「"Djibouti"」美しき仕事 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
"Djibouti"
ベース音から不穏な音楽が流れ何かが起こる雰囲気を醸し出しながら何も起こらない、そんな音楽と場面が何度も繰り返される印象的ながら不思議な感覚、レオス・カラックスの描いた危なっかしくて奇妙なドニ・ラヴァンしか知らない、最後のダンスは意表を突く展開から物語に影響は及ばない、淡々とガルーの心情を読み解きながら兵士たちの訓練とその日常、アフリカの女たちに物語の起伏を感じながら戦争映画やLGBTQ映画とジャンル付けはできない??
興味はありながらクレール・ドゥニの作品は『ハイ・ライフ』を劇場で観たのみ、独特で不思議な世界観が雑多な種類として散らばる作品群と勝手な想像、ここからクレール・ドゥニを堪能したい。
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