩かれ恨んでいる倒産寸前の町工場の社長の殿山宗一に赤堀雅秋
吉井襲撃メンバーとして三宅を誘うこの手のことは既に経験者で熟知している矢部に吉岡睦雄
吉井襲撃に参加するネット民の井上に三河悠冴
宗一の妻の殿山千鶴に山田真歩
警察官の北条に矢柴俊博
模型店店主の室田に森下能幸
室井襲撃メンバーに射殺される猟友会の猟師に千葉哲也
吉井を救出しようと敵のアジトに乗り込む佐野に拳銃数丁弾丸数発を売る謎の男に松重豊
吉井が勤務していた工場の社長の滝本一郎に荒川良々
吉井を転売業に誘った胡散臭い先輩の村岡耕太に窪田正孝
転売を失敗した三宅をネットカフェでボコボコにする男に足立智充
不動産屋に吉田亮
吉井の自宅に石を投げ入れガラス窓を割る佐野の後輩に萩原護
吉井が勤めていた工場の同僚に田中爽一郎
群馬の配達業者に斉藤友暁
東京の宅配業者に佐々木陽平

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野川新栄

3.0黒沢清が三本出た当り年。その順位。

2024年10月15日
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乗れず。
回路な題ゆえあの恐怖陰惨を期待した私がズレてたか。
寧ろ勝手にしやがれ系の変キャラ群像喜劇?ならばそれと構えて再見するか。
今更ネットの匿名の逆恨みの恐怖なんぞ描かんわな。
黒沢清が三本出た当り年、チャ、蛇、本作の順かな。
一点、荒川の想定内の怪演は頂けぬ。

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きねまっきい

2.5キャストいいのにストーリー微妙

2024年10月15日
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カプリコルヌス

5.0こんなキヨシ映画を待っていた…

2024年10月14日
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 菅田将暉主演での黒沢清新作、なので時々発生する人気有名俳優主演で予算多めのキヨシ映画のパターンなのかなと勝手に想像してたんだけど、とんでもない怪作、というか観たかったキヨシ映画であり、傑作だった。ヤバい。冒頭から日常の続きのように画面が始まって、そのまま不穏なキヨシワールドにどっぷり浸かって、ニヤニヤし、ハラハラしっぱなしの2時間超だった。
 とにかく菅田将暉がここまでキヨシワールドにハマるとは思っても無かった。しかも口髭を蓄えた佇まいはちょっと黒沢清みたいにも見えてきたし。そして菅田将暉だけでなく、キャストのほとんどが善人なのか悪人なのか曖昧な、タイトル通りに雲のように不定形な存在感を醸し出していて素晴らしく、怖かった。それが前半では菅田将暉の部屋を訪ねてくる荒川良々のシーンを筆頭に普通に存在する狂気としてサスペンスを盛り上げるし、後半はどこにでもいるような人が銃器を持って繰り広げる、ちょっと見たことがないけど、日本が舞台ならこれがリアルだよな〜というガンアクションに活かされていた。しかもリアルな人間像だけではなくて、助手の佐野くんという漫画的なキャラクターも出てきて、虚構としての飛躍の楽しさもバッチリだった。
 廃工場、ビニール幕などいつものキヨシ映画印もふんだんに登場するし、スクリーンプロセスなどは今回演出的にも必然性があったりして、ちょっと集大成的な作品にも思えるほど隅々まで黒沢清的。なのにちゃんとアクションエンターテイメントとしても面白くて、役者も全員良い。で、前半も後半も怖くて笑えて楽しいという映画。最高だった!

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yudutarou

4.0面白さのベクトルを伝えるのが難しいが

2024年10月14日
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面白い。でもアカデミー日本代表って映画ではない(笑)。それは選ぶ側がトンチンカンだと思うし、黒沢清も迷惑だろうと思う。これはアカデミーに選ばれて嬉しいというような作品ではなく、根本がVシネであり、いい意味でVシネであり、映画はアクションである、ということを現代でやる理屈をつけるための進化である。

菅田将暉は転売ヤー。PCの向こうにいるのは得体の知れない客だけではない。この導入は『回路』的でもあるが、ここで重要なのはゾンビのような有象無象の人間たちに追われるということである。むしろ空っぽな昆虫のような人間がエサにゆらゆら集まってサバイバルゲームを展開していくのを楽しむ映画で、その意味では『散歩する侵略者』に近いのか。とにかく集まった顔も知らぬ殺人者たちがおっちょこちょいで面白い。ある種『悪魔のいけにえ』的ファミリー感に西部劇が加わる面白さ。この連中の絶滅にいたる過程はもっと見ていたかった。

ということで、相変わらず痛ぶられる主人公を嬉々として描く黒沢清であった。

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ONI

2.0ちょっと・・・

2024年10月13日
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主人公の感情がよくわからないから、感情移入もできず、淡々と物語が静かに進んでいくが、まぁ、意図はわかるけど、ちょっと現実離れし過ぎてるけど、こんなこともあるのか?みたいな、なんか、どかんと盛り上がるでもなく、ちょっとよくわからなかった。エンタメとしての見応えは、無く個人的にはつまらない映画だった。なんか、違った見方があったのかな?

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どん

4.0ストーリーが想像を超えました

2024年10月13日
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クラウド

ネット上の話であることは想像できた

話はとんでもない方に行く

菅田将暉の色んな表情が見れたので菅田将暉ファンは是非

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chanta

4.0怖かった〜、けど、なんかもう一回見たい気もする。ハマってしまった。

2024年10月13日
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怖い

菅田さん、奥平くん、岡山さんの3人がキャスティングされてる時点で私得でしかなくて。予告見て怖そうと思いつつもかなり楽しみにしてた。
いやー、ひたすらに怖がってみてた。スリラー系はもともと得意じゃなくて、怖いとこは目を細めたり片耳塞いだりしつつ見てた。だから見終わってすぐはなんか疲労感もありとにかく怖かったっていう印象しかなかったんだけど、、時差がすこしあって、やっぱり面白かったかもってハマってる自分がいて。公式のSNSの投稿を遡って見てたり、パンフレット見たくなって翌週に何の迷いもなく買いに行ったり。まんまとハマってた。(パンフレットすごくおしゃれな作りなのでおすすめ)
前半の方が“ひとの怖さ”がありゾクゾクが強くて、後半の方が純粋なアクション。
みんな普通に壊れてる感じがちょっと面白くもあり、怖い理由でもある。
佐野くん良かったな。後半は彼に釘付けだった。いったい何者やったんや君は、みたいな。その答え合わせがないのもいい。ハマった理由はかなり佐野にある気がする。
あと、やっぱりお気に入りは三宅。あの退場シーンすごいこだわり演出って知ったうえでもう一回見たいな。

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流星の水菜

4.0私の周りに忍び寄るネット社会

2024年10月13日
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himabu117

4.0黒澤清監督の境地とみるかそれとも

2024年10月13日
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楽しい

知的

寝られる

星4をつけたのは本作は人を選ぶ点が非常に多くあると感じながらも、この作品ならではの光る部分について推したいと考えたためです。

ややニュアンス的な表現にはなってしまいますが、
「映画の"らしさ"を荒唐無稽に描き出すことによって"映画"を取り出す」
のような体感が残りました。

近年、稀有といって良いほどのコテコテの演出、台本、あらまし、20年昔で止まっているデジタルリテラシー。
そんな印象をこれでもかと受けるのが本作です。

この一方で浮上する視点が、「この映画そのものが映画本体」という見え方です。

この映画は観客に、ディズニーランドであるとも枯山水であるとも言わせることを許さない、針のような絶妙な存在に挑戦しているようにも感じられます。

個人的にはMナイトシャマランやデヴィッドリンチ監督作品などを好む方に本作をお勧めできるのではないかと感じました。

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vtol

4.0ここは地獄の入り口かぁ⁉️

2024年10月13日
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悲しい

怖い

興奮

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活動写真愛好家

3.0佐野に違和感

2024年10月12日
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単純

ドンパチもイマイチつまらん。転売ヤーはこんなものなのか。

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four7777

3.5サバゲー

2024年10月12日
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単純

好きな俳優さん多いし、途中まで良かったけど。
後半のストーリーはちょっと残念。
殺し合い?が素人っぽい。わざとそうてるんだろうけど。最後の方に大どんでん返しもあるけど、予想できる範囲だし。なんだったのかな、、組織って汗

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だるまん

3.5佐野くん…いったいなに?

2024年10月12日
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菅田将暉が演じる平凡な青年・和也が、憎悪に満ちた集団狂気に巻き込まれていくサスペンススリラーです。劇中、和也は転売ヤーとして働いていますが、個人的にその仕事に対して「自分にはできないけど、なかなかおもしろい仕事だな」と思いながら観ていました。

物語の中で、奥平大兼が演じる佐野という謎めいた青年が登場します。彼の存在は、最後まで曖昧で、和也を助けるのか、それとも別の目的があるのかがはっきりしません。このキャラクターは、作品全体にさらなる不安感と緊張感をもたらし、観客の気持ちを掻き乱します。佐野は、和也の混乱をさらに深める要因となり、結局のところ「彼は一体何者なのか?」という問いが残ったまま物語は幕を閉じます。

『クラウド』は、終始謎が多く、特に佐野くんの正体に関しては最後まで解明されません。まさに「佐野くんは何だったんだろう?」という問いを抱えたままの映画です。

映画自体の評価は★3ですが、俳優陣の演技力に+0.5です。

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MiMa

2.0予想通りの展開

2024年10月11日
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単純

佐野くんがとにかく無双しかっこいいだけの映画
ラストはあれ、佐野くん主役だっけ?ってなる
佐野くん何者よ……佐野くんの為だけの映画と言っても過言は無い
つまり金払うだけ無駄

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りる

4.5すべてのショットに快楽がある。上映時間ずっと怖い楽しい痺れる、エンタメ快作

2024年10月11日
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楽しい

怖い

興奮

黒沢清がVシネを撮っていたころの雰囲気を持つ、エンタメ作。私は黒沢作品では哀川翔主演の「復讐 運命の訪問者」が最も好きだが、本作はそれに並ぶくらいに好き。

何気なく始まるファーストショットから、いつものクロスプロセスのラストショットまで、すべてのショットに快楽がある。上映時間ずっと怖い楽しい痺れる、エンタメ快作。

前半は転売ヤーの日常に迫るサスペンス、後半は長いガンアクションと、メリハリのついたジャンル映画のお手本のような構成がよい。

前半は得意のサスペンスショットに溢れ、否が応でも気分が盛り上がる。バイクのヘルメットをかぶった後頭部のショット、バスの中で誰か後ろいるショット、逆行で真っ黒になった人物、とにかく怖くて面白いショットの目白押し。窪田正孝のイヤな先輩の演技が素晴らしい。

後半はリアルなガンアクション。銃弾一発一発が重い。廃工場内での銃声の残響はどこまでも続く。

並んで疾走する菅田将暉と奥平大兼、撃たれてバウンドする岡山天音、猟銃を肩にかけノシノシ歩く荒川良々、Chimeに続いて突拍子もないお喋りの吉岡睦雄、最期に本性をあらわにする古川琴音、どの役者も本当に印象に残る素晴らしい演技と演出。

もう一回観に行こう。

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ハモニカ犬

4.0地に足のついた小悪党が、バス内での異様なショットを経て迷い込む異界...

2024年10月10日
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地に足のついた小悪党が、バス内での異様なショットを経て迷い込む異界。条理も動機も理由も不明な中で、表層な緊張感や説得力だけは抜群に、サスペンスは進み、困惑の中でがなくションを決める。
表層的な頼りがいに満ちた、動機が不明な助手が運転する車に乗って、さらなる不条理の地獄へと向かう。

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jinmin

3.5ろくでなしな世界

2024年10月10日
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怖い

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ゾアさん

2.0メジャーになれない理由がよく分かる

2024年10月9日
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YK

3.5Vシネ

2024年10月9日
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MOVIE FUN MAMIKO