劇場公開日 2024年9月13日

「見終わった後の違和感」ヒットマン 椿六十郎さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5見終わった後の違和感

2024年9月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

前提として、この話は実話をベースにしている
前半は、その実話の魅力である、犯罪者(殺人依頼者)を
おとり捜査のテクニックを駆使して逮捕していく流れはなかなか
面白かった
数多くの実例にはとても興味がもてた
でも、後半の(多分フィクションの部分)展開についてはまったく
納得感がもてない
この物語を「実話」としている以上、後半の展開は視聴者を
ミスリードしてしまうし、あのエンディングにしてしまうことで
前半の本来の実話部分との整合性がなくなり、作品自体が
「で、何をいいたいのか?犯罪を肯定するのか?善悪は個人の主観に
左右されるなら、そもそもこの映画のスタートから間違っているではないか」という
自己矛盾を見せられる内容にモヤモヤが止まらなかった
この映画を面白いと思って作った感覚に不信感がでちゃう映画

椿六十郎