ヒットマンのレビュー・感想・評価
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グレンVSアドリア、セクシー対決コメディ
日本では昨年やっと劇場公開されたリンクレイタ―監督作『バーナデット ママは行方不明』(2019)がすごく面白くて思わぬ拾い物だったので、同じくコメディ路線の監督最新作にも期待しつつ鑑賞。
まず、往年のウディ・アレン作品を連想させるオープニングタイトルからしてゴキゲンな滑り出し。主に舞台であるニューオリンズ絡みで選曲されたサントラが耳に愉しい。
ストーリーの方は、畳み掛けてくる“グレン・パウエル七変化”がつかみとして上々。時折挿し込まれる道路標識のアップや彼が教える大学での講義内容が、本筋とリンクしているのも気が利いている。
個人的にツボったのは、不意に映し出される邦画『拳銃は俺のパスポート』のワンシーン。“ヒットマンつながり”でこんな映画まで引っぱり出してきたか!と思わず吹き出した。
がしかし……全編通してみると、やはり最後のオチでつまずいてしまってイマイチ乗れず。いや、「あの殺人を看過して幸せなどあり得ないでしょ」とか言いたいわけじゃない。社会的規範を逸脱する人間の不可解さにこそ視線を向けるのが、映画だからだ。むしろあのアイロニカルなラストこそが、この映画の面白さといえる。では何が引っかかったのか。
たとえば、上方落語に「算段の平兵衛」という大ネタがある。不慮の殺人を犯した主人公が隠蔽にとどまらず、持ち前の機転で死体をネタに荒稼ぎしてしまうという噺だ。これについて、故・桂米朝は「悪が栄えるという内容なので、後味が悪くならないように演じるのが難しい。平兵衛をどこか憎めない男とか、共感するようなところがあるように描かないと落語として成り立たない」と語っている。
で、この映画の場合、すんなり共感できなかったのは、主人公のグレン・パウエルじゃなく、彼にDV夫の殺害を依頼してくるアドリア・アルホナの方だ。
理由は、ひとことで言うとあまりにエロ過ぎること。そのため、彼女は計算ずくで主人公を誘惑しながら腹の底で何か企んでるのでは、と勘ぐってしまうのだ。
もちろん、ヒットマンの“仮面”を被ったパウエルも十分セクシーではあるのだけど。彼女にだけそう感じるのって個人的偏見だろうか?
実際、彼女は夫の保険金増額してたし、キャビンアテンダントのコスプレで大胆に彼をベッドに誘ったり、警察の事情聴取に対して肝が据わった振舞いをみせたり、と怪しい。純朴さを「装い」ながら、ホンネのところはどうなの?…といったぐあいだ。
ちなみに、エンドクレジットでは、主人公のモデルとなった実在の人物について「殺人は一切なし(劇中の該当部分は創作)」とユーモラスに表示されるので、さすがにそうだよねと妙にナットク。
「満足度98%」に釣られて…
なるほど、コメディでサスペンスでしたね。
ブラックコメディと呼びたいかな?
すっかりスターの仲間入りなグレン・パウエル、教壇に立っている姿は普通のオッさん(失礼!)なのに、ロンの時は本当にセクシーって思えちゃうから不思議😆
どの変装姿も“らしく”て、七変化もっと楽しみたかったなぁ〜
始まる前になんとなく眠気があってヤバいって思ってたけど、始まってしまったら面白くて、実際“ウトッ”もなかったです。
…にしても、潜入捜査?囮捜査?って、こっわ!
標的から微妙に外れ気味のヒットマン
今年に入って日本での公開作が3本目と売れっ子のグレン・パウエルの実話ネタのコメディで、まあまあ楽しめました。大学の哲学の教授が、地元警察の囮捜査で偽物の殺し屋を演じる羽目になると言う愉快な設定です。様々な依頼人に合わせて主人公が変装するのはいいけど、依頼人のキャラと変装したキャラの関連性に乏しいので、やや空回り。そのうち、夫殺しの依頼人に一目惚れして引くに引けなくなるけど、二人がイチャつくシーンが長く、なんかダラダラと中弛み気味です。ところが、彼女を疑う警察を欺くため、主人公が盗聴器をつけたままジェスチャーとスマホで彼女に指示を出しながらの掛け合いはものすごく面白く、二人の役者さんの息の合った演技が楽しく、一番の見どころかも。とは言え、リンクレーター監督のコメディ演出はイマイチでキレがなく、面白い着想を活かしきれなかった感じです。役者では、グレン・パウエルの芸達者振りがなかなかでした。相手役でラテン系美人のアドリア・アルホナもセクシーで腹の座った感じがよかったです。
私はチョロい男なので。。
偽の殺し屋の話で実話らしい。。
そして主演が先日ツイスターズで見たばかりのグレン・パウエル。
話の展開が早くて序盤に殺し屋七変化が見れたので、どーなる事かと思ったら、魅力的な殺人依頼者が出てきて新たな展開が始まる。
この女優さん良かったですねー。
アドリア・アルホナさんというらしいです。
私はチョロい男なので、魅力的な女優さんが出てくるだけで、映画の評価はグッと上がるのです(^-^)
主演のグレン・パウエルも良かったです。
パッとしない大学教授と、色気溢れる殺し屋を演じ分けていました。
それに、いろんなキャラの偽の殺し屋役で依頼人をダマすシーンが見どころ。
激しいアクションシーン等は無い偽ヒットマン映画。
楽しく見れました。
その後いろいろとドタバタがあってのハッピーエンド。
腑に落ちない点はあったけど、楽しい映画でした。
あまり深く考えずに見るべき娯楽映画ですね。
鑑賞動機:リンクレイター監督9割、あらすじ1割。
リンクレイター監督だから観てみようと思ったのに、始まる頃にはリンクレイター監督なのを忘れていて、エンドクレジットで思い出す。
これは成長なのだろうか、としばし考えてしまう。もっとブラックにしないとうーん…。
タブーを破るようなラストに驚く
リチャード・リンクレイター × グレン・パウエル ‼︎
リンクレイターとはオールタイムベストの一本となった 2014年の「6才のボクが、大人になるまで。」で出会った。それ以降に観た「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に」や「30年後の同窓会」での半端ない同世代感に何か怪しいと思ったら同じ歳だった。誰よりもシンパシーを感じる監督さんだ。
「ツイスターズ」を観て間もないグレン・パウエルが演じたのはニセの殺し屋として警察のおとり捜査に協力する大学教授。
殺しの依頼者を逮捕し殺人を未然に防ぐスタイルだが、依頼者の女性(アドリア・アルホナ好き💕)と恋に落ちたことから思わぬ方向へ。
映画のタブーを破るようなラストが斬新。何しろ犯罪なので賛否両論あると思うけど自分は支持したい。
ちなみに脚本はリンクレイターとパウエル。面白いだけで終わらない毒を含んだエンターテイメントだった。
脚本が良く書けてる
前半はセクシーイケメンのコスプレショーだったけど、後半になってどんどん物語がこんがらがっていき、最後こう来るかーってところで着地した。さすがリンクレーター監督、面白いの撮るな。最後まで全然飽きなかった。
それと、グレパとアルホナのフェロモンが濃くて、この濃度見習いたい。
見終わった後の違和感
前提として、この話は実話をベースにしている
前半は、その実話の魅力である、犯罪者(殺人依頼者)を
おとり捜査のテクニックを駆使して逮捕していく流れはなかなか
面白かった
数多くの実例にはとても興味がもてた
でも、後半の(多分フィクションの部分)展開についてはまったく
納得感がもてない
この物語を「実話」としている以上、後半の展開は視聴者を
ミスリードしてしまうし、あのエンディングにしてしまうことで
前半の本来の実話部分との整合性がなくなり、作品自体が
「で、何をいいたいのか?犯罪を肯定するのか?善悪は個人の主観に
左右されるなら、そもそもこの映画のスタートから間違っているではないか」という
自己矛盾を見せられる内容にモヤモヤが止まらなかった
この映画を面白いと思って作った感覚に不信感がでちゃう映画
面白いんだけどもったいない
疲れが溜まって更に空調がいい塩梅で、まさかの眠りに落ち… でもふと気づくと楽しそうでああ悔しい。けど見直すかどうかう〜んみたいな感じ。
寝ながらなんなのだけど、ぶっちゃけ映画はシークエンスが面白ければほぼオッケー、というくらいのエンタメ映画であった。
「ほぼ実話」と冒頭出てくるのだけど、バイトで警察の仕事に携われるという設定がいい。盗聴からはじまって仕方なく嘱託殺人の現場を押さえる現場に回ってしまい、、とそこからはじまるコメディの中での変装っぷりがかなりいい。これをやりたい売り出し俳優はたくさんいるであろう。そして当然出会ってしまう運命の人。ここからがラブコメパートがはじまっていい塩梅。
絶好調のグレンパウエルはさすがのチャーミングさだけど、ヒロインのアドリアアルホナも魅力的。ふたりとももっともっと有名になっていくんだろうな。
こんだけ揃った映画なのになぜかたいした宣伝もされないのは評価が低いのか? とはいえ確かに派手さはないし、深みはない。たぶん中庸過ぎるまとめ方になっちゃってるんだろうな。リンクレイターといえば同じく教師の主人公の「スクールオブロック」というヒット作があったが、あれよ再び、という企画だったのだろうか。面白いんだけどちょっともったいない、そんな映画。
どのパイも美味い。
依頼殺人のおとり捜査(殺し屋役)をするゲイリーがその依頼をしてくる女と恋に落ちちゃって、殺し屋を演じ続ける大変な話。
ゲイリーは、全然冴えない感じだったのに、色んな殺し屋を演じると途端に違う印象を持っちゃって、いやかっこよすぎ!!となった。
マディソンは、「外では秘密な」って、殺し屋なことはトップシークレットなのに別れたい夫と遭遇した時に「この人はプロよ」とほぼ暴露しちゃって、いやお前虎の威を借る狐!?となった。
マディソンもレイも殺し屋に接触する辺り同レベというか…ちゃっかり生命保険多めにかけ直しちゃったり、最終的に自分で始末つけてる辺りマディソンの方が格上というか、畜生というか…
そのあとのジャスパー始末編は、ほ…ほんまに殺すんや!と思った。いや確かに誰も彼もクズと言ってたしクズだったけれども!そんでもってハッピーエンドなんや!
愛の力でここまで人が変わったけれど、それは良イコトナノカナー?と思いつつ、爽やかに終わりましたね。爽やか過ぎて見終わった後なんの嫌悪感もない。すごい。人殺してんのに。
役者なので演じ分けは出来て当然だとは思いますが、一作品でそんなにコロコロ変わるところを観られるのはとても楽しかったです。
ゲイリーたちおとり捜査のあのチーム、結構好きだったよ。
期待ほどではなかった
テンポがいまいち。この素材ならもうちょっと笑える感じにできたのでは。ラストについては、人間一皮むけば…みたいなことを皮肉っぽく見せるという意図だろうが、本体にメリハリがなく、そもそもおとり捜査というものが極めてグレーだということや、善悪なんてわからんもんよ、というようなことが伝わるようにはできていなかったので(もっとシーソーゲームのハラハラがほしかった)、滑ってしまったということかと思った。
最後❌
本当は公開週の先週に観に行きたかったけど
同じ公開日に、侍タイムスリッパーの上映館が増えた初日だったため、侍タイムスリッパーを
先に観たしだい。
9:20からの上映。
10人程の入り。寂しい…
グレンパウエルさんの七変化が見られて
テンポも良かったけど、間延びした感じもあった
ラストは賛否があるみたいだけど
自分は否の方
あり得ない
あのラストだから、エンドロール後におまけ映像があるかな、って思ったけどなかった
あのラストはちょっと残念
七変化の中で豪邸の住んでいるおばあちゃんのヒットマンの姿がブラピ様に似ていた
冒頭の授業のシーンで、シビックと発言した生徒と、母親の殺しを依頼した子供
この2人が何となく印象に残った
見始めてから、 全然説明を理解してなかった事に気づきました 完全に...
見始めてから、
全然説明を理解してなかった事に気づきました
完全に斜め読みだった
でも、作品としては良かったです
最後が特に良い
後からもやもやし出す系の映画
見終わった直後は良い映画をみたなと思えたのだけど、後からうーん?ともやもやし出した。というのはラストで殺めてしまった同僚を自殺に見せかけるわけだけど、そう上手くいくか? と。あからさまに自殺しそうにないキャラクターだったし、伏線も上手く機能していないようにみえ、むしろその伏線ゆえに違和感を覚えるラストになってしまっているように感じた。
また、主人公に関してもあ、自分を変えたいと思っていた人間だったんだと解釈違い。もちろん個人的な幸福の中にも満ちたりなさがあって、それが恋することにより芽生えた自己改革だったんだろうけど、そんな安易なテーマに持っていかなくてもよかったんじゃない?と思った。
いつも自己について考えているキャラクターなら、本当の自分とは何なのかというるつぼにより深くはまっていったり、本当に殺し屋めいたことをしたくなったり、より深くダークな側面を描くことも可能な設定だった。コメディというわりにはそこまでコメディとも思えなかったし。むしろコメディという肩書きを利用してラストのシーンなど辻褄をあわせたりしなかったんじゃないかとさえ思った。
確かに会話劇や変幻自在にキャラを変える主人公が面白い。彼が自分がなりきるキャラクターにはまっていって、自分でも想像もしないようなことを平気で口に出す様子が面白いので、その部分をもっと深掘りしてほしかった。むしろ恋に落ちた相手とのドタバタがメインになるんだったら、逮捕劇のシーンはわりと長めでカットが多すぎる。いや、面白かったんだけど。ただそれゆえにもっと面白くできそうな題材だったのなと思えてしまった。
アクションじゃないよ。
最近よく見るナイスガイのグレン・パウエル氏が主演ですが、内容より人は服装、髪型、姿勢、歩き方で印象が変わるのだという事に改めて気付いた。
内容はオチはあんまり個人的には良くなかった。
なりたい自分を見つけることだ
こないだ鑑賞してきました🎬
偽のヒットマンになりすます大学講師ゲイリーを演じるのは、グレン・パウエル🙂
「恋するプリテンダー」「ツイスターズ」に続いて今年3本目の公開作品ですね🤔
今回は様々な偽のヒットマンになる彼ですが、どれも面白おかしい感じがあり目が離せません。
自信たっぷりな表情でもっともらしい事を並べたてる彼は、説得力があるようにもないようにも見えます。
しかし惹きつけられる…そんな魅力があふれてました👍
ヒロインのマディソンを演じるのはアドリア・アルホナ。
登場時はストーリー展開もあり、表情暗めな彼女。
ゲイリーのアドバイスを受け入れてからは、段々と明るくなります🙂
しかし、彼女にはやや粘着気質な旦那がいて…。
実話ベースとはいえ脚色されてるでしょうが、私はこの世界観に入り込めましたね😀
グレンとアドリアのファンの方はもちろん、クライムコメディ好きな方は楽しめること間違いなしです🫡
期待度○鑑賞後の満足度△ 単なる笑えないコメディか、実は大学での講義内容が殺人依頼人達や主人公達の心理・行動の説明・援護するものとなっている結構奥深いコメディであるか観る人で評価が別れそう。
①『6才のボクが、大人になるまで』は大変感心した映画で、映画館に連続して3回や4回観に行った。
その監督作としては少々不完全燃焼感あり。
脚本として、囮捜査の偽殺し屋役に意外な才能を示した主人公の大学教授の運命がネジ曲がっていく原因が“恋”という筋書きがありきたりだったことにも要因があると思う。
②グレン・パウエルは『トップガン/マーヴェリック』では得な役のせいもあるがトム・クルーズの次くらいに印象に残ったのは確か。
結構遅咲きのキャリアだから応援してあげたくは思うし、如何にもアメリカンなルックスや個性も、アメリカ映画やアメリカのTVドラマを観て、アメリカ音楽を聴いて育った世代としては好ましいものはある。
『恋するプリテンダー』は現代のケーリー・グラントたらんとしたところがあったと思うが、ケーリー・グラントに較べるとやや軽妙さや洗練さに欠けるところがあった。
『ツイスターズ』では、一昔前なら単独主役の役だったと思うけれども、現代らしくヒロインを支える役としてその現代的な個性は合っていたと思う。
本作でも思いがけず達者なコメディ演技を見せるが、前から何となく引っ掛かっていたが、“俗っぽくしたウィリアム・ハートだ(悪口ではありません)”と気付いた次第。
めちゃくちゃハンサム、というわけではないしどう自分の個性を確立して(今のところまだまだこれから感あり)アメリカ映画の中で存在感を出していくか見守っていきませう。
③自分の“生存”の為に法よるではなく、社会・組織では排斥したい人物だからといって個人的に「排除」する、というのが現代ではどう分析・評価したら良いのかという問題提起が、「結婚してパパとママになり幸せに暮らしてます」というラストのために中途半端になったことがラストのもやもや感の源だと思う。
her pie is good pies maybe....(^_^;
ハニートラップの餌食みたいで 面白かったです。
七変化も見事でした。
^(ノ゚ー゚)ノ☆パチパチ☆ヾ(゚ー゚ヾ)^
独身の男は イチコロの可愛らしさ そりゃハマるわっ!!
仕事に生きる男が 愛に走るのは 当然です。
それがしも 仕事より愛です。!( ̄^ ̄)エッヘン
ラストも いーんでねーのかい。y(~_~)y
抜群の適応能力は才能!
本業は大学講師。副業は偽の殺し屋。
おとり捜査をしていくがとある依頼人の美女に一目惚れ。
仕事をしていくうちにセクシーさが増していき生徒にも勘づかれるほど。
人は接する相手によって違う顔を持つのは我々も同じ。
偽の殺し屋とはいえ罰を受けない&アクションシーンなしはとても新鮮でした。
グレン・パウエルの七変化お見事!
ただ、本当の自分を見失っていく過程に恐怖を覚えました。
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