ヒットマンのレビュー・感想・評価
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面白いんだけどもったいない
疲れが溜まって更に空調がいい塩梅で、まさかの眠りに落ち… でもふと気づくと楽しそうでああ悔しい。けど見直すかどうかう〜んみたいな感じ。
寝ながらなんなのだけど、ぶっちゃけ映画はシークエンスが面白ければほぼオッケー、というくらいのエンタメ映画であった。
「ほぼ実話」と冒頭出てくるのだけど、バイトで警察の仕事に携われるという設定がいい。盗聴からはじまって仕方なく嘱託殺人の現場を押さえる現場に回ってしまい、、とそこからはじまるコメディの中での変装っぷりがかなりいい。これをやりたい売り出し俳優はたくさんいるであろう。そして当然出会ってしまう運命の人。ここからがラブコメパートがはじまっていい塩梅。
絶好調のグレンパウエルはさすがのチャーミングさだけど、ヒロインのアドリアアルホナも魅力的。ふたりとももっともっと有名になっていくんだろうな。
こんだけ揃った映画なのになぜかたいした宣伝もされないのは評価が低いのか? とはいえ確かに派手さはないし、深みはない。たぶん中庸過ぎるまとめ方になっちゃってるんだろうな。リンクレイターといえば同じく教師の主人公の「スクールオブロック」というヒット作があったが、あれよ再び、という企画だったのだろうか。面白いんだけどちょっともったいない、そんな映画。
どのパイも美味い。
依頼殺人のおとり捜査(殺し屋役)をするゲイリーがその依頼をしてくる女と恋に落ちちゃって、殺し屋を演じ続ける大変な話。
ゲイリーは、全然冴えない感じだったのに、色んな殺し屋を演じると途端に違う印象を持っちゃって、いやかっこよすぎ!!となった。
マディソンは、「外では秘密な」って、殺し屋なことはトップシークレットなのに別れたい夫と遭遇した時に「この人はプロよ」とほぼ暴露しちゃって、いやお前虎の威を借る狐!?となった。
マディソンもレイも殺し屋に接触する辺り同レベというか…ちゃっかり生命保険多めにかけ直しちゃったり、最終的に自分で始末つけてる辺りマディソンの方が格上というか、畜生というか…
そのあとのジャスパー始末編は、ほ…ほんまに殺すんや!と思った。いや確かに誰も彼もクズと言ってたしクズだったけれども!そんでもってハッピーエンドなんや!
愛の力でここまで人が変わったけれど、それは良イコトナノカナー?と思いつつ、爽やかに終わりましたね。爽やか過ぎて見終わった後なんの嫌悪感もない。すごい。人殺してんのに。
役者なので演じ分けは出来て当然だとは思いますが、一作品でそんなにコロコロ変わるところを観られるのはとても楽しかったです。
ゲイリーたちおとり捜査のあのチーム、結構好きだったよ。
期待ほどではなかった
最後❌
後からもやもやし出す系の映画
見終わった直後は良い映画をみたなと思えたのだけど、後からうーん?ともやもやし出した。というのはラストで殺めてしまった同僚を自殺に見せかけるわけだけど、そう上手くいくか? と。あからさまに自殺しそうにないキャラクターだったし、伏線も上手く機能していないようにみえ、むしろその伏線ゆえに違和感を覚えるラストになってしまっているように感じた。
また、主人公に関してもあ、自分を変えたいと思っていた人間だったんだと解釈違い。もちろん個人的な幸福の中にも満ちたりなさがあって、それが恋することにより芽生えた自己改革だったんだろうけど、そんな安易なテーマに持っていかなくてもよかったんじゃない?と思った。
いつも自己について考えているキャラクターなら、本当の自分とは何なのかというるつぼにより深くはまっていったり、本当に殺し屋めいたことをしたくなったり、より深くダークな側面を描くことも可能な設定だった。コメディというわりにはそこまでコメディとも思えなかったし。むしろコメディという肩書きを利用してラストのシーンなど辻褄をあわせたりしなかったんじゃないかとさえ思った。
確かに会話劇や変幻自在にキャラを変える主人公が面白い。彼が自分がなりきるキャラクターにはまっていって、自分でも想像もしないようなことを平気で口に出す様子が面白いので、その部分をもっと深掘りしてほしかった。むしろ恋に落ちた相手とのドタバタがメインになるんだったら、逮捕劇のシーンはわりと長めでカットが多すぎる。いや、面白かったんだけど。ただそれゆえにもっと面白くできそうな題材だったのなと思えてしまった。
なりたい自分を見つけることだ
こないだ鑑賞してきました🎬
偽のヒットマンになりすます大学講師ゲイリーを演じるのは、グレン・パウエル🙂
「恋するプリテンダー」「ツイスターズ」に続いて今年3本目の公開作品ですね🤔
今回は様々な偽のヒットマンになる彼ですが、どれも面白おかしい感じがあり目が離せません。
自信たっぷりな表情でもっともらしい事を並べたてる彼は、説得力があるようにもないようにも見えます。
しかし惹きつけられる…そんな魅力があふれてました👍
ヒロインのマディソンを演じるのはアドリア・アルホナ。
登場時はストーリー展開もあり、表情暗めな彼女。
ゲイリーのアドバイスを受け入れてからは、段々と明るくなります🙂
しかし、彼女にはやや粘着気質な旦那がいて…。
実話ベースとはいえ脚色されてるでしょうが、私はこの世界観に入り込めましたね😀
グレンとアドリアのファンの方はもちろん、クライムコメディ好きな方は楽しめること間違いなしです🫡
期待度○鑑賞後の満足度△ 単なる笑えないコメディか、実は大学での講義内容が殺人依頼人達や主人公達の心理・行動の説明・援護するものとなっている結構奥深いコメディであるか観る人で評価が別れそう。
①『6才のボクが、大人になるまで』は大変感心した映画で、映画館に連続して3回や4回観に行った。
その監督作としては少々不完全燃焼感あり。
脚本として、囮捜査の偽殺し屋役に意外な才能を示した主人公の大学教授の運命がネジ曲がっていく原因が“恋”という筋書きがありきたりだったことにも要因があると思う。
②グレン・パウエルは『トップガン/マーヴェリック』では得な役のせいもあるがトム・クルーズの次くらいに印象に残ったのは確か。
結構遅咲きのキャリアだから応援してあげたくは思うし、如何にもアメリカンなルックスや個性も、アメリカ映画やアメリカのTVドラマを観て、アメリカ音楽を聴いて育った世代としては好ましいものはある。
『恋するプリテンダー』は現代のケーリー・グラントたらんとしたところがあったと思うが、ケーリー・グラントに較べるとやや軽妙さや洗練さに欠けるところがあった。
『ツイスターズ』では、一昔前なら単独主役の役だったと思うけれども、現代らしくヒロインを支える役としてその現代的な個性は合っていたと思う。
本作でも思いがけず達者なコメディ演技を見せるが、前から何となく引っ掛かっていたが、“俗っぽくしたウィリアム・ハートだ(悪口ではありません)”と気付いた次第。
めちゃくちゃハンサム、というわけではないしどう自分の個性を確立して(今のところまだまだこれから感あり)アメリカ映画の中で存在感を出していくか見守っていきませう。
③自分の“生存”の為に法よるではなく、社会・組織では排斥したい人物だからといって個人的に「排除」する、というのが現代ではどう分析・評価したら良いのかという問題提起が、「結婚してパパとママになり幸せに暮らしてます」というラストのために中途半端になったことがラストのもやもや感の源だと思う。
her pie is good pies maybe....(^_^;
抜群の適応能力は才能!
グレン・パウエルの華麗なる七変化
冴えない大学講師の副業はおとり捜査の手伝い!
ターゲットに合わせてグレンが様相を変えて、相手を翻弄させる
グレンはこれまでの『トップガン』や『恋するプリテンダー』のような
少し相手を挑発するぐらい余裕のあるイケイケタイプの男性のイメージが強かったから、今作で冴えない役が新鮮だったし、こんなに色んな演じ分けできるんだってシンプルに感動。特殊メイクした上で役とか今後あったら絶対いい演技すると思う。
ストーリーは設定が面白いところに若干のコメディ感があって、くすっと笑える。負のピタゴラスイッチみたく事態が悪化してくの(笑
結び方はこれでいいの??とちょっと疑問に思うところはあれど、
全体的に面白かったので☆3.5
asifの法則
警察の捜査協力のため、ひょんな事から偽物の殺し屋を演じることになった大学教授が、殺人依頼してきた美女と恋に落ちてしまったことで運命を狂わせていく…。
実際におとり捜査に協力した教授ゲイリージョンソンの仕事をベースにしているそうで、こういう仕事もあるのかとかなり興味をそそられた。いい題材だなと。
殺人依頼をしてくる人を囮捜査で先に捕まえるというなんともアメリカらしいお話ながら、キャラの魅力と不思議な哲学に溢れている映画。
今をときめくグレンパウエル の7変化、数々の"偽"殺し屋に扮するファンにはたまらない逸品。自分はそこまでグレンパウエルのファンでは無いのですが、グレン演じる根暗地味目哲学教授ゲイリーが殺人依頼をしてくるクライアントのために頑張って色んな殺し屋のコスプレ(虚構)をするうちになんだかワイルドな男へなっていくのがおもしろく、愛おしい。笑
実は映画的なアプローチにの様に感じて、演じている人が、劇中でさらに演じることによって理想の人物になる…。とどうなるのかというある種の哲学を感じられるところがこの作品の魅力ではないかと。ウディアレンとヒッチコックが好きな自分にはハマるわけです。
ゲイリーと恋に落ちるマディソンを演じるアドリアアルホナ もとても魅力的でこれは恋に落ちてしまうのも仕方なの無いぐらいかわいい。物語は予想通りのコメディ、ロマンス、ミステリ、ノワールの展開となっていくのだが…
賛否が分かれそうなシニカルが効いたラストが待ち構えていますが個人的には好きな展開の仕方。求めるものを演じていたはずなのに、求めている以上に自分と、想像したキャラが混ざり合っていく中でのあのラストは実に興味深かったなと。
劇中でもあったが、as ifの法則というのがあり、「~のように行動すれば、本当に~になる」という説があり、辛くても悲しくても、楽しんでいる様に行動をしていくと自然と楽しくなっていく。理想の自分を目指すなら、まずは理想の姿になってみる、その様に振る舞ってみるコトの大切さを教えてくれる?ストーリーなのか。
リチャードリンクレーター 監督作品だと、6才のぼくが大人になるまでや、恋人までの距離(ディスタンス)をみたことがあります。幅広いおもしろジャンルの映画が作れる監督、尊敬です。シンプルな話、シンプルなラストにする事はできた様に思えるけれど、あえてのラストにしたのだから不思議な魅力と、味わい深いものが生まれた作品だと感じました。
内容が内容だけに、笑えない”コメディ”作品でした
本職の大学教員の傍ら、偽の殺し屋として警察のおとり捜査に協力していた主人公・ゲイリー・ジョンソン(グレン・パウエル)と、おとり捜査中に彼が惚れてしまったマディソン・マスターズ(アドリア・アルホナ)のお話でした。一応”コメディ”に属する作品だというのがコンセンサスのようですが、実話を”ざっくり”基にした話であるとチラシにも書いてあったので、ストーリーのディテール、特に物語の肝となる殺人の部分は創作だったにしても、実際に民間人がおとり捜査をしていたというのだから、この点どんなホラーよりも怖い真実という気がしないでもありませんでした。
その辺りの話はちょっと脇において作品の内容ですが、普段は冴えない大学教員のゲイリーが、捜査対象だったマディソンに出会って感情移入してしまったことで物語はラブストーリー要素が色濃くなって行きました。ただ本来捜査対象だったマディソンと良い仲になってしまったことで、”ざっくり”言えばゲイリーの立場は捜査する側からされる側に入れ替わることに。それも、個人的な恋愛感情で公職が好色によって歪められて行ってしまう感じで、ちょっとお話として同意し難い内容になってしまったのが残念でした。
結果的に、マディソンは自らの夫を保険金殺人してしまうは、それを知ったゲイリーの前任のおとり捜査官であるジャスパーを2人で殺めてしまうなど、もはや内容的にはコメディではない方向に。確かにマディソンの夫はDV野郎だったみたいだし、ジャスパーにしても保険金殺人をネタにマディソンを強請るような悪徳警官なので、(映画的な意味で)殺されてもいいっちゃ良いのかも知れませんが、こんなことをしたゲイリーとマディソンが、その後1児を設けて幸せに暮らしてエンディングを迎えるというのは、どうにも合点が行かない展開でした。
そんな合点の行かない内容を離れて、出演者の話を。「恋するプリテンダー」、「ツイスターズ」に続いて、本作で日本公開の主演作が3本目となるグレン・パウエルの演技は、まあ満足できるものでした。ただ、前述の通りストーリーがストーリーなだけに、イマイチカッコ良さが感じられなかったのが残念でした。マディソンを演じたアドリア・アルホナは初見でしたが、中々魅力的な演技ではありました。ただこれまたストーリーがストーリーなだけに、その魅力が十二分に発揮されていたかと言うとちょっと疑問だったかなと思うところでした。そういう意味では、如何にも悪徳警官らしい悪徳警官を演じたオースティン・アメリオが、一番しっくりくる感じだったのは皮肉でした。
そんな訳で、本作の評価は★2とします。
ブラック ブラック ブラック
リチャードリンクエイター流、大人のラブコメ
けっこう面白い
ジェイソン・ステイサムみたいな殺し屋の映画だと思ったら大間違いで、殺し屋の振りをして依頼人を逮捕する捜査官が主人公だ。彼は本業が大学の先生で、あまり乗り気でなかったのにいろいろな扮装をして役作りしているうちにどんどんその気になっていく。
依頼人の人妻と恋に落ちるのだけど、殺し屋を雇うような女だからやめとけよ、と思っていると最終的に主人公が殺しをするので引く。しかし、人はどのような状況で殺人に手を染めるか分からない、誰にでもそうなってしまう危険があると訴えているようにも受け取れる。ビニール袋で窒息死させて怖い。
そんな二人なので、恋はすぐに終わると思ったら添い遂げそうな勢いで家庭を築く。
オチに向かって急降下
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