モアナと伝説の海2のレビュー・感想・評価
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海で繋がる
2020年~2022年の不振からようやく脱し、V字回復し始めたディズニー。
2005年から2020年まで15年に渡りCEOを務め、ディズニーを巨大帝国にしたロバート・A・アイガーが数年限定で返り咲き、託されたディズニーの建て直し。その戦略は、大ヒット作の続編でディズニーブランドの復活を図る。安易かもしれないが、確かに手っ取り早い。
その目論見通り、『インサイド・ヘッド2』がメガヒット。今後も『アナ雪』『トイ・ストーリー』『ズートピア』『Mr.インクレディブル』の新作が控えている。ディズニー、暫くは安泰か…?
さて、この『モアナと伝説の海2』。元々は劇場公開ではなく、Disney+の配信アニメシリーズとして製作されていた。それが急遽、今年の2月に劇場公開へ変更。出来映えがいいからとの理由らしいが、英断だったと言えよう。
アメリカでは感謝祭(サンクスギビング)連休、公開5日間、ディズニーアニメ歴代OP成績の記録を更新する大ヒットスタート。僅か5日間で前作の最終成績(2億4875万ドル)に迫る約2億2100万ドル。前作は遥かに超え、『インサイド・ヘッド2』に匹敵する成績が期待出来そう。
う~む、劇場公開にして良かった。
劇場公開にして良かったのは、興行成績の事だけじゃない。
作品のクオリティーも。自信通り、劇場大スクリーンで観る価値あり。
『モアナと伝説の海』の魅力の一つはまず、そのハイクオリティーの映像美。
実景のような青い海、青い空。今回もこの雄大さ、美しさに魅了され、『モアナと伝説の海』の世界へ誘われる。
その中で繰り広げられる冒険、ユニークなキャラたち、盛り上げる楽曲。そして何より、ディズニーの新たなヒロイン、モアナに再会出来た喜び。
配信オンリーだったら惜しかったろう。本当に、劇場公開にして良かった。
半神半人のマウイが盗んだ女神テ・フィティの心を張本人のマウイと共に戻し、呪いを解いたモアナ。
海へ出てはならぬ島の掟も変え、モアナは海に繰り出していた。
船も操縦出来ず、綱も結べず、海や星々の道しるべも読めなかったのも今や昔。前作でも勇敢さはあったが、それ以上に一回り成長した感。
船を動かし、綱を容易く結び、波の動きを知る様は、もはや頼もしさすら。
それでいて、変わらぬ快活な性格と魅力。
モアナが、帰ってきた。
島の人々も歓迎。
父長、母。そして新たな家族。モアナのちっちゃい頃にそっくりなキュートな妹、シメア。
陽気な島の人々や美しい緑に抱かれた島の魅力も変わらない。
モアナが冒険で見つけた古品。
ある儀式の時、不思議な落雷で、先祖の幻影を見る。
かつて人々は、海で繋がり、一つだった。が、人間を憎む邪神によって引き裂かれた。海の果てに再び人々を一つにする島がある。そこを目指せ。
先祖も辿り着けなかった島。海に選ばれたモアナならきっと…。
モアナの新たな冒険が始まるーーー。
話的には前作に毛が生えた感じか。
再び人々を一つに…壮大な命運を託されたモアナだが、父長の反対を押しきり、掟や自分自身を乗り越え、島の危機を救う前作の方がドラマチックだった気もする。
新たな冒険には新たな仲間。島から発明好きの変わり者少女、マウイの大ファンの青年、偏屈な老農夫が同行。最初は足手まといでしかなかった彼らの成長や絆も勿論そつなく描かれているが、ちょっと印象が弱かったかな…。3人でマウイ一人どころかヘイヘイ一頭にも及ばない。
だけれども、本作も充分充分。胸躍る海洋アドベンチャーの醍醐味たっぷり。
嵐なんて序の口。
再びココナッツ海賊の襲撃!
島のようにドデカい貝の怪物! 前作ではハイテンションヤシガニくらいしか登場しなかったシー・モンスターがわんさか。
そしてクライマックス。邪神の脅威や危機やスペクタクルは前作以上。
マウイすら前の火山女神の方がマシだった。
ところで、マウイは…?
取り戻した力や英雄としてや自由を存分に謳歌。
ドヤ顔と俺最強!…は変わらず。
ところが、他の神々との訳ありで、ある“腹の中”に幽閉。またまた閉じ込められの身…。
そこに、モアナたちも飲み込まれて…。
再会。モアナとマウイが会って、話は一気に盛り上がってくる。やり取りも快調だ。
が、今回の冒険の目的が邪神絡みと聞き、及び腰に。と言うより、危惧。その邪神は人間を憎んでいる。最悪、モアナたちの命も…。
それくらいの相手なのだ。
しかし、それで諦めるモアナではない。
例えどんな困難でも。自分を信じ、仲間を信じ、皆が世界が一つになる為に。
モアナ、マウイ。
新たな冒険の仲間のモニ、ロト、ケレ。
子豚のプア、お馴染みヘイヘイ。
ココナッツ海賊からも一人仲間になる。勇敢な戦士!
モアナやマウイを惑わす“コウモリ女”のマタンギ。ヴィランの一人かと思いきや、モアナにアドバイス。
“道は一つじゃない”。
前作でも掟を突き破り、新たな道を切り拓いたモアナ。
クライマックスの邪神との闘いの中で突破口にも。
そしてそれが皆を一つにする道に繋がる。
新たな冒険、新たな仲間、新たな道、新たな楽曲。
主題歌“ビヨンド ~越えてゆこう~”他、今回も楽曲が彩る。
前作の主題歌の方が…なんて声がちらほら聞こえるが、愚問であり、『アナ雪2』の時と同じ。前作の主題歌は何度も聴いて馴染みあるからで、今回のもこれから聴いていけば愛着沸いてくる筈。いい曲だし。
今回も良かった。
やりようによっては『3』も出来そう。
あのヴィランの集い。それはさておき、
他の海の民との出会い、冒険。
シメアも大きくなって冒険に加わって。
モアナとマウイのバディ、友情、絆、冒険は海よりも広く深く。
海にはまだ語れる伝説がある。
続編としては及第点
物語の展開というか続編という立ち位置自体にアナ雪2よりは無理がなかったように感じます、ストーリー上の目標もはっきりとしていました。旅の人選がしっかりとしていたかと言われると疑問が残るところですね、全員の個性に見合う見せ場が作りきれていなかった印象は拭えませんでした。無印の時から敵が強大過ぎていざという時にはマウイ頼りになりがちなのが惜しむべき点だったのですが今回のラストでモアナが半神となったのでむしろ続編が楽しみになりましたね。
キャラクターの魅力
1ほど好きではないかなぁ。
海に出るまでがダラダラ長く感じたし、出る理由も今何かが起こっているわけではないのに旅立つのもなんだか腑に落ちない。
仲間を連れて行ったのもイマイチ理由が分からない。農夫の何故おじいちゃんを連れて行きたかったのか、絵を描いてるマウイファンの男の子を何故連れて行ったのか…
プアも今回は一緒に旅に出るけど、1に続き結局何も活躍していない。これは製作側が愛着湧きすぎて出しているだけなのかなと思える。
カカモラの活躍は良かったな。あの矢の毒を出しているキャラクターも可愛かった。
モアナが旅の途中で自信がなくなってしまうシーンも結局死にかけた仲間が次見る頃にはピンピンしててなんだか浅い…。
でもなんか続きがありそうな終わり方。色々気になりました。ディズニープラスの配信だけで良かったかも。
モアナとマウイの冒険PART2‼️
字幕版での鑑賞です‼️前作があまりにも素晴らしかったので、私的に前作を超える事はありませんでしたが、ディズニー・ファンとして、前作の大ファンとして、それなりに楽しめる続編だと思います‼️やはり数々のアクション・シーンのワクワクするような楽しさや、モアナとマウイのミュージカルシーンの素晴らしさ、アウリィ・クラヴァーリョとドウェイン・ジョンソンの歌声の素晴らしさですね‼️二人に比べると新キャラであるロト、ケレ、モニはキャラ的にちょっと弱い‼️エンドロール後の映像では三作目がありそうな雰囲気でしたし、ドウェイン・ジョンソンがマウイを演じる実写版も撮影中らしいので、そちらも楽しみに待ちたいと思います‼️
私は、モアナ&マウイが、大好き過ぎる‼️
モアナの明るさ、マウイの面白さ、ともかくキャラクター達に癒される
絵が好き、楽曲と歌声が好き、
モアナの住む島→モトゥヌイ島が好き、
マウイが好き、
キャラクターが好き
鶏のフェイフェイ、豚ちゃん、
ココナツの海賊さん、
そしてミクロネシアの逞しい赤銅色の肌で、
マッチョな男たちが好き、
マウイや男たちのタトゥーが面白すぎ!!
(Dolby cinéma 吹き替えで観ました)
ともかく絵がカワイくてたまらんのです。
正直言って、ストーリーはイマイチ盛り上がらなかったかな!?
何しに海へ出て行ったの?
他にも人の住む島があるから?
探しに行く?
その人たちと友達になりたいから?
それで《ラスボス》が誰なの?
なんかナロという名の、
人を憎んでいる
紫色のカミナリ?
らしいんだけれど、
良く分からんのです。
あまり出てこないというか、
ハッキリしないのね。
途中で出てくる魔女のマタンギはとても目立っていた。
マタンギ役のソニン。
歌がうまい‼️めっちゃ沁みる!!
それでマタンギは、
《メロの呪いを解いて!!》
ってモアナに頼む・・・のだけど、
これが次作らしいんですよ。
エンドロールの映像では、
次作に持ち越し‼️
ラスボスとの対決も次作に持ち越し!!
こういうのはやめて貰いたい、
ですよー。
前作も大好き♪モアナの世界の大ファンです*。゚
待ちに待った公開日。
楽しみにして観に行きました
【まずは吹き替えから観ました】
前回と比較すると少し星評価を減らす結果になりましたが、十分満足。
モアナ3にも続きそう☆
まず、歌、前作が作品に馴染み過ぎていた所はあるけれど、
今回もとても良かった。
挿入歌も前向きな感じの明るい曲が
特にモアナたちの冒険の世界に合っていて
曲に馴染んでからもう一度映画館で吹き替え観たいなと思いました。
ストーリーもマンネリ化しない様に
新たな要素をもってきているなというのがわかった←これを好きじゃない人もいるかも
前作から心も感性も個性も成長したモアナ
3年の成長?
この成長ぶりがやけにリアルで
モアナ、こんなキャラになったんやなっていう
そんな一面も。
16歳のモアナと3歳の妹シメア。
13歳差の姉妹の様子、なかなか良い感じで可愛かったです。
字幕ではどう表記されてるんだろう、おちびちゃん(*^^*)
新しい悪役の存在。。
うーん、、って所もあるけど、、
おばあちゃんがまた出てくるのは嬉しかった。
とにかく海に風景にきれいなので大好きな作品です。
ストーリーは別として
モアナファンは満足いくのではないかなぁと思います(^-^)
前作は最初から最後まで何回も何回も観たくなるけど
今作は最後のキレや雰囲気を考えると
やはり前作ほどではないかも。
でもでも、前作から出てるキャラたちが良い動きしてます♪
あっ、涙もろい私は泣ける点が2つ程ありました。
モアナ観てたら幸せな気持ちと前向きな気持ちになれる*。゚
前作につづき、モアナと仲間たちからハッピーをもらった
そんな気分♪
【次はIMAXで字幕観たい】
ドルシネと相性は◎
先行上映にて鑑賞。音楽をはじめとした音が迫力のある作品なのでドルシネとの相性はとても良かった。テンションが上がる。
その上がったテンションを中々本編のストーリーで楽しむ事に繋がることは個人的にはならなず。
テンポは良くてトントン拍子でストーリーは進むので退屈には感じないけど、モアナの行動言動、チームとの絆みたいなのが凄く薄く感じ感情移入ができず。
アメコミ作品の様に続編ありきでストーリーが終わるのはディズニーにしては珍しい。ラスボスの存在以前に今作では説明不足に感じる描写は多く感じたので続編で色々と明かされるのかな。
タイトルなし(ネタバレ)
先行上映の字幕版で鑑賞
成長したモアナの大冒険
新キャラも登場
楽曲も新しくなって
ミュージカルパートも楽しめました
ドウェイン・ジョンソン氏演じるマウイがよかったです
モアナとの絆も強くなって
アクションシーンもパワーアップしていました
ヘイヘイの安定のおとぼけぶりがいいです
ほとんど活躍しないプアのただいるだけ感も可愛いです
序盤は少し退屈でしたが
中盤、ココモラ海賊軍が登場して以降は
ハラハラドキドキ楽しめました
CG技術は凄いが、シナリオがかなりダメダメなので、割り切ってアトラクションを楽しもう
2024.12.6 字幕 イオンシネマ京都桂川
2024年のアメリカのアニメーション映画(100分、G)
前作『モアナと伝説の海』から3年後の舞台にて、人類分断の鍵を追う一行を描いたアクション映画
監督はディップ・デリク・Jr
脚本はジャレッド・ブッシュ
物語の舞台は、モトゥヌイ島沖
他の島に人がいないかを探しに行ったモアナ(アウリィ・クラヴァージョ)は、何も見つけられないままだったが、ある場所にて「別の民族が作った陶器」を見つけることになった
島以外にも誰かがいる可能性が見えてきたものの、それ以上の収穫がないまま戻ることになった
ある日のこと、先祖タウタイ・ヴァサ(ジェラルド・ファイタラ・ラムセイ)のビジョンを見たモアナは、民族が分断されている理由を聞かされる
そして、「空に炎が見えたら、それを追え」と告げられた
その知らせを受けて、族長のトゥイ(テムエラ・モリソン)はモアナにタウタイの称号を授け、伝説の島モトゥフェトゥを探す旅に出るように命じる
そしてモアナは、半神マウイ(ドウェイン・ジョンソン)のファンを公言するモニ(フアラーライ・チョン)、頭脳派で手先が器用なロト(ローズ・マタフィオ)、気難しい農夫のケレ(ダヴィッド・フェイン)を連れて、航海に出ることになった
一方その頃、マウイは別の目的でモトゥフェトゥ島を探していたが、世界を混乱に陥れているナロ(トフィガ・フェプリアイ)の手下マタンギ(アフィマイ・フレイザー)に捕まっていた
映画は、海の向こうにいる別の民族とのコンタクトを取るために、世界にかけられた呪いを解くというもので、ナロの前では海は助けてくれない、という設定になっていた
マウイとモアナは別行動を取っているが、それはマウイがモアナを巻き込みたくないと思っているからで、その感情がどこから来るのかはわからない
基本的にミュージカルが主体になっているが、本作ではあまりキャッチーな歌がなく、誰にでも口ずさめるフレーズがあまりないように思えた
CGと特殊効果を楽しむ映画だが、敵キャラがかなりキモく、毒だの何だのを吐きまくるので思った以上に気持ちの悪さが先立っていた
海のCGがすごいのに、今回は海の出番がないので、本作の良さというものが損なわれている気もした
後半の海底のシーンは胸熱展開ではあるものの、結構わかりにくいシーンになっていて、モアナが半神になったのか、マウイが助けるために能力を少し失ったのかはわからない
今後の展開を踏まえたものだと思うが、マウイが半神から人間になるのも、モアナが人間から半神になるのも微妙なので、この関係性は壊さない方が良かったのではないだろうか
いずれにせよ、前作を観ていなくても何となくわかる内容で、見比べるとアラがあるように思えた
前作では、モアナとマウイの二人に集中していたが、本作はクルーがいる分、無理やり活躍の場とピンチを作り出す必要があったように思う
それゆえに、RPGのように進んでいく感じがして、シーンの独立性が目立っていたように思う
ミュージカルシーンが滑らかなのにシーンがそうではないことで悪目立ちしているので、もう少し綺麗に繋げても良かったのかな、と感じた
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