オーガスト・マイ・ヘヴンのレビュー・感想・評価
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夏の日、残像
ハッキリ言って、よく分かりません。
40分しかないし話の筋としてはシンプルなのだけど、肝心なことが何も語られない。
譲が街を出る理由は?
薫の「ごめん、生きてた」とは?
いづみに何があったの?
眠くて話が入ってこなかったので、薫がいつ人違いに気付いたのかも不明。(描かれてた?)
南平が「昔みんなで来た」場所に譲が向かってた理由も分からなかった。
そもそも依頼でないのなら“代理出席屋”である必要はあったのかな。
冒頭で姉のフリをする状況も思い浮かばない。
“演じること”もテーマに関わるようだけど、肝心のそのテーマが読み取れなかった。
夏の緑の鮮やかさはよかったが、恐らくそこに映えさせるための赤シャツは作為を感じる。
演技も特筆するものがなく、主人公の名前は城野譲(上の上)ではなくせめて下野譲にすべきでは。
アイデンティティってやつ
なんだか不思議な空気感
絵に興味ないのが良くないよね。AFレンズのせいではなく
全編に行き渡ってピンが曖昧で、それが一番げんなりさせられた。カメラマンが悪いのではない。監督が興味がないのだと感じる。
オートフォーカスレンズでやってると感じた瞬間があり、機会任せで大事なところでピントが合っていなかったりする。それで良いと判断した。それが写っている。お金がないからではない。ワンオペのYouTuberでもマニュアルにして肝心なところはこだわる。
中盤からオートを辞めたのかマニュアルでフォーカスを送ってたりするが、それもまた酷い。統制が取れていない絵に興味がないカメラマン任せの映像が繰り広げられている。
夜の場面。月光のつもりで蛍光ライトを人物に当てているのだけど、それ以外の車だったり鞄だったりに反射して月光にはあり得ない反射があるので、その光は一体なんなんだとノイズがすごい。後半に至っては人物の顔に青っちろい反射が盛大に出ていて酷い。もう少し考えよう。と素人目にも気になる。デジタルだから尚更安っぽい。
これもお金がないからでは片付けられないこだわりの無さが垣間見える。こだわりがないとかじゃないのかもしれない。教えてもらってないのかもしれない。カメラマン任せに監督やってるのだろうか?監督とは?
もっとお金がないであろう、一つのマカブルにはちゃんとそう言った絵に対しての拘りが随所に垣間見れる。歴然たり映画力の差。
役者が演じるキャラにもイマイチハッキリと伝わらない表現が多々あり苛立ち。まるで監督と俳優さんの中でしか解決されない内在された気持ちだけの約束事があるかのようで、いち観客である我々にはそれが一才感じられない。つまり観客に興味がないのだろう。
周りの大人がしっかりサポートしないとダメだと思う。
随所にいいアイデアがあるので、勿体無い気もするがそれを凌駕する監督の気性が垣間見得て不快だった。
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