No.10のレビュー・感想・評価
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“天才と狂気は紙一重”を感じる(監督に)
SFっぽいスリラーを予想して観たら、舞台の稽古風景や男女間の不倫話が続きます。
こんな下らないの観たくない、いったい何を観せられてるだろ…と。
シリアスで暗くて退屈で、メチャクチャ眠くなってウトウトしながら観賞。
が!途中から急展開、意外な展開に眠気が吹き飛び、一気に面白くなった。
終わり方も最高(笑)
普通の映画じゃなく、天才と狂気は紙一重って言葉を思い出した。
急展開後の面白い部分よりも退屈で眠い部分が長いので、相殺されて、この評価(笑)
なんか残念(笑)
これから始まる配信やレンタルで観た場合、展開が変わって面白くなるまえに、観るのをやめる人いるでしょうね(笑)
60点ぐらい。
監視、不倫、異星人
公式サイトによるとSNSでのネタバレ厳禁ということなのでシンプルに記録します。
前半にあるいくつもの伏線が回収される度にこういうふうに繋がるのか!と何度も思いながら鑑賞。
噂通り異次元級にぶっ飛んでいますが、一貫性はあります。 何度笑いを堪えたことか…。
ルナボー星が気になる👽
エンドロールで文字通り頭を抱えた
「これはやられた…!」と。
個人的には前情報(といってもサイトにネタバレ厳禁の旨があったのでポスターくらいしか観ていないが)を裏切りまくられる体験は嫌いではないので意味不明な展開、ラストは不快には感じなかった。
…それにしても一番気になるところで終わるラスト!「で、なんだったの?」と思い調べてみるが本サイトのレビューも混乱したとの意見ばかり。劇場ロビーにあった本作が各媒体で取り上げられている切り抜きに目を通すも濁った意見ばかり。使命感に
駆られサンプルを立ち読みもできたにもかかわらずパンフレットを購入。Tシャツはフロントデザインは良いが流石に…と私の良心が購入の手を止めた。
ぶっ飛んだ。
どんどん裏切られる気持ちよさ、私は高評価です。
ジェットコースターだと思うとかなりレベル高いと思うし、音楽も自分で作る多彩な監督であります。
気になる監督1人増えた。
どのブロックもちゃんとリアリティあるし、下準備もある程度できてる。不倫三角関係、からのUFO系SF、からの宗教問題、、っていう映画です。あなたの知識やキャパが問われます。
大好きな人に告ってドキドキしてたら、地震が来て津波に遭って家族が飲み込まれどうして良いかわからなくなってたら、近くの原発がぶっ壊れて人類滅亡とか、、、、まあ、現実近い事起きてるなと思うんですよ。
これでUFOに拉致されたら約この映画です。
映画評のように書きました。
映画評論風に第三弾→
■映画『No.10』:緻密な仕掛けと観客を翻弄する内容。
〇ジャンルを超えた多様性:ノワールからメタ視点まで、映画『No.10』は、一言でジャンルを括るのは難しい作品だ。
ノワール、Vシネ、火サス、など、様々な解釈のされ方をするだろう。
現代風に言えばメタ視点を取り入れた作品とも評せる。
オーソドックスな解釈では、ブレヒト風作品と捉えることも可能だろう。
トリアーの『ドッグヴィル』や、
カンヌのパルムドール作品でもあり、
同じ北欧の作品『ザ・スクエア 思いやりの聖域』のような特異な作品を好む観客であれば、本作の高い完成度を評価できるだろう。
一方、そういった作品に興味が無い観客にとっては、
理解しにくく、途中で置いてけぼりにされる可能性もある。
前半は巧妙な仕掛けが次々と積み重ねられ、
観客の興味を惹きつける。
高い技術力も光っており、映像美も楽しめる。
本作をセカイ系というのであれば、
セカイ系にありがちな、
ベクトルが星のカナタや大気圏外に向かわないという設定は、
観客を一時的にでもミスリードさせる効果があり、
見事?なストーリー展開と演出とも言えるだろう。
〇観客を翻弄するラスト:ラストに向かって、マリウスが遮るのか遮らないのか、行動を起こすのか起こさないのかというように、
おもしろいかどうかは別にして、
ストーリーの落とし前を明確にできたかもしれない。
全ての試行錯誤を提示する方法もありだろう、
しかし、演出家カール(劇中の演出家)はあえてそれを許さなかったのだろう。
【蛇足】
秀吉や家康が、
右手に鉄砲、左手に聖書を、
見破ってなかったら、
僕たちは、ポルトガル語か、フランス語か英語を話していただろう。
アレックス・ファン・バーメルダム監督のやりたい放題映画
監督、脚本、音楽も一人で担当して、上映時間が過ぎるほどに支離滅裂になるし、何を表現したかったのか、全く解りません!前半の演劇登場者の内容は、結末に何の関係があるんですかね?
スクリーンという盤面を桂馬のようにストーリーがナナメ横っ飛びしていく
実話ベースものを除き、基本は公式のあらすじ以上の情報は入れずに映画館に足を運ぶことにしている。本作もそのようにして鑑賞したらブッ飛んだ映画だった。
劇団の舞台稽古で、役者たちのギスギスした関係や、演出家と女優の不倫で序盤が展開していき、また主人公とおぼしき男優の周囲に怪しいひとびとが見え隠れして、これらが一体となってある種不穏な空気のなかで物語は進行していく。 ふーん、そういう系のサスペンス・スリラーかねと思っていると、中盤、ある驚愕の事実が明らかにされてトンデモな方向に。唖然とするなか、主人公の旅立ちののちに宗教批判(実に痛快だ)まで語られる。要するに、一体なにを見せられているんだ系の映画です。
クセは強いが、ハマるひとにはハマる。私は好きだよ、この手のスクリーンという盤面を桂馬のようにストーリーがナナメ横っ飛びしていく作品。 この監督の次回作に期待する。
これは極端に厳しい…。海外レビューサイトも大荒れ。
今年149本目(合計1,241本目/今月(2024年4月度)23本目)。
(前の作品 「プリシラ」→この作品「No.10」→次の作品「フレディ・マーキュリー The Show Must Go On」)
何かを「察した」のか、書かれている方が極端に少ないのが全てを物語っているような気がします。
序盤こそ不倫だの離婚だのといった話ですが、後半になるといきなり陰謀論(?)の話をするなど無茶苦茶度がすごく、何を言いたいんだ???というのが恐ろしくわからないというか、何か「決め込んでるんじゃないのか」というほどにわからない発言ばかりなので、理解するもしないも、理解「できる」方も何か「決め込まないと」無理じゃないかとすら思える本当にワケのわからない映画だったりします。
なので、評価サイトでありながら何をどう感想を書いてよいかわからず、私の理解が足りないのかなと思ってここの他の(少ない)方の評価を見ても同じような感想だし、海外の合法なレビューサイトを見ても「意味がわからない」というものばかりなので、程度の差はあってもそうなんじゃないのかなぁ…という気がします。
どうみても「感想を書きましょう」が無理で、もう何か書くとすれば「絶対におすすめできない」しか感想にならないという、1200本以上レビューしているのに「レビュー拒否」に近いような状況が起きるのはストーリーも何も理解できないといった状況です。
ただ、そうした状況になるのは「何か決め込んでるんじゃないのか」というだけであり、人を不愉快にさせるような発言や描写ほかはほぼないので(あって数か所程度か)ということなので、ある程度他の作品との整合性をとって評価したものです。
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(減点1.2/映画の趣旨が何なのかよくわからない)
たぶん、DVDになってもアマゾンプライムほかでVOD課金しても、この映画を理解できる方は多分ほぼほぼいないんじゃないのかな…といったところです。序盤こそ離婚だの何だのといった話ですが、後半から突然陰謀論?の話をするなど話の「飛びよう」がすごく(2話セットの作品かと思ったくらい)、何がどうなっているのかまるで不明です(参考になるかなと思って海外サイトのレビューを見ても「全然わからない」ばかりで、まともなレビューをしている方が皆無というのもすごい…)。
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そういえばフライヤーが…
監督の妻で共演者の女性と不倫する舞台役者が、追い詰められる話。
誰が誰だかまともに把握も出来ていない中、作品の為じゃなく自分の感情の為に演出にモンクをつけるオッサン俳優とか、監督の嫁の不倫お出かけとか、そのお相手の男の成人の娘が生まれつき肺が一つと今更発覚とか、これといったツカミも盛り上がりもなくのぺ〜っと始まって、なにがなんだかな中年メロドラマ?とダルさ満天。
サスペンスとか言う割にチクッたジジイに復讐するだけ?とか思っていたら、えっ?コメディ?
全然笑える程のネタはないとはいえ、なんだか変な空気になって行き頑なに病院に行きたがらないない理由というか、作品的に行かせなかった理由はそういうこと!?
色々無視してぶっ壊す何でも有り系がOKの人だったら楽しめるんですかね…。
せめて最初からもうちょいキャッチーなつくりだったらね…。
シュールなどんでん返し
前半と後半の展開がこうも違ってくる作品もなかなかなもので。前半に伏線を色々張ってはいるが、冗長感は否めず。これだったら60分のテレビドラマで十分と思うも、そもそも1960年代のアメリカで人気を博した某ミステリードラマがそうしたテイストの作品だった。画作り的にも似たところがあるし、何らかの影響は受けていると思う。
監督のアレックス・ファン・バーメルダムの過去作は未見なので考察できないが、宗教に囚われるとロクなことがないという反発心でもあるのだろうか。こうしたシュールなテイストの作風は嫌いじゃないし、M・ナイト・シャマランのように大化けする可能性を秘めているので、次回作に注目したいところ。
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