「誰がブラズの愚行を笑えるのか」バティモン5 望まれざる者 よしてさんの映画レビュー(感想・評価)
誰がブラズの愚行を笑えるのか
移民社会における分断を描いた作品で、日本でも現実問題になりつつあるテーマ。
確かに直情的ですぐ乱暴な行動に走るブラズは愚かではあります。現実的にはアビーのようなアプローチが望ましいのでしょう。
しかし、追い詰められた側がその結果怒りを直接的に表すことは現実にはあるわけです。そこに追い込んだ側の責任もきちんと描く本作は秀逸な社会派映画として、深く心に刺さった作品です。
コメントする