「【舞台挨拶】モンタナの牧場に行った気分」東京カウボーイ patrickさんの映画レビュー(感想・評価)
【舞台挨拶】モンタナの牧場に行った気分
ストーリーは予告通りと言った感じで、牧場再建&あまり向き合えてない恋人との話だった。日本の都会とアメリカの田舎を上手く描けて、日本人の描写もリアルでモンタナの自然も綺麗だった。所々にコミカルなシーンがあり、クスクス笑えた。映画館で観ると、行ったことはないがモンタナに行って帰ってきた気分になった。
この映画の井浦新は、スーツ姿で東京を歩くシーンと温泉のシーンがいい男すぎて破壊力が凄かった。
全体的に髪がまとまっておでこ出してるから常に格好いいんだけどね!!
キャラクターとしては、主人公の井浦新が演じるヒデキは、あんなに豪語して英語喋れず、ボスと恋人にはいい報告しかしない薄っぺらさ、あのペラペラな感じが良かったwある意味女の子の扱いをわかっている笑
そんなヒデキがボスに詰められいくのもまたリアルだったw
プライベートも仕事も上手くいかないと泣きたくなるよね😂わかりみが深い。
とにかくモンタナの景色が綺麗で、日本のビルしかない狭苦しいオフィスで毎日働いてるのが惨めに思えた。
オフィスでつまらない仕事してるのではなく、世界にはもっと違う人生の送り方があるんだなとしみじみした。
ただ、臭いはきっとあの牧場臭さなんだろうけど。どっちがいいのかはわからない。
國村隼演じるワダが出てるシーンがどれも面白かった。
適当なこと言ったと思ったら的確なことも言うので、やっぱり話すと聴いてしまう。
ハビエルがナイスガイでカッコ良かった。全部ハビエルのおかげ。
ストーリー的には少し長く感じた。
特に後半、ヒデキが牧場仕事を覚えるくだりはもうひとつ深くカウボーイの仕事を掘り下げたり、トラブルくらいあっても良かったと思う。
ヒデキは牧場体験をしているようにしかみえず、どうしても牧場の人と打ち解けるあたりのストーリーが弱い。大移動がどんなものなのかあんまりよくわからなかったけど、もっと詳しく知りたかった。牧場のボスもラストはそれで納得していいのか?
恋人とのキスシーンはあまり必要には思えなかった。
きっとモンタナの雰囲気を楽しむ映画だった。
舞台挨拶では、
監督のこの映画作るまでの経緯や
井浦新以外に候補がいたなんて本人は知らなかった話
井浦新さんが撮影中コロナにかかった話が聞けて良かった。
帰りは舞台挨拶をみてテンションが上がったので、ほぼハビエルメインのTシャツとパンフレット、井浦新の出てる雑誌などを買って経済を回してきた笑