劇場公開日 2024年6月14日

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「新潟市を舞台に、とても丁寧に作られたちょっといい映画。」こころのふた 雪ふるまちで mac-inさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5新潟市を舞台に、とても丁寧に作られたちょっといい映画。

2025年3月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

新潟市を舞台にした映画で、NGT48の小越春花(この子初めて見た)が主演の青春群像劇。

最初、NSGグループのプロモーション映画みたいと思って、途中で出ようかと思ったけど、意外といい映画でビックリ!
演出も丁寧。カット割が多いのは、下手な演技をフォローするためだと思うけど、ちょっと硬い。でもラスト近くのシーンで泣かせたり、淡々としているけどいい味でした。

登場するのは「万代シティ」「萬代橋」「信濃川ミズベリング」「古町モール」「燕の金属加工工場」「燕三条駅」とドメスティック。
それに古町芸妓とふるまちの茶屋。
(これに燕の広州飯店の背脂ラーメンが出て来れば完璧?)。

で、Z世代の悩みを散りばめて、その上少子化問題や子ども食堂も語る。
街おこし的な要素もあるのか、今後もこのような取り組みはいいと思うが、できればローカルを舞台にしてもそのこと自体が気にならないぐらいの力のある映画になればと思うけど。

下川恭平って子が結構よかった(まるで仲野太賀)。草野星華、今森茉耶、阿部凜など出てくる少女が普通によかった。

mac-in