「記憶と思い出」かくしごと ひろちゃんのカレシさんの映画レビュー(感想・評価)
記憶と思い出
人間の記憶はそもそも曖昧だしトラウマ体験を思い出さない為の心理機制も働くから、それに基づく思い出に、例え無自覚であってもウソがゼロだなんてあり得るだろうか?ならば千紗子が息子を亡くした経緯も?
そして、何かを守る為の、中島みゆき風にいうなら「臆病な猫がつく包帯のような嘘」を糾弾するのは正義か?
ウソは駄目と一刀両断するのは、血縁関係を絶対視するのと同様、そうすれば個別の事例について深く考える手間が省けるからという怠慢と思考停止の産物かも知れない。
人間を辞めたくなければ考え続けることだ。
なんか、作品から外れてしまった。
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