胸騒ぎのレビュー・感想・評価
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礼儀正しさが裏目に
デンマーク人の一家は旅行中に出会ったオランダ人夫婦から週末遊びに来ないかと招待される。
着くや否や違和感を感じるも穏便に済ませたい為、
気持ちを抑えてやり過ごす。
しかしこの選択が地獄の週末となり絶望へ。
必ずしも空気を読むことが正しいとは限らない。
最後までざわざわと胸騒ぎ…!
人間関係を大事にするあまり自分の意見を我慢し、
愛想笑いするシーンは個人的に痛く刺さりました…。
もちろん個人の性格もありますが、日本人と考え方や文化的なものが共通しているように感じました。
そしてラスト15分の痛めつける畳み掛けがすごい…!
逃げることができないほど硬直してしまう姿に人間のリアルさを感じました。
原題Gaesterne(Speak No Evil)にも深く納得。
邦題
事前に情報を入れずに観てください。
運の尽き。
イタリア旅行に出掛け、ある一家に出会った3人家族(夫ビャアン妻ルイーセ娘アウネス)の話。
その出会った一家パトリック夫妻(夫パトリック妻カリン息子アーベル)に自宅に招待され、周りは自然で人里離れた家に着くも、最初は解放感あり自然ありで楽しめるが時間が経つにつれ…、この一家に違和感を感じ始めたビャアン夫妻だった…。
解説にはヒューマンホラーとなってるが、始まって中盤くらいまで正直怖くないし、少しズレてる夫パトリックにそれを注意し指摘する妻カリンって感じで…、舌のない息子に何で?と違和感を感じるも病気と説明され。
終盤に近づきパトリック夫妻の異常さに気づくも時既に遅し…、娘アウネスから始まりビャアン、ルイーセもって感じだったけど正直観て残ったの胸くそ悪さだけで娘アウネスのはちょっと観ててキツかった。
殺るならサクッと殺ってあげてと思うくらいヒドイ殺り方と、かなりの家族がこの夫妻に餌食になってるのね。
すごかった
見ていてずっと雰囲気の悪い人間ドラマで、どこがホラーなのだ?と思っていて、それはそれでギスギスした感じや探り合いが充分面白いからいいか、などと思っていると終盤とんでもない展開で一気に恐ろしくなる。主人公夫婦が言われるがまま服を脱いで無抵抗のまま投石で殺される。
オレは常に危険や暴力に対抗することを考えていて、あの状況では絶対に敵に一発かます腹づもりだ。しかしいざその場面になったら硬直してつい相手の命令に応じてしまうかもしれない。そのために空手や抜刀術を習って刀も持っている。そんな訓練や想定は机上の空論で、子どもを助けることもできず無抵抗のまま全裸で殺されるかもしれない。恐ろしい。
何度も最悪の結末を回避する選択肢が示されているのも、意地が悪い作りだ。
犯人がバカンスの最後で殺しに来る。それほど周到な感じもなく、もしかしたら途中で逃げられたら仕方がないという思いもあったのだろうか。子どもを殺す前に次の子どもを奪う方が成功率が高いはずだ。被害者をもてあそんでいたのだろうか。そう思うと余計に怖い。
悪夢のような里親映画でもある。児童相談所に発見されないように山奥で暮らしているのだろう。
胸騒ぎ シネマ映画.comにて先行鑑賞。 旅行先で知り合った家族と...
胸騒ぎ
シネマ映画.comにて先行鑑賞。
旅行先で知り合った家族と仲良くなり後日その夫婦の元へ訪れ数日共にする事となる主人公の家族。
最初は好印象を受けるも一緒に過ごす事となり嫌なところが見えてくる。
それは価値観や考え方文化からの違いなのか…この小さな胸騒ぎを起こすの様な出来事が前半うまくいくつか盛り込まれている。
一旦は積み重なった不満をぶつけるも和解をしてしまう。それがこの後訪れる大不幸の始まりとなる。
胸騒ぎ、嫌な予感は結局あたり相手家族は殺人犯誘拐犯であった。
他人の家族に近寄り夫婦を殺し相手の子供を誘拐し、誘拐した子供を飽きたら殺しまた新たな子供を探し出す常習犯。
結局主人公夫婦も殺され娘は誘拐されバッドエンド。
ラスト30分くらいまでは相手夫婦の不穏な展開が続くだけでそれまでは大きな進展はない。
ラスト30分から殺人鬼と分かり逃げるもすぐ捕まりあっさり殺されてしまう展開であり個人的にはもう最後のハラハラドキドキした展開をもう少し長く楽しみたかった様にも思えた。
加えて最後の主人公夫婦も大した抵抗もせずに娘を奪われ死を悟る展開もなんだか心残り。もう少し抵抗して欲しいもんだ。
このシーン含め主人公夫婦の、違和感は抱くも危機感が薄い所が絶妙にイライラさせてくれるのがまたこの作品の良い所なのかもしれない。
面白い作品ではあったが物足りなさもいくつか残る作品であった。
個人的な2024年洋画新作鑑賞ランキング
1 ネクスト・ゴール・ウィンズ 4.8
2 Firebird ファイアバード 4.8
3 コット、はじまりの夏 4.7
4 アイアンクロー 4.7
5 オッペンハイマー 4.7
6 クレオの夏休み(横浜フランス映画祭2024) 4.7
7 コンセント 同意(横浜フランス映画祭2024) 4.7
8 ARGYLLE/アーガイル 4.7
9 アリバイ・ドット・コム2 ウェディング・ミッション4.5
10 バティモン5 望まれざる者(横浜フランス映画祭2024) 4.5
11 システム・クラッシャー 4.5
12 デューン 砂の惑星 PART2 4.5
13 愛する時(横浜フランス映画祭2024) 4.5
14 ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ 4.5
15 アクアマン/失われた王国 4.5
16 ニューヨーク・オールド・アパートメント4.3
17 マリア 怒りの娘 4.0
18 異人たち 3.7
19 ミツバチと私 3.6
20 ブリックレイヤー 3.5
21 ネネスーパースター(原題) Neneh Superstar (横浜フランス映画祭2024) 3.4
22 胸騒ぎ 3.4
23 オーメン:ザ・ファースト 3.4
24 RHEINGOLD ラインゴールド 3.3
25 12日の殺人 3.3
26 インフィニティ・プール 3.3
27 ゴーストバスターズ フローズン・サマー 3.2
28 プリシラ 3.2
29 コール・ジェーン -女性たちの秘密の電話- 3.2
30 コヴェナント/約束の救出 3.0
31 僕らの世界が交わるまで3.0
32 ゴジラ×コング 新たなる帝国 3.0
33 ブルックリンでオペラを 3.0
34 ストリートダンサー 3.0
35 カラーパープル 2.9
36 弟は僕のヒーロー 2.8
37 RED SHOES レッド・シューズ 2.8
38 画家ボナール ピエールとマルト(横浜フランス映画祭2024) 2.7
39 Vermines(横浜フランス映画祭2024) 2.6
40 関心領域 2.6
41 タイガー 裏切りのスパイ 2.5
42 ジャンプ、ダーリン 2.5
43 人間の境界 2.4
44 エクスペンダブルズ ニューブラッド 2.3
45 けもの(仮題)La Bête(横浜フランス映画祭2024) 2.3
46 マダム・ウェブ 2.3
47 落下の解剖学 2.3
48 ダム・マネー ウォール街を狙え! 2.3
49 哀れなるものたち 2.3
50 殺人鬼の存在証明 2.3
51 エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命 2.3
52 ザ・エクスチェンジ 2.2
53 DOGMAN ドッグマン 2.2
54 パスト ライブス/再会 2.2
55 リトル・エッラ 2.2
56 パリ・ブレスト 夢をかなえたスイーツ 2.2
57 ボーはおそれている 2.2
58 ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人 2.2
59 瞳をとじて 2.2
60 ゴースト・トロピック 2.2
61 葬送のカーネーション 2.2
62 Here ヒア 2.1
63 美しき仕事 4Kレストア版(横浜フランス映画祭2024) 2.0
64 ハンテッド 狩られる夜 2.0
65 サウンド・オブ・サイレンス 2.0
66 ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ
67 ゴッドランド GODLAND 2.0
68 キラー・ナマケモノ 1.9
69 ザ・タワー 1.9
70 ポーカー・フェイス/裏切りのカード 1.9
71 マンティコア 怪物 1.9
72 潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断(イタリア映画祭2024) 1.9
73 アバウト・ライフ 幸せの選択肢 1.8
74 サン・セバスチャンへ、ようこそ 1.8
75 デストラップ 狼狩り 1.6
76 No.10 1.5
77 VESPER/ヴェスパー 1.5
78 フィスト・オブ・ザ・コンドル 0.5
番外
ソウルフル・ワールド 5.0
QUEEN ROCK MONTREAL 5.0
あの夏のルカ 5.0
私ときどきレッサーパンダ 5.0
FLY! フライ! 5.0
犯罪都市 NO WAY OUT 4.5
DUNE デューン 砂の惑星 リバイバル 4.0
バジュランギおじさんと、小さな迷子 リバイバル 2.0
メメント リバイバル 2.0
π〈パイ〉 デジタルリマスター 2.0
貴公子 1.5
ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター版 1.5
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