劇場公開日 2024年6月21日

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朽ちないサクラのレビュー・感想・評価

全210件中、1~20件目を表示

3.5「孤狼の血」がヘビー級なら本作はライト級。題材の扱いの軽さは気になる

2024年6月22日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

映画ファンには「孤狼の血」シリーズの原作者としておなじみの作家・柚月裕子による警察ミステリ小説の映画化。「孤狼の血」では男の色気と暴力性をムンムンと発散し暴力団と対峙するベテラン刑事の主人公を役所広司が演じ、白石和彌監督が骨太な演出で危険極まりないダークな男の世界をヘビーに描いてみせた。

一方、柚月が2015年2月に発表した「朽ちないサクラ」は、県警の広報職員として働く森口泉が、親友の新聞記者・千佳が変死した事件の謎を独自に調べて背後にある闇に迫っていくストーリー。捜査権を持たない若い女性職員が、ベテランの男性刑事たちが幅をきかす昭和的な男社会の警察組織に属しながら謎解きの主人公になる点がユニークで、中高年男性のミステリファンだけでなく女性を含む若年層の読者も開拓する狙いがあったと推測される。

映画版でも、杉咲花が演じる泉は親友の死に責任と後悔を抱きつつ、元公安刑事の広報広聴課長・富樫(安田顕)や捜査一課長・梶山(豊原功補)の協力を得ながら、千佳の死、ストーカー殺人事件、そしてカルト宗教団体がかつて起こした毒ガステロ事件をつなぐ大きな闇に隠された真相に迫っていく。泉を手伝う若手刑事・磯川(萩原利久)が恋慕をほんのり漂わせたり、題にも含まれる桜の花を明るい印象で背景に収める画作りをしたりと、本作が長編2作目となる30代後半の原廣利監督による演出も(題材が暗く重いわりには)比較的ライトに感じられる。企画した製作陣もおそらく、警察ミステリ物の固定ファンだけでなく若年観客層の動員も期待して若手監督と若手人気女優を起用したのだろうと察せられる。

ただし、被害届受理をめぐる県警の不手際が問題視された桶川ストーカー殺人事件や、オウム真理教が起こした地下鉄サリン事件など、実際に起きた事件をモデルに架空の事件を複数こしらえて、まるで一つ一つをパズルのピースみたいに都合よくストーリーに組み込む姿勢が、個人的には引っかかる。現実の出来事に着想を得てフィクションを作ること自体に文句をつける気はないが、実際に犠牲者が出て、遺族たちや関係者らもさまざまな思いを胸に生き続けているはずの事件を、謎解きストーリーの“素材”のごとく軽々に扱うのはどうなんだろうと。扱うなら真摯に取り組むべき深く重い要素が多々あるはずなのに、表層的な部分だけさらっとつまんで物語に組み込んだような、配慮不足ゆえの“軽さ”が気になってしまうのだ。

杉咲花、安田顕、豊原功補という主要な3人の確かな演技に救われた部分は大いにある。そのうち2人が対峙する大詰めのシークエンスではそれぞれの目力に引き込まれるが、その場に不在のもう1人が真相を知ったらどんな反応をするのかも見てみたかった。

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高森 郁哉

4.0また思いっきり笑える日が来ることを

2025年1月15日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

命の重さは、1<100ではない。
一人ではどうしょうもない、
変えられない事かもしれないけど、
また笑顔になれる日が。
杉咲花にしか出来ない、素晴らしい演技。

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上みちる

2.0新聞記者の女性、貴女は「コナン」なみの名探偵です。

2025年1月8日
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よし

5.0コイツは面白れーぞ

2025年1月5日
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鑑賞方法:DVD/BD
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つとみ

4.0それでも、前に進むしかない

2025年1月3日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

怖い

ストーカー殺人、被害届受理しない警察
そして親友の死…
点が線に繋がっていき、真相に迫る
警察、事務職員
話が進むにつれ深い闇が迫ってくる
警察と公安の対立
亡くなった命よりも、未来の命を守る
歪んだ正義、正義って何なのよ…
判断ミス、後悔してその場に留まるより
己の信念を貫き、前に進むしかない
ラストのタイトルバックで
タイトルの意味が分かった気がします。

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シムウナ

3.5信じた者たちの道

2025年1月3日
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鑑賞方法:映画館
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ムービー好き

3.5抑揚を抑えた杉咲花と安田顕の演技に安心感があった。

2025年1月2日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

映画館で見損ねた作品。ラストが不完全燃焼な感じは残ったが、よく出来たシナリオではある。抑揚を抑えた杉咲花と安田顕の演技に安心感があった。

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Yohi

4.0タイトルのサクラは、、、

2024年12月30日
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 杉咲花、ハズレなし。この娘はきっと50,60,70になってもずっと上手い女優さんなんだろうなあ。ずーと観続けたい役者さんである。
 ストーリーも新興宗教が絡んでいて、公安とのつながりやタイトルのサクラが公安の事だったり興味深い。警察官でない彼女のような仕事があることは知らなかった。けいじを目指すようなので慣れるといいな。それよりも公安に消されなければいいけど。
 以前働いていた職場の近くで、杉咲花が撮影に来てるらしいよ、と話題になったことがあった。この映画だったんだ〜。そして泉が千佳と話していたレストランさんかい、懐かしい。若ーいころ、よく行きました。お値段安めでお金のない若者でも気軽に行けた。大人になってから行ってないので、今度また行ってみようかな。

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アンディぴっと

3.5桜の樹の下にはなにが埋まっている

2024年12月26日
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杉咲花×豊原功補×安田顕「朽ちないサクラ」捜査一課課長と元公安と事務員の急造チームが記者殺人事件に挑むサスペンス。この立場の3人が組むのは現実味ないよなと思いつつ演技派3人のアンサンブルが素晴らしくて満足。そして、終盤のあの2人の対峙シーンは鳥肌。

あと、S=スパイというキーワードに捉われて、すっかり「わかった、◯◯がSだろ、分かってんだよ」と思ってしまったが、全く違った、ごめん◯◯!そうかもうひとつ大事なキーワードがあったんだ。#朽ちないサクラ

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ピンボール

4.0タイトルに隠された意味とは?

2024年12月24日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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tochi06

3.0かなり分かりづらい

2024年12月24日
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🎥自宅映画🎥
朽ちないサクラ

事件の前後関係がいろいろ有る
登場人物多くて、説明が多くて苗字だけでは誰か分かり辛かった
敵か味方かを探るのが面白い見方かと思ったが余りにも現実離れしてるのが残念

かなり分かりづらくて自宅だから何回も戻して観れたから良かった

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ま~太郎♪

3.0誰の正義が正しいのか

2024年12月22日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

女性が殺されて、その女性は警察に相談をしていたが警察は動くのが遅かった
そのことを不審に思った記者が調べていたら、その記者も殺された
記者の友人は、真実を知ろうと自分なりに調べて真実にたどり着いたという内容だった
タイトルの意味が分かると深いなと思いました
みんながそれぞれの正義を持っていると思うので誰の行いが正しいのかはわからないです
自分の考えを最後まで貫いた人はすごいと思います

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やっすー

3.0途中まではおもしろかった。 しかし、実行犯がカルト教団ということで...

2024年12月21日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

途中まではおもしろかった。
しかし、実行犯がカルト教団ということで雲行きが怪しくなり、黒幕が警察と分かるとうんざりだ。
最近は「犯人は警察官だった」というパターンがあまりにも多過ぎてげんなりしている。
やれやれ、またかという感じ。
しかも組織ぐるみで殺人までやるかね。

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省二

4.0黒い巨塔

2024年12月19日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

興奮

知的

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近大

5.03倍楽しめた

2024年12月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

原作が私の好きな柚月裕子、主演も私の好きな杉咲花、ロケ地は私の生まれ故郷の豊橋周辺。
ストーリーのどんでん返し、杉咲花の素晴らしい演技に感動。見覚えのあるロケ地をGoogleマップで探した。

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あっちゃんのパパと

2.0なんで

2024年12月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

いろんな事件が絡んで、なんで公安が黒幕になる必要があるのか、動機がよくわからなかった。

あと、安田顕の演技がくさ過ぎw
あんな自己陶酔男?映画の中にしかいないだろうな。

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ガレ

3.0杉崎花は可愛い🩷

2024年12月16日
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りか

4.0何を楽しむか 比べるかで評価が変わる純粋刑事ドラマ

2024年11月30日
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鑑賞方法:映画館

2024年劇場鑑賞49本目 優秀作 74点

個人的には世論より楽しめた作品

まず、杉咲花すごいなぁ

湯を沸かすほど〜から始まり、楽園や青くて痛くて〜も素晴らしい、そして近年の市子や52ヘルツ、今作と主演でそれも主人公の演技力込みでひっぱっていく作品にもれなく期待にそう活躍をオールウェイズしてくる

そして同じ様に森田想の躍進も凄まじい

アイスと雨音から始まり、タイトル拒絶にわたしのみている世界が全て、そして辰巳や今作とどんどんエンドクレジットで上に上がってきている

今作は、いったら2024年公開作品の中でも随一の純刑事ドラマで、その中に親友の死を追う為に本来担当でも位でもない若者二人が事件を追っていき、物語の終着点として羊たちの沈黙などで何度も擦られた身内の上層部や古くからの体質が事件を握っていたといつありふれた展開

これを現代に公開し、真新しさを求める多くの人にはよく映らない気がしなくもないが、個人的にもこういったジャンルはドラマ含め数多く鑑賞してきたので、比べようと思えばそうできるが、感覚が一周したのかわかっている展開でも映画として程よく収まっていたら首を縦に振ってしまうほど寛容になってしまったと言うべきか

撮影が藤井道人を感じるような上空ショットや躍動感を覚えた

最後の二人で謎を打ち明け告白を受ける座敷の間は物語冒頭からわかっていた場面ではあるものの、今作は難解なミステリーを楽しむものではないと認識しているので、その会話と受け合う演技を純粋に楽しみました

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サスペンス西島

4.0善と悪

2024年8月30日
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鑑賞方法:映画館

知的

誰も犠牲にならずにみんなが幸せになるということはとても難しいこと。
視点を変えるといい人に見えたり悪い人に見えたりする。
誰が善とか悪とかじゃなくて人それぞれに守りたいものが違うからこそ正義にはいろいろな形がある。俳優らの圧倒的な演技力、映画館で見ると、より映像美、サウンド、などが堪能できて素晴らしかったです。
杉咲花の泣きの演技はやっぱり良い。重い空気が多い中で、萩原利久が画面に出てくると、ふんわりした柔らかな風のような作用をしていたのもよかった

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るる 移行

話を編むということ

2024年8月25日
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鑑賞方法:映画館

 県警の広報担当の女性が、親友の記者の不審な死を追う内に明らかになる巨大な闇というお話。

 真摯に作られた作品だとは思うが、明らかに現実の事件を幾つかベースにしている以上、それに頼った物語ではなく、もっと人物の心に分け入って欲しかったな。中盤から終盤は、ストーリー展開の為に上滑りになったと感じた。そして、本作の主演は意外や、杉咲花さんではなく安田顕さんだった。

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La Strada