Cloud クラウドのレビュー・感想・評価
全308件中、21~40件目を表示
カットの連なりが映画になる
ワンカットワンカットがあまりに映画的でそれを見続けられる幸せよ。
ノアールな脚本と全員嫌なやつな登場人物と底しれぬ不気味さがずっと薄っすら続くのでたまりません。
意図せずとも常に画面に集中してしまうのがよい映画ですね。
昭和ハードボイルド
モサモサ銃撃戦NO1
主人公が真面目な転売ヤー
冒頭20分が面白すぎる
まず転売のチュートリアルから始まって、主人公の設定が一枚一枚めくれていく
バイトとかしてんかい
恋人いるんかい
転売業界に先輩いるんかい
転売ヤーって引越し業者にいうんかい
警察も知ってんのかい
みたいな
そしてある程度登場人物が出揃ってここからどうなるんだろうと思ったら銃撃戦になった
日本の演技派俳優がアッセンブルして銃撃戦するんかい
しかもモッサリした銃撃戦で緊迫感がまるでない
ベビワルだったら2分で片付いてる戦いを1時間くらいやってた
まあ一般人が拳銃持ったらこんなモサモサした銃撃戦になるか
僕は転売ヤーがしいたけと同じくらい嫌いなんだけど、ここまで酷い目に巻き込まれると可哀想に思えてきた
実力派俳優が薄っぺらい人の演技をしているのが好き
底のしょーもなさが見える悪役とか大好き
「神は見返りを求める」「さがす」に並ぶしょーもなさで最高!!!
出ている人は豪華。
ただただやばいやつたちが勢揃いしてました。
サイコパスだらけです。
一番最初にヤバさを感じたアシスタントに助けられますが、アシスタントもちゃんとサイコパスです。
ただの転売屋が最後には人殺しになってしまいます。
正当防衛にはなる形ですが、なんか結局最後までスッキリしない映画でした。
一体あのアシスタントがなんだったのかもわからないです。
地元の後輩の怯え方も異常だったのでアシスタントが相当やばいとはわかりました。
彼女もお金しか目当てじゃなかったのも、主人公が頼れる人はもうアシスタントしかいなくなってしまったような終わり方でした。
最後の方は撃ち合いばかりで荒野行動見ている気分でした。
んーーー。
警告映画なのかと思ってた
劇場で見逃していたので、配信を待ってました。
ある意味社会問題になっている「転売」への問題提起かと思っていましたが、そうではなかった。
菅田将暉演じる主人公が心から笑顔になるのは、転売商品が高値で売れた時、その時だけ。怖っ。
その笑顔が一番怖かったです。
後半は、北野映画!?と脳内バグするくらいの銃撃戦で気持ちが置いてけぼりになりました。
…ロッカーの前に立つ時は気をつけよう…。
良くも悪くも黒沢清監督映画。
黒沢清監督、菅田将暉主演、窪田正孝、荒川良々、古川琴音…ととても期待して観ました。
前半は良くできていてサスペンスっぽいところもあり面白かったです。
SNSで炎上し住所まで晒されて不審な人が家にやってきたりするのはとてもリアルで恐かったです。
後半は評価が分かれるところだと思う。
犯人たちの動機や背景が描かれず何故そこまでするのかに説得力がないです。
ただ派手にバンバン銃で撃ちまくるのが好きな人には面白いのかも知れない。
でも私には違和感しか無かったです。日本では一般人は簡単に銃を入手出来ないしあんな銃撃戦は起こらないです。
アシスタント君が主人公の味方をした理由の説明もなかった。突然首にされたのに恨むこともなく命がけで助けるかなあ?
犯人たちもアシスタントも何故そうするのかが描かれてないから彼らの行動に違和感しか無い。動機や理由の説明があればリアルティが増すと思う。
脚本をもう少し書き込めばもっと面白い映画になるのに惜しいと思う。
フレー厶の抜群さ
不思議な展開
転売ヤーの実態に切り込んだストーリーを期待していたせいか、転売屋の闇や核心に殆ど触れることなく 後半の銃撃戦に突入したように感じた。復讐、嫉妬、自分の意のままに操りたい、憂さ晴らし、暇つぶし、変質者・・・ネットを通じて無関係な者たちが集まり“悪”を成敗するために悪行を働くという話は理解できなくもないのだけれど、主人公も敵役も抜けている面がどうしても目についてしまった。PCや商品の管理をはじめ 色々杜撰すぎて危機感が感じられないというか。
結局のところ、転売ヤーは正義で強者なのか。悪なのか。それとも、邪魔者扱いされながらも日々を生き抜く雑草のような存在として描きたかったのか。視聴者の興味がありそうな題材として祀り上げられた単なる犠牲者か。
とは言え、豪華なキャスト陣のパワーもあって面白いは面白い。得体の知れぬ 恐怖感はあった。
ただ、私的には 青少年にはあまりお薦めしたくない内容だった。暴力や殺し合いがあっても 教訓を得られるような物語だったら まだ良かったなと思う。
エンターティーメントとして
何故か評価されていて、ファンも多いので言いにくいですが
はじめに言っておきます。
俺は黒沢清監督が嫌いだ!
監督作品を観て良かったと思った事が一度もない!
過大評価されている一人だと思ってる。
思わせ振り監督とも思ってる。
ファンの皆様ごめんなさい。
正直、話の内容的には酷い!破綻している!
ツッコミどころも多々ある。
なんでを佐野がコイツのところを選んでバイトに応募してきたのか?
なんでコイツが働いていた工場の社長や
町工場の社長に恨みを買ってるのかが不明
町工場の社長なんて、安く買い取られただけだし、
おの値段で嫌なら売らなければいいだけの話だし
ただの逆恨みでしかない。
なんで見られたくないPCにパスワード設定してないの??
PCを無断で見たのがバレてグビにされた佐野が、
なんで助けに来るの??
なんでコイツにこんなに忠誠的なの??
しかも組織って何?そんな組織に入ってるような人がバイトに来る??
組織に入ってたプロのはずなのに、二度も命の危機に合う。しかも素人相手に!
急に恋人が最後に命を狙ってくるし
行き当たりばったりで、後付け設定したとしか思えない脚本
後は個々に考察して、といった感じだが、実は何も考えてない。
こうやって思わせ振りにしておけばイイと思ってる
でも、そういう事を気にしなければ、
今回は普通にエンターティーメントとして楽しめた。
エンターティーメントとしては暗いけどね(苦笑)
軽薄…
何だこれ?転売ヤーという仕事は冒頭分かったけど、途中からホラー?オカルト?サスペンス?なのかと疑いだしながらも、吉井を狙う何者かがいることが分かる。分かってからはだるだるな素人の殺し屋達との追いかけっこが始まる。アシスタント佐野の玄人ぶりも不明だし、その使命も不明。そもそも転売ヤーが命を狙われるまでに恨みを買うのが想像できず。狙われる側、狙う側とも感情が薄く、全く共感できず、夢オチかと思うほど、よく分からなかった。
ネット社会の匿名の闇があっという間にドンパチ映画に転落するガッカリ映画
黒沢清映画はM・ナイト・シャマラン作品に似ている。毎回、何が始まるんだという期待感で始まり、意外な展開にワクワクさせられ、そしてそのまま見事に裏切られ、あっという間に転落していくガッカリ感が、実によく似ていると思う。
今回は転売ヤーたちを主人公に、匿名でネット社会にたかる犯罪スレスレの人々、リアル社会に対する彼らのズレた価値観、それに対し被害者たちや正義を気取る者たち、さらに単なる鬱憤晴らしをしたがっているだけの人々がやはり匿名の仮面の下、ネットで群がってきて、中世の魔女狩りよろしく主人公を襲う有様までは、大変興味深い。
ところが、その後は黒沢映画お得意の退屈極まるドンパチ映画に一変し、あーあ、またまた『蛇の道』の繰り返しかとウンザリさせられるのである。ネット社会に巣くう者の悪事とか、その後ろめたさとか、彼らを襲う匿名で無関係な者たちの心の闇とかは、その時点で全部消え去ってしまう。やれやれ、これもガッカリ映画の代表作ではあったw
役者さんオファー受ける時、内容確認しなかったのか!?
自宅レイトショー『クラウド』#Amazonプライムビデオ
公開時に菅田将暉主演で転売ヤーの話って事で気になってましたが・・・
レビュー見てスルーしてまましたが、早々にアマプラで観れたので鑑賞
しかしこの作品の出演者がヤバイくらい豪華!!
序盤は面白い感じでしたが、中盤から何を見せれられてんだ状態@@
役者さんオファー受ける時、内容確認しなかったのか!?
今回の出演者で別の作品撮って欲しい
カメオ役者が1番印象的というね
この脚本でよく映画を撮ろうと思ったね。そして監督には誰も何も言えない。という環境で出来上がった作品なんだろう。おまえらはこんな感じが好きなんやろ?ほれ。今ビビったんちゃう?というような、観客を小馬鹿にして作ったのは明らかだ。劇中の音楽は皆無で観る側への心理誘導もなく淡々と進み、非現実な絵空事を積みに積み重ねて整合性をまるで無視した物語の中の薄っぺらい人物像を自分達なりに消化して演じた才能ある役者達が気の毒になった。んで急に銃撃戦?この監督ファブルとかみてないのかね?刑事ドラマでもやらんようなダサいガンプレイだし。まぁ監督の脳が80年代あたりで止まっているんだろうね。
カメオ出演した松重さんが唯一この映画の世界観の中で奥行きのある人物像を醸し出していた。さすがだ。そこしか良いところはない。実は監督、内心は佐野くん主演のヒットマン映画が撮りたかったんだろうな。彼だけやけにカッコよく撮っているからすぐわかる。まぁクソ映画に変わりはないけど。
不気味が残る
職人技
黒澤清とジャンル映画の距離感が面白かった。
湖畔の屋敷といえばサスペンスもの。停電したり不気味な人影はホラーもの。銃でバンバン人が死ぬのは西部劇かアクションもの、そしてラストはやくざもの。
ジャンル映画には観客と監督との間に約束のような暗黙の了解があるから、観客は安心して楽しめる。
ジャンル映画特有のマジックによって、観客はこの時ばかりと単調な日常生活から逃れ、スクリーンの映像とストーリーを満喫するのだ。
面白い映画は、こうしたジャンル映画にその時々の社会状況やテーマを織り交ぜて巻き直すことで、観客に新鮮な感覚を与える。
本作も、転売ヤー、闇サイト、嫉妬やマウント、晒し上げ、無敵の人などなど、現代の問題をきちんと切り取りつつ、無意識な悪が絶対的な悪の手中に落ちる奇妙な物語を提示してくれた。
ショットとショットのつなぎなんか最高にワクワクしたし、銃の音とか、闇バイトが落ち合うレトロなゲームセンターとか、随所に職人技を感じた。
ラストは空飛ぶ車であちらの世界(地獄)に行ってしまった主人公。〝Cure〟でも役所広司が空飛ぶバスであちら側へ行ってたよね。
黒澤清らしさで締めてくれたのがまた安心感があって最高だった。
全308件中、21~40件目を表示