モアナと伝説の海2のレビュー・感想・評価
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否めない尺不足感
一作目がとても好きなお話だったので続編も楽しみにしていました。が、うーん…。個人的にディズニー作品は今一つ続編にピンとこないものが多いなという感想です。キャラクターが増えましたが、あまりうまく描ききれていないかなと感じました。やりたいことはわかるし伝えたいメッセージもミュージカルという形で明確に言葉にしているのですが、作品世界でそれを語りきれていないというか…とても続編をやりたい感じのラストでしたが、大丈夫かな?と余計な心配をしてしまいました。
ただ、前作から続くモアナとマウイの絆を感じられたのは良かったです。
前作で釣り針を壊されかけ、あれほど落ち込んでいたマウイが、釣り針を破壊され刺青が消えても真っ直ぐにモアナの元に向かう姿は二人の絆を感じて感動しましたし、モアナ復活のシーンもとても神秘的で美しかったです。この作品の光の描写がとても好きです。
泣くでしょ
今回は大好きなモアナの続編を見に行きました!
普通にストーリー、キャラクター、画質の良さ、そして何よりも素晴らしい曲!
音楽が本当に最高でした
そして前作のオマージュのようなシメアと海のシーンは鳥肌が止まりませんでした
最後モアナが神様になったのとラストのシーンは今後どう繋がるかを期待さしてくれますね
マウイってスマホの話してたけど未来見えるの、?
映像は 美しい。内容に 苦戦。。
前作 観ておらず 初モアナでした。内容は 紀元前 何百年とかの時代の話らしくて。。人と海は 繋がっていて。。しかし 人間を 憎んだ神が 人と海とを引き裂き その呪いを解く旅とか。。一緒に船に乗り 旅に出る 仲間と お供。。その中に 豚とニワトリが。。当時の家畜(食用に育てられた)なのかと思った。。ニワトリは カラフルで なんか 最初 ピクミンかと 思いましたけど。。何か 笑えました。マウイという 風と海の守り神は 全身タトゥーも独特派手で とても力強かったですね。。
モアナは 最後は 力尽きますけど。。呪文 祈り 祈祷?とかで。奇跡が。。そして 腕には。。。ハッピーエンドで 良かったです。。 ディズニー作品 大大大ヒットした 「アナと雪の女王」には 及ばなかったかな。。映像は スゴく キレイでした。
楽しめはしたけど…
楽しめはしたけどちょっと不満もある感じでした。
良かった所はマウイのキャラですね。
前作に引き続き、最高のキャラクターでした。前作でもあったマウイの歌唱シーンはとても楽しむことができました‼︎
チーム物になっているところも前作とは違うテイストになっていて良かった‼︎
ココナッツ隊も予告観た時、前作と同じような感じにならないかなぁと不安だったのですが、貝も出てきてさらに仲間になって一緒に戦うという展開で楽しめました‼︎
映像もやっぱり綺麗でした。
そして不満だった所はまず、マタンギのところ。
最初出てきた時は結構良いキャラ!って思ったけどなんだか結局、敵側なのかモアナ側なのかよく分かんないまま終わってしまいました。
それと1のラスボスのマグマの巨人はかなり怖いっていう感情もあったけど、2のピンクの嵐みたいなのはマグマの巨人に比べてどんな感じなのかというのも分かりづらくてちょっと不満だった。
モアナとマウイは好き。ストーリーは?
とにかくモアナとマウイが好き。
映像もとても美しくて良い。
シメアが可愛い。
モトゥヌイの人々が健康的な肉体なのが好き(笑)
ただ私の理解力がないのか、「なぜ島が沈んだんだっけ?」「なんで島に人間が降り立つと呪が解けるんだっけ?」「なんで他の島人と交流できなくなったんだっけ?」「このコウモリ女、結局なに?」と疑問が解消できないままモヤモヤとストーリーが進み呪がとけた。でもあのシーンは良かった。
あとマウイとコウモリ女の歌がちょっとイマイチで退屈だったかも。(私がツマラン人間になってしまったのかなぁぁぁー?!)
伏線回収じゃないが続編に期待しましょう!
1の方が良かった。
今回は技術者の女の子ロトや農夫のおじいさんケレ、マウイ大好きのモニなどチームで冒険に出るのが良かった。
ストーリーは自分にはイマイチだった。悪役もマタンギって言うコウモリの悪魔がボスかと思ってたらそうでもないし。
ラストも「続編あります」みたいな感じでなんかマーベルの映画みたいな終わり方だなぁって感じだった。
1の方が内容も終わり方も良かったと思う。
相変わらず歌とか映像が良き!
モアナの2。まず、1を見ているのが前提。
成長したモアナが、村?を発展させるために海に出て悪を倒すって流れ。
新キャラ?達も癖があって面白くいい。妹可愛いし。
チームワークゼロだったけど、協力していく様や一人一人の個性で力を発揮するところはいい。内容も分かりやすく、スムーズに進む。ただ、淡い感じもする。マウイとの出会いもサクッといくし、敗戦?から復帰するところやラストバトルも思ったより呆気ない。もう一捻りあっても良かったなぁって。ハッピーエンドが好きだから雷のところもいいんだけど、もうちょい説明あっても。割とご都合主義すぎる様な感じも、、、。
ただ、愛着の湧くキャラクターや、綺麗なストーリー、映像美にいい音楽。良かったです!面白かった!
終わり方的には3もあるのかな?あるといいな。
誰でも楽しめるTHEディズニー映画
ミュージカルパートにわくわくした!
吹き替えで見たが、みんな歌が上手い!!(当たり前)
1作目で襲ってきたココナッツの海賊が案外可哀想な奴らで最後には会話できるくらいの仲間になるのもよかった。
島のみんなの温かさやマウイの陽気ながらも勇敢で人情深い様子、モアナの果敢な様子に終始楽しめる作品だった。
最後にいろんな海の民たちと交流できるようになったのもしっかりハッピーエンドでよかった。
が、交易がはじまることによって戦争になったりまた呪いだなんだと騒ぎが起こるのでは無いかと現実的に案じてしまうのは映画の見過ぎでしょうか…笑
元気溌剌
伝説の冒険家さえ辿り着けなかった島を見つける。大スペクタクルな冒険の割には、以外にあっさり見つかったような気がしてる。
眠気に勝てなかったので、そこらへんの経緯が吹っ飛んでると言えなくもないが…。
冒頭、なんだがヒロインの声が堅いなぁとの印象を受ける。これが離党に住む人々的な演出ならば細かな配慮と言えなくもない。
今作のキャラもまた表情が豊か。
実写でやったら大根役者の烙印を押される程に大袈裟に動く。ばかりか、なんかアクセント的な仕草まで表現してくる。この辺りは演出陣のこだわりなのだろうか。
話が話だけに、なんかアベンジャーズのような要素もアングルや編集に感じてた。
とにかくヒロインがアグレッシブ!
アニメでありながら、歌唱シーンではビブラート時の体まで描写してたように思える。
リアルを再現するデフォルメされたキャラってのに、技術の進歩を感じたりする。
ただ、なんだろ、肌の質感が時折平面的であったりはしたかなぁ…後半になんかそう感じてた。
コロナ以降「絆」や「繋がり」がテーマな作品も多く、今作もそれに準じてたかなぁ。
海かもたらす解放感と旅への高揚感は格別だった。
あの島が担う役割はイマイチわからないのだけれど、広大な海において、あの島を起点に各島の位置を把握するような事なのかなぁとも思う。
あの島から南南西に行けば、どこかの島に着くとか。
まぁ、いい話ではあるのだ。
妹がとにかく可愛いらしくて…。
ラストの「お姉ーちゃーん!」にふっと涙ぐむ。
ハワイの先住民とかがモデルなのかな?
真冬に真夏の物語を見るのもなかなかオツなものだった。
じゅん散歩なみの緩さ
何故だろう、前作は面白かったのに今回のストーリーは心底どうでもいい感は?
転職して夜勤務になって、疲れていた所為もあるが、全くストーリーに乗れず、只々、綺麗な映像だネ!としか、感想が言語化できない。
前作で引き出しは無くなったのだから、続編を作るのは無理があったのではないだろうか。ブレードランナー新作を見た時に思った事。あえて言おう!この映画は蛇足である!と。
配信まで待っていた方が良いと思います。
音楽や映像はよいがストーリーは残念
モアナ1は大好きで何度も観た。すごい期待して家族と視聴。
かなり子供(8歳)には難しかったかも。というかタイトル通り、ストーリーが意味わからない。
感じた謎や感想を記す。好きな作品だけに苦言・乱文失礼します。順序も適当なので悪しからず。
・ストーリーの背景が意味不明
⇒なぜモアナは外に人を探しに行きたいのか。マウイはなぜ闘っていたのか意味がわからない。モアナ1ではテ・フィティの心をマウイが盗んだせいで世界がおかしくなったので、是正するために冒険したのであって、ちゃんと因果が成り立っている。その点、今回は原因の部分がわからない。テ・フィティは始まりに過ぎないってセリフがあったけど、あれはマウイが盗らなければ起きえなかったことなので、ネロと関係ないのでは?それとも何か。マウイの悪行はあれが始まりに過ぎず、他にも色々あると言っている?ならばなぜネロはマウイは無視して人間の方を攻撃したのか。
・妹いる?
⇒邪推と言われても仕方ないけど、アナ雪で姉妹愛が評判良いと思ったのか今回は妹がいる。妹がいることで是が非でも生きて帰ってくるでもなくあっさり一度倒れるし、なぜ新規に登場させたのかわからない。妹が謎の病気にかかって、その原因を解明・解決するために海にまた出る!待ってて妹ちゃん!!とかならまだ腑に落ちるんだが。
・おじいさんも旅に出る理由あった?
⇒今回は仲間と旅に出るわけだが、それぞれの役割を持たせて乗船したものの、お爺さんの役割(農業?)が最後まで活きなかった。旅の途中、農業を用いてみんなの危機を解決するわけでもなく。一番の見せ所はカナヅチだけど海に飛び込むところだけど、あれは失笑した。これも多様性のためだろうか。。。
・炎の道(?)あれはどういうこと?
⇒空に彗星のような光景が現れて行き先を示してくれるけど、あれはなぜ発生したの?そしてなぜ途中で爆発しちゃったの?何も触れられてなくて意味わからん。
・3まであるのなら。。。
⇒上記も踏まえて、説明不足や理由付けが弱い。3まで作るなら、モアナとマウイがそれぞれ過ごしている世界がネロのせいで困ったことになって、解決するために二人また力を合わせてまでを丁寧に2で表現して、3でボスとの決着とした方が良かったのでは。
・結局モアナは神になったの?
⇒マウイと同様に刺青が身体に入り、道具も恰好良くなるんだが、何が変わったの?
最後変身して妹の前に現れて驚かすのかと思ったらそれもなく、オールを海に突っ込んだら黄金の道が現れたけど、あれあ行き先がわかる的な?何がどうなってるのか説明不足。
映画なので、一部ご都合主義で適当な部分はあっていいけれど、それにしても酷い。
辻褄を全て合わせる必要はないけれど、にしても今回は合わなすぎる。
期待してただけにとても残念だった。
結局子供も雰囲気で楽しいってだけで、内容は全然理解できていなかった。
第1作未見 時代に合わせ、異種族との出会いと共生を描く。 海のCGが素晴らしいが特徴が無く、表情豊かなシメアが素晴らしい。
第1作未見。
普通に海が美しい。
サンゴ礁など、色彩が鮮やかで良くて、とても手間がかかっていて凄いことなんだろうけれど、慣れてしまうのがもったいない。
全体的に美しいけれど何か特徴がような、ケレン味がないような気がした。
人物は、特に、最初のほうのシメアの表情の豊かさ、カワイイし、肌の触感が凄かった!
序盤から面白いんだけれど、旅立つまでが長く、出発後も話がスムーズに進まず、展開が遅いからか、そうこうしているうちに、ゴメン!途中から結構寝た。
テーマは、時代に合わせ、異種族との出会いと共生か。
希望に満ちたエンディングなんだろうけれど、
モアナたちは善意の人たちだけど、人が良くてとても弱く感じられて、
現れた未知の異種族たちが、今にも襲ってきそうで怖い。
それもまたリアルなんだけれど。
以前のように無条件で受け入れられる感覚がなくなってしまった。
日本語版で鑑賞。ほぼ、歌える人がやってるので安心。
夏木マリはわかった。
ソニンとかクレジットでわかった。
良かったんじゃない?
ディズニーは3D偏重と有色人種優遇というところが気に入らなかった。今回もモアナは黒人。けど元々黒人の話だろうなということを考えると人魚姫やシンデレラが黒人主役とは訳が違うので、しぶしぶ観に行った。
良かった。ストーリーも土器だけで冒険するかというのも伝説が後押しして夢に島の勇者が出て悪くはなかったと思う。
映像も海の青や空の青、星のキラメキなど日本アニメとは違う美しさはディズニーは良くなっているんじゃないと考えを変えさせられた。
もう1回ディズニーをこれから観てみるかという変心に至った良作でした。
ビヨンド
前作を直前に見てからの勢いそのままに鑑賞。
先行公開されていたので吹き替えを選択。
特典はキラキラ加工のモアナのトレーディングカードでした。
これでミッキーにハイドロポンプでもお見舞いするんでしょうか。
前作の壮大な自然を救う物語からしたら、今作では見方が捻くれているというのもありますが自然破壊まではいかずとも、他の生態系が暮らす場所を奪うような形になっており、アニメーションに圧倒こそされましたが冒険ものとしての弱さがネックになってしまったせいか要所要所の楽しさの方が上回らなかったです。
友人やお爺を引き連れて海に出るんですが、その場面その場面にパーツとしているだけで全体通しての必要性が感じられませんでした。
建築娘は初っ端謎理論で船を改造…というか破壊しまくりなので何やってんだコイツ感が否めませんでしたし、絵描きの偽マウイも慌てふためきでたまに絵を描く要員だったのでいてもいなくてもな気がしましたし、野菜お爺は不満顔したと思ったら仲間を助けるみたいな取ってつけた感じでイマイチでした。
なんでこの3人を選んだのか?という疑問が最後まで全く晴れず、チームならチームらしい活躍がもっと欲しかったです。
終盤は合流したマウイと自然の脅威に立ち向かうという感じなんですが、そもそもモアナの目的が目的なんで、そんな壮大な事になったのは島の言い伝えとモアナの行動力のせいでは?となってしまって緊迫感のあるシーンですし、マウイは実際カッコいいんですが、ディズニーらしからぬヒロイン像が若干空回ってしまっていたかなと今作では強く感じてしまいました。
ダイジェスト感がありましたし、説明口調で物事が進んで丸く収まる感じも雑だなぁと思ってしまいました。
キャラクター的に際立っていたのはココナッツの兵士たちで擬音のみですがキャラクターがすぐに分かるってのも良かったですし、見せ場も十分ありましたしで、モアナとココナッツ兵士の冒険ものだったらもっと面白くなったのかなーと思いました。
屋比久さんの歌唱力がとんでもなくて歌声がバチコーン!と耳に入ってきて、モアーナーと自分の名前を歌うだけでもインパクトが強いですし、楽曲も耳にスッと入ってきましたしでDolby-Atmos効果もあって聞き応え抜群のものに仕上がっていました。
コロナ禍というのもありましたがディズニーがポリコレ要素盛り盛りのオリジナル新作映画を出してはやらかしていたのを踏まえて続編製作にシフトしていった感はありましたが、「インサイド・ヘッド2」のように1作目から2作目の変化がしっかり感じられたのに比べると、アトラクション的な要素強めの今作は少し物足りない続編だなと思いました。
流れ的にも続編が作れそうなんですが、2作目である程度決着をつけて欲しかったなというのが本音です。
「ウィッシュ」や本作は王道すぎてジャンル問わず映画を観る自分にはあんまし合わないのかなーと思うようにもなってきました。もっと純粋に映画を観たい…。
鑑賞日 12/5
鑑賞時間 17:30〜19:25
座席 M-35
新キャラはあまり活躍しない
「モアナと伝説の海」の続編
今作はいろいろな人をつなげるために
島に行って呪いを解くというもの
前作の焼き直しっぽいところもあるが個人的には今作のほうがよかった
前作みたいにマウイとモアナでいがみ合って
話がなかなか進まない部分がなくなっていたのでは
個人的にはよかった
逆にマウイに励まされる部分がある
ココナツの部隊が今回味方になったのもよかった
モアナの妹のシメアとか
コウモリ女とか船で一緒に行った仲間たちとか
いろいろ新キャラが出てきているけど
そこまでの本筋には関係ないような気がする
続編ありきで作っているように思えて仕方ないが次の話も似たような流れなのかな?
最後のほうはご都合主義っぽい感じで問題が解決したので賛否があるかも
ヘイヘイ!
劇場で、娘と共に吹き替え版を鑑賞。
1作目を見てから本作を見た方が、絶対に楽しめると思います。
映像が美しくて、お話もよかった。
でも、劇場には小学校低学年以下のちびっ子たちが多かったけど、
お話を理解するのはちびっ子には難しいだろうなとは思いました。
昨今の社会事情のせいか、
最近殺伐とした作品ばかり観ていたせいか、
誰も死なないのが本当に良かった。
心が洗われた気分です。
モアナはもちろん、マウイもミニミニマウイも素敵。
ヨットの動かし方も理にかなっていて、
ヨット部出身の娘も絶賛しておりました。
何より、前作ではいまいちぼんやりしていたヘイヘイの立ち位置が
しっかりあって、大活躍(?)してて良かった(ヘイヘイ、大好き)。
新キャラもそれぞれ良い味を出していました。
全編を通して、とても楽しめました。
(とはいえ、大人目線では、たくさんの民族が交流するようになると、
良いことばかりではないだろうなとか余計な事を考えてしまいますけどね。)
曲はどれも良かったけど、歌詞は1作目の方が良かったかな。
英→和の訳詞は言葉を選んだり、言葉数を減らしたりするのが大変だとは思うんですが、
歌詞(和訳)に日本語を詰め込み過ぎな感じの曲が多かったように感じました。
原曲が聴きたいので、字幕版も見に行こうと思いました。
今から3が楽しみです。
次は、(ピカピカじゃなかったけど)カニちゃんも出てきそうだし(ピカピカ・カニちゃんも大好き)!
何年後かなぁ。ワクワクして待ちます〜
海で繋がる
2020年~2022年の不振からようやく脱し、V字回復し始めたディズニー。
2005年から2020年まで15年に渡りCEOを務め、ディズニーを巨大帝国にしたロバート・A・アイガーが数年限定で返り咲き、託されたディズニーの建て直し。その戦略は、大ヒット作の続編でディズニーブランドの復活を図る。安易かもしれないが、確かに手っ取り早い。
その目論見通り、『インサイド・ヘッド2』がメガヒット。今後も『アナ雪』『トイ・ストーリー』『ズートピア』『Mr.インクレディブル』の新作が控えている。ディズニー、暫くは安泰か…?
さて、この『モアナと伝説の海2』。元々は劇場公開ではなく、Disney+の配信アニメシリーズとして製作されていた。それが急遽、今年の2月に劇場公開へ変更。出来映えがいいからとの理由らしいが、英断だったと言えよう。
アメリカでは感謝祭(サンクスギビング)連休、公開5日間、ディズニーアニメ歴代OP成績の記録を更新する大ヒットスタート。僅か5日間で前作の最終成績(2億4875万ドル)に迫る約2億2100万ドル。前作は遥かに超え、『インサイド・ヘッド2』に匹敵する成績が期待出来そう。
う~む、劇場公開にして良かった。
劇場公開にして良かったのは、興行成績の事だけじゃない。
作品のクオリティーも。自信通り、劇場大スクリーンで観る価値あり。
『モアナと伝説の海』の魅力の一つはまず、そのハイクオリティーの映像美。
実景のような青い海、青い空。今回もこの雄大さ、美しさに魅了され、『モアナと伝説の海』の世界へ誘われる。
その中で繰り広げられる冒険、ユニークなキャラたち、盛り上げる楽曲。そして何より、ディズニーの新たなヒロイン、モアナに再会出来た喜び。
配信オンリーだったら惜しかったろう。本当に、劇場公開にして良かった。
半神半人のマウイが盗んだ女神テ・フィティの心を張本人のマウイと共に戻し、呪いを解いたモアナ。
海へ出てはならぬ島の掟も変え、モアナは海に繰り出していた。
船も操縦出来ず、綱も結べず、海や星々の道しるべも読めなかったのも今や昔。前作でも勇敢さはあったが、それ以上に一回り成長した感。
船を動かし、綱を容易く結び、波の動きを知る様は、もはや頼もしさすら。
それでいて、変わらぬ快活な性格と魅力。
モアナが、帰ってきた。
島の人々も歓迎。
父長、母。そして新たな家族。モアナのちっちゃい頃にそっくりなキュートな妹、シメア。
陽気な島の人々や美しい緑に抱かれた島の魅力も変わらない。
モアナが冒険で見つけた古品。
ある儀式の時、不思議な落雷で、先祖の幻影を見る。
かつて人々は、海で繋がり、一つだった。が、人間を憎む邪神によって引き裂かれた。海の果てに再び人々を一つにする島がある。そこを目指せ。
先祖も辿り着けなかった島。海に選ばれたモアナならきっと…。
モアナの新たな冒険が始まるーーー。
話的には前作に毛が生えた感じか。
再び人々を一つに…壮大な命運を託されたモアナだが、父長の反対を押しきり、掟や自分自身を乗り越え、島の危機を救う前作の方がドラマチックだった気もする。
新たな冒険には新たな仲間。島から発明好きの変わり者少女、マウイの大ファンの青年、偏屈な老農夫が同行。最初は足手まといでしかなかった彼らの成長や絆も勿論そつなく描かれているが、ちょっと印象が弱かったかな…。3人でマウイ一人どころかヘイヘイ一頭にも及ばない。
だけれども、本作も充分充分。胸躍る海洋アドベンチャーの醍醐味たっぷり。
嵐なんて序の口。
再びココナッツ海賊の襲撃!
島のようにドデカい貝の怪物! 前作ではハイテンションヤシガニくらいしか登場しなかったシー・モンスターがわんさか。
そしてクライマックス。邪神の脅威や危機やスペクタクルは前作以上。
マウイすら前の火山女神の方がマシだった。
ところで、マウイは…?
取り戻した力や英雄としてや自由を存分に謳歌。
ドヤ顔と俺最強!…は変わらず。
ところが、他の神々との訳ありで、ある“腹の中”に幽閉。またまた閉じ込められの身…。
そこに、モアナたちも飲み込まれて…。
再会。モアナとマウイが会って、話は一気に盛り上がってくる。やり取りも快調だ。
が、今回の冒険の目的が邪神絡みと聞き、及び腰に。と言うより、危惧。その邪神は人間を憎んでいる。最悪、モアナたちの命も…。
それくらいの相手なのだ。
しかし、それで諦めるモアナではない。
例えどんな困難でも。自分を信じ、仲間を信じ、皆が世界が一つになる為に。
モアナ、マウイ。
新たな冒険の仲間のモニ、ロト、ケレ。
子豚のプア、お馴染みヘイヘイ。
ココナッツ海賊からも一人仲間になる。勇敢な戦士!
モアナやマウイを惑わす“コウモリ女”のマタンギ。ヴィランの一人かと思いきや、モアナにアドバイス。
“道は一つじゃない”。
前作でも掟を突き破り、新たな道を切り拓いたモアナ。
クライマックスの邪神との闘いの中で突破口にも。
そしてそれが皆を一つにする道に繋がる。
新たな冒険、新たな仲間、新たな道、新たな楽曲。
主題歌“ビヨンド ~越えてゆこう~”他、今回も楽曲が彩る。
前作の主題歌の方が…なんて声がちらほら聞こえるが、愚問であり、『アナ雪2』の時と同じ。前作の主題歌は何度も聴いて馴染みあるからで、今回のもこれから聴いていけば愛着沸いてくる筈。いい曲だし。
今回も良かった。
やりようによっては『3』も出来そう。
あのヴィランの集い。それはさておき、
他の海の民との出会い、冒険。
シメアも大きくなって冒険に加わって。
モアナとマウイのバディ、友情、絆、冒険は海よりも広く深く。
海にはまだ語れる伝説がある。
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